231 / 252
第8章 空へ
第208話 想イ想ワレ
しおりを挟む
今日はいよいよ、アレサンドロ・ヴァン・スコーピオン公爵の4女
ペトルーシュカお嬢様とお見合いの日だ。
俺は気合いを入れて毎度お馴染み、海上自衛隊第3種夏制服を着て池田屋商会の本店でペトルーシュカお嬢様が来るのを待っている
今日は従業員一同にも制服を着て貰っていて、商会の役職者は俺と同じ幹部制服
一般従業員は士・曹用の制服を着て貰い
見廻組も警備の為に全員集合させて万全の態勢だ。
貴族と会う時の護衛はいつもはケイトなんだけど、今日はニィナが護衛として俺に付いている
珍しくニィナがどうしてもって言うので許可したんだけど、凄く心配だ。
あんまり言いたくないけどニィナは俺の奴隷だ、奴隷というのは家畜と同じかそれ以下の存在と考えるのが一般的で
だからなのか、ニィナを嫌らしい目で見て大金を積んで「売れ」と言う馬鹿な奴が定期的に現れるので
そんな奴には雷魔法でバチバチッと気絶させてごみ捨て場にポイしている
そして貴族にとって奴隷というのは家畜以下の存在という認識の奴が多いから、そんな奴等は奴隷に対して『失礼』などという概念はそもそも存在しない
だから今日のお見合い相手のペトルーシュカお嬢様が、ニィナに対して失礼な発言をしたら、俺はブチ切れてしまうだろう。
ちなみに、俺は男女平等の考えだから理由さえあれば相手が女性であろうと遠慮無く殴る主義だ。
まあいざとなれば回復魔法で怪我を治せるからこそ出来る事なのだが。
奴隷には奴隷の証である奴隷紋が身体の何処かに刻まれる。
だから服の下とか見えない場所に奴隷紋がある場合、普通は見ただけで奴隷かどうかを判断は出来ない
当然ながら、奴隷紋を直接確認する以外にも奴隷かどうかを見極める方法はある
奴隷紋は魔法で作った物だから特有の魔力を帯びていて、一定以上の魔力を持っていれば簡単に察知する事が出来るらしい
俺は何故か察知出来ないんだけど、生活魔法しか使えないし
魔法の基礎も全然知らないからそういうのが関係しているのかもしれない
こうやって改めて考えると、最初に出会った貴族がアストレア様とゲオルグ様で本当に良かったよ。
「なぁニィナ、今日の護衛はケイトと代わっても良かったんだぞ」
「私ではお役に立てないでしょうか?」
「護衛ならニィナが居てくれるのが1番良いけどさ、相手は公爵家のお嬢様だから、ニィナに失礼な事を言うかも知れないだろ」
「私は何を言われても気にしません、お気遣い感謝致します。」
「まあそうなんだろうけど、俺は他人に興味が無い分、大切な人が傷付けられるのは我慢出来ないよ」
「ふふっ、嬉しいけど困った主様。ねぇ周りを見て。あなたが居なくなったら困る人達がこんなに沢山居るのよ、この人達を見てもまだ他人って言えるのかしら?」
「それは、、、」
ニィナに言われて商会の中を見渡す
面倒くさい男のアルに、俺がスカウトしたライラとアリアの兄妹
猫耳のミーナ、キツネ耳のスージィー、犬耳のマックス、他にも沢山の従業員が居る
そして今ここには居ないけど、露店で働いてるニック、スナック、アンさんの他にも、こども園や製麺所、宿屋で働いてる人達
その皆を他人と呼ぶのは、、、
もう出来ないな、皆俺の大切な愉快な仲間だから
「もう他人じゃなくなった人達がこんなに沢山居るじゃない、だから私の為だけに無茶はしないで
最初は皆奴隷として仕方なくあなたに従っていたかもしれない、お腹一杯美味しい食事が食べられるからだったかもしれない
でもね
あなたは私達を奴隷とか、種族が違うとか関係無くきちんと向き合って接してくれたわ、ここに居る皆はそれが何より嬉しかったのよ
だから、皆あなたの為に頑張ろうって思ってくれてる、それはあなたが他人に興味を持っていた何よりの証拠
たとえ今ここであなたの奴隷で無くなったとしても
ほとんどがあなたの為に残ってくれるわ」
「そこは、、、嘘でも全員って言う所じゃないの?」
「私はあなたの奴隷だもの、嘘は吐けないわ」
「じゃあしょうがないか」
「ええ、しょうがない事なの♪」
「ふふっ」
「「あははははは♪」」
「ねぇ、それよりお嬢様の事は大丈夫なの?」
「うーん、やっぱり怒ってる?」
「どうしてそう思うの?」
「お見合いの事はちゃんとメリルに話したんだけど、それ以来なんか機嫌が悪い、、、のかな?女心が分からない俺でもそう感じるんだから、ニィナなら当然分かってるんだろ?」
「お嬢様は頭が良いから今回のお見合いの必要性も理解されてるはず、でも、理解出来ても納得出来るかは別だから」
「お見合いが終わったらフォローしないといけないか、出来ればニィナにも援護して欲しいんだけど」
「それじゃあ、野菜のお菓子で良いわよ」
「また難しい注文を、、、トマトのゼリーとニンジンのケーキで良いかな?」
「ふふっ、ダメ元だったけれど言ってみるものね♪分かったわ、お藤お母さんにも援護をお願いしておくわね」
「ありがとうございます。なぁニィナ」
「なにかしら?」
「いつものニィナも好きだけど、今のニィナの方が俺は好きだよ」
「っ?!、、、あっ、主様!ふっ、不意打ちは、だだだだ駄目でございます(照)」
あらら、喋り方が元に戻っちゃったよ、普段から普通に喋ってくれて良いんだけどな
もし、1番最初に出会ったのがニィナだったら、、、
という考えはメリルにもニィナにも失礼だよな
想いの答えは必ず伝える、だからもう少しだけ待っていて欲しい
今はお見合いを無事乗りきるのが先だ!
「ご主人様、スコーピオン公爵家の紋を掲げた馬車が来ました!」
ついに来たか、緊張するなぁ
「全員整列、出迎えの準備を!」
「「「「「はっ!」」」」」
つづく。
ペトルーシュカお嬢様とお見合いの日だ。
俺は気合いを入れて毎度お馴染み、海上自衛隊第3種夏制服を着て池田屋商会の本店でペトルーシュカお嬢様が来るのを待っている
今日は従業員一同にも制服を着て貰っていて、商会の役職者は俺と同じ幹部制服
一般従業員は士・曹用の制服を着て貰い
見廻組も警備の為に全員集合させて万全の態勢だ。
貴族と会う時の護衛はいつもはケイトなんだけど、今日はニィナが護衛として俺に付いている
珍しくニィナがどうしてもって言うので許可したんだけど、凄く心配だ。
あんまり言いたくないけどニィナは俺の奴隷だ、奴隷というのは家畜と同じかそれ以下の存在と考えるのが一般的で
だからなのか、ニィナを嫌らしい目で見て大金を積んで「売れ」と言う馬鹿な奴が定期的に現れるので
そんな奴には雷魔法でバチバチッと気絶させてごみ捨て場にポイしている
そして貴族にとって奴隷というのは家畜以下の存在という認識の奴が多いから、そんな奴等は奴隷に対して『失礼』などという概念はそもそも存在しない
だから今日のお見合い相手のペトルーシュカお嬢様が、ニィナに対して失礼な発言をしたら、俺はブチ切れてしまうだろう。
ちなみに、俺は男女平等の考えだから理由さえあれば相手が女性であろうと遠慮無く殴る主義だ。
まあいざとなれば回復魔法で怪我を治せるからこそ出来る事なのだが。
奴隷には奴隷の証である奴隷紋が身体の何処かに刻まれる。
だから服の下とか見えない場所に奴隷紋がある場合、普通は見ただけで奴隷かどうかを判断は出来ない
当然ながら、奴隷紋を直接確認する以外にも奴隷かどうかを見極める方法はある
奴隷紋は魔法で作った物だから特有の魔力を帯びていて、一定以上の魔力を持っていれば簡単に察知する事が出来るらしい
俺は何故か察知出来ないんだけど、生活魔法しか使えないし
魔法の基礎も全然知らないからそういうのが関係しているのかもしれない
こうやって改めて考えると、最初に出会った貴族がアストレア様とゲオルグ様で本当に良かったよ。
「なぁニィナ、今日の護衛はケイトと代わっても良かったんだぞ」
「私ではお役に立てないでしょうか?」
「護衛ならニィナが居てくれるのが1番良いけどさ、相手は公爵家のお嬢様だから、ニィナに失礼な事を言うかも知れないだろ」
「私は何を言われても気にしません、お気遣い感謝致します。」
「まあそうなんだろうけど、俺は他人に興味が無い分、大切な人が傷付けられるのは我慢出来ないよ」
「ふふっ、嬉しいけど困った主様。ねぇ周りを見て。あなたが居なくなったら困る人達がこんなに沢山居るのよ、この人達を見てもまだ他人って言えるのかしら?」
「それは、、、」
ニィナに言われて商会の中を見渡す
面倒くさい男のアルに、俺がスカウトしたライラとアリアの兄妹
猫耳のミーナ、キツネ耳のスージィー、犬耳のマックス、他にも沢山の従業員が居る
そして今ここには居ないけど、露店で働いてるニック、スナック、アンさんの他にも、こども園や製麺所、宿屋で働いてる人達
その皆を他人と呼ぶのは、、、
もう出来ないな、皆俺の大切な愉快な仲間だから
「もう他人じゃなくなった人達がこんなに沢山居るじゃない、だから私の為だけに無茶はしないで
最初は皆奴隷として仕方なくあなたに従っていたかもしれない、お腹一杯美味しい食事が食べられるからだったかもしれない
でもね
あなたは私達を奴隷とか、種族が違うとか関係無くきちんと向き合って接してくれたわ、ここに居る皆はそれが何より嬉しかったのよ
だから、皆あなたの為に頑張ろうって思ってくれてる、それはあなたが他人に興味を持っていた何よりの証拠
たとえ今ここであなたの奴隷で無くなったとしても
ほとんどがあなたの為に残ってくれるわ」
「そこは、、、嘘でも全員って言う所じゃないの?」
「私はあなたの奴隷だもの、嘘は吐けないわ」
「じゃあしょうがないか」
「ええ、しょうがない事なの♪」
「ふふっ」
「「あははははは♪」」
「ねぇ、それよりお嬢様の事は大丈夫なの?」
「うーん、やっぱり怒ってる?」
「どうしてそう思うの?」
「お見合いの事はちゃんとメリルに話したんだけど、それ以来なんか機嫌が悪い、、、のかな?女心が分からない俺でもそう感じるんだから、ニィナなら当然分かってるんだろ?」
「お嬢様は頭が良いから今回のお見合いの必要性も理解されてるはず、でも、理解出来ても納得出来るかは別だから」
「お見合いが終わったらフォローしないといけないか、出来ればニィナにも援護して欲しいんだけど」
「それじゃあ、野菜のお菓子で良いわよ」
「また難しい注文を、、、トマトのゼリーとニンジンのケーキで良いかな?」
「ふふっ、ダメ元だったけれど言ってみるものね♪分かったわ、お藤お母さんにも援護をお願いしておくわね」
「ありがとうございます。なぁニィナ」
「なにかしら?」
「いつものニィナも好きだけど、今のニィナの方が俺は好きだよ」
「っ?!、、、あっ、主様!ふっ、不意打ちは、だだだだ駄目でございます(照)」
あらら、喋り方が元に戻っちゃったよ、普段から普通に喋ってくれて良いんだけどな
もし、1番最初に出会ったのがニィナだったら、、、
という考えはメリルにもニィナにも失礼だよな
想いの答えは必ず伝える、だからもう少しだけ待っていて欲しい
今はお見合いを無事乗りきるのが先だ!
「ご主人様、スコーピオン公爵家の紋を掲げた馬車が来ました!」
ついに来たか、緊張するなぁ
「全員整列、出迎えの準備を!」
「「「「「はっ!」」」」」
つづく。
136
お気に入りに追加
854
あなたにおすすめの小説
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。
底辺おっさん異世界通販生活始めます!〜ついでに傾国を建て直す〜
ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
学歴も、才能もない底辺人生を送ってきたアラフォーおっさん。
運悪く暴走車との事故に遭い、命を落とす。
憐れに思った神様から不思議な能力【通販】を授かり、異世界転生を果たす。
異世界で【通販】を用いて衰退した村を建て直す事に成功した僕は、国家の建て直しにも協力していく事になる。
加護とスキルでチートな異世界生活
どど
ファンタジー
高校1年生の新崎 玲緒(にいざき れお)が学校からの帰宅中にトラックに跳ねられる!?
目を覚ますと真っ白い世界にいた!
そこにやってきた神様に転生か消滅するかの2択に迫られ転生する!
そんな玲緒のチートな異世界生活が始まる
初めての作品なので誤字脱字、ストーリーぐだぐだが多々あると思いますが気に入って頂けると幸いです
ノベルバ様にも公開しております。
※キャラの名前や街の名前は基本的に私が思いついたやつなので特に意味はありません
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
異世界キャンパー~無敵テントで気ままなキャンプ飯スローライフ?
夢・風魔
ファンタジー
仕事の疲れを癒すためにソロキャンを始めた神楽拓海。
気づけばキャンプグッズ一式と一緒に、見知らぬ森の中へ。
落ち着くためにキャンプ飯を作っていると、そこへ四人の老人が現れた。
彼らはこの世界の神。
キャンプ飯と、見知らぬ老人にも親切にするタクミを気に入った神々は、彼に加護を授ける。
ここに──伝説のドラゴンをもぶん殴れるテントを手に、伝説のドラゴンの牙すら通さない最強の肉体を得たキャンパーが誕生する。
「せっかく異世界に来たんなら、仕事のことも忘れて世界中をキャンプしまくろう!」
異世界に召喚されたけど、聖女じゃないから用はない? それじゃあ、好き勝手させてもらいます!
明衣令央
ファンタジー
糸井織絵は、ある日、オブルリヒト王国が行った聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界ルリアルークへと飛ばされてしまう。
一緒に召喚された、若く美しい女が聖女――織絵は召喚の儀に巻き込まれた年増の豚女として不遇な扱いを受けたが、元スマホケースのハリネズミのぬいぐるみであるサーチートと共に、オブルリヒト王女ユリアナに保護され、聖女の力を開花させる。
だが、オブルリヒト王国の王子ジュニアスは、追い出した織絵にも聖女の可能性があるとして、織絵を連れ戻しに来た。
そして、異世界転移状態から正式に異世界転生した織絵は、若く美しい姿へと生まれ変わる。
この物語は、聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界転移後、新たに転生した一人の元おばさんの聖女が、相棒の元スマホケースのハリネズミと楽しく無双していく、恋と冒険の物語。
2022.9.7 話が少し進みましたので、内容紹介を変更しました。その都度変更していきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる