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ep12 2回戦
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2回戦の話を会場で聞いた。9対1で水産は無理だと思われている。
それはそうだろう。波乱は無しと誰もがそう思うはずだ。流れ星に頼んでもありえないくらいだ。
2回戦第1工業の試合が始まる。
相手は余裕がある。
高さだけ有利な俺らは作戦1の奇襲を仕掛ける。ジャンプボールを弾き水産ボールになるがすでに作戦は整っていた。キャプテンから大崎にボールが渡る。フリーだ。開始3秒で先制のスリーを打つ。
歓声が上がるがスリー一本では動揺しない。
あっさりレイアップを返された。
「そんなうまくいくわけないぞ」
キャプテンが士気をあげる。
顧問から叫び声が聞こえた。
「お前らのペースをつくれ!オフェンスよりディフェンスで流れをつくれ!」
監督の指示に俺らは無言でうなづく。
「おい...水産勝つ気だぞ。」
「さすがに水産もいい線行ってるけど
厳しいだろう」
会場は諦めムードだ。
出だしから徐々に点差が開き始める。
地力の差なのだろうか1Q残り6分には
9点差がついていた。
しかし俺らなりにも善戦をする。
2分ほど点の取り合いが続く。
「さっきから点差つかないなー」
「水産がんばってんな」
「意外とメンバーそろえてるもんなー」
3分30秒その均衡が崩れる。
工藤がスティールし3対2のチャンス。
確実に決めたいところだ。
工藤が外にさばく。キャプテンがシュートモーションにはいる。
ここでスリーかと焦りの見せたところを逃さずドライブを仕掛ける。
「ぴいーーー」
バスカンだ。
会場が揺れる。
俺らはつい工藤とキャプテンが
ハイタッチをする。
フリースローもしっかり決め6点差。
「お前らなにしてるんだ!
2桁点差をつけろ!!」
工業の監督が叫んだ。
俺らは恐怖すら感じたが6点差のまま
第1Q終了のブザーを聞いた。
それはそうだろう。波乱は無しと誰もがそう思うはずだ。流れ星に頼んでもありえないくらいだ。
2回戦第1工業の試合が始まる。
相手は余裕がある。
高さだけ有利な俺らは作戦1の奇襲を仕掛ける。ジャンプボールを弾き水産ボールになるがすでに作戦は整っていた。キャプテンから大崎にボールが渡る。フリーだ。開始3秒で先制のスリーを打つ。
歓声が上がるがスリー一本では動揺しない。
あっさりレイアップを返された。
「そんなうまくいくわけないぞ」
キャプテンが士気をあげる。
顧問から叫び声が聞こえた。
「お前らのペースをつくれ!オフェンスよりディフェンスで流れをつくれ!」
監督の指示に俺らは無言でうなづく。
「おい...水産勝つ気だぞ。」
「さすがに水産もいい線行ってるけど
厳しいだろう」
会場は諦めムードだ。
出だしから徐々に点差が開き始める。
地力の差なのだろうか1Q残り6分には
9点差がついていた。
しかし俺らなりにも善戦をする。
2分ほど点の取り合いが続く。
「さっきから点差つかないなー」
「水産がんばってんな」
「意外とメンバーそろえてるもんなー」
3分30秒その均衡が崩れる。
工藤がスティールし3対2のチャンス。
確実に決めたいところだ。
工藤が外にさばく。キャプテンがシュートモーションにはいる。
ここでスリーかと焦りの見せたところを逃さずドライブを仕掛ける。
「ぴいーーー」
バスカンだ。
会場が揺れる。
俺らはつい工藤とキャプテンが
ハイタッチをする。
フリースローもしっかり決め6点差。
「お前らなにしてるんだ!
2桁点差をつけろ!!」
工業の監督が叫んだ。
俺らは恐怖すら感じたが6点差のまま
第1Q終了のブザーを聞いた。
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