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7章 貴方に縋る
7-26 新たなる出発
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「兄ちゃん、待ってたぜ」
アクセサリー店から出た俺を待っていたのは。。。
そして、アクセサリー店からグジたち二人も出てきた。
「十三人、揃っちまったか」
「考えることは皆同じ」
「今、恩を返さずに、どこで返すんだって爺に怒鳴られちった」
「どこまでもついて行くぜ、兄ちゃん」
、、、依頼は終了したんですけど?
というか、皆、家族にきちんと挨拶してきた?
まだそんなに時間が経ってないよね?
「いや、報酬はもらったし、この街で解散だろ」
「いーや、兄ちゃん、俺たちはそれ以上の恩を受け取った。一生かけても返せないくらいの恩だ。だから、諦めろ」
何を?
グジがニヤリと笑う。
「このまま何も言わずに行く気だったんだろ。俺はどこまでも兄ちゃんについて行くぜ」
「そうだ、そうだっ」
「俺たちもっ」
えー。
皆、家族団らんしておいでよ。
いつのまにかいなくなったでいいんじゃないか。
綺麗な別れにしておこうよ、ここは。
「あー、これはこれは。イーティ様に浮気だーと言われてしまいますね」
後ろから声をかけられた。
この声は。
「ルイジィ、、、コレは浮気じゃないだろ」
「あの人、実はアルティ皇太子殿下より心が狭いもので。他の男の影にはうるさいんですよ」
いつものにこやかな表情。
いつもの格好、いつもの調子、いつもの皇帝の影である。
「アルティ皇太子殿下って、どうでもいいことに関しては心が広いよね」
「そうとも言いますね」
「そういや、アルティ皇太子殿下って婚約者決まったのか?」
「帝国内での内定は出ましたよ。八人に絞られました」
「で、ウィト王国の三人を含めて十一人と」
「一応現地妻は他にはいないことになっておりますが」
いるのかな?
ルイジィがそんな言い方をするところを見ると。
女性にモテるなあ。
「兄ちゃんの部下のルイジィさん。どうやってここまで?」
最初は呆気にとられていたが、グジが会話に入り込んできた。
「普通に馬車で参りましたが?」
うんうん、普通は馬車で来るよね。
道なき道を直線で行こうとは思わないよね。
知ってたな、ルイジィ。。。
「その馬車は?」
「帰しましたが。十三人もお供ができたのなら、馬車一台ではどうにもなりませんからねえ」
「総勢十五人か」
「大所帯ですねえ。食費も馬鹿になりませんから、魔物退治しながら行くと効率的ですよ。皆さん、冒険者なんですし」
「ああ、兄ちゃんには旨い物たんまり食わせてやるからなっ」
「そうそう、ひもじい思いはさせねえっ」
「バーレイ侯爵家の皆様に聞かせてやりたいですねえ」
わざとらしくハンカチ取り出してホロリとかの演技しなくていいぞ。
「しっかし、この周辺の魔物はコイツらが狩り尽くしているんだろ」
「そりゃそうですよ、この子たちは妹のためと治療代を稼いでいたわけですし」
ルイジィ、いそいそと地図を出さなくて良いのに。
それにルイジィからすると全員子供のような年齢なんだろうなあ。もしかして、孫か?
目を細めるな。
「王都に向かうと言っても、街道からではなく、少々小道にズレますと、魔物とエンカウント率がかなり高くなります。ついでに盗賊の類にも。ソイ王国の盗賊は思った以上に懸賞金が高いので狙い目ですよ」
「ほほーう」
目がキランっ。
ソイ王国では懸賞金が高いのか。
ウィト王国は冒険者が犯罪者を捕まえても特に何もない。その土地の領主とかが依頼しているものでもない限り。賞状のような名誉をもらったって誰も嬉しくないよね。
「今、街道はソイファ王太子殿下一行が南下して王都に向かっているので、魔物がいませんしねえ」
「ああ、」
そういえばそうだった。お菓子うみゃーいの報告ばかり来るので即日忘れてた。
さすがに王太子殿下が動くなら、国も領主もその道を安全にしておかなければならない。
ご苦労様です、国民の皆様が。
ソイ王国には最強の盾という雑用係はいないからなあ。
「しかも、そういうときに街道使えない奴らが小道に群がるんだろ?お勧めの迂回路はどれだ?」
「多少遠回りとなりますが、西寄りのこちらの道ですと他の道より魔物も盗賊も多めに出て来るかと。大きい街に冒険者ギルドは必ずありますから、そこで納品というカタチですね」
「なるほどね。俺についてくるならそのプランでどうだ、お前たち」
グジたちに聞く。
「兄ちゃんについて行きます」
おい。
自分の意志を持て。
意見は言ってなんぼだぞ。
「何なら頭領という呼び名も差し上げます」
「いらんわ、そんな呼び名」
ついつい正直な感想が口から出てしまった。
グジがしゅーんとしている。
実際いらないからフォローもできないな。
「いつまで恩を返してくれるかわかりませんが、良かったじゃないですか」
ルイジィが小声で俺に言った。
「少しは賑やかになりますよ」
少し?
少しではない気がするんだが。
それでも。
「そっか。それはいいな」
賑やかなままが続くのなら、寂しいとは思わない。
イーティのところへ、一人で静かに逃避行のように行くと思っていた。
一人でいるのは寂しい。
一人で取り残されるのは寂しい。
それが痛いほどわかってしまっているから。
「仕方ない。お前ら、魔物退治と盗賊退治しながら王都に向かうぞ」
「おうっ」
十三人の応答の声も大きい。
俺たちは十五人で新たに出発することになった。
夜の野営。
実は、肉を捌くのはルイジィお得意。冒険者よりもお得意。
魔物をさらっと解体していた。魔物以外もさらっと解体できるけどね。何をとは深く突っ込まない方が幸せだぞ。
肉以外で売れるところはきちんと取っておく。
「ところで、お前ら俺の旅の目的を知っているのか?」
直接は言っていないが。
もしかしたら感づいているとか。
食事しながら聞いてみる。
「へ、」
「ああ、」
「ウィト王国からの逃亡だろ」
「王族か貴族かにこき使われていたんだろ」
「優秀な魔導士だから、寝る暇も食べる暇もなく」
「風呂に入る暇すらなかったんだろ」
「それを言うなら服を着替える暇さえ与えられず、だろ」
どんな労働条件だ?
それ、奴隷か?
どんなイメージで俺を見ていたんだ、コイツら。
「新天地で良い雇い主がいるといいな」
「そうですねえ。帝国は席を温めて待っているんですけどね」
「帝国は理不尽国家だというから、兄ちゃんが苦労するだろ」
「ウィト王国よりこき使いそうだな」
「そこにいるルイジィは帝国の人間だぞ」
「はっ、兄ちゃんへのスカウトマンだったのかっ」
「今はただの部下ですけどね」
にこやかに対応するルイジィ。
何があったんだというグジたちの視線に、それについては答える気がないらしい。
「というか、まだバレていないんですね。驚きです」
今日の肉、ちょっと硬いなあ。
もにゅもにゅもにゅ、噛み切れないなあ。
「ウィト王国を出国する頃には貴方の正体がバレていると思っていたんですけどね」
もにゅもにゅもにゅ。
「、、、オルト様、同行を許可するのなら、お伝えしておいた方がよろしいのでは?」
もにゅもにゅもにゅ。
「オルト様?」
皇帝の影の圧を加えるな。
知らなければ知らない方がいいじゃん。
「この者たちが貴方に利用されただけだって言ってくれると今でも思ってます?」
もにゅもにゅ、ごっくん。
「思ってません。けど、知らなければ、どうにでもなる」
「後で知る方が悲しいこともあるのですよ」
ルイジィは俺に諭すように言う。
「それに、だいたい当たっているじゃないですか、ウィト王国の貴方への待遇は」
それはそうですが。。。
ああ、でも、他国のお偉いさんや兵士や軍人ならともかく、一般人が知るわけもないか。
ウィト王国の最強の盾なんて。
それにソイ王国は他国と小競り合い中だ。
特にウィト王国の話題なんて世間で出て来ないだろう。
「いえね、話の打ち明け方を間違えるとこうなると思っていましたけど」
パチ、パチっ、と焚き火が爆ぜる。
「、、、ルイジィ、確信犯だな」
「貴方が自分自身を過小評価しているのは知っていましたが、ここまで軽く言うとは」
俺がウィト王国最強の盾オルト・バーレイだと打ち明けたら、十三人が食事の最中なのに固まってしまった。
焼いている肉が焦げてしまう。
もったいないから、俺が食ってしまうぞ。
露ほども気づいてなかったのかなあ?
ウィト王国でこき使われるのって、たいてい最強の盾なんだけど。
それに、最強の盾ってソイ王国の人でも知っているんだねえ。
アクセサリー店から出た俺を待っていたのは。。。
そして、アクセサリー店からグジたち二人も出てきた。
「十三人、揃っちまったか」
「考えることは皆同じ」
「今、恩を返さずに、どこで返すんだって爺に怒鳴られちった」
「どこまでもついて行くぜ、兄ちゃん」
、、、依頼は終了したんですけど?
というか、皆、家族にきちんと挨拶してきた?
まだそんなに時間が経ってないよね?
「いや、報酬はもらったし、この街で解散だろ」
「いーや、兄ちゃん、俺たちはそれ以上の恩を受け取った。一生かけても返せないくらいの恩だ。だから、諦めろ」
何を?
グジがニヤリと笑う。
「このまま何も言わずに行く気だったんだろ。俺はどこまでも兄ちゃんについて行くぜ」
「そうだ、そうだっ」
「俺たちもっ」
えー。
皆、家族団らんしておいでよ。
いつのまにかいなくなったでいいんじゃないか。
綺麗な別れにしておこうよ、ここは。
「あー、これはこれは。イーティ様に浮気だーと言われてしまいますね」
後ろから声をかけられた。
この声は。
「ルイジィ、、、コレは浮気じゃないだろ」
「あの人、実はアルティ皇太子殿下より心が狭いもので。他の男の影にはうるさいんですよ」
いつものにこやかな表情。
いつもの格好、いつもの調子、いつもの皇帝の影である。
「アルティ皇太子殿下って、どうでもいいことに関しては心が広いよね」
「そうとも言いますね」
「そういや、アルティ皇太子殿下って婚約者決まったのか?」
「帝国内での内定は出ましたよ。八人に絞られました」
「で、ウィト王国の三人を含めて十一人と」
「一応現地妻は他にはいないことになっておりますが」
いるのかな?
ルイジィがそんな言い方をするところを見ると。
女性にモテるなあ。
「兄ちゃんの部下のルイジィさん。どうやってここまで?」
最初は呆気にとられていたが、グジが会話に入り込んできた。
「普通に馬車で参りましたが?」
うんうん、普通は馬車で来るよね。
道なき道を直線で行こうとは思わないよね。
知ってたな、ルイジィ。。。
「その馬車は?」
「帰しましたが。十三人もお供ができたのなら、馬車一台ではどうにもなりませんからねえ」
「総勢十五人か」
「大所帯ですねえ。食費も馬鹿になりませんから、魔物退治しながら行くと効率的ですよ。皆さん、冒険者なんですし」
「ああ、兄ちゃんには旨い物たんまり食わせてやるからなっ」
「そうそう、ひもじい思いはさせねえっ」
「バーレイ侯爵家の皆様に聞かせてやりたいですねえ」
わざとらしくハンカチ取り出してホロリとかの演技しなくていいぞ。
「しっかし、この周辺の魔物はコイツらが狩り尽くしているんだろ」
「そりゃそうですよ、この子たちは妹のためと治療代を稼いでいたわけですし」
ルイジィ、いそいそと地図を出さなくて良いのに。
それにルイジィからすると全員子供のような年齢なんだろうなあ。もしかして、孫か?
目を細めるな。
「王都に向かうと言っても、街道からではなく、少々小道にズレますと、魔物とエンカウント率がかなり高くなります。ついでに盗賊の類にも。ソイ王国の盗賊は思った以上に懸賞金が高いので狙い目ですよ」
「ほほーう」
目がキランっ。
ソイ王国では懸賞金が高いのか。
ウィト王国は冒険者が犯罪者を捕まえても特に何もない。その土地の領主とかが依頼しているものでもない限り。賞状のような名誉をもらったって誰も嬉しくないよね。
「今、街道はソイファ王太子殿下一行が南下して王都に向かっているので、魔物がいませんしねえ」
「ああ、」
そういえばそうだった。お菓子うみゃーいの報告ばかり来るので即日忘れてた。
さすがに王太子殿下が動くなら、国も領主もその道を安全にしておかなければならない。
ご苦労様です、国民の皆様が。
ソイ王国には最強の盾という雑用係はいないからなあ。
「しかも、そういうときに街道使えない奴らが小道に群がるんだろ?お勧めの迂回路はどれだ?」
「多少遠回りとなりますが、西寄りのこちらの道ですと他の道より魔物も盗賊も多めに出て来るかと。大きい街に冒険者ギルドは必ずありますから、そこで納品というカタチですね」
「なるほどね。俺についてくるならそのプランでどうだ、お前たち」
グジたちに聞く。
「兄ちゃんについて行きます」
おい。
自分の意志を持て。
意見は言ってなんぼだぞ。
「何なら頭領という呼び名も差し上げます」
「いらんわ、そんな呼び名」
ついつい正直な感想が口から出てしまった。
グジがしゅーんとしている。
実際いらないからフォローもできないな。
「いつまで恩を返してくれるかわかりませんが、良かったじゃないですか」
ルイジィが小声で俺に言った。
「少しは賑やかになりますよ」
少し?
少しではない気がするんだが。
それでも。
「そっか。それはいいな」
賑やかなままが続くのなら、寂しいとは思わない。
イーティのところへ、一人で静かに逃避行のように行くと思っていた。
一人でいるのは寂しい。
一人で取り残されるのは寂しい。
それが痛いほどわかってしまっているから。
「仕方ない。お前ら、魔物退治と盗賊退治しながら王都に向かうぞ」
「おうっ」
十三人の応答の声も大きい。
俺たちは十五人で新たに出発することになった。
夜の野営。
実は、肉を捌くのはルイジィお得意。冒険者よりもお得意。
魔物をさらっと解体していた。魔物以外もさらっと解体できるけどね。何をとは深く突っ込まない方が幸せだぞ。
肉以外で売れるところはきちんと取っておく。
「ところで、お前ら俺の旅の目的を知っているのか?」
直接は言っていないが。
もしかしたら感づいているとか。
食事しながら聞いてみる。
「へ、」
「ああ、」
「ウィト王国からの逃亡だろ」
「王族か貴族かにこき使われていたんだろ」
「優秀な魔導士だから、寝る暇も食べる暇もなく」
「風呂に入る暇すらなかったんだろ」
「それを言うなら服を着替える暇さえ与えられず、だろ」
どんな労働条件だ?
それ、奴隷か?
どんなイメージで俺を見ていたんだ、コイツら。
「新天地で良い雇い主がいるといいな」
「そうですねえ。帝国は席を温めて待っているんですけどね」
「帝国は理不尽国家だというから、兄ちゃんが苦労するだろ」
「ウィト王国よりこき使いそうだな」
「そこにいるルイジィは帝国の人間だぞ」
「はっ、兄ちゃんへのスカウトマンだったのかっ」
「今はただの部下ですけどね」
にこやかに対応するルイジィ。
何があったんだというグジたちの視線に、それについては答える気がないらしい。
「というか、まだバレていないんですね。驚きです」
今日の肉、ちょっと硬いなあ。
もにゅもにゅもにゅ、噛み切れないなあ。
「ウィト王国を出国する頃には貴方の正体がバレていると思っていたんですけどね」
もにゅもにゅもにゅ。
「、、、オルト様、同行を許可するのなら、お伝えしておいた方がよろしいのでは?」
もにゅもにゅもにゅ。
「オルト様?」
皇帝の影の圧を加えるな。
知らなければ知らない方がいいじゃん。
「この者たちが貴方に利用されただけだって言ってくれると今でも思ってます?」
もにゅもにゅ、ごっくん。
「思ってません。けど、知らなければ、どうにでもなる」
「後で知る方が悲しいこともあるのですよ」
ルイジィは俺に諭すように言う。
「それに、だいたい当たっているじゃないですか、ウィト王国の貴方への待遇は」
それはそうですが。。。
ああ、でも、他国のお偉いさんや兵士や軍人ならともかく、一般人が知るわけもないか。
ウィト王国の最強の盾なんて。
それにソイ王国は他国と小競り合い中だ。
特にウィト王国の話題なんて世間で出て来ないだろう。
「いえね、話の打ち明け方を間違えるとこうなると思っていましたけど」
パチ、パチっ、と焚き火が爆ぜる。
「、、、ルイジィ、確信犯だな」
「貴方が自分自身を過小評価しているのは知っていましたが、ここまで軽く言うとは」
俺がウィト王国最強の盾オルト・バーレイだと打ち明けたら、十三人が食事の最中なのに固まってしまった。
焼いている肉が焦げてしまう。
もったいないから、俺が食ってしまうぞ。
露ほども気づいてなかったのかなあ?
ウィト王国でこき使われるのって、たいてい最強の盾なんだけど。
それに、最強の盾ってソイ王国の人でも知っているんだねえ。
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