240 / 303
第8章 空へ
第217話 お見合い その6
しおりを挟む
「ねぇシンさん、ここの子供達はどうしてこんなに楽しそうに仕事をしているのかしら?
さっきのウィルって子もシンさんに忠誠を誓いそうな勢いだったし」
俺とウィルとの会話を少し離れた所から聞いていたペトラ様だけど、どうにも納得出来ないのかまた頬を膨らませている
「どうしてと言われましても、俺と子供達は対等なビジネスパートナーですから、接し方は厳しいと思うんですけどね」
「ビジネスパートナーですって?!」
「ええ、私が必要な材料を提供して子供達が作って売る、まさにお互いウィンウィンな関係の仕事仲間ですね♪
そんな事より食堂に行きましょう、シェラさんが屋台の料理を食べたくてそわそわしてますから(笑)」
「うんうん!」
今の時間だとこども園の年少組が、3時のおやつを美味しく食べる為に元気に遊んでる頃かな?
「わんわん♪」「逃げろー♪」「キャー♪」
おっ?
いつものようにフェンリルのリリーが子供達と一緒に追いかけっこで遊んでる、リリーはこども園のおやつを食べてから、我が家の夕食を食べに来るのが日課だからな
「あっ、会長だー!」
「「「「「会長こんにちは~♪」」」」」
「わふっ♪」
「はい、皆こんにちは♪」
今日も相変わらずこども達は元気だねぇ
そうだ!良い事思い付いた
「皆聞いて~、今日はここに居るペトラお姉ちゃんが皆に問題を出しま~す。正解した人には今日のおやつに、いちご大福を付けるから皆頑張って答えてね~」
「「「「「は~い」」」」」
「は?、、、えっと、シンさん?!」
「お姉ちゃん早く問題出してよー!」
「そうだよー、早くしないとおやつの時間無くなっちゃうよ~」
「ペトラ様早く問題出して下さい。皆2桁の足し算引き算は出来ますから」
「こっ、こんな小さな子達がですか?!、、、えぇーっと、では行きますわよ、2+1は分かりますか?」
「さんー♪」
「せっ、正解です。」
「こんなの簡単だよー」「次わたしー!」
「それでは、3+3は?」「ろくー!」
「正解です。」「やったぁー!」
「くっ!次ですわ、4-2は?」「に!」「8+7は?」「じゅうごー♪」「14-9は?」「ご~♪」「いっ、1+1は?」「わんわん♪」
「まっ、まさか犬まで優秀だなんて、、、」
良し!
ナイスだリリー♪
「ペトラ様、ここの子供達は皆孤児なんですけど、きちんと教えさえすれば10歳くらいまでには、かけ算とわり算も全員出来るようになりますよ」
「ちょっ、ちょっと待ちなさいよ!わり算なんて大商会とか領主付きの文官が使うような物じゃない!
それをこんな子供が出来るようになるですって?!
シンさん、あなた優秀な人材を育成して王都に送り込んで、国を乗っ取るつもりじゃないの?」
「ははは、冗談はやめて下さいよ、わり算で乗っ取れる国なんてどんだけ馬鹿の集まりなんですか(笑)」
「あの、冗談では無いのですけど、、、」
「さあさあ、遊びは終わりにしておやつの時間ですよ~。お姉ちゃんからの問題に正解した人には約束通りいちご大福があるよ、、、って全員か
皆手を洗って来てくださーい」
「「「「「「「は~い♪」」」」」」」
「わふっ♪」
うーむ
何故かペトラ様が落ち込んでるように見えるんだけど、とりあえず放置しておこう
それより、シェラさんとニィナがちゃっかり子供達に混ざってるのは、、、
まあ良いか(笑)
つづく。
さっきのウィルって子もシンさんに忠誠を誓いそうな勢いだったし」
俺とウィルとの会話を少し離れた所から聞いていたペトラ様だけど、どうにも納得出来ないのかまた頬を膨らませている
「どうしてと言われましても、俺と子供達は対等なビジネスパートナーですから、接し方は厳しいと思うんですけどね」
「ビジネスパートナーですって?!」
「ええ、私が必要な材料を提供して子供達が作って売る、まさにお互いウィンウィンな関係の仕事仲間ですね♪
そんな事より食堂に行きましょう、シェラさんが屋台の料理を食べたくてそわそわしてますから(笑)」
「うんうん!」
今の時間だとこども園の年少組が、3時のおやつを美味しく食べる為に元気に遊んでる頃かな?
「わんわん♪」「逃げろー♪」「キャー♪」
おっ?
いつものようにフェンリルのリリーが子供達と一緒に追いかけっこで遊んでる、リリーはこども園のおやつを食べてから、我が家の夕食を食べに来るのが日課だからな
「あっ、会長だー!」
「「「「「会長こんにちは~♪」」」」」
「わふっ♪」
「はい、皆こんにちは♪」
今日も相変わらずこども達は元気だねぇ
そうだ!良い事思い付いた
「皆聞いて~、今日はここに居るペトラお姉ちゃんが皆に問題を出しま~す。正解した人には今日のおやつに、いちご大福を付けるから皆頑張って答えてね~」
「「「「「は~い」」」」」
「は?、、、えっと、シンさん?!」
「お姉ちゃん早く問題出してよー!」
「そうだよー、早くしないとおやつの時間無くなっちゃうよ~」
「ペトラ様早く問題出して下さい。皆2桁の足し算引き算は出来ますから」
「こっ、こんな小さな子達がですか?!、、、えぇーっと、では行きますわよ、2+1は分かりますか?」
「さんー♪」
「せっ、正解です。」
「こんなの簡単だよー」「次わたしー!」
「それでは、3+3は?」「ろくー!」
「正解です。」「やったぁー!」
「くっ!次ですわ、4-2は?」「に!」「8+7は?」「じゅうごー♪」「14-9は?」「ご~♪」「いっ、1+1は?」「わんわん♪」
「まっ、まさか犬まで優秀だなんて、、、」
良し!
ナイスだリリー♪
「ペトラ様、ここの子供達は皆孤児なんですけど、きちんと教えさえすれば10歳くらいまでには、かけ算とわり算も全員出来るようになりますよ」
「ちょっ、ちょっと待ちなさいよ!わり算なんて大商会とか領主付きの文官が使うような物じゃない!
それをこんな子供が出来るようになるですって?!
シンさん、あなた優秀な人材を育成して王都に送り込んで、国を乗っ取るつもりじゃないの?」
「ははは、冗談はやめて下さいよ、わり算で乗っ取れる国なんてどんだけ馬鹿の集まりなんですか(笑)」
「あの、冗談では無いのですけど、、、」
「さあさあ、遊びは終わりにしておやつの時間ですよ~。お姉ちゃんからの問題に正解した人には約束通りいちご大福があるよ、、、って全員か
皆手を洗って来てくださーい」
「「「「「「「は~い♪」」」」」」」
「わふっ♪」
うーむ
何故かペトラ様が落ち込んでるように見えるんだけど、とりあえず放置しておこう
それより、シェラさんとニィナがちゃっかり子供達に混ざってるのは、、、
まあ良いか(笑)
つづく。
175
お気に入りに追加
868
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
外れスキル『収納』がSSS級スキル『亜空間』に成長しました~剣撃も魔法もモンスターも収納できます~
春小麦
ファンタジー
——『収納』という、ただバッグに物をたくさん入れられるだけの外れスキル。
冒険者になることを夢見ていたカイル・ファルグレッドは落胆し、冒険者になることを諦めた。
しかし、ある日ゴブリンに襲われたカイルは、無意識に自身の『収納』スキルを覚醒させる。
パンチや蹴りの衝撃、剣撃や魔法、はたまたドラゴンなど、この世のありとあらゆるものを【アイテムボックス】へ『収納』することができるようになる。
そこから郵便屋を辞めて冒険者へと転向し、もはや外れスキルどころかブッ壊れスキルとなった『収納(亜空間)』を駆使して、仲間と共に最強冒険者を目指していく。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
ポーションが不味すぎるので、美味しいポーションを作ったら
七鳳
ファンタジー
※毎日8時と18時に更新中!
※いいねやお気に入り登録して頂けると励みになります!
気付いたら異世界に転生していた主人公。
赤ん坊から15歳まで成長する中で、異世界の常識を学んでいくが、その中で気付いたことがひとつ。
「ポーションが不味すぎる」
必需品だが、みんなが嫌な顔をして買っていく姿を見て、「美味しいポーションを作ったらバカ売れするのでは?」
と考え、試行錯誤をしていく…
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界で幸せに~運命?そんなものはありません~
存在証明
ファンタジー
不慮の事故によって異世界に転生したカイ。異世界でも家族に疎まれる日々を送るがある日赤い瞳の少年と出会ったことによって世界が一変する。突然街を襲ったスタンピードから2人で隣国まで逃れ、そこで冒険者となったカイ達は仲間を探して冒険者ライフ!のはずが…?!
はたしてカイは運命をぶち壊して幸せを掴むことができるのか?!
火・金・日、投稿予定
投稿先『小説家になろう様』『アルファポリス様』
料理屋「○」~異世界に飛ばされたけど美味しい物を食べる事に妥協できませんでした~
斬原和菓子
ファンタジー
ここは異世界の中都市にある料理屋。日々の疲れを癒すべく店に来るお客様は様々な問題に悩まされている
酒と食事に癒される人々をさらに幸せにするべく奮闘するマスターの異世界食事情冒険譚
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界転生漫遊記
しょう
ファンタジー
ブラック企業で働いていた主人公は
体を壊し亡くなってしまった。
それを哀れんだ神の手によって
主人公は異世界に転生することに
前世の失敗を繰り返さないように
今度は自由に楽しく生きていこうと
決める
主人公が転生した世界は
魔物が闊歩する世界!
それを知った主人公は幼い頃から
努力し続け、剣と魔法を習得する!
初めての作品です!
よろしくお願いします!
感想よろしくお願いします!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
家の庭にレアドロップダンジョンが生えた~神話級のアイテムを使って普通のダンジョンで無双します~
芦屋貴緒
ファンタジー
売れないイラストレーターである里見司(さとみつかさ)の家にダンジョンが生えた。
駆除業者も呼ぶことができない金欠ぶりに「ダンジョンで手に入れたものを売ればいいのでは?」と考え潜り始める。
だがそのダンジョンで手に入るアイテムは全て他人に譲渡できないものだったのだ。
彼が財宝を鑑定すると驚愕の事実が判明する。
経験値も金にもならないこのダンジョン。
しかし手に入るものは全て高ランクのダンジョンでも入手困難なレアアイテムばかり。
――じゃあ、アイテムの力で強くなって普通のダンジョンで稼げばよくない?
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
平民として生まれた男、努力でスキルと魔法が使える様になる。〜イージーな世界に生まれ変わった。
モンド
ファンタジー
1人の男が異世界に転生した。
日本に住んでいた頃の記憶を持ったまま、男は前世でサラリーマンとして長年働いてきた経験から。
今度生まれ変われるなら、自由に旅をしながら生きてみたいと思い描いていたのだ。
そんな彼が、15歳の成人の儀式の際に過去の記憶を思い出して旅立つことにした。
特に使命や野心のない男は、好きなように生きることにした。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~
小狸日
ファンタジー
交通事故に巻き込まれて、異世界に転移した拓(タク)と浩司(コウジ)
そこは、剣と魔法の世界だった。
2千年以上昔の勇者の物語、そこに出てくる勇者の遺産。
新しい世界で遺跡探検と異世界料理を楽しもうと思っていたのだが・・・
気に入らない異世界の常識に小さな喧嘩を売ることにした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる