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第7章 キャラバンシティ
第118話 ドワーフ移住計画
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「こんにちはー!親方さーん居ますかー?」
「・・・」
キャラバンシティの拡張について聞く為に親方さんの工房に来た、返事が無いのはいつもの事
でも今日は奥の作業場で音がするから仕事中って事だ、だから邪魔はしたくない
仕事中なら呼んでも聞こえないだろうし、ここに来る人はどうやって声をかけてるんだろうか?
休憩時間を把握してんのかな?
「さて、ニィナどうしようか」
「待つのが1番かと思います」
「だよなぁ」
「あら、とても良いお酒の匂いがすると思ったらやっぱりシンさんだったのね♪」
声のした方を見ると2階からオリビエさんが降りて来て、何やら不思議な事を言われたのだが
「マジですか?!スンスン・・・匂うかな?」
「うふふ、ドワーフにしか分からない程度の匂いだから気にしなくて大丈夫よ、それに話したい事もあるから来てくれてちょうどいいわ」
「それなら良かった、のか?
それは置いといて、今日伺ったのはキャラバンシティの拡張についてです、ドワーフが主導して行っているとミリーさんから聞いたんですけど」
「まさに私がシンさんと話したい話題ね、街の拡張については里のドワーフ達が移住してくるから家を建てる場所と、大麦畑と葡萄畑を作る場所を確保する為
人族だと街の拡張は大変らしいけれど、私達ドワーフにとって門と普通の石壁を作る程度は、職人見習いがやるような仕事だからさして苦労は無いのよ」
普通の石壁っていう事は普通ではない石壁があんのかよ!!
恐るべしドワーフ!
「以前話していたウィスキーとワイン用の畑を作るんですね、それにしては広過ぎやしませんか?」
「全てのドワーフが満足出来る量を作るんだもの、まだまだ狭いくらいよ!」
待て待て待て、全てのドワーフが満足出来る量ってどれだけ必要なんだ?
天文学的な数字になる気がするんだけど・・・
「里のドワーフっていったい何人移住してくるんですか?」
「美味しいお酒を作るって言ったら最初はほぼ全員だったのだけど、流石にその数の家を無計画に建てるわけに行かないから、まずはお酒造り優先で20人が移住予定ね」
「えぇーと、里に残ってる皆さんは将来的には全員移住予定なのでしょうか?」
「勿論よ♪」
いやいやいや、美味しい酒って言ってもまだ出来ても無いのに普通移住しないでしょうよ!
このままではドワーフの国が出来る勢いだよ(汗)
まさか移住するのに街を拡張してまで来るとか思わんだろ
「とっ、とりあえず俺は苗の準備をしておきますね(汗)」
「そっちはお願いね、お酒の熟成場所の選定もしないといけないし、蒸留装置だったかしら?
それも作らないといけないしで、忙しいのよ♪」
忙しいと言いつつもオリビエさんの目はキラキラしていて、とても楽しそうに笑っている
新しい玩具を貰った少年のようだ
ドタドタドタドタドタドタ!
「オリビエーー!他に仕事は無いんかーー?」
「あら、もう仕事が終わったの?」
「おう!なんじゃ、お前さんも来てたんか」
「親方さんお邪魔してます」
「うむ、それでオリビエ、もう仕事は無いんか?」
「ありませんよ、あなたが朝から頑張ったお陰ですけど、いつもこれくらい仕事をしてくれれば、もっと稼ぎが増えるんですけど」
「しょうがないじゃろ、昨日は久し振りに旨い酒と旨い料理を食べて力が余っとるんだ、やはり良い仕事には旨い酒はかかせんな!ガハハハハハハハハ」
流石ドワーフだな、会話だけ聞くと完全にアル中のオヤジなんだけど、ドワーフの肝臓はマジで鉄製なんじゃないかな(笑)
「そうだ、お二人に聞きたい事があったんですよ、このスプーンの素材って分かりますか?」
俺が取り出したのはステンレス製のスプーン、以前から気になっていたステンレスの価値を聞く事にしたからだ。
「ん?材質って鉄じゃ、、、無いな、表面は硝子のようにツルツルで、しかもピカピカに輝いとる、これは金属なのか?」
「俺も詳しく無いんですけど、鉄とクロムを混ぜた合金ですね」
「クロム?聞いた事が無いな」
「ふふふ、やっとこの金属の正体を教えて貰えたわ♪シンさんの家で見てからずっと気になっていたのよ」
「そうなんですか?それなら聞いてくれれば良かったのに」
「そうも行かないでしょう、シンさんには色々秘密があるみたいなのに、下手にその事を聞けば二度とビールが飲めなくなるかもしれないのよ」
「そうじゃぞ、ワシでも聞かんな」
「気を使わせてしまったみたいですいません、確かに俺には秘密がありますけど他人に言いふらしたりしなければ、質問くらいは構いませんよ、勿論答えられない事もありますけど」
「そうなの?!それなら折り畳める椅子の材質が気になるわね、ステンレスの椅子ともうひとつ違う金属が使われていた椅子があったの、それが気になるのよ!」
そういえばキャンプ道具を買った時にあったな、ステンレス製の椅子とアルミ製の椅子が、しかしよく見てるなぁ
「あの椅子に使われてたのはアルミニウムで、原料はボーキサイトっていう鉱石ですね、残念ながらアルミニウムの作り方は分からないんですけど」
「充分よ、原料が分かったんだから、それでこの事はどこまで話して良いのかしら?わざわざそのスプーンを見せたと言う事は、ある程度周りに知られるのを覚悟しての事でしょうから」
「理解が早くて助かります、俺の事を黙っていて貰えれば、お二人の判断で全てを話して貰って構いませんよ、俺には金属加工の知識は無いですから」
「お前さん、そんな事を言いつつまた何か儲けの算段でもしてるんじゃないのか?」
「やだなぁ、完全に専門外ですよ」
「まあいい、ステンレスにアルミニウムか、これが量産出来れば金属鎧に革命が起きるぞ!まずは信用出来る知り合いに話して鉱脈探しからじゃな♪」
この世界でステンレスは未知の金属だったか、ドワーフでも知らないんだから一般人がステンレスを見ても少し見た目の違う鉄って認識なんだろう
この世界の便利な道具は基本的に魔道具だし、そりゃあ見たくらいじゃ騒ぎにならんか
疑問が1つ解消されて清々しい気分だ、新しい下着を履いた時のようにな♪
つづく。
「・・・」
キャラバンシティの拡張について聞く為に親方さんの工房に来た、返事が無いのはいつもの事
でも今日は奥の作業場で音がするから仕事中って事だ、だから邪魔はしたくない
仕事中なら呼んでも聞こえないだろうし、ここに来る人はどうやって声をかけてるんだろうか?
休憩時間を把握してんのかな?
「さて、ニィナどうしようか」
「待つのが1番かと思います」
「だよなぁ」
「あら、とても良いお酒の匂いがすると思ったらやっぱりシンさんだったのね♪」
声のした方を見ると2階からオリビエさんが降りて来て、何やら不思議な事を言われたのだが
「マジですか?!スンスン・・・匂うかな?」
「うふふ、ドワーフにしか分からない程度の匂いだから気にしなくて大丈夫よ、それに話したい事もあるから来てくれてちょうどいいわ」
「それなら良かった、のか?
それは置いといて、今日伺ったのはキャラバンシティの拡張についてです、ドワーフが主導して行っているとミリーさんから聞いたんですけど」
「まさに私がシンさんと話したい話題ね、街の拡張については里のドワーフ達が移住してくるから家を建てる場所と、大麦畑と葡萄畑を作る場所を確保する為
人族だと街の拡張は大変らしいけれど、私達ドワーフにとって門と普通の石壁を作る程度は、職人見習いがやるような仕事だからさして苦労は無いのよ」
普通の石壁っていう事は普通ではない石壁があんのかよ!!
恐るべしドワーフ!
「以前話していたウィスキーとワイン用の畑を作るんですね、それにしては広過ぎやしませんか?」
「全てのドワーフが満足出来る量を作るんだもの、まだまだ狭いくらいよ!」
待て待て待て、全てのドワーフが満足出来る量ってどれだけ必要なんだ?
天文学的な数字になる気がするんだけど・・・
「里のドワーフっていったい何人移住してくるんですか?」
「美味しいお酒を作るって言ったら最初はほぼ全員だったのだけど、流石にその数の家を無計画に建てるわけに行かないから、まずはお酒造り優先で20人が移住予定ね」
「えぇーと、里に残ってる皆さんは将来的には全員移住予定なのでしょうか?」
「勿論よ♪」
いやいやいや、美味しい酒って言ってもまだ出来ても無いのに普通移住しないでしょうよ!
このままではドワーフの国が出来る勢いだよ(汗)
まさか移住するのに街を拡張してまで来るとか思わんだろ
「とっ、とりあえず俺は苗の準備をしておきますね(汗)」
「そっちはお願いね、お酒の熟成場所の選定もしないといけないし、蒸留装置だったかしら?
それも作らないといけないしで、忙しいのよ♪」
忙しいと言いつつもオリビエさんの目はキラキラしていて、とても楽しそうに笑っている
新しい玩具を貰った少年のようだ
ドタドタドタドタドタドタ!
「オリビエーー!他に仕事は無いんかーー?」
「あら、もう仕事が終わったの?」
「おう!なんじゃ、お前さんも来てたんか」
「親方さんお邪魔してます」
「うむ、それでオリビエ、もう仕事は無いんか?」
「ありませんよ、あなたが朝から頑張ったお陰ですけど、いつもこれくらい仕事をしてくれれば、もっと稼ぎが増えるんですけど」
「しょうがないじゃろ、昨日は久し振りに旨い酒と旨い料理を食べて力が余っとるんだ、やはり良い仕事には旨い酒はかかせんな!ガハハハハハハハハ」
流石ドワーフだな、会話だけ聞くと完全にアル中のオヤジなんだけど、ドワーフの肝臓はマジで鉄製なんじゃないかな(笑)
「そうだ、お二人に聞きたい事があったんですよ、このスプーンの素材って分かりますか?」
俺が取り出したのはステンレス製のスプーン、以前から気になっていたステンレスの価値を聞く事にしたからだ。
「ん?材質って鉄じゃ、、、無いな、表面は硝子のようにツルツルで、しかもピカピカに輝いとる、これは金属なのか?」
「俺も詳しく無いんですけど、鉄とクロムを混ぜた合金ですね」
「クロム?聞いた事が無いな」
「ふふふ、やっとこの金属の正体を教えて貰えたわ♪シンさんの家で見てからずっと気になっていたのよ」
「そうなんですか?それなら聞いてくれれば良かったのに」
「そうも行かないでしょう、シンさんには色々秘密があるみたいなのに、下手にその事を聞けば二度とビールが飲めなくなるかもしれないのよ」
「そうじゃぞ、ワシでも聞かんな」
「気を使わせてしまったみたいですいません、確かに俺には秘密がありますけど他人に言いふらしたりしなければ、質問くらいは構いませんよ、勿論答えられない事もありますけど」
「そうなの?!それなら折り畳める椅子の材質が気になるわね、ステンレスの椅子ともうひとつ違う金属が使われていた椅子があったの、それが気になるのよ!」
そういえばキャンプ道具を買った時にあったな、ステンレス製の椅子とアルミ製の椅子が、しかしよく見てるなぁ
「あの椅子に使われてたのはアルミニウムで、原料はボーキサイトっていう鉱石ですね、残念ながらアルミニウムの作り方は分からないんですけど」
「充分よ、原料が分かったんだから、それでこの事はどこまで話して良いのかしら?わざわざそのスプーンを見せたと言う事は、ある程度周りに知られるのを覚悟しての事でしょうから」
「理解が早くて助かります、俺の事を黙っていて貰えれば、お二人の判断で全てを話して貰って構いませんよ、俺には金属加工の知識は無いですから」
「お前さん、そんな事を言いつつまた何か儲けの算段でもしてるんじゃないのか?」
「やだなぁ、完全に専門外ですよ」
「まあいい、ステンレスにアルミニウムか、これが量産出来れば金属鎧に革命が起きるぞ!まずは信用出来る知り合いに話して鉱脈探しからじゃな♪」
この世界でステンレスは未知の金属だったか、ドワーフでも知らないんだから一般人がステンレスを見ても少し見た目の違う鉄って認識なんだろう
この世界の便利な道具は基本的に魔道具だし、そりゃあ見たくらいじゃ騒ぎにならんか
疑問が1つ解消されて清々しい気分だ、新しい下着を履いた時のようにな♪
つづく。
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