73 / 252
第5章 いつかの為に
第62話 下着
しおりを挟む
宿屋の女将さんが帰ったので、俺はニィナと商業ギルドのミリーさんに会いに来た。
池田屋商会に元アメジスト商会を組み込む計画だと聞いたから、それを確認する為だ。
「ミリーさんこんにちは、今日は元アメジスト商会を池田屋商会に組み込むって話を聞いたのでどういう事か伺いたくて来ました」
「ヘレンさんから聞いたのね?その通りアメジスト商会は無駄に大きくて、取引先も多いし商品輸送専門の御者や護衛の冒険者等々、経験のある人達を手放すのは勿体無いのよ
それに穀物は庶民の生活に欠かせない物だから、取り扱う商人は慎重に選ばなければならないの
とはいえ、インポースのような悪徳商人を見抜けなかったのは私のミス、だから今回は私が責任を持って監視するわ。
それに会長のインポースとその家族が全員捕まったせいで、かなりの数の下働きの奴隷が主人不在になってしまい、奴隷商会に返されるのを私とアストレア様で待って貰っているの
それら全てをシン君の商会で引き受けて欲しいのよ」
「急にそんな事を言われてもそんな大人数、俺では面倒見れませんよ(汗)」
「そこは問題無いわ。シン君の商会だけどしばらくはアストレア様が管理なさるから、勿論私も協力するわよ!
奴隷に関しては普通の従業員として働いて貰う予定よ。元々アメジスト商会で住み込みだったからちゃんと賃金を払えば放っておいても問題無いし
勿論儲けはシン君の物だし商会長としてあそこをもっと大きくしてくれても構わないわよ♪
私もアストレア様も、シン君ならそれくらい簡単に出来ると確信しているからこそ今回のようなやり方にしたの」
「評価してくれてるのは嬉しいですけどね。俺は人を使う事に馴れてませんから、赤字にならないようにするので精一杯ですよ」
「ふふっ、それで充分よ楽しみにしてるわ」
『コンコン、ガチャ』
「ミリアリア様、アストレア様が来られました」
「あら?急な訪問ね、御通しして」
「かしこまりました」
「急にごめんなさいねミリアリア、あら♪シンさんもいたのね、使いを出す手間が省けてちょうど良いわ
実はこの街の領主の件で戻らなくてはいけなくなって、挨拶に来たのよ」
「予定ではもう新しい領主が来てる頃ですよね?」
「それは周りの状況が変わったせいね。今この街は貴族の注目の的なの。新しい料理のレシピ1つだけでも莫大な利益なのに、それが次から次にレシピが登録されるのだから、どうにかして手に入れたい貴族から抗議が来るのよ
とは言っても嫉妬から来るただの愚痴なのだけど
だからこの街の領主には爵位やお金に惑わされない者が必要なの、それで選定に時間がかかっているのよ」
「俺のせいで苦労をお掛けしているようで、申し訳ございません。」
「謝る必要は無いのだけど、、、ふふっ、そうねシンさんからお詫びの品が欲しいわ♪」
「お詫びの品ですか?私に用意出来る物でよければ何でも構いませんが」
「それじゃあミリアリアから聞いたのだけど私下着が欲しいわ♪」
「あぁっ!アストレア様ずるいです。私もシン君の持ってる下着が欲しいんですから!
この前もシン君に下着について質問したのにはぐらかされちゃったし」
先日ニィナにあげた下着について質問攻めにされたばかりだ、その時はなんとかごまかしたのだが(汗)
俺がニィナにあげたのはいわゆる『スポーツブラ』と『ボクサーパンツ』
普段ニィナとケイトは動き易いように布を巻いて胸を潰していると聞いて、試しにプレゼントしたんだ。
結果は、最高の着心地らしい。
この世界の技術レベルから言えば当然の結果だけど、ちなみにこの国に元世界のような下着は無い
かろうじて貴族がキャミソールのような物を着るぐらいで、庶民は何も着ないか布を巻くだけだ。
まさか詫びの品で下着を要求されるとは思わなかったが、貴族にスポーツブラはなんか違う気がする。
おっさんである俺は女性用下着に詳しく無い。
かろうじて知ってるのはブラジャーは正しく付けないと駄目で、付けるのにかなりの技術がいるっていうのをテレビで見た事があるくらい
そんな俺に下着を要求されても困る(汗)
だがしかし
胸に合わないブラジャーを渡して、形が崩れたりするのは男として絶対に許されない!
「あの、アストレア様にミリーさん、俺は男ですので女性の下着については詳しくないのですが」
「あらあら、ニィナさんには下着をあげたのでしょう?私も同じ物で構わないわよ」
「流石にニィナと同じ物をアストレア様に差し上げる訳には、サイズも分かりませんし」
「という事はサイズが分かれば他の種類の下着を貰えるのね♪」
「それは本当なのシン君?!」
おぅふ、これは俺が収納に色んな商品を持ってるのを確信して言って来てるやつやん(泣)
「わっ、分かりましたから、今俺が持ってるのはこれで全部です。御自分に合うサイズで好きなのを差し上げます」
アストレア様相手に抵抗は無駄だと悟った俺はスキルの「店」で1番シンプルなデザインのノンワイヤーのブラジャーとショーツのセットを
全サイズと色違いの物をすべて購入してテーブルに出した。
「あらあらあらあら!こんなに沢山、色もとても綺麗だわ♪どうしましょう、ねぇねぇミリアリアは何色が好きなの?」
「私ですか?ピンクですかね、でも水色も良いですよね?」
「そうねぇ、あなたは髪の毛が黒いから黒で揃えるのはどうかしら」
「ねぇシン君はどう思うかしら?」
「確かにミリーさんなら黒が似合うかもしれませんね」
「それじゃあ黒にするわ♪」
「じゃあ私には何色が似合うかしら?」
「アストレア様は赤なんてどうでしょう、情熱の赤って言いますし似合うと思うのですが」
「あらあらあらあら、そうかしら♪それじゃあ赤にするわね」
2人ともお気に入りの下着が見つかって本当に良かったよ、そして色違いのやつも全部持って行くのね
喜んで貰えるなら全然構わないんだけど
今後は俺に下着の相談をするのだけはやめて欲しい
これは早急にニィナに下着の知識を叩き込まないと駄目なのではなかろうか?
ニィナは奴隷ではあるが命令するつもりなど全く無い、全く無いのだが
下着の知識に関してだけは命令してでも覚えさせるべきなのでは?
と俺は本気で悩むのだった。
つづく。
池田屋商会に元アメジスト商会を組み込む計画だと聞いたから、それを確認する為だ。
「ミリーさんこんにちは、今日は元アメジスト商会を池田屋商会に組み込むって話を聞いたのでどういう事か伺いたくて来ました」
「ヘレンさんから聞いたのね?その通りアメジスト商会は無駄に大きくて、取引先も多いし商品輸送専門の御者や護衛の冒険者等々、経験のある人達を手放すのは勿体無いのよ
それに穀物は庶民の生活に欠かせない物だから、取り扱う商人は慎重に選ばなければならないの
とはいえ、インポースのような悪徳商人を見抜けなかったのは私のミス、だから今回は私が責任を持って監視するわ。
それに会長のインポースとその家族が全員捕まったせいで、かなりの数の下働きの奴隷が主人不在になってしまい、奴隷商会に返されるのを私とアストレア様で待って貰っているの
それら全てをシン君の商会で引き受けて欲しいのよ」
「急にそんな事を言われてもそんな大人数、俺では面倒見れませんよ(汗)」
「そこは問題無いわ。シン君の商会だけどしばらくはアストレア様が管理なさるから、勿論私も協力するわよ!
奴隷に関しては普通の従業員として働いて貰う予定よ。元々アメジスト商会で住み込みだったからちゃんと賃金を払えば放っておいても問題無いし
勿論儲けはシン君の物だし商会長としてあそこをもっと大きくしてくれても構わないわよ♪
私もアストレア様も、シン君ならそれくらい簡単に出来ると確信しているからこそ今回のようなやり方にしたの」
「評価してくれてるのは嬉しいですけどね。俺は人を使う事に馴れてませんから、赤字にならないようにするので精一杯ですよ」
「ふふっ、それで充分よ楽しみにしてるわ」
『コンコン、ガチャ』
「ミリアリア様、アストレア様が来られました」
「あら?急な訪問ね、御通しして」
「かしこまりました」
「急にごめんなさいねミリアリア、あら♪シンさんもいたのね、使いを出す手間が省けてちょうど良いわ
実はこの街の領主の件で戻らなくてはいけなくなって、挨拶に来たのよ」
「予定ではもう新しい領主が来てる頃ですよね?」
「それは周りの状況が変わったせいね。今この街は貴族の注目の的なの。新しい料理のレシピ1つだけでも莫大な利益なのに、それが次から次にレシピが登録されるのだから、どうにかして手に入れたい貴族から抗議が来るのよ
とは言っても嫉妬から来るただの愚痴なのだけど
だからこの街の領主には爵位やお金に惑わされない者が必要なの、それで選定に時間がかかっているのよ」
「俺のせいで苦労をお掛けしているようで、申し訳ございません。」
「謝る必要は無いのだけど、、、ふふっ、そうねシンさんからお詫びの品が欲しいわ♪」
「お詫びの品ですか?私に用意出来る物でよければ何でも構いませんが」
「それじゃあミリアリアから聞いたのだけど私下着が欲しいわ♪」
「あぁっ!アストレア様ずるいです。私もシン君の持ってる下着が欲しいんですから!
この前もシン君に下着について質問したのにはぐらかされちゃったし」
先日ニィナにあげた下着について質問攻めにされたばかりだ、その時はなんとかごまかしたのだが(汗)
俺がニィナにあげたのはいわゆる『スポーツブラ』と『ボクサーパンツ』
普段ニィナとケイトは動き易いように布を巻いて胸を潰していると聞いて、試しにプレゼントしたんだ。
結果は、最高の着心地らしい。
この世界の技術レベルから言えば当然の結果だけど、ちなみにこの国に元世界のような下着は無い
かろうじて貴族がキャミソールのような物を着るぐらいで、庶民は何も着ないか布を巻くだけだ。
まさか詫びの品で下着を要求されるとは思わなかったが、貴族にスポーツブラはなんか違う気がする。
おっさんである俺は女性用下着に詳しく無い。
かろうじて知ってるのはブラジャーは正しく付けないと駄目で、付けるのにかなりの技術がいるっていうのをテレビで見た事があるくらい
そんな俺に下着を要求されても困る(汗)
だがしかし
胸に合わないブラジャーを渡して、形が崩れたりするのは男として絶対に許されない!
「あの、アストレア様にミリーさん、俺は男ですので女性の下着については詳しくないのですが」
「あらあら、ニィナさんには下着をあげたのでしょう?私も同じ物で構わないわよ」
「流石にニィナと同じ物をアストレア様に差し上げる訳には、サイズも分かりませんし」
「という事はサイズが分かれば他の種類の下着を貰えるのね♪」
「それは本当なのシン君?!」
おぅふ、これは俺が収納に色んな商品を持ってるのを確信して言って来てるやつやん(泣)
「わっ、分かりましたから、今俺が持ってるのはこれで全部です。御自分に合うサイズで好きなのを差し上げます」
アストレア様相手に抵抗は無駄だと悟った俺はスキルの「店」で1番シンプルなデザインのノンワイヤーのブラジャーとショーツのセットを
全サイズと色違いの物をすべて購入してテーブルに出した。
「あらあらあらあら!こんなに沢山、色もとても綺麗だわ♪どうしましょう、ねぇねぇミリアリアは何色が好きなの?」
「私ですか?ピンクですかね、でも水色も良いですよね?」
「そうねぇ、あなたは髪の毛が黒いから黒で揃えるのはどうかしら」
「ねぇシン君はどう思うかしら?」
「確かにミリーさんなら黒が似合うかもしれませんね」
「それじゃあ黒にするわ♪」
「じゃあ私には何色が似合うかしら?」
「アストレア様は赤なんてどうでしょう、情熱の赤って言いますし似合うと思うのですが」
「あらあらあらあら、そうかしら♪それじゃあ赤にするわね」
2人ともお気に入りの下着が見つかって本当に良かったよ、そして色違いのやつも全部持って行くのね
喜んで貰えるなら全然構わないんだけど
今後は俺に下着の相談をするのだけはやめて欲しい
これは早急にニィナに下着の知識を叩き込まないと駄目なのではなかろうか?
ニィナは奴隷ではあるが命令するつもりなど全く無い、全く無いのだが
下着の知識に関してだけは命令してでも覚えさせるべきなのでは?
と俺は本気で悩むのだった。
つづく。
354
お気に入りに追加
854
あなたにおすすめの小説
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。
底辺おっさん異世界通販生活始めます!〜ついでに傾国を建て直す〜
ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
学歴も、才能もない底辺人生を送ってきたアラフォーおっさん。
運悪く暴走車との事故に遭い、命を落とす。
憐れに思った神様から不思議な能力【通販】を授かり、異世界転生を果たす。
異世界で【通販】を用いて衰退した村を建て直す事に成功した僕は、国家の建て直しにも協力していく事になる。
加護とスキルでチートな異世界生活
どど
ファンタジー
高校1年生の新崎 玲緒(にいざき れお)が学校からの帰宅中にトラックに跳ねられる!?
目を覚ますと真っ白い世界にいた!
そこにやってきた神様に転生か消滅するかの2択に迫られ転生する!
そんな玲緒のチートな異世界生活が始まる
初めての作品なので誤字脱字、ストーリーぐだぐだが多々あると思いますが気に入って頂けると幸いです
ノベルバ様にも公開しております。
※キャラの名前や街の名前は基本的に私が思いついたやつなので特に意味はありません
異世界に召喚されたけど、聖女じゃないから用はない? それじゃあ、好き勝手させてもらいます!
明衣令央
ファンタジー
糸井織絵は、ある日、オブルリヒト王国が行った聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界ルリアルークへと飛ばされてしまう。
一緒に召喚された、若く美しい女が聖女――織絵は召喚の儀に巻き込まれた年増の豚女として不遇な扱いを受けたが、元スマホケースのハリネズミのぬいぐるみであるサーチートと共に、オブルリヒト王女ユリアナに保護され、聖女の力を開花させる。
だが、オブルリヒト王国の王子ジュニアスは、追い出した織絵にも聖女の可能性があるとして、織絵を連れ戻しに来た。
そして、異世界転移状態から正式に異世界転生した織絵は、若く美しい姿へと生まれ変わる。
この物語は、聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界転移後、新たに転生した一人の元おばさんの聖女が、相棒の元スマホケースのハリネズミと楽しく無双していく、恋と冒険の物語。
2022.9.7 話が少し進みましたので、内容紹介を変更しました。その都度変更していきます。
神獣転生のはずが半神半人になれたので世界を歩き回って第二人生を楽しみます~
御峰。
ファンタジー
不遇な職場で働いていた神楽湊はリフレッシュのため山に登ったのだが、石に躓いてしまい転げ落ちて異世界転生を果たす事となった。
異世界転生を果たした神楽湊だったが…………朱雀の卵!? どうやら神獣に生まれ変わったようだ……。
前世で人だった記憶があり、新しい人生も人として行きたいと願った湊は、進化の選択肢から『半神半人(デミゴット)』を選択する。
神獣朱雀エインフェリアの息子として生まれた湊は、名前アルマを与えられ、妹クレアと弟ルークとともに育つ事となる。
朱雀との生活を楽しんでいたアルマだったが、母エインフェリアの死と「世界を見て回ってほしい」という頼みにより、妹弟と共に旅に出る事を決意する。
そうしてアルマは新しい第二の人生を歩き始めたのである。
究極スキル『道しるべ』を使い、地図を埋めつつ、色んな種族の街に行っては美味しいモノを食べたり、時には自然から採れたての素材で料理をしたりと自由を満喫しながらも、色んな事件に巻き込まれていくのであった。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる