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12章 蛇足なのか、後始末なのか
12-オマケ9 マスコットたち ◆クトフマスコット視点◆
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◆クトフマスコット視点◆
魔石に残る魔力の残量がもう少ない。
砦に戻るにも、魔物を倒し切るにももう足りない。
街の外れまで足を延ばし過ぎたか。
<ふっ、これまでか>
我が主人が砦から外に出て魔物が溢れた大地に来ることはない。
後の望みは俺を作った創造主だが、、、マスコット一ついなくなったからといって探しに来てくれるわけもない。
すでに砦に避難してきたテンガラット子爵領の人間たちとともに、バージマスコットが来なかったのを認識しても何もしなかった。
我が主人はまだ生きているが、バージ・テンガラットはすでに亡くなっている。彼の血は繋がれ、避難してきた者たちの中にテンガラット子爵と名乗る人物がいたが、彼の荷物にはバージマスコットはいなかった。
残念だが、彼の魔石の魔力が尽きたのだろう。
交換できる人間がいなければ、動かないマスコットとなってしまうのが我々だ。
魔石さえあれば自分で交換できるように俺は工夫できたが。
テンガラット子爵領の領主館に飾られたままなのかもしれない。彼の地がどうなっているかは、この街だった光景を見れば明らかなのだが。それでも、バージマスコットがそのままの形で残されていることを願ってしまう。
だが、私もただのマスコットとなって、魔物たちに踏み潰される運命なのだろう。
街の瓦礫のように。
ガルル、、、。
魔物が群れでやって来た。
この小さい俺を敵だと思ってくれているのか、ただのマスコットに敵意剥き出しだ。
人ではないので、彼らが食べられる肉でもないのに。
小さい包丁をかまえる。
<一頭くらいなら、道連れにできるか>
我が主人は帰って来ないマスコットを少しは気にしてくれるだろうか。
フッっと笑って、覚悟を決める。
先頭の魔物が襲いかかって来た。
一頭だけ包丁で捌いたところで暗転した。
<よお、我が心の友よ>
懐かしい声がして、ガバっと起き上がる。
実際には声ではない。我々は話せないのだから。
ただし、主人と創造主と、同じマスコット仲間同士なら意志が伝わる。
横を見ると、白いマントが灰色に薄汚れているが、バージマスコットだった。
<お前は良い鞄をぶら下げているんだから、魔石の一つくらい入れておけよ>
<、、、間に合うと思ったんだが、今日は運が悪く砦の近場で手頃な魔物がいなかった>
<お前は誰に似たんだ?お前のご主人は無鉄砲な性格じゃないだろ。せめて、いないと悟った時点で砦に戻れよ>
<、、、お前こそ、今までどこにいたんだ?子爵領の人間が砦に来てかなりの年月が過ぎているぞ>
それこそ人の一生なんて二度三度は軽く終わってしまうほどに。
<うちの主人は優しい人なんだ。遠い将来のことを考えて、生存者がいたら西の果てにある砦に向かってくれればいいなーと呟くくらいには>
<それでお前はこの大陸全土をうろついていたのか?>
<さすがに魔物が溢れていてグレーデン大国あたりまでしか行けなかった。あの辺りには魔の砂漠の神域があったから、荒れ果てた大地でもなんとなく場所がわかる>
<主人がいなければ、言葉は通じないだろ>
<それはこうメモを残して、まるでその場所に避難していた先人がいたかのように、我々は西に生存者が集まっているという砦の噂を聞いた、行ってみる、とかとそういうことを書いてね。生き残りがいなくても、食料が残っているところとか、堅牢な場所とかにメモをけっこう残してみた>
<たまに生き残りの人間たちがこの砦に来るのはそういうことか>
<魔の砂漠の民も自分たちの神域に入れなかった代わりに、西の果てに行けとか言っちゃっていたようだけど>
バージマスコットは過去形で話したが、あえてそこは追及しなかった。
<我が相棒はまた出かけるのか?>
生存者探しの旅に。
それは少し寂しいな。
同じマスコット仲間として近場にいてくれた方が嬉しい。
門番くんも増えたが、彼らは戦闘ができるわけではないので、魔物討伐に行かないかと誘ってみても首を勢いよく横に振るだけだ。
<いや、私も砦に行く。ご主人様の願いはほぼ叶えた。生存者もここまで来るかどうかは自由な選択に任されているからな>
つまり、砦に来るという選択をしない者以外はすべて回収し終えたということだろうか?
<私も疲れた。たまにはゆっくりしたいっ。己の身を洗濯したいっ>
汚れ防止の魔法がかかっていたはずなのに、バージマスコットは薄汚れている。
俺の真っ白なコック服は一点の返り血もないのだが。
<それに羨ましいっ。そんな小さい収納鞄があったら、私のこの旅だってどんなに楽だったか>
<それは我らの創造主に要望を言ってくれ>
と言って、俺はそこら辺に薙ぎ倒された魔物たちを収納鞄に詰める。せっかくの肉だから。
<そうしよう。私にも作ってくれるかなー?創造主は気まぐれなところがあるからなあ>
俺たちは話しながら、二人でてくてく砦に戻った。
砦の四階にある創造主の執務室。
「あー、おかえり、バージマスコット。ようやく来たのかー」
やや呆れ気味の創造主。
懐かしそうな顔でバージマスコットを見るゾーイ。
<創造主ー、私にも収納鞄と武器くださいー>
要望が一つ増えているな。
俺の包丁は武器ではないんだが。。。
「え?武器はいらんだろー。書類仕事には」
創造主の言葉に、シュバッとかなりの後方に飛ぶバージマスコット。
逃げと警戒の姿勢である。
<私は我が主人と違い、書類仕事向けには作られていないのは、創造主が一番ご存じなのでは?>
「ついつい」
そう、我々はあくまでも主人の護衛として作られたマスコット。
主人と同じことができるわけでもない。
俺も我が主人のために食材を確保するが、料理ができるかというと、、、食材を捌くことができるくらいだ。一応、指示されることはできる気がする。
<私が机に向かったら、一分で寝ますよ>
ひどっ。
さすがに俺でもレシピ作りの手伝いとか、注文書作成とかできるのに。
「、、、顔は本人に似せたのに、何で別人格が宿ったんだろうなあ?」
護衛の役目にしたからでしょ。
我々のご主人たちは残念ながら武闘派ではない。
「あー、そうそう、バージマスコットにはバージからの贈り物を預かっているよ。こんなに長く預かることになるとは思ってもみなかったけど」
と言って創造主は小さい箱をバージマスコットの前に置いた。小さいとは言っても我々と同じくらいのサイズなのだが。
<我が主人からのプレゼントなんて。望外の喜び>
バージマスコットは手をふるふるさせて赤いリボンをほどく。
そりゃあ嬉しいだろう。すでに亡くなっている者から贈り物があるとは想像できない。
包装紙を丁寧に外して箱を開けると。
<、、、嫌がらせかっ、うちのご主人様はっ>
バージマスコットが頭を抱えてその場に崩れ落ちた。
うん、喜怒哀楽の高低が激しいな。感情表現が豊かになったなー。
マスコットだから顔の表情は変わらないんだけど。
俺も箱の中身を覗くと。
<、、、ああ、なるほど>
バージの妻であるアンナのマスコットが入っていた。
可愛らしく作られている。
バージの護衛であるバージマスコットの身では、複雑な想いが彼女にはあったらしい。
「一応言っておくけど、バージの奥さんが作ったものだから動かないよ。動かしてほしいなら動かすこともできるけど?」
<断固拒否っ。でも、我が主人からのプレゼントははじめてなので飾っておきます。とは言っても部屋がないので飾っておく場所もないのですが>
バージマスコットが自嘲的に言うと、創造主にこの部屋にあるバージの机を指さされた。
「とりあえず、そこ使っていいよ」
<おおっ、これは居心地の良い空間>
アンナのマスコットを上に置くと、机の一番大きい引き出しに入っていった。。。
主人の居場所だったところは単純に嬉しいのだろう。
<我が心の友よー、この机の上でお茶でもしよう>
<いや、その前に洗濯しろよ>
<あ、そうだった>
と言った後、じっと俺を見た。
<どうした?>
<周りが魔物だらけなら別に自分の格好なんてどうでも良かったんだが、、、着替えの服を貸してくれないか?>
<、、、>
「、、、」
俺と創造主は顔を見合わせた。
魔石に残る魔力の残量がもう少ない。
砦に戻るにも、魔物を倒し切るにももう足りない。
街の外れまで足を延ばし過ぎたか。
<ふっ、これまでか>
我が主人が砦から外に出て魔物が溢れた大地に来ることはない。
後の望みは俺を作った創造主だが、、、マスコット一ついなくなったからといって探しに来てくれるわけもない。
すでに砦に避難してきたテンガラット子爵領の人間たちとともに、バージマスコットが来なかったのを認識しても何もしなかった。
我が主人はまだ生きているが、バージ・テンガラットはすでに亡くなっている。彼の血は繋がれ、避難してきた者たちの中にテンガラット子爵と名乗る人物がいたが、彼の荷物にはバージマスコットはいなかった。
残念だが、彼の魔石の魔力が尽きたのだろう。
交換できる人間がいなければ、動かないマスコットとなってしまうのが我々だ。
魔石さえあれば自分で交換できるように俺は工夫できたが。
テンガラット子爵領の領主館に飾られたままなのかもしれない。彼の地がどうなっているかは、この街だった光景を見れば明らかなのだが。それでも、バージマスコットがそのままの形で残されていることを願ってしまう。
だが、私もただのマスコットとなって、魔物たちに踏み潰される運命なのだろう。
街の瓦礫のように。
ガルル、、、。
魔物が群れでやって来た。
この小さい俺を敵だと思ってくれているのか、ただのマスコットに敵意剥き出しだ。
人ではないので、彼らが食べられる肉でもないのに。
小さい包丁をかまえる。
<一頭くらいなら、道連れにできるか>
我が主人は帰って来ないマスコットを少しは気にしてくれるだろうか。
フッっと笑って、覚悟を決める。
先頭の魔物が襲いかかって来た。
一頭だけ包丁で捌いたところで暗転した。
<よお、我が心の友よ>
懐かしい声がして、ガバっと起き上がる。
実際には声ではない。我々は話せないのだから。
ただし、主人と創造主と、同じマスコット仲間同士なら意志が伝わる。
横を見ると、白いマントが灰色に薄汚れているが、バージマスコットだった。
<お前は良い鞄をぶら下げているんだから、魔石の一つくらい入れておけよ>
<、、、間に合うと思ったんだが、今日は運が悪く砦の近場で手頃な魔物がいなかった>
<お前は誰に似たんだ?お前のご主人は無鉄砲な性格じゃないだろ。せめて、いないと悟った時点で砦に戻れよ>
<、、、お前こそ、今までどこにいたんだ?子爵領の人間が砦に来てかなりの年月が過ぎているぞ>
それこそ人の一生なんて二度三度は軽く終わってしまうほどに。
<うちの主人は優しい人なんだ。遠い将来のことを考えて、生存者がいたら西の果てにある砦に向かってくれればいいなーと呟くくらいには>
<それでお前はこの大陸全土をうろついていたのか?>
<さすがに魔物が溢れていてグレーデン大国あたりまでしか行けなかった。あの辺りには魔の砂漠の神域があったから、荒れ果てた大地でもなんとなく場所がわかる>
<主人がいなければ、言葉は通じないだろ>
<それはこうメモを残して、まるでその場所に避難していた先人がいたかのように、我々は西に生存者が集まっているという砦の噂を聞いた、行ってみる、とかとそういうことを書いてね。生き残りがいなくても、食料が残っているところとか、堅牢な場所とかにメモをけっこう残してみた>
<たまに生き残りの人間たちがこの砦に来るのはそういうことか>
<魔の砂漠の民も自分たちの神域に入れなかった代わりに、西の果てに行けとか言っちゃっていたようだけど>
バージマスコットは過去形で話したが、あえてそこは追及しなかった。
<我が相棒はまた出かけるのか?>
生存者探しの旅に。
それは少し寂しいな。
同じマスコット仲間として近場にいてくれた方が嬉しい。
門番くんも増えたが、彼らは戦闘ができるわけではないので、魔物討伐に行かないかと誘ってみても首を勢いよく横に振るだけだ。
<いや、私も砦に行く。ご主人様の願いはほぼ叶えた。生存者もここまで来るかどうかは自由な選択に任されているからな>
つまり、砦に来るという選択をしない者以外はすべて回収し終えたということだろうか?
<私も疲れた。たまにはゆっくりしたいっ。己の身を洗濯したいっ>
汚れ防止の魔法がかかっていたはずなのに、バージマスコットは薄汚れている。
俺の真っ白なコック服は一点の返り血もないのだが。
<それに羨ましいっ。そんな小さい収納鞄があったら、私のこの旅だってどんなに楽だったか>
<それは我らの創造主に要望を言ってくれ>
と言って、俺はそこら辺に薙ぎ倒された魔物たちを収納鞄に詰める。せっかくの肉だから。
<そうしよう。私にも作ってくれるかなー?創造主は気まぐれなところがあるからなあ>
俺たちは話しながら、二人でてくてく砦に戻った。
砦の四階にある創造主の執務室。
「あー、おかえり、バージマスコット。ようやく来たのかー」
やや呆れ気味の創造主。
懐かしそうな顔でバージマスコットを見るゾーイ。
<創造主ー、私にも収納鞄と武器くださいー>
要望が一つ増えているな。
俺の包丁は武器ではないんだが。。。
「え?武器はいらんだろー。書類仕事には」
創造主の言葉に、シュバッとかなりの後方に飛ぶバージマスコット。
逃げと警戒の姿勢である。
<私は我が主人と違い、書類仕事向けには作られていないのは、創造主が一番ご存じなのでは?>
「ついつい」
そう、我々はあくまでも主人の護衛として作られたマスコット。
主人と同じことができるわけでもない。
俺も我が主人のために食材を確保するが、料理ができるかというと、、、食材を捌くことができるくらいだ。一応、指示されることはできる気がする。
<私が机に向かったら、一分で寝ますよ>
ひどっ。
さすがに俺でもレシピ作りの手伝いとか、注文書作成とかできるのに。
「、、、顔は本人に似せたのに、何で別人格が宿ったんだろうなあ?」
護衛の役目にしたからでしょ。
我々のご主人たちは残念ながら武闘派ではない。
「あー、そうそう、バージマスコットにはバージからの贈り物を預かっているよ。こんなに長く預かることになるとは思ってもみなかったけど」
と言って創造主は小さい箱をバージマスコットの前に置いた。小さいとは言っても我々と同じくらいのサイズなのだが。
<我が主人からのプレゼントなんて。望外の喜び>
バージマスコットは手をふるふるさせて赤いリボンをほどく。
そりゃあ嬉しいだろう。すでに亡くなっている者から贈り物があるとは想像できない。
包装紙を丁寧に外して箱を開けると。
<、、、嫌がらせかっ、うちのご主人様はっ>
バージマスコットが頭を抱えてその場に崩れ落ちた。
うん、喜怒哀楽の高低が激しいな。感情表現が豊かになったなー。
マスコットだから顔の表情は変わらないんだけど。
俺も箱の中身を覗くと。
<、、、ああ、なるほど>
バージの妻であるアンナのマスコットが入っていた。
可愛らしく作られている。
バージの護衛であるバージマスコットの身では、複雑な想いが彼女にはあったらしい。
「一応言っておくけど、バージの奥さんが作ったものだから動かないよ。動かしてほしいなら動かすこともできるけど?」
<断固拒否っ。でも、我が主人からのプレゼントははじめてなので飾っておきます。とは言っても部屋がないので飾っておく場所もないのですが>
バージマスコットが自嘲的に言うと、創造主にこの部屋にあるバージの机を指さされた。
「とりあえず、そこ使っていいよ」
<おおっ、これは居心地の良い空間>
アンナのマスコットを上に置くと、机の一番大きい引き出しに入っていった。。。
主人の居場所だったところは単純に嬉しいのだろう。
<我が心の友よー、この机の上でお茶でもしよう>
<いや、その前に洗濯しろよ>
<あ、そうだった>
と言った後、じっと俺を見た。
<どうした?>
<周りが魔物だらけなら別に自分の格好なんてどうでも良かったんだが、、、着替えの服を貸してくれないか?>
<、、、>
「、、、」
俺と創造主は顔を見合わせた。
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