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11章 善意という名を借りた何か
11-1 歪み惑いし ◆リージェン視点◆
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◆リージェン視点◆
「お前は傲慢だ」
誰に言われたのかさえ、もう覚えていない。
それなのに、言葉だけが耳にこびりつく。
夕方、ベッドで目が覚めた。
汗がじんわりとカラダに浮かんでいる。
嫌な目覚めだった。
夜勤前に汗を流すためにかけ湯場に行く。
その後は朝食代わりの早い夕食を食べる。
もう少し遅い時間でも良いのだが、混まない内に食事にする。
食堂はまだ人は少ない。
「はい、大盛」
料理長クトフが大量に盛られた皿をトレイにのせてくれる。
「そういや、リアムは元気してるー?学校は秋休みになったんじゃない?」
「元気してるよー。秋休みは冒険者ギルドでアルバイトしているそうだよ」
リアムは王都の魔法学園に行った。二年間、砦には戻って来ない。
クトフの耳にはイヤーカフがついている。
リアムとのお揃いで、通信の魔道具である。
それを見て知ってしまったナーヴァルがものすごくへこんでいた。
「アルバイト?魔の森の魔物討伐の依頼じゃなくて?」
「書類改善の手伝いらしいよ。冒険者ギルドに提出する書類が改善されれば、砦の仕事も楽になるって言ってたよ」
「あー、リアムそういうのチカラ入ってそうだねー。自分の業務に関わることだもんな」
「、、、それは副砦長のリージェンさんも関わりあるのでは?」
「はははー、書類提出が簡単になると良いねー」
後ろに新たな客が並んだので会話を打ち切り、横に逸れてフォークやらスプーンを取る。
クトフは雑談からテキパキと仕事に戻っている。
俺はカウンターから少し離れた席に座って食事を始める。
この食堂の食事で当番によって当たりハズレがあった時代はもうだいぶ昔のことのように思える。
今では毎食美味い食事にありつけ、それが当たり前のように砦の冒険者には思われている。
俺は冒険者に対応するクトフをやや離れたところから見る。
この砦でリアムに連絡を取ろうとするなら、クトフに頼まなければならない。
クロ様は昼食時にリアムに会いに行っているようだが、リアムがいない砦では特段見かける機会も少ない。たとえクロ様にリアムへの伝言を頼んだとしても伝わるかどうか賭けみたいなところがある。
おそらくリアムの奴隷たちも通信の魔道具を持っているような行動をしているのだが、定かではないし、基本的に彼らに頼みたくない。彼らと事務連絡の会話ですら俺でも疲れるのに、年中一緒にいるビッシュたちはどういう会話をしているのか不思議なくらいだ。
リアムはこの砦と街と魔の大平原で繋がる通信の魔道具を開発したが、長距離可能な通信の魔道具を作ったことはなかった。
ナーヴァルはリアムとの通信の魔道具が欲しいという望みを本人に伝えられなかった。
クトフを見る度に、彼には見えないように溜息を吐いているので、非常に欲しかったのだろう。
ナーヴァルの願いは叶えてやりたいと俺も思うが、俺がクトフから奪ってナーヴァルに渡したら、ナーヴァルがリアムに嫌われるだけで終わってしまう。結果がわかっているのでやらない。
クトフは肩にかかる髪を後ろで縛っている。
まだ、ボサボサ頭で耳のイヤーカフが目立たなければ、ナーヴァルもそこまで視線を追わないだろう。
リアムにイヤーカフを選んだのはわざとなのかと問いたくなるくらいだが、俺はわざとだと確信している。
リアムは執着すると執着しまくる。
あのイヤーカフは、クトフの親友は俺だからとらないでねー、と主張している。
料理人として外す必要のあるアクセサリーを選ばないどころか、常時俺のだ俺のだと主張し続け、敵を蹴散らすものを選択した。
今は、クトフのイヤーカフがリアムとの通信の魔道具ということは砦でも一部の人間しか知らない。
が、魔石をあつらえたイヤーカフ、高価な贈り物だと、事情を知らない誰もが噂する。
リアムが砦に戻ってきたら、ものすごい騒ぎになる気がする。
実際には見たことないが、リアムも同じイヤーカフをしているのだろうから。
ま、贈り主をある程度でも推測できる人間は気づいている。
料理長のクトフは砦の冒険者に人気だ。
そして、砦の管理者のリアムも大人気だ。
補佐たちが研修等でリアム信者を大量に生み出してしまった。
リアムが砦に戻ってきたら、補佐の三人は一度殺される危険性が高いくらいだ。リアムは目立つことが嫌いだからな。半殺しで済むことを祈ろう。
そいつらがリアムとクトフがお揃いのイヤーカフをしているのを見た日には、、、ナーヴァルのような奴らが増える。
魔の大平原で怪我をする者が増加しかねない。
「あーあ、厄介だなー」
「お?何か問題でも起きたか?」
運悪く、呟きを拾われてしまった。
「ビーズ、今日は調整日だったのか?」
「ああ、息子と夕食を一緒に取りたかったのだが、フラれてしまった」
と言って、俺の前に座るなよ。食べ始めるなよ。。。
明日早いからと言って、こんなに早く夕食をとるなよ。
「、、、もう親父と夕食って年齢でもないだろ」
「まだ成人前だぞ。まだまだ子供だ」
父親にとっては子供に見えても、リース本人にとっては子ども扱いされるのは嫌であろう。
A級冒険者ビーズは、本来リアムに関してはナーヴァルとライバル関係になるはずなのだが、リアムには全然本気として受け取られていない。
ビースがリアムを嫁にしたいと言うのは本気なのだろう。ただ、他人からもそう見えないだけで。
残念ながら、ナーヴァルも想いを伝えられていないので、どちらもリアムとはどうにもなっていないが。
リアムはリアムで王都でA級魔導士を捕まえて、砦に連れてくるらしい。
ナーヴァルはその件でも落ち込んでいた。
A級魔導士だから連れて帰るんだろ、と思っていたら、男を連れて帰る、というナーヴァルの認識で合っていた。
リアムに言われた補佐たちが着々に砦の諸々の規程を改正していた。。。
そのA級魔導士は貴族の令息らしく従者等も連れて来るということだった。そのための変更だ。
砦は冒険者しか滞在できなかったからなあ。
使用人を雇う者は街に家を買う。A級魔導士ならあっという間に昇級して稼ぎ、良い屋敷を購入できる。
けれど、砦の規程を変更するということは、リアムにとってその者は砦にいて欲しい人物なのだ。
「子どもに子ども扱いはいけないぞー。拗ねるぞ」
「、、、」
俺もビースも声のした場所を見る。
テーブルの上にオムライスをもぐもぐと食べているクロ様がいる。。。
「ええっと、リアムの作ったオムライス?」
「違うぞー。料理長が作ったオムライスだ」
「クロ様はリアムの作った食事しか食べないのでは?」
「正確にはご飯はリアムが作ったものを温めただけ、その上のオムレツを料理長が作った。いつもリアムのオムライスを食べている僕に料理の成長具合を審査してほしいと頼んで来たのだっ」
小さいクロ様は子供用のものでも皿の方が大きい。
テーブルの上に仁王立ちしても行儀が悪いとは言えないなあ。。。
「味、違うんですか?」
同じようなオムライスにしか見えないけど。
「焼き加減とか卵の半熟加減とかは同等レベルだが、魔力の流れはやはりリアムが作ってこそだな。コレは卵だけが浮いている感じになっている。このオムレツにはリアムの手が多少なりとも関わってないからなあ」
「へえ?もしご飯の方もクトフが作っていたら、クロ様は食べるんですか?」
「食べるわけないじゃないか。人の食事を僕は食べる必要がない。リアムが作るからこそ、リアムとともに食べるからこそ、僕も一緒に食事をする」
「、、、それなのに、よくクトフが作ったオムライスを食べてますね?」
「とめる間もなく、リアムが作ったご飯の上にのせられちゃったからさあー。あー、と言っている間に。。。あの料理長はちょっとあくどいところがリアムに似てしまったよー」
それでも、小さいスプーンでオムライスを口に放り込み、黙々と口を動かしている。リアムの作ったご飯がもったいないから食べているといった感じである。とろとろな卵だから一緒に食べるしかない。
しっかし、砦の守護獣様の意にそぐわないことができる人物がリアム以外にもいたとは。。。
「似るって、クトフはリアムより六歳も年上なんだが」
「幼い時点でリアムと同じ年齢なら、リアムと話が合うわけがない」
「それは言えてる」
一歳児が書類の書き方を教えていたからなあ。大人でようやく話が噛み合う。
リアムは大人たちの中に混じっていたから大人らしく振舞うようになったわけではなく、もともと大人顔負けの人物だった。
「で、お前はリアムに何を連絡したいんだ?」
うおっ?
クロ様に尋ねられるとは思ってもみなかった。
「あー、クリスをどうにかしてもらえないかと」
「あの営業スマイルがどうしたのか?」
「毎晩、ナーヴァルのところに押し掛けているようだけど、、、ナーヴァルが思いのほか消耗している」
リアムがいないのに、クリスの対応で毎日二倍消耗中。。。
仕事の効率がさらに下がる下がる。
けれど、年末年始のように書類がたまる気配がないのが不気味だが、補佐たちが頑張っているのだろうか?
俺は普段と変わらない仕事量しかしてないからなあ。
「、、、リアムの思惑通りにはいかなかったか」
二ヨニヨクロ様がそこにいた。
なぜか機嫌がなおったようだ。
「お前は傲慢だ」
誰に言われたのかさえ、もう覚えていない。
それなのに、言葉だけが耳にこびりつく。
夕方、ベッドで目が覚めた。
汗がじんわりとカラダに浮かんでいる。
嫌な目覚めだった。
夜勤前に汗を流すためにかけ湯場に行く。
その後は朝食代わりの早い夕食を食べる。
もう少し遅い時間でも良いのだが、混まない内に食事にする。
食堂はまだ人は少ない。
「はい、大盛」
料理長クトフが大量に盛られた皿をトレイにのせてくれる。
「そういや、リアムは元気してるー?学校は秋休みになったんじゃない?」
「元気してるよー。秋休みは冒険者ギルドでアルバイトしているそうだよ」
リアムは王都の魔法学園に行った。二年間、砦には戻って来ない。
クトフの耳にはイヤーカフがついている。
リアムとのお揃いで、通信の魔道具である。
それを見て知ってしまったナーヴァルがものすごくへこんでいた。
「アルバイト?魔の森の魔物討伐の依頼じゃなくて?」
「書類改善の手伝いらしいよ。冒険者ギルドに提出する書類が改善されれば、砦の仕事も楽になるって言ってたよ」
「あー、リアムそういうのチカラ入ってそうだねー。自分の業務に関わることだもんな」
「、、、それは副砦長のリージェンさんも関わりあるのでは?」
「はははー、書類提出が簡単になると良いねー」
後ろに新たな客が並んだので会話を打ち切り、横に逸れてフォークやらスプーンを取る。
クトフは雑談からテキパキと仕事に戻っている。
俺はカウンターから少し離れた席に座って食事を始める。
この食堂の食事で当番によって当たりハズレがあった時代はもうだいぶ昔のことのように思える。
今では毎食美味い食事にありつけ、それが当たり前のように砦の冒険者には思われている。
俺は冒険者に対応するクトフをやや離れたところから見る。
この砦でリアムに連絡を取ろうとするなら、クトフに頼まなければならない。
クロ様は昼食時にリアムに会いに行っているようだが、リアムがいない砦では特段見かける機会も少ない。たとえクロ様にリアムへの伝言を頼んだとしても伝わるかどうか賭けみたいなところがある。
おそらくリアムの奴隷たちも通信の魔道具を持っているような行動をしているのだが、定かではないし、基本的に彼らに頼みたくない。彼らと事務連絡の会話ですら俺でも疲れるのに、年中一緒にいるビッシュたちはどういう会話をしているのか不思議なくらいだ。
リアムはこの砦と街と魔の大平原で繋がる通信の魔道具を開発したが、長距離可能な通信の魔道具を作ったことはなかった。
ナーヴァルはリアムとの通信の魔道具が欲しいという望みを本人に伝えられなかった。
クトフを見る度に、彼には見えないように溜息を吐いているので、非常に欲しかったのだろう。
ナーヴァルの願いは叶えてやりたいと俺も思うが、俺がクトフから奪ってナーヴァルに渡したら、ナーヴァルがリアムに嫌われるだけで終わってしまう。結果がわかっているのでやらない。
クトフは肩にかかる髪を後ろで縛っている。
まだ、ボサボサ頭で耳のイヤーカフが目立たなければ、ナーヴァルもそこまで視線を追わないだろう。
リアムにイヤーカフを選んだのはわざとなのかと問いたくなるくらいだが、俺はわざとだと確信している。
リアムは執着すると執着しまくる。
あのイヤーカフは、クトフの親友は俺だからとらないでねー、と主張している。
料理人として外す必要のあるアクセサリーを選ばないどころか、常時俺のだ俺のだと主張し続け、敵を蹴散らすものを選択した。
今は、クトフのイヤーカフがリアムとの通信の魔道具ということは砦でも一部の人間しか知らない。
が、魔石をあつらえたイヤーカフ、高価な贈り物だと、事情を知らない誰もが噂する。
リアムが砦に戻ってきたら、ものすごい騒ぎになる気がする。
実際には見たことないが、リアムも同じイヤーカフをしているのだろうから。
ま、贈り主をある程度でも推測できる人間は気づいている。
料理長のクトフは砦の冒険者に人気だ。
そして、砦の管理者のリアムも大人気だ。
補佐たちが研修等でリアム信者を大量に生み出してしまった。
リアムが砦に戻ってきたら、補佐の三人は一度殺される危険性が高いくらいだ。リアムは目立つことが嫌いだからな。半殺しで済むことを祈ろう。
そいつらがリアムとクトフがお揃いのイヤーカフをしているのを見た日には、、、ナーヴァルのような奴らが増える。
魔の大平原で怪我をする者が増加しかねない。
「あーあ、厄介だなー」
「お?何か問題でも起きたか?」
運悪く、呟きを拾われてしまった。
「ビーズ、今日は調整日だったのか?」
「ああ、息子と夕食を一緒に取りたかったのだが、フラれてしまった」
と言って、俺の前に座るなよ。食べ始めるなよ。。。
明日早いからと言って、こんなに早く夕食をとるなよ。
「、、、もう親父と夕食って年齢でもないだろ」
「まだ成人前だぞ。まだまだ子供だ」
父親にとっては子供に見えても、リース本人にとっては子ども扱いされるのは嫌であろう。
A級冒険者ビーズは、本来リアムに関してはナーヴァルとライバル関係になるはずなのだが、リアムには全然本気として受け取られていない。
ビースがリアムを嫁にしたいと言うのは本気なのだろう。ただ、他人からもそう見えないだけで。
残念ながら、ナーヴァルも想いを伝えられていないので、どちらもリアムとはどうにもなっていないが。
リアムはリアムで王都でA級魔導士を捕まえて、砦に連れてくるらしい。
ナーヴァルはその件でも落ち込んでいた。
A級魔導士だから連れて帰るんだろ、と思っていたら、男を連れて帰る、というナーヴァルの認識で合っていた。
リアムに言われた補佐たちが着々に砦の諸々の規程を改正していた。。。
そのA級魔導士は貴族の令息らしく従者等も連れて来るということだった。そのための変更だ。
砦は冒険者しか滞在できなかったからなあ。
使用人を雇う者は街に家を買う。A級魔導士ならあっという間に昇級して稼ぎ、良い屋敷を購入できる。
けれど、砦の規程を変更するということは、リアムにとってその者は砦にいて欲しい人物なのだ。
「子どもに子ども扱いはいけないぞー。拗ねるぞ」
「、、、」
俺もビースも声のした場所を見る。
テーブルの上にオムライスをもぐもぐと食べているクロ様がいる。。。
「ええっと、リアムの作ったオムライス?」
「違うぞー。料理長が作ったオムライスだ」
「クロ様はリアムの作った食事しか食べないのでは?」
「正確にはご飯はリアムが作ったものを温めただけ、その上のオムレツを料理長が作った。いつもリアムのオムライスを食べている僕に料理の成長具合を審査してほしいと頼んで来たのだっ」
小さいクロ様は子供用のものでも皿の方が大きい。
テーブルの上に仁王立ちしても行儀が悪いとは言えないなあ。。。
「味、違うんですか?」
同じようなオムライスにしか見えないけど。
「焼き加減とか卵の半熟加減とかは同等レベルだが、魔力の流れはやはりリアムが作ってこそだな。コレは卵だけが浮いている感じになっている。このオムレツにはリアムの手が多少なりとも関わってないからなあ」
「へえ?もしご飯の方もクトフが作っていたら、クロ様は食べるんですか?」
「食べるわけないじゃないか。人の食事を僕は食べる必要がない。リアムが作るからこそ、リアムとともに食べるからこそ、僕も一緒に食事をする」
「、、、それなのに、よくクトフが作ったオムライスを食べてますね?」
「とめる間もなく、リアムが作ったご飯の上にのせられちゃったからさあー。あー、と言っている間に。。。あの料理長はちょっとあくどいところがリアムに似てしまったよー」
それでも、小さいスプーンでオムライスを口に放り込み、黙々と口を動かしている。リアムの作ったご飯がもったいないから食べているといった感じである。とろとろな卵だから一緒に食べるしかない。
しっかし、砦の守護獣様の意にそぐわないことができる人物がリアム以外にもいたとは。。。
「似るって、クトフはリアムより六歳も年上なんだが」
「幼い時点でリアムと同じ年齢なら、リアムと話が合うわけがない」
「それは言えてる」
一歳児が書類の書き方を教えていたからなあ。大人でようやく話が噛み合う。
リアムは大人たちの中に混じっていたから大人らしく振舞うようになったわけではなく、もともと大人顔負けの人物だった。
「で、お前はリアムに何を連絡したいんだ?」
うおっ?
クロ様に尋ねられるとは思ってもみなかった。
「あー、クリスをどうにかしてもらえないかと」
「あの営業スマイルがどうしたのか?」
「毎晩、ナーヴァルのところに押し掛けているようだけど、、、ナーヴァルが思いのほか消耗している」
リアムがいないのに、クリスの対応で毎日二倍消耗中。。。
仕事の効率がさらに下がる下がる。
けれど、年末年始のように書類がたまる気配がないのが不気味だが、補佐たちが頑張っているのだろうか?
俺は普段と変わらない仕事量しかしてないからなあ。
「、、、リアムの思惑通りにはいかなかったか」
二ヨニヨクロ様がそこにいた。
なぜか機嫌がなおったようだ。
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