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12章 蛇足なのか、後始末なのか
12-4 好み ◆クリス視点◆
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◆クリス視点◆
「あ、リアム、おかえり」
私はリアムたちに食堂の前で会った。
そういえば、リアムに会うのも久々だな。
リアムは笑顔になる。
「、、、ただいま戻りました?」
で、合ってる?とゾーイに目で確認してる。
ゾーイが微妙に頷いている。
彼らが魔の大平原に出ていたのを聞いていたから、おかえり、だったのだが。
ま、私は砦に住まう者でも、冒険者でもないからなあ。
「クリスは暇なのー?」
リージェンに尋ねられた。
いつもは夜勤なので、昼間にリージェンと会うことは限りなく少ない。
彼が今の時間行動しているということは、そういうことなのだろう。
「リアムが砦に戻ってきたというから、会いに来たのに」
「そういえば、前は毎日のように来てたのに、ここ最近はあまり来てなかったよねー」
「妹ちゃんの子供が生まれたら生まれたで、あまりの可愛さに兄さんが職務を放棄したからねえ。ようやく平常に戻って来た」
「生まれてからかなりの月日は経っているだろ?」
リアムが不思議そうに問うた。
「うん。今でも放っておくと職務放棄しそうだよ。王城に入り浸りだよ」
「父親かよ」
ため息まじりのリアムのツッコミに、私は営業スマイルを浮かべた。。。まさかバレてるのかな?バラしてるのかな?
判断つかないから、話を変えよう。
「でさ、ナーヴァルはリアムとゾーイの仲良しぶりを見て、ああなっちゃっているの?」
砦長室を覗いたら、砦長室で死んでました。
仕事になってない。
もう寝た方が良いんじゃないのか?
「、、、まあ、いろいろ複雑でさー。リアムはイケメンシロ様との誓約やらゾーイとの誓約やらで、自分が完全に蚊帳の外だから落ち込んでいるんだよ」
「ナーヴァルはリアムに告白もできないのに、どうしてわかりやすい行動するんだろうね」
「そーだねー」
リージェンが同意する。リージェンはナーヴァルに対する私の行動を邪魔するのではないかと思っていた。
けれど、彼は何もしない。
私ではナーヴァルを落とせないと思っているのだろうか。
「あ、リアムはシロ様とも、ゾーイとももう誓約したんだ?」
「ああ、後はクトフが残るのみ」
リアムがしっかりと名前を言った。
「、、、」
そう、ここは食堂前だった。
「リアム、そういうことは他人にペラペラ喋ってはいけません」
赤くなったクトフ料理長が出てきて、リアムに触れた。
この二人もお似合いと言えばお似合い。
クトフ料理長が少しだけ年上かと思っていたら、六歳差。思っていたより年齢差があった。
それを言うなら、奴隷くんたちの方が年上か。奴隷くんたちは奴隷くんたちだからなあ。
「はーい。そういや、クトフマスコットはどこに行った?帰って来てから一度も見てないけど。砦にいるんだよな?」
「あー、魔の大平原に通っている。美味しい食材を探して、元気に魔物討伐しているぞ」
「、、、俺、そんな機能つけたっけ?」
リアムくん、わけわからない物を作らないでください。
「いや、この砦の中は平和だから俺の護衛はいらんだろ、って言って、たいていクロ様とともに魔の大平原に出ているぞ」
「まあ、あの王子が手を出してこなければ、砦も平和か。って喋ったのか?そんな機能はつけてないぞ」
「なんとなく意志が伝わる」
「バージもなんとなくバージマスコットの言いたいことがわかるって言ってたから、俺がマスコットを作るとそんなものなのか」
うん、リアムだけだろうね。自動で動き出すマスコットを作るのは。動力源に魔石を入れていれば、どうなるかは予測はつくけど。
「バージマスコットはアンナ嬢をライバル視しているが、アレはいつか落ち着くのか?」
ゾーイは思い出したようにリアムに問う。
アンナ・スコーノンは隣領のテンガラット子爵領に行った。
彼女の作った人形は遊びに来る貴族に大人気なのだそう。砦でも注文を受け付けている。似顔絵があれば人形を可愛らしい感じにして作ってくれる。兄さんが妹ちゃんや子供の人形を大量予約していたなあ。
「わからん。アレはバージを守るために作られているからなあ、、、ってことは、クトフマスコットは俺を邪魔しに来るのかっ?」
自分が作ったのに、自分を邪魔するのか、リアム。
制御しておこうよ。
「リアムっ、たっだいまー、おっひるごはーんっ」
元気な声が響いた。隣にいるちっちゃい料理長マスコットが片手をあげる。
コックコートにエプロン、髪の毛は後ろで縛っていて、左耳には小さなイヤーカフまでつけている可愛らしく作られたマスコットである。
、、、素朴な疑問なんだが、その大きい袋をその小さいマスコットが引き摺って来たのか?
小さいクロ様が巨大な風呂敷背負っているのは違和感なくなってきたが、マスコットが巨大な袋を引き摺っているのはさすがに違和感があるなあ。
「ちび料理長が魔物卵集めを手伝ってくれたんだー。有能だよー、僕の助手としてちょうだいよー」
「クロにはあげないけど、雇うならいいぞ。動力源の魔石でも報酬であげれば、喜んで雇われると思うぞ」
リアムの提案に、料理長マスコットがうんと頷いた。
「リアムが作ったその小さい包丁で、A級魔物にも立ち向かう心意気もいいじゃないかー」
包丁片手に魔物退治に出るマスコット。。。量産すれば、冒険者なんて必要なくなるんじゃないか?
性格は本物よりも男前な気がするんだけど、どうかな?
本人は絶対にA級魔物の前になんか立たないだろ。それとも、リアムにはそう見えるのか??
「やっぱりマスコットには装飾品があった方がそれらしいだろ。料理人には包丁だよな。フライパンでも良かったけど」
フライパンで魔物退治するマスコットってどうかなー。撲殺かなー。
「ところでクリス様は何で食堂に?」
リアムが首を傾げながら私に聞いた。
「あ、ああ、代金は払うから、病人食を作ってもらえないかなあと思って」
「病人食?おかゆとか?」
「消化が良いものがいいかなあ。砦長室に残っていた補佐に聞いたら、食事も残しがちと言ってたから」
「あー、ナーヴァルかあ。じゃあ、卵雑炊でも作るかあ」
リアムが袖をまくった。
あれ?リアムが作るの?料理長じゃなくて?
「あ、俺にもプリーズ」
リージェンがリアムにねだっている。
「お前は健康そのものだろ。それに普通に弁当があるだろ」
「追加で食べる。それを言うならナーヴァルだって弁当があるぞ」
「中身が残っている弁当箱が戻って来るのは悲しいんだよなー」
料理長がリアムを手伝い始めた。普通は逆じゃないの?
多くの冒険者は綺麗に弁当を食べているようだけど。
弁当は食べる量に合わせてサイズを選択する。小さい子供の冒険者とはさすがに量が違う。食べる量は人それぞれ。
「、、、俺、弁当あるぞ」
「残すって聞いたから、消化に良い物を持って来たよ」
砦長室でナーヴァルにホカホカの卵雑炊を渡す。
ナーヴァルはお腹に手を当ててから、素直に受け取った。
「いただきます」
ナーヴァルは冷ましながら食べる。
数口ほど食べてから聞いた。
「どう、美味しい?」
「ああ、おいしい。カラダが温まる」
「ふーん、そっかー」
このままリアムが作ったことを内緒にしておこうか。
意地悪したくなったが。
「リアムに作ってもらったんだよ」
「ごふっ」
吹き出した。
水を差し出す。
「あ、ありがと。。。ホントに?」
ナーヴァルはリアムに料理を作ってもらうことは少ないからなあ。
おそらく作ってもらったことに舞い上がって、味なんてわけわからないんだろうなあ。
「今、厨房で、クロ様以外は皆で卵雑炊食べてるよ」
クロ様は言わずと知れたオムライス。他の皆は違うものが食べられるとすれば、違うものを選択するようだ。
「そ、そっか、リアムが」
ああ、本当に嬉しそうだ。
「ナーヴァルはこれからもリアムを想い続けるのか?」
「、、、悪かったな。変態と思うかもしれないが、赤ん坊のリアムを見たときから好きだったんだ。今さら、リアムが男を連れてこようが結婚しようが、この想いは墓場まで持っていく」
リアムがここにいたら、すかさずツッコミを入れそう。
墓場まで持っていくな、と。今ここで捨てていけ、と。
「そっかー、じゃあ、私もナーヴァルを墓場まで追いかけていかないといけないね」
私はナーヴァルに微笑んだ。
「あ、リアム、おかえり」
私はリアムたちに食堂の前で会った。
そういえば、リアムに会うのも久々だな。
リアムは笑顔になる。
「、、、ただいま戻りました?」
で、合ってる?とゾーイに目で確認してる。
ゾーイが微妙に頷いている。
彼らが魔の大平原に出ていたのを聞いていたから、おかえり、だったのだが。
ま、私は砦に住まう者でも、冒険者でもないからなあ。
「クリスは暇なのー?」
リージェンに尋ねられた。
いつもは夜勤なので、昼間にリージェンと会うことは限りなく少ない。
彼が今の時間行動しているということは、そういうことなのだろう。
「リアムが砦に戻ってきたというから、会いに来たのに」
「そういえば、前は毎日のように来てたのに、ここ最近はあまり来てなかったよねー」
「妹ちゃんの子供が生まれたら生まれたで、あまりの可愛さに兄さんが職務を放棄したからねえ。ようやく平常に戻って来た」
「生まれてからかなりの月日は経っているだろ?」
リアムが不思議そうに問うた。
「うん。今でも放っておくと職務放棄しそうだよ。王城に入り浸りだよ」
「父親かよ」
ため息まじりのリアムのツッコミに、私は営業スマイルを浮かべた。。。まさかバレてるのかな?バラしてるのかな?
判断つかないから、話を変えよう。
「でさ、ナーヴァルはリアムとゾーイの仲良しぶりを見て、ああなっちゃっているの?」
砦長室を覗いたら、砦長室で死んでました。
仕事になってない。
もう寝た方が良いんじゃないのか?
「、、、まあ、いろいろ複雑でさー。リアムはイケメンシロ様との誓約やらゾーイとの誓約やらで、自分が完全に蚊帳の外だから落ち込んでいるんだよ」
「ナーヴァルはリアムに告白もできないのに、どうしてわかりやすい行動するんだろうね」
「そーだねー」
リージェンが同意する。リージェンはナーヴァルに対する私の行動を邪魔するのではないかと思っていた。
けれど、彼は何もしない。
私ではナーヴァルを落とせないと思っているのだろうか。
「あ、リアムはシロ様とも、ゾーイとももう誓約したんだ?」
「ああ、後はクトフが残るのみ」
リアムがしっかりと名前を言った。
「、、、」
そう、ここは食堂前だった。
「リアム、そういうことは他人にペラペラ喋ってはいけません」
赤くなったクトフ料理長が出てきて、リアムに触れた。
この二人もお似合いと言えばお似合い。
クトフ料理長が少しだけ年上かと思っていたら、六歳差。思っていたより年齢差があった。
それを言うなら、奴隷くんたちの方が年上か。奴隷くんたちは奴隷くんたちだからなあ。
「はーい。そういや、クトフマスコットはどこに行った?帰って来てから一度も見てないけど。砦にいるんだよな?」
「あー、魔の大平原に通っている。美味しい食材を探して、元気に魔物討伐しているぞ」
「、、、俺、そんな機能つけたっけ?」
リアムくん、わけわからない物を作らないでください。
「いや、この砦の中は平和だから俺の護衛はいらんだろ、って言って、たいていクロ様とともに魔の大平原に出ているぞ」
「まあ、あの王子が手を出してこなければ、砦も平和か。って喋ったのか?そんな機能はつけてないぞ」
「なんとなく意志が伝わる」
「バージもなんとなくバージマスコットの言いたいことがわかるって言ってたから、俺がマスコットを作るとそんなものなのか」
うん、リアムだけだろうね。自動で動き出すマスコットを作るのは。動力源に魔石を入れていれば、どうなるかは予測はつくけど。
「バージマスコットはアンナ嬢をライバル視しているが、アレはいつか落ち着くのか?」
ゾーイは思い出したようにリアムに問う。
アンナ・スコーノンは隣領のテンガラット子爵領に行った。
彼女の作った人形は遊びに来る貴族に大人気なのだそう。砦でも注文を受け付けている。似顔絵があれば人形を可愛らしい感じにして作ってくれる。兄さんが妹ちゃんや子供の人形を大量予約していたなあ。
「わからん。アレはバージを守るために作られているからなあ、、、ってことは、クトフマスコットは俺を邪魔しに来るのかっ?」
自分が作ったのに、自分を邪魔するのか、リアム。
制御しておこうよ。
「リアムっ、たっだいまー、おっひるごはーんっ」
元気な声が響いた。隣にいるちっちゃい料理長マスコットが片手をあげる。
コックコートにエプロン、髪の毛は後ろで縛っていて、左耳には小さなイヤーカフまでつけている可愛らしく作られたマスコットである。
、、、素朴な疑問なんだが、その大きい袋をその小さいマスコットが引き摺って来たのか?
小さいクロ様が巨大な風呂敷背負っているのは違和感なくなってきたが、マスコットが巨大な袋を引き摺っているのはさすがに違和感があるなあ。
「ちび料理長が魔物卵集めを手伝ってくれたんだー。有能だよー、僕の助手としてちょうだいよー」
「クロにはあげないけど、雇うならいいぞ。動力源の魔石でも報酬であげれば、喜んで雇われると思うぞ」
リアムの提案に、料理長マスコットがうんと頷いた。
「リアムが作ったその小さい包丁で、A級魔物にも立ち向かう心意気もいいじゃないかー」
包丁片手に魔物退治に出るマスコット。。。量産すれば、冒険者なんて必要なくなるんじゃないか?
性格は本物よりも男前な気がするんだけど、どうかな?
本人は絶対にA級魔物の前になんか立たないだろ。それとも、リアムにはそう見えるのか??
「やっぱりマスコットには装飾品があった方がそれらしいだろ。料理人には包丁だよな。フライパンでも良かったけど」
フライパンで魔物退治するマスコットってどうかなー。撲殺かなー。
「ところでクリス様は何で食堂に?」
リアムが首を傾げながら私に聞いた。
「あ、ああ、代金は払うから、病人食を作ってもらえないかなあと思って」
「病人食?おかゆとか?」
「消化が良いものがいいかなあ。砦長室に残っていた補佐に聞いたら、食事も残しがちと言ってたから」
「あー、ナーヴァルかあ。じゃあ、卵雑炊でも作るかあ」
リアムが袖をまくった。
あれ?リアムが作るの?料理長じゃなくて?
「あ、俺にもプリーズ」
リージェンがリアムにねだっている。
「お前は健康そのものだろ。それに普通に弁当があるだろ」
「追加で食べる。それを言うならナーヴァルだって弁当があるぞ」
「中身が残っている弁当箱が戻って来るのは悲しいんだよなー」
料理長がリアムを手伝い始めた。普通は逆じゃないの?
多くの冒険者は綺麗に弁当を食べているようだけど。
弁当は食べる量に合わせてサイズを選択する。小さい子供の冒険者とはさすがに量が違う。食べる量は人それぞれ。
「、、、俺、弁当あるぞ」
「残すって聞いたから、消化に良い物を持って来たよ」
砦長室でナーヴァルにホカホカの卵雑炊を渡す。
ナーヴァルはお腹に手を当ててから、素直に受け取った。
「いただきます」
ナーヴァルは冷ましながら食べる。
数口ほど食べてから聞いた。
「どう、美味しい?」
「ああ、おいしい。カラダが温まる」
「ふーん、そっかー」
このままリアムが作ったことを内緒にしておこうか。
意地悪したくなったが。
「リアムに作ってもらったんだよ」
「ごふっ」
吹き出した。
水を差し出す。
「あ、ありがと。。。ホントに?」
ナーヴァルはリアムに料理を作ってもらうことは少ないからなあ。
おそらく作ってもらったことに舞い上がって、味なんてわけわからないんだろうなあ。
「今、厨房で、クロ様以外は皆で卵雑炊食べてるよ」
クロ様は言わずと知れたオムライス。他の皆は違うものが食べられるとすれば、違うものを選択するようだ。
「そ、そっか、リアムが」
ああ、本当に嬉しそうだ。
「ナーヴァルはこれからもリアムを想い続けるのか?」
「、、、悪かったな。変態と思うかもしれないが、赤ん坊のリアムを見たときから好きだったんだ。今さら、リアムが男を連れてこようが結婚しようが、この想いは墓場まで持っていく」
リアムがここにいたら、すかさずツッコミを入れそう。
墓場まで持っていくな、と。今ここで捨てていけ、と。
「そっかー、じゃあ、私もナーヴァルを墓場まで追いかけていかないといけないね」
私はナーヴァルに微笑んだ。
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