テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】

永倉伊織

文字の大きさ
326 / 636
第9章 新たなる旅立ち season2

第290話 暗躍のお時間です♪ その3

しおりを挟む
「それではケトゥス隊長、酒を賭けての勝負の方法は俺が決めますけど良いですね?勝っても俺にはメリットが無いんですから」

「仕方あるまい」

「ここで剣を振り回して勝負する訳にもいきませんから、簡単で分かりやすい方法という事で

今から俺がケトゥス隊長の身体の何処かを押しますから、ケトゥス隊長は声を出さずその場から1歩も動かず堪えて下さい。

そうだなぁ、5秒も堪えれば良いでしょう」

「本当か!いや待てよ、もしかしてココを?」


ケトゥス隊長が顔を青くしながら股間を押さえているけれど、誰が好き好んでそんな所を触るか!


「心配しなくても急所は押しませんし、俺が使うのは左手の親指1本だけですから、その代わり5秒間は逃げずに堪えて下さいよ、じゃないと負けにしますから。
見事堪えれたら酒を飲み放題にします。俺は収納のスキル持ちなんで量に関しては期待して貰って良いんで♪」

「マジか!よぉし勝負だ」

「それじゃあ失礼しますよ」


身体には軽く押すだけで痛い場所が幾つかある。筋肉が付きにくい場所だったり、不健康な人なら足ツボマッサージは地獄だろう。

俺はケトゥス隊長の鎖骨辺りを触って場所を確認する、良し!


「それじゃあケトゥス隊長、頑張って堪えて下さいね、それじゃあカウントします、3、2、1、グイッ!」

「ま゛ぁ゛ー!」


勝った♪

でも思いのほか変な声が出たな(笑)


「「「「ギャハハハハ」」」」

「隊長ダッセェー♪」

「うっ、うるせぇ!ナガクラ殿、今のはいったい何をしたんだ?」

「何をって親指で押しただけですよ」

「それだけでこんなに痛い訳が無いだろう!もしや魔法を?」

「魔法は使って無いですけど疑いたい気持ちも分かります。なので次はニィナが押しますよ」

「なら次はあっしがやらせて貰いやす」


次はセルジオのとっつぁんが挑戦するのか、俺なんかよりパワーがあるニィナが身体の痛いツボを押すと、多少ズレても普通に痛いんだけどね(笑)


「ニィナ、分かってると思うけど手加減してあげてね」

「お任せ下さい!」


うーむ、いつも以上にニィナが素敵な笑顔をしているのが気になるけど

とにかく頑張れ、とっつぁん!


「よぉーし、いつでも来やがれ!」

「では参ります。3、2、1、グイッ!」

「な゛ぁ゛ー!!」

「ばっ、馬鹿な、魔法を使って無いだと?!」


おおっ!

ケトゥス隊長の右目が蒼く光っている


「ケトゥス隊長、その目はもしかして魔眼ですか?」

「その通り魔眼だ。この眼は魔力の流れが見えるんだが、あのダークエルフの女性からは魔力が全く見えなかった。

本当に魔法を使っていなかったとは、ナガクラ殿を疑ってしまってすまない」

「まあ軽く押しただけなのに凄く痛いんですから不思議に思って当然でしょう。
種明かしをすると、押すと痛い場所ってだけです。」

「はぁ?」

「実際にやった方が早いんで腕を出して下さい、ここなんかどうです?グイッ」

「あ゛ぁ゛っ」

「ほらこっちも」

「い゛ぃ゛っ」

「ここも良いですね♪」

「う゛ぅ゛っ!、、、ぜぇーはぁーぜぇーはぁー、まっ、まさかこんなに沢山痛い場所があったとは、これは訓練の見直しも考えねばならんか

てめぇーら!ここからはナガクラ殿に代わって俺が相手をしてやる、さっさと並べー!」

「ふざけんなよ隊長!何が悲しゅうて訓練以外で男と触れ合わにゃならんのだ!」

「そうだ、そうだ!負けたくせに仕切ってんじゃねぇ!」

「どうせ痛いならダークエルフの姐さんが良い!」

「「「「姐さんお願いします!」」」」

「えっ、あの、主様ぁ~(汗)」


ははは、ニィナが困った顔をするのも珍しいな。兵士の皆さんもそりゃあムサい男よりニィナの方が良いよねー(笑)


「ほぉほぉ、お前らはそんなに痛いのが好きだったのか♪なら俺の拳を好きなだけくれてやる!」

「「「「げっ・・・」」」」

「みっ、皆!こんな負け犬隊長にビビる事はねぇ(汗)やっちまえ」

「「「「うぉー!」」」」

ドゴォッ!×4


あちゃ~、見事に4人同時に吹っ飛んだよ

ケトゥス隊長ってあんまり尊敬されてるようには見えなかったけど、実力主義なのかな?


「ふぅ~、まだまだ訓練が足りんぞ。お騒がせしましたが、この勝負我等の負けです。」

「ええ、見事な負けっぷりでした。でも敢闘賞って事で改めてビールで乾杯しませんか?」

「「「「いやっほぉー♪」」」」

「てめぇーら、調子が良過ぎだぞ!」


ケトゥス隊長に殴り飛ばされて、さっきまで皆さん床と友達になっていたのに元気だねぇ~(笑)


「それじゃあ改めて、かんぱーい」

「「「「かんぱーい♪」」」」




ふぅ~、なんやかんやあったけど兵士の皆さんとの親睦は無事に深められたようだ。


部屋の中を見渡すと、いつの間にかやって来ていたヤン先生と女性の兵士2人と、ジュリアさんとニィナを加えた5人で女子会らしき事をしていて

キャッキャ感が凄くて近付ける感じがまったくしない!

しかも既に中身の無くなったワインのボトルが8本並べられている・・・

意外にもニィナが楽しそうだからな、俺は何も見ていませーん。


さてと

俺は酒のつまみにフライドポテトでも配って来ますか

楽しい夜はまだまだこれからだぜ♪





つづく。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

ファンタジーは知らないけれど、何やら規格外みたいです 神から貰ったお詫びギフトは、無限に進化するチートスキルでした

渡琉兎
ファンタジー
『第3回次世代ファンタジーカップ』にて【優秀賞】を受賞! 2024/02/21(水)1巻発売! 2024/07/22(月)2巻発売!(コミカライズ企画進行中発表!) 2024/12/16(月)3巻発売! 2025/04/14(月)4巻発売! 応援してくださった皆様、誠にありがとうございます!! 刊行情報が出たことに合わせて02/01にて改題しました! 旧題『ファンタジーを知らないおじさんの異世界スローライフ ~見た目は子供で中身は三十路のギルド専属鑑定士は、何やら規格外みたいです~』 ===== 車に轢かれて死んでしまった佐鳥冬夜は、自分の死が女神の手違いだと知り涙する。 そんな女神からの提案で異世界へ転生することになったのだが、冬夜はファンタジー世界について全く知識を持たないおじさんだった。 女神から与えられるスキルも遠慮して鑑定スキルの上位ではなく、下位の鑑定眼を選択してしまう始末。 それでも冬夜は与えられた二度目の人生を、自分なりに生きていこうと転生先の世界――スフィアイズで自由を謳歌する。 ※05/12(金)21:00更新時にHOTランキング1位達成!ありがとうございます!

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

転生したみたいなので異世界生活を楽しみます

さっちさん
ファンタジー
又々、題名変更しました。 内容がどんどんかけ離れていくので… 沢山のコメントありがとうございます。対応出来なくてすいません。 誤字脱字申し訳ございません。気がついたら直していきます。 感傷的表現は無しでお願いしたいと思います😢 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ ありきたりな転生ものの予定です。 主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。 一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。 まっ、なんとかなるっしょ。

異世界転生旅日記〜生活魔法は無限大!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
 農家の四男に転生したルイ。   そんなルイは、五歳の高熱を出した闘病中に、前世の記憶を思い出し、ステータスを見れることに気付き、自分の能力を自覚した。  農家の四男には未来はないと、家族に隠れて金策を開始する。  十歳の時に行われたスキル鑑定の儀で、スキル【生活魔法 Lv.∞】と【鑑定 Lv.3】を授かったが、親父に「家の役には立たない」と、家を追い出される。   家を追い出されるきっかけとなった【生活魔法】だが、転生あるある?の思わぬ展開を迎えることになる。   ルイの安寧の地を求めた旅が、今始まる! 見切り発車。不定期更新。 カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。

旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。 前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。 ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。 「この家は、もうすぐ潰れます」 家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。 手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。

異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~

イノナかノかワズ
ファンタジー
 助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。  *話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。  *他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。  *頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。  *本作の無断転載、無断翻訳、無断利用を禁止します。   小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。 カクヨムにても公開しています。 更新は不定期です。

底辺から始まった俺の異世界冒険物語!

ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
 40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。  しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。  おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。  漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。  この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――

転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする

ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。 リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。 これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。

処理中です...