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第19話、来客
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side:エリカ
「「「「「はぁ~♪」」」」」
ふふふっ
皆さんフレンチトーストを完食してとても幸せそうです♪
ですが既にハチミツを1/3ほど使ってしまいましたから
ここに居ない人達にフレンチトーストを作ったらハチミツは全部使いきっちゃうかなぁ?
「エ~リ~カ~♪フレンチトースト凄く美味しかったですよ。でも以前食べたハチミツはこれほど美味しく無かったように記憶しているのですけど」
「パンの塩味がハチミツの甘さを引き立たせたからでしょうか」
「塩味が甘さを?すると塩を舐めてから砂糖を舐めても同じ事が?」
「直接舐めると塩の刺激が強すぎるかもしれません、それに調味料はあくまでも料理の味付けに使う物ですからお勧めはしませんよ」
「調味料というの物はなかなか奥が深いのねぇ」
「エリカお嬢様、我々は今から追加のハチミツを取って参ります!」
「・・・は?」
何故かメイドの皆が出掛ける準備をしているのだけど、今からハチミツを取りに行くとかちょっと意味が分からない
「このままでは直ぐにハチミツが無くなってしまいます!朝食に毎日フレンチトーストが食べたいです!」
あぁ~、その気持ちはよーく分かります(笑)
「蜂の巣って簡単には見つからないでしょ?」
「皆で協力して山狩りをすれば蜂の巣の1つや2つ見付けるなど容易い事です♪」
「そうかもしれないけど、分かりました!今日から街で屋台を出してクレープを売りましょう♪その売り上げで砂糖を買って新しいお菓子を作ります。
ハチミツより砂糖を使う方が美味しいお菓子も沢山ありますから」
「「「「「おおっ!」」」」」
「では早急に屋台の準備を致します。」
ほっ
とりあえずひと安心ですね。
蜂の毒を無毒化出来るからって危険な行為は止めて欲しい
「失礼致します。ラインハルトフィードリヒ様がエリカお嬢様に会いに来られましたが、いかが致しましょう。」
ん?
執事のセバスが私に来客を知らせに来たのだけど
ラインハルトフィードリヒ様って言ったよね?!
私の記憶に間違いが無いなら、オルヴィエート王国第3王子の名前がラインハルトフィードリヒ様
たしか今年成人されるから今は14歳のはず。
そのような御方が私に何の用なの?
「エリカお嬢様、特別な理由が無い限り王族の方を長くお待たせするのはよろしく無いかと」
「そっ、そうですね(汗)お会いしますから応接室で良いよね?」
「問題ありません。それではお嬢様は急ぎお着替えを、その間こちらはお任せ下さい。」
「うっ、うん」
なんだかよく分からないけど、失礼の無いようにだけはしなくっちゃ!
つづく。
「「「「「はぁ~♪」」」」」
ふふふっ
皆さんフレンチトーストを完食してとても幸せそうです♪
ですが既にハチミツを1/3ほど使ってしまいましたから
ここに居ない人達にフレンチトーストを作ったらハチミツは全部使いきっちゃうかなぁ?
「エ~リ~カ~♪フレンチトースト凄く美味しかったですよ。でも以前食べたハチミツはこれほど美味しく無かったように記憶しているのですけど」
「パンの塩味がハチミツの甘さを引き立たせたからでしょうか」
「塩味が甘さを?すると塩を舐めてから砂糖を舐めても同じ事が?」
「直接舐めると塩の刺激が強すぎるかもしれません、それに調味料はあくまでも料理の味付けに使う物ですからお勧めはしませんよ」
「調味料というの物はなかなか奥が深いのねぇ」
「エリカお嬢様、我々は今から追加のハチミツを取って参ります!」
「・・・は?」
何故かメイドの皆が出掛ける準備をしているのだけど、今からハチミツを取りに行くとかちょっと意味が分からない
「このままでは直ぐにハチミツが無くなってしまいます!朝食に毎日フレンチトーストが食べたいです!」
あぁ~、その気持ちはよーく分かります(笑)
「蜂の巣って簡単には見つからないでしょ?」
「皆で協力して山狩りをすれば蜂の巣の1つや2つ見付けるなど容易い事です♪」
「そうかもしれないけど、分かりました!今日から街で屋台を出してクレープを売りましょう♪その売り上げで砂糖を買って新しいお菓子を作ります。
ハチミツより砂糖を使う方が美味しいお菓子も沢山ありますから」
「「「「「おおっ!」」」」」
「では早急に屋台の準備を致します。」
ほっ
とりあえずひと安心ですね。
蜂の毒を無毒化出来るからって危険な行為は止めて欲しい
「失礼致します。ラインハルトフィードリヒ様がエリカお嬢様に会いに来られましたが、いかが致しましょう。」
ん?
執事のセバスが私に来客を知らせに来たのだけど
ラインハルトフィードリヒ様って言ったよね?!
私の記憶に間違いが無いなら、オルヴィエート王国第3王子の名前がラインハルトフィードリヒ様
たしか今年成人されるから今は14歳のはず。
そのような御方が私に何の用なの?
「エリカお嬢様、特別な理由が無い限り王族の方を長くお待たせするのはよろしく無いかと」
「そっ、そうですね(汗)お会いしますから応接室で良いよね?」
「問題ありません。それではお嬢様は急ぎお着替えを、その間こちらはお任せ下さい。」
「うっ、うん」
なんだかよく分からないけど、失礼の無いようにだけはしなくっちゃ!
つづく。
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