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第2章 胎動
第29話 眠れる森の秘密
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「シン君、この紙に描かれているのは本当に雑草ではなく食べられる野菜なのね?」
「それらは根菜、土の中に出来る野菜の事をそう呼んでます。」
「そう、、、」
「ミリーさん?」
「ごめんなさい、ショックのあまり思考が停止しそうだわ」
「なんか俺のせいでごめんなさい」
「勘違いをさせてしまったわね、シン君のせいではないのよ、むしろ私たちの種族にとっては吉報なのよ」
「それはどういう事なのでしょうか?」
「私はエルフ族の中でも、スリーピングフォレストと呼ばれる一族なの、そして住んでいるのが『眠れる森』と呼ばれる場所よ
そして眠れる森の木はもれなく魔木なの」
「魔木?」
「ええ、魔力を持った木が魔木よ。魔木の魔力が常に満ちていて魔力耐性の低い者が入れば一瞬で意識を失うわ
そうして意識を失った者を魔木が養分として吸収するのよ、眠るように意識を失い、永遠の眠りにつくの」
なんとまあ、恐ろしい森があったもんだ。
「私たちエルフは他の種族より10倍は魔力耐性があるから問題無いのだけれど、そこで問題なのが食物なの、魔木の影響で植物の成長が異常に遅いの。
勿論比較的成長の早い作物を選んで育ててはいるのだけど、それでも食料は不足してるわ
私たちエルフは1日に必要な食事がかなり少なく済むとはいえ生活は厳しいわね」
「失礼ですが、それだと種族としての未来が無いように聞こえるのですが?」
「勿論解決策があるわ、それがスリーピングビーの『蜂蜜』よ
バルゴ王国で私達エルフを含め人族が食べても問題無い蜂蜜を作るのはスリーピングビーだけなの。
そしてスリーピングビーは危険度だけならCランクの魔物、強くはないけど数も多くて魔力耐性が高い面倒な魔物ね、しかも『眠れる森』にしか巣を作らないの、勿論例外はあるけれど
蜂蜜採取の依頼をすれば場所も考慮して難易度はAランクになるわね
だから蜂蜜はとても高値で売れるのよ、それで食料を買ってどうにか生活してるの
そしてシン君はそんな蜂蜜を持ってきわ、眠れる森以外で蜂の巣を見つけたラッキーボーイなのか?
はたまた眠れる森の蜂蜜を手に入れる事が出来る、何かしらの能力を持っているのか?
私がシン君を気にする理由を少しは分かってくれたかしら?」
「アハハハ(汗)」
まさか蜂蜜にそんな事情があったとは、乾いた笑いしか出て来ないわ
「あれ?根菜が出てきてませんよね?」
「その話をする前にどうしても私たちの事情を知って欲しくて後回しにしたのよ
そういう事情から私たちは畑仕事を頑張ったわ、種族の存亡を賭ける程にね。
その畑仕事で1番大変なのが雑草取りよ、眠れる森なのに異常な程に繁殖力が強くて雑草を根絶やしにする為に専門の研究施設を作ったぐらいよ」
「もしかして、その雑草って」
「そう、あなたの言うところの根菜ね、その中でも特に『芋』だったかしら?その繁殖力が凄かったわ」
あちゃー、かける言葉が見つからないわ
「でもそんなに大量にあるなら食べてみようとか思わなかったんですか?」
「100年程前に芋を食べた仲間が居たわよ、でも中毒を起こしてのたうち回ってたわ、大事には至らなかったけど、、、あれ?!中毒を起こしたのよ!芋には毒があって食べられないはずよ!芋には毒が有るのよね?」
「芋の芽と皮に毒があると言われてます。あと生食もおすすめ出来ませんね」
「あぁ~~~~」
ミリーさんが頭を抱えてしまった。
「あのう、もしかして」
「ええ、洗っただけで生のまま丸かじりだったわ、芽があったかは分からないけれど他の芋より皮の色が緑色をしていて変だったかも」
芋の皮が緑色だったなら、それは完全にアウトだな
しかも丸かじりってリンゴじゃないんだから、ついでにミリーさんも完全にダウンしてしまっている
種族の存亡を賭けるくらいに必死に処分してた芋が実は食べれたんだから、ショックを受けるのも致し方無しだよ。
「ミリーさん、こんな時は甘いもの食べましょ!ケーキ持ってきてるんでみんなで食べましょ!」
「ダンナァ~、ケーキってなぁに~?」
「ケイトは食べたこと無かったか?甘い菓子だよ」
ケーキはおやつ用に大量にスキルの『収納』にストックしてあるんだ
その中から季節のフルーツタルトとエクレアを選んでテーブルに並べる
「皆も座って一緒に食べよう。ミリーさんケーキ食べますよぉ~」
「・・・ケーキ?」
「それじゃあ、いただきます」
「「「いただきます」」」
「いただきます」
「主様!細長いパンの上に乗ってる黒いのが甘いです!甘いのに黒いです!!」
「ねぇダンナ、果物の器を食べるの?」
ニィナはチョコレートの甘さと黒さに驚いているし、ケイトはフルーツタルトのクッキー部分を残してるよ。
それぞれリアクションが違って面白いなぁ(笑)
「ケイト、それはクッキーって言うお菓子だから美味しく食べれるよ」
メリルは口いっぱいに詰め込んで食べてるな、よし!いつも通りだ
ミリーさんは泣きながらエクレアを食べてるし
心中お察しします。
ケーキを食べ終えると、疲れていたのかミリーさんは眠ってしまった。
まぁ疲れた原因は俺なのだが、、、
ミリーさんはしばらく起きそうにないし、ソファーに寝かせて帰ろう。
おっと!
忘れるところだったが、俺が依頼した冒険者達が帰ってくる時間だ。
急いで冒険者ギルドの前に行くと皆すでに集まっていた。
冒険者達の持ってきた物を確認する、ジャガイモ、人参、ゴボウ、大根、自然薯、タロ芋、木の根
依頼した物はほとんどある!自然薯があるのはラッキー♪
ただの木の根もあるが・・・
真面目に探してくれたみたいだし、礼を言って全員に約束の報酬を渡す。
だけどギルドの再建には時間がかかる、冒険者に仕事を作ってやらないと駄目なのだが、普通のおっさんの俺には雇用主になるような頭もなけりゃ、やる気も無い!
皆それぞれに頑張って欲しい。
さてと、今日のやるべき事も終わったし帰って飯を食べよう
今日の夕食は天丼だ。
天然車海老がスキルの「店」で1尾10mpで売っていたのを見つけたから購入してみた。
元世界じゃ値段が高くて手が出ないというか、普通のスーパーに天然車海老なんて売ってないからな
俺は海老とナスに市販の天ぷら粉を付けてどんどん揚げていく、奮発して海老は1人3尾あるんだ♪
タレは米に絡むようにとろみのついた甘めのが好きだから、それをたっぷりかければ特上天丼の完成!
味噌汁と共にみんなの所に持っていく
「みんな飯だぞー」
「おっ?!今日も見たこと無いやつだけどスゲェー旨そうじゃん♪」
「今日のは天丼って言うんだ、それじゃあ食べようか、いただきます。」
「「「いただきます」」」
「そうだ、ケイトとニィナも酒飲むだろ?遠慮せず飲んでくれよ」
「やったー♪ダンナのエールは冷えてるしスゲェー旨いからいくらでも飲めるよ」
俺の出してやった酒はエールでは無くビールだけど、まぁいいだろう、
ニィナには缶チューハイをグラスに入れて渡してあげる。どうやら強めのシュワシュワがクセになったらしい
勿論、メリルに酒は早いからリンゴジュースを用意した。
1日の終わりに気の合う仲間と楽しく飯を食うなんて、元世界じゃ考えらなかったけど
控え目に言って最高やな♪
つづく。
「それらは根菜、土の中に出来る野菜の事をそう呼んでます。」
「そう、、、」
「ミリーさん?」
「ごめんなさい、ショックのあまり思考が停止しそうだわ」
「なんか俺のせいでごめんなさい」
「勘違いをさせてしまったわね、シン君のせいではないのよ、むしろ私たちの種族にとっては吉報なのよ」
「それはどういう事なのでしょうか?」
「私はエルフ族の中でも、スリーピングフォレストと呼ばれる一族なの、そして住んでいるのが『眠れる森』と呼ばれる場所よ
そして眠れる森の木はもれなく魔木なの」
「魔木?」
「ええ、魔力を持った木が魔木よ。魔木の魔力が常に満ちていて魔力耐性の低い者が入れば一瞬で意識を失うわ
そうして意識を失った者を魔木が養分として吸収するのよ、眠るように意識を失い、永遠の眠りにつくの」
なんとまあ、恐ろしい森があったもんだ。
「私たちエルフは他の種族より10倍は魔力耐性があるから問題無いのだけれど、そこで問題なのが食物なの、魔木の影響で植物の成長が異常に遅いの。
勿論比較的成長の早い作物を選んで育ててはいるのだけど、それでも食料は不足してるわ
私たちエルフは1日に必要な食事がかなり少なく済むとはいえ生活は厳しいわね」
「失礼ですが、それだと種族としての未来が無いように聞こえるのですが?」
「勿論解決策があるわ、それがスリーピングビーの『蜂蜜』よ
バルゴ王国で私達エルフを含め人族が食べても問題無い蜂蜜を作るのはスリーピングビーだけなの。
そしてスリーピングビーは危険度だけならCランクの魔物、強くはないけど数も多くて魔力耐性が高い面倒な魔物ね、しかも『眠れる森』にしか巣を作らないの、勿論例外はあるけれど
蜂蜜採取の依頼をすれば場所も考慮して難易度はAランクになるわね
だから蜂蜜はとても高値で売れるのよ、それで食料を買ってどうにか生活してるの
そしてシン君はそんな蜂蜜を持ってきわ、眠れる森以外で蜂の巣を見つけたラッキーボーイなのか?
はたまた眠れる森の蜂蜜を手に入れる事が出来る、何かしらの能力を持っているのか?
私がシン君を気にする理由を少しは分かってくれたかしら?」
「アハハハ(汗)」
まさか蜂蜜にそんな事情があったとは、乾いた笑いしか出て来ないわ
「あれ?根菜が出てきてませんよね?」
「その話をする前にどうしても私たちの事情を知って欲しくて後回しにしたのよ
そういう事情から私たちは畑仕事を頑張ったわ、種族の存亡を賭ける程にね。
その畑仕事で1番大変なのが雑草取りよ、眠れる森なのに異常な程に繁殖力が強くて雑草を根絶やしにする為に専門の研究施設を作ったぐらいよ」
「もしかして、その雑草って」
「そう、あなたの言うところの根菜ね、その中でも特に『芋』だったかしら?その繁殖力が凄かったわ」
あちゃー、かける言葉が見つからないわ
「でもそんなに大量にあるなら食べてみようとか思わなかったんですか?」
「100年程前に芋を食べた仲間が居たわよ、でも中毒を起こしてのたうち回ってたわ、大事には至らなかったけど、、、あれ?!中毒を起こしたのよ!芋には毒があって食べられないはずよ!芋には毒が有るのよね?」
「芋の芽と皮に毒があると言われてます。あと生食もおすすめ出来ませんね」
「あぁ~~~~」
ミリーさんが頭を抱えてしまった。
「あのう、もしかして」
「ええ、洗っただけで生のまま丸かじりだったわ、芽があったかは分からないけれど他の芋より皮の色が緑色をしていて変だったかも」
芋の皮が緑色だったなら、それは完全にアウトだな
しかも丸かじりってリンゴじゃないんだから、ついでにミリーさんも完全にダウンしてしまっている
種族の存亡を賭けるくらいに必死に処分してた芋が実は食べれたんだから、ショックを受けるのも致し方無しだよ。
「ミリーさん、こんな時は甘いもの食べましょ!ケーキ持ってきてるんでみんなで食べましょ!」
「ダンナァ~、ケーキってなぁに~?」
「ケイトは食べたこと無かったか?甘い菓子だよ」
ケーキはおやつ用に大量にスキルの『収納』にストックしてあるんだ
その中から季節のフルーツタルトとエクレアを選んでテーブルに並べる
「皆も座って一緒に食べよう。ミリーさんケーキ食べますよぉ~」
「・・・ケーキ?」
「それじゃあ、いただきます」
「「「いただきます」」」
「いただきます」
「主様!細長いパンの上に乗ってる黒いのが甘いです!甘いのに黒いです!!」
「ねぇダンナ、果物の器を食べるの?」
ニィナはチョコレートの甘さと黒さに驚いているし、ケイトはフルーツタルトのクッキー部分を残してるよ。
それぞれリアクションが違って面白いなぁ(笑)
「ケイト、それはクッキーって言うお菓子だから美味しく食べれるよ」
メリルは口いっぱいに詰め込んで食べてるな、よし!いつも通りだ
ミリーさんは泣きながらエクレアを食べてるし
心中お察しします。
ケーキを食べ終えると、疲れていたのかミリーさんは眠ってしまった。
まぁ疲れた原因は俺なのだが、、、
ミリーさんはしばらく起きそうにないし、ソファーに寝かせて帰ろう。
おっと!
忘れるところだったが、俺が依頼した冒険者達が帰ってくる時間だ。
急いで冒険者ギルドの前に行くと皆すでに集まっていた。
冒険者達の持ってきた物を確認する、ジャガイモ、人参、ゴボウ、大根、自然薯、タロ芋、木の根
依頼した物はほとんどある!自然薯があるのはラッキー♪
ただの木の根もあるが・・・
真面目に探してくれたみたいだし、礼を言って全員に約束の報酬を渡す。
だけどギルドの再建には時間がかかる、冒険者に仕事を作ってやらないと駄目なのだが、普通のおっさんの俺には雇用主になるような頭もなけりゃ、やる気も無い!
皆それぞれに頑張って欲しい。
さてと、今日のやるべき事も終わったし帰って飯を食べよう
今日の夕食は天丼だ。
天然車海老がスキルの「店」で1尾10mpで売っていたのを見つけたから購入してみた。
元世界じゃ値段が高くて手が出ないというか、普通のスーパーに天然車海老なんて売ってないからな
俺は海老とナスに市販の天ぷら粉を付けてどんどん揚げていく、奮発して海老は1人3尾あるんだ♪
タレは米に絡むようにとろみのついた甘めのが好きだから、それをたっぷりかければ特上天丼の完成!
味噌汁と共にみんなの所に持っていく
「みんな飯だぞー」
「おっ?!今日も見たこと無いやつだけどスゲェー旨そうじゃん♪」
「今日のは天丼って言うんだ、それじゃあ食べようか、いただきます。」
「「「いただきます」」」
「そうだ、ケイトとニィナも酒飲むだろ?遠慮せず飲んでくれよ」
「やったー♪ダンナのエールは冷えてるしスゲェー旨いからいくらでも飲めるよ」
俺の出してやった酒はエールでは無くビールだけど、まぁいいだろう、
ニィナには缶チューハイをグラスに入れて渡してあげる。どうやら強めのシュワシュワがクセになったらしい
勿論、メリルに酒は早いからリンゴジュースを用意した。
1日の終わりに気の合う仲間と楽しく飯を食うなんて、元世界じゃ考えらなかったけど
控え目に言って最高やな♪
つづく。
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