母になる、その途中で

ゆう

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第七章:歩み

歩み

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夜、リビングで家族4人がテーブルを囲む中、れんが言った。

「今日、クラスのみんなにママが先生をやってるって言ったら、みんな羨ましがってたよ!」

その言葉に、あゆみは一瞬言葉を失った。

「ママ……。」

まだその響きに慣れていない自分を感じながらも、彼女は「そうなんだ」と微笑んだ。

その夜、彼女はそっとリビングの写真立てに手を伸ばした。

そこには、4人で撮った笑顔の写真が収められている。

「これが私の家族なんだ。」

写真を見つめながら、あゆみは静かに未来を思い描いた。

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