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第9章 新たなる旅立ち season2
第310話 海蜘蛛?
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ソレイユ様、マリーナ様、エレーナ様、ミレイユ様の下着選びも無事に?終わり
今は水羊羹と緑茶で優雅にティータイムを楽しんでいる。
「シン殿、この水羊羹というのはよく冷えていて良いな、夏場の食欲が落ちた時でもこれなら食べ易い♪しかし、本当に我々でも作れるのか?」
「小豆から作る『あんこ』さえ作れたら寒天で固めるだけですので、どうにかなるかなと。『あんこ』の作り方自体は手間はかかりますが凄くシンプルなので何回か作れば大丈夫でしょう。」
「寒天を使った甘味の種類が増えるのはありがたいが、この水羊羹も売り出せば莫大な利益が出るだろうに、毎回対価も無しに教えてもらうのはなぁ」
「対価と言う事であれば、これまで通り魚貝を定期的に送って頂ければ良いです。
それと、実は池田屋商会でも『あんこ』を使った甘味を売り始めましたので、『あんこ』の美味しさが広まれば自然と価値も上がって更に儲かる、という計画です♪」
「ふふっ、面倒事を嫌がり、腹の探り合いも苦手なのに、こういう抜け目の無い所はシン殿が大商会の会長なのだと改めて思い知らされる」
「私は単純に楽して沢山儲かる方法を考えているだけですけどね(笑)なので大きな声では言えませんが、沢山儲けるには貴族の皆様に売るのが1番なんです。
街の人達に売る時の5倍や10倍の値を付けても、池田屋商会の名があれば貴族の皆様は喜んで買ってくださいますので♪
まあ貴族の方達に売る時は材料の品質とか見た目とかをグレードアップさせますけど
なのでソレイユ様、ゲオルグ様には、是非とも私の教えた料理や菓子を遠慮無く他の貴族の方達に振る舞って下さい!」
「うふふ♪そうすればシンさんは楽に大儲け出来るし、シンさんと仲良くしている私達は、椅子に座ってふん反り返っているだけのお馬鹿な人達の顔色を窺わなくて良くなる、シンさんが好きなウィンウィンな関係ね♪」
「はい、お互い平等に利を得る素敵な関係です♪」
コンコン、ガチャ
「旦那様、奥様、ナガクラ様、お話し中失礼致します。エモンズ商会のタコヤー殿が参られましたがいかが致しましょう。」
「タコヤー殿か、約束は無かったはずだがこの時間に来るのは珍しいな」
あっ!
話に夢中になっててタコヤーさんが来るのをすっかり忘れてたよ
「ゲオルグ様、実はタコヤーさんが珍しい海の生き物を捕まえたらしく、見せて貰う約束をしてたんですよ」
「ほぉ、それもまた美味しい料理になると?」
「まだ現物を見ていないので分かりませんが、毒さえ無ければ大抵は工夫次第で美味しくなると思うんですよね。
それと捕まえた生き物はハサミを持っていて危険らしいので、外で確認した方が良いと思います。」
「ふむふむ、とにかく見て確認せん事にはどうにも判断出来んな、セバス、タコヤー殿を庭に案内してくれ」
「かしこまりました。」
我が家のみんなも呼んで来て貰いタコヤーさんの待つ庭に全員集合です。
一応危険生物って事なので兵士の皆さんも盾やら槍やらを持って来て、物々しい雰囲気になってるけど
タコヤーさんが捕まえられるくらいだからそれほど心配は無いと思われる
その証拠に『海蜘蛛』と呼んでいた生き物が入っていると思われる樽の横で、タコヤーさんは笑顔で俺達が来るのを待ってくれている。
「タコヤーさん、わざわざ持って来て貰ってありがとうございます。そこに置いてある樽に入ってるんですか?」
「ええ、魚と違い蓋が出来る物に入れていないと逃げてしまいますから」
「えっと、蓋を開けたら飛び出て来たりとかは?」
「それは無いと思いますよ。ハサミは危険ですけど動きはかなり遅いですから、それにかなり弱っているみたいで食べるなら今日が最後のチャンスかと!」
タコヤーさんもこの1年で逞しくなったねぇ(笑)
「それじゃあ蓋を開けましょうか、タコヤーさんお願いします」
「はい!では開けますよ」
ガコッ!
どれどれ
蓋が開けられた樽の上からそっと中を覗いて見る
なるほど、海蜘蛛ねぇ
言われてみれば『海サソリ』よりは断然『海蜘蛛』の方がしっくり来るな
樽に入っていたのは立派なカニだった。
俺が知ってるカニよりめっちゃデカくて、樽の中で脚を折り畳まれて詰め込まれているけれど
脚の太さが大根くらいあるのにタカアシガニっぽい見た目がちょっとキモいけど(汗)
こういう時は宝の持ち腐れスキル『鑑定』の出番だ、鑑定!
出た♪
カニ(美味!)
シンプルぅー、鑑定結果シンプルゥー!
いやまあ他の情報は要らんけども
(カニ刺し、カニしゃぶ、カニ鍋、カニ刺し、カニしゃぶ、カニ鍋、カニ刺し、カニしゃぶ、カニ鍋)
っ?!
頭の中に直接聞こえるこの声は、、、
ちーちゃんさんやん!
カニ食べたいんですね、了解です。
でもこういう事したらまた創造神様に怒られるんとちゃうかなぁ
とりあえず
急いでカニ籠作ってタコヤーさんにカニ捕って来て貰おう!
つづく。
今は水羊羹と緑茶で優雅にティータイムを楽しんでいる。
「シン殿、この水羊羹というのはよく冷えていて良いな、夏場の食欲が落ちた時でもこれなら食べ易い♪しかし、本当に我々でも作れるのか?」
「小豆から作る『あんこ』さえ作れたら寒天で固めるだけですので、どうにかなるかなと。『あんこ』の作り方自体は手間はかかりますが凄くシンプルなので何回か作れば大丈夫でしょう。」
「寒天を使った甘味の種類が増えるのはありがたいが、この水羊羹も売り出せば莫大な利益が出るだろうに、毎回対価も無しに教えてもらうのはなぁ」
「対価と言う事であれば、これまで通り魚貝を定期的に送って頂ければ良いです。
それと、実は池田屋商会でも『あんこ』を使った甘味を売り始めましたので、『あんこ』の美味しさが広まれば自然と価値も上がって更に儲かる、という計画です♪」
「ふふっ、面倒事を嫌がり、腹の探り合いも苦手なのに、こういう抜け目の無い所はシン殿が大商会の会長なのだと改めて思い知らされる」
「私は単純に楽して沢山儲かる方法を考えているだけですけどね(笑)なので大きな声では言えませんが、沢山儲けるには貴族の皆様に売るのが1番なんです。
街の人達に売る時の5倍や10倍の値を付けても、池田屋商会の名があれば貴族の皆様は喜んで買ってくださいますので♪
まあ貴族の方達に売る時は材料の品質とか見た目とかをグレードアップさせますけど
なのでソレイユ様、ゲオルグ様には、是非とも私の教えた料理や菓子を遠慮無く他の貴族の方達に振る舞って下さい!」
「うふふ♪そうすればシンさんは楽に大儲け出来るし、シンさんと仲良くしている私達は、椅子に座ってふん反り返っているだけのお馬鹿な人達の顔色を窺わなくて良くなる、シンさんが好きなウィンウィンな関係ね♪」
「はい、お互い平等に利を得る素敵な関係です♪」
コンコン、ガチャ
「旦那様、奥様、ナガクラ様、お話し中失礼致します。エモンズ商会のタコヤー殿が参られましたがいかが致しましょう。」
「タコヤー殿か、約束は無かったはずだがこの時間に来るのは珍しいな」
あっ!
話に夢中になっててタコヤーさんが来るのをすっかり忘れてたよ
「ゲオルグ様、実はタコヤーさんが珍しい海の生き物を捕まえたらしく、見せて貰う約束をしてたんですよ」
「ほぉ、それもまた美味しい料理になると?」
「まだ現物を見ていないので分かりませんが、毒さえ無ければ大抵は工夫次第で美味しくなると思うんですよね。
それと捕まえた生き物はハサミを持っていて危険らしいので、外で確認した方が良いと思います。」
「ふむふむ、とにかく見て確認せん事にはどうにも判断出来んな、セバス、タコヤー殿を庭に案内してくれ」
「かしこまりました。」
我が家のみんなも呼んで来て貰いタコヤーさんの待つ庭に全員集合です。
一応危険生物って事なので兵士の皆さんも盾やら槍やらを持って来て、物々しい雰囲気になってるけど
タコヤーさんが捕まえられるくらいだからそれほど心配は無いと思われる
その証拠に『海蜘蛛』と呼んでいた生き物が入っていると思われる樽の横で、タコヤーさんは笑顔で俺達が来るのを待ってくれている。
「タコヤーさん、わざわざ持って来て貰ってありがとうございます。そこに置いてある樽に入ってるんですか?」
「ええ、魚と違い蓋が出来る物に入れていないと逃げてしまいますから」
「えっと、蓋を開けたら飛び出て来たりとかは?」
「それは無いと思いますよ。ハサミは危険ですけど動きはかなり遅いですから、それにかなり弱っているみたいで食べるなら今日が最後のチャンスかと!」
タコヤーさんもこの1年で逞しくなったねぇ(笑)
「それじゃあ蓋を開けましょうか、タコヤーさんお願いします」
「はい!では開けますよ」
ガコッ!
どれどれ
蓋が開けられた樽の上からそっと中を覗いて見る
なるほど、海蜘蛛ねぇ
言われてみれば『海サソリ』よりは断然『海蜘蛛』の方がしっくり来るな
樽に入っていたのは立派なカニだった。
俺が知ってるカニよりめっちゃデカくて、樽の中で脚を折り畳まれて詰め込まれているけれど
脚の太さが大根くらいあるのにタカアシガニっぽい見た目がちょっとキモいけど(汗)
こういう時は宝の持ち腐れスキル『鑑定』の出番だ、鑑定!
出た♪
カニ(美味!)
シンプルぅー、鑑定結果シンプルゥー!
いやまあ他の情報は要らんけども
(カニ刺し、カニしゃぶ、カニ鍋、カニ刺し、カニしゃぶ、カニ鍋、カニ刺し、カニしゃぶ、カニ鍋)
っ?!
頭の中に直接聞こえるこの声は、、、
ちーちゃんさんやん!
カニ食べたいんですね、了解です。
でもこういう事したらまた創造神様に怒られるんとちゃうかなぁ
とりあえず
急いでカニ籠作ってタコヤーさんにカニ捕って来て貰おう!
つづく。
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