テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】

永倉伊織

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第1章 転生

第2話 ユニークスキル

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いよいよユニークスキルの確認だ。

ステータスには「収納」と「店」と表示されているがこのあたりの事は創造神様から一切説明が無かった。

どういう能力かは安易に想像出来るけどちゃんと確認はしておかねば


まずは「収納」から・・・


検証結果は読んで字のごとく物を収納する機能でした。

試しにその辺に転がってる石を収納に入れてみたけど、パソコンのマウスを操作してフォルダに放り込む感じに似ていた。

あとは、収納したい物の全体が視界に収まってないと収納出来無いっぽい。

容量を確認する為に、その辺に落ちてる枝やら石やら岩やらを片っ端から収納してみたけど、視界の端に先端だけがチラッと見えていた枝は収納されなかった。

時間停止機能があるかどうかは今は分からないし、収納出来る容量の限界も不明だから、後々検証が必要だな。


次は「店」の確認だ。

ステータス画面の「店」の文字を人差し指で

ポチッと押してみる

するとステータス画面が、まんまネットショッピングの画面に切り替わった。

商品のジャンル検索やキーワード検索、デイリーランキングやウィークリーランキングなんてのもあるんだが、これは俺以外に誰か使ってるって事なのかな?

こういう能力も異世界小説ならよくあるテンプレっぽいけど

実は地球にある異世界小説を参考にして、創造神様がこの世界を創ったとかは、、、無いよな?

まぁ細かい事は気にしないでおこう!

そうしよう!


スキルの「店」に何があるかもっと色々見てみたいが、今は最低限必要な水と食料の確保が最優先なのでとりあえず『おにぎり』を検索っと

出た!

ズラッと表示されるおにぎり。

定番の鮭や昆布は勿論、変わり種で『トルコライス風おにぎり』なんてのもあった

トルコライスがなんなのかは知らないけど、トルコライス風の『風』っていうところがなんか怪しい感じがするのは俺だけだろうか?

とりあえず鮭と昆布のおにぎりを買おうとして気付く、値段が表示される所に『1』としか書かれていない

普通に考えるなら銅貨1枚とか銀貨1枚なんだろうけど、数字しか書いていないとなると違うのだろうか?

こちらの世界のお金を1枚も持っていないから検証も出来ないのだけれど、とりあえずポチッて購入画面に行ってみる

すると

購入しますか?『yes・no』の項目が出たので迷わずyesを

ポチッと押してみる


ドサドサッ!

わぁお!

突然目の前におにぎりが現れ落ちてきた。

だがしかし

「お金、いらんのかーい!」と

ひとりでツッコミを入れてしまった俺を誰が責められるだろう。

商品の購入にお金が必要無いとなると、小説やアニメの設定だと魔力を対価にしていると考えるのが妥当だ。

ステータスにMP表示が無い為検証が必要になるなと考えながら、追加で値段『1』と表示されている2リットルのペットボトルの水を購入する。

今回も購入ボタンを押すと同時に、突然目の前にペットボトルが現れ落ちて来た。

すると突然、貧血のような症状に襲われ足下がふらついた。


ヤバい!

こんな森の中で動けなくなるとか、あの世への直通特急に乗るようなものじゃあないか!


意識も急速に薄れ、、、


っていうか最近、意識が薄れてばっかやん(怒)

そんな俺の怒りも無視するかのように、俺の頭の中に世界的に有名なRPGゲームのあの音楽が聞こえた。


『パラララ、パッパッパー♪』






つづく。
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