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10章 秋休みは稼ぎ時
10-27 義肢の魔法陣 ◆ゴウ視点◆
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◆ゴウ視点◆
広場でラーメンを食べた後、リアムに義肢製作所に付き合ってもらう。
魔法陣の紙の束を渡されたところで、俺がコレを説明するのは無理である。
職人に渡したはいいが、俺に質問を返されても困る。
魔法は使えるが、理論や何やらを説明しろと言われても、なんとなーく感覚で使っている俺には難しい。
ここは街の小さな義肢製作所、に見えて、国家機密の義肢まで扱うところだ。
職人気質な者も多く雇っているが、夜、ほどほどに遅い今の時間、製作所にはすでに所長の一人しかいない。
作業台にいたが、俺が入ってきたのに気づいた。
「お、ゴウ、どうした?義肢を破壊でもしたか?」
なぜか嬉しそうに俺に聞く所長。
後ろのリアム、ゾーイ、バージ、従者くんを目が見ているが、誰も欠けた部分がないのをチェックしている。
「客ではなさそうだな。お前の付き添いか??」
「これを見てくれ」
リアムから渡された紙の束を所長に渡す。
「ん?お前の義肢の魔法陣か。。。と、」
赤が入った魔法陣の紙をパラパラと捲る。
他の皆も適当に作業所の椅子に座らせる。
「魔法陣の変更か?これは、、、冒険者ギルドの研究員でも捕まえたか?」
「赤を入れたのは、ここにいる砦の管理者リアム・メルクイーンだ。俺がこれを説明できないから連れてきた」
「ふむ。。。他の連中もいたら良かったんだが」
所長は何かを考えているようだが。
「所長、魔法陣に手を入れることは難しいのか?」
「、、、できないことはないが、、、これなら新たに組んだ方が早いな」
「へ?」
所長の言葉に、わけわからないという顔をしたのはリアムだ。
「数が数だけに、さすがに一度消して新しくするより、ちょちょっと訂正した方が早くないですか?この義肢は人体にくっついているわけだし」
「はははっ、坊ちゃんがなおしてくれるなら、なおしてくれないか?」
おそらく所長の言葉はこうつなげる予定だったのだろう。もしできるのならば、と。
「ああ、製作者が了承してくれるなら了解した」
リアムがちょっとムッとした表情を浮かべた。
馬鹿にされたとでも思っているのだろうか?
ただ、リアムがこういう表情を浮かべるのも珍しい。普通に無表情で何でも受け流すと思っていたのだが。
リアムが立ち上がると、俺の義肢の部分に魔法陣が何種類も浮かび上がった。
光の模様が少し変わると、次々と大小違う魔法陣が出て来る。
所長の口を大きく開けた間の抜けた表情。。。
他の者たちにも見せてやりたかったなあ。
説明をするのが遅れたが、リアムは規格外だよ。
けれど、リアムは称賛だろうと何だろうと嫌がると思って、所長しかいなさそうな時間を狙ってやって来た。
「はい、終了」
と言いながらも、リアムは所長に渡した紙に赤を追加している。
「魔法陣の組み合わせで、微かにタイムラグが発生していたので、ここも変えました。変更点は製作者がわかっていないとメンテナンスしづらいでしょうから」
何事でもないように、サラリと付け足した。
「ゴウさん、脚の具合はどうですか」
「どうと言われても、、、」
立ち上がったり、屈伸運動するが、何も変わらない気がする。
「そうですね。日常動作ぐらいじゃ変化はないですよね。ゴウさんが長距離全力疾走できる場所があれば良いんですが」
「、、、なら、こっちに来い」
作業場を抜けて、奥に進むと地下室への階段がある。
所長は四人も通した。
本来ならば、職人と義肢をつけた人間しかここに入れない。動いてみて調整するための部屋だ。
初見の四人は一応、周囲を見ている。。。
先見の巫女の神殿を見た後では、今さらか。
地下に、草原と青空が広がっていても、そこまで驚愕しないか。
「ここは規格外の人間用の訓練場だ。仮想空間だから、どれだけ直線で走っても、円を描いて戻ってくるようになっている。ゴウが長距離全力疾走する姿を見たいのなら、ここで走らせればいい」
「じゃあ、ゴウさん、俺がいいというまで全力疾走、あ、収納鞄に得物は持っていますよね」
「ああ、持っているが?」
「それを手に持って、走ってください」
わけがわからないが、長剣を手に持って走り始める。
最初は慣れなかったが。
速度を上げるにつれ、歯車が噛み合ったかのように脚が動く。
久々の感覚にどこまでも走っていたい気持ちになる。
いつまで走っていて良いのかわからないが、リアムがとめるまでは走っていて良いのだろう。
爽快感が駆け抜ける。
リアムたちの前を通り過ぎるのも何度目だろう。
そのままその前を駆け抜けようとした。
待っていたのリアムの笑顔。
ただし、歓迎という意味合いの笑顔ではなく、どこまでも黒い笑顔。
さらに、手には双剣が握られていた。
まさか、長剣を持って走れといった意味はーーーーっ。
リアムに双剣で襲いかかられた。
「くっ」
即座に鞘から剣を引き抜き、一撃を耐える。
重い。
「首都近くのダンジョンはB級魔物までしかいないのなら、対人戦の方がいいでしょう?」
、、、対人戦って、相手はリアムということはこの状態でわかる。
わかるのだが、いきなりS級並みの冒険者と戦えと言われても困るのだが。
しかも、リアムはこの大陸で今一番SS級に近いと言われている、正確な討伐ポイント数なら。
冒険者ギルドの総本部でも上層部の一握りしか知らないことだが、討伐ポイントを訂正して、適正な配分にしたら、彼はすでにS級冒険者。
クジョー王国内の事情で冒険者ギルドがこれ以上踏み込まない方が良いと判断し、C級冒険者のままになっているだけだ。それさえなければ、誰もが説得にあたっていただろう。
一番SS級に近いのに、絶対にSS級にはならない冒険者リアム・メルクイーン。
怪我をする前までは、俺が一番SS級に近いと言われていたのに。
もはや神はSS級冒険者を生み出したくないと言わんばかりだ。
リアムの攻撃をかわし、受け、相手の隙を窺い、反撃に出る。
ああ、面白い。
冒険者としてダンジョンに潜っている方が断然面白い。
左脚が義肢だということも忘れて、戦いに没頭する。
「やめやめーーーーーーっ、ストップストップっ。製作所を壊す気かーーーーーっ」
怒鳴り声が聞こえた。
「ここはただの義肢を動かすための野原だっ。闘技場じゃないーーーーっ」
所長が叫んでいた。
「まあ、ただの四角い地下室ですからねえ、ここ」
リアムが答えた。
リアムの双剣と俺の長剣がまだギリギリとせめぎ合っている。
「S級同士の戦いなんぞ、よそでやれーーーっ」
「俺、C級冒険者なんですけど」
「誰が信じるかーーーーっ」
リアムの首には銅色のプレートが下がっているけど、誰も信じないようだぞ。
ようやくリアムの双剣が鞘に収まった。
ちょっとホッとすると、リアムの襟から覗くクロ様の目が笑う。
あ、まだいたんだ、とか思ってしまった。姿が見えなくなっていたから、もう砦に帰ったものとばかり。
「仕方ない、復元」
リアムが魔法を使った。
「、、、よしっ、冒険者ギルドに修理費を請求しないでおいてやる」
所長が周囲を見回している。
俺にはどう見ても草原と青空で、壁がどうなっていたのかも見えやしない。
「どうでした?左脚は?」
笑って聞かれた。
S級冒険者と戦ったのに、呼吸一つ乱れてない。S級冒険者と対等に戦えるこんなヤツ、誰がC級冒険者と信じるだろう。
「ははっ、少しカラダがなまっているな。鍛え直さないと、魔の砂漠には出れないなあ」
「じゃあ、書類改善が終わるまでは、カラダでも鍛えておいてください」
「職務放棄はしないさ」
「あと、魔石を義肢に組み込んだ方が良いですよ。魔の砂漠で魔力切れ間近になったとき、義肢が動かなくなったら大変ですから」
戦いに魔法も使った上で、魔力切れになっても勝てないような相手なら、残るは死を待つのみだが、ほんの少しの魔力の差が生死を分けることもある。
できることはしておいた方が良い。
「お前が魔の砂漠に戻る決心がついたのなら、俺たちは応援するだけだ。魔石を組み込むのは一か月ほどで調整してやる。うん、お前はそういう笑顔の方が良いな」
所長に背中をばんっっと叩かれた。
広場でラーメンを食べた後、リアムに義肢製作所に付き合ってもらう。
魔法陣の紙の束を渡されたところで、俺がコレを説明するのは無理である。
職人に渡したはいいが、俺に質問を返されても困る。
魔法は使えるが、理論や何やらを説明しろと言われても、なんとなーく感覚で使っている俺には難しい。
ここは街の小さな義肢製作所、に見えて、国家機密の義肢まで扱うところだ。
職人気質な者も多く雇っているが、夜、ほどほどに遅い今の時間、製作所にはすでに所長の一人しかいない。
作業台にいたが、俺が入ってきたのに気づいた。
「お、ゴウ、どうした?義肢を破壊でもしたか?」
なぜか嬉しそうに俺に聞く所長。
後ろのリアム、ゾーイ、バージ、従者くんを目が見ているが、誰も欠けた部分がないのをチェックしている。
「客ではなさそうだな。お前の付き添いか??」
「これを見てくれ」
リアムから渡された紙の束を所長に渡す。
「ん?お前の義肢の魔法陣か。。。と、」
赤が入った魔法陣の紙をパラパラと捲る。
他の皆も適当に作業所の椅子に座らせる。
「魔法陣の変更か?これは、、、冒険者ギルドの研究員でも捕まえたか?」
「赤を入れたのは、ここにいる砦の管理者リアム・メルクイーンだ。俺がこれを説明できないから連れてきた」
「ふむ。。。他の連中もいたら良かったんだが」
所長は何かを考えているようだが。
「所長、魔法陣に手を入れることは難しいのか?」
「、、、できないことはないが、、、これなら新たに組んだ方が早いな」
「へ?」
所長の言葉に、わけわからないという顔をしたのはリアムだ。
「数が数だけに、さすがに一度消して新しくするより、ちょちょっと訂正した方が早くないですか?この義肢は人体にくっついているわけだし」
「はははっ、坊ちゃんがなおしてくれるなら、なおしてくれないか?」
おそらく所長の言葉はこうつなげる予定だったのだろう。もしできるのならば、と。
「ああ、製作者が了承してくれるなら了解した」
リアムがちょっとムッとした表情を浮かべた。
馬鹿にされたとでも思っているのだろうか?
ただ、リアムがこういう表情を浮かべるのも珍しい。普通に無表情で何でも受け流すと思っていたのだが。
リアムが立ち上がると、俺の義肢の部分に魔法陣が何種類も浮かび上がった。
光の模様が少し変わると、次々と大小違う魔法陣が出て来る。
所長の口を大きく開けた間の抜けた表情。。。
他の者たちにも見せてやりたかったなあ。
説明をするのが遅れたが、リアムは規格外だよ。
けれど、リアムは称賛だろうと何だろうと嫌がると思って、所長しかいなさそうな時間を狙ってやって来た。
「はい、終了」
と言いながらも、リアムは所長に渡した紙に赤を追加している。
「魔法陣の組み合わせで、微かにタイムラグが発生していたので、ここも変えました。変更点は製作者がわかっていないとメンテナンスしづらいでしょうから」
何事でもないように、サラリと付け足した。
「ゴウさん、脚の具合はどうですか」
「どうと言われても、、、」
立ち上がったり、屈伸運動するが、何も変わらない気がする。
「そうですね。日常動作ぐらいじゃ変化はないですよね。ゴウさんが長距離全力疾走できる場所があれば良いんですが」
「、、、なら、こっちに来い」
作業場を抜けて、奥に進むと地下室への階段がある。
所長は四人も通した。
本来ならば、職人と義肢をつけた人間しかここに入れない。動いてみて調整するための部屋だ。
初見の四人は一応、周囲を見ている。。。
先見の巫女の神殿を見た後では、今さらか。
地下に、草原と青空が広がっていても、そこまで驚愕しないか。
「ここは規格外の人間用の訓練場だ。仮想空間だから、どれだけ直線で走っても、円を描いて戻ってくるようになっている。ゴウが長距離全力疾走する姿を見たいのなら、ここで走らせればいい」
「じゃあ、ゴウさん、俺がいいというまで全力疾走、あ、収納鞄に得物は持っていますよね」
「ああ、持っているが?」
「それを手に持って、走ってください」
わけがわからないが、長剣を手に持って走り始める。
最初は慣れなかったが。
速度を上げるにつれ、歯車が噛み合ったかのように脚が動く。
久々の感覚にどこまでも走っていたい気持ちになる。
いつまで走っていて良いのかわからないが、リアムがとめるまでは走っていて良いのだろう。
爽快感が駆け抜ける。
リアムたちの前を通り過ぎるのも何度目だろう。
そのままその前を駆け抜けようとした。
待っていたのリアムの笑顔。
ただし、歓迎という意味合いの笑顔ではなく、どこまでも黒い笑顔。
さらに、手には双剣が握られていた。
まさか、長剣を持って走れといった意味はーーーーっ。
リアムに双剣で襲いかかられた。
「くっ」
即座に鞘から剣を引き抜き、一撃を耐える。
重い。
「首都近くのダンジョンはB級魔物までしかいないのなら、対人戦の方がいいでしょう?」
、、、対人戦って、相手はリアムということはこの状態でわかる。
わかるのだが、いきなりS級並みの冒険者と戦えと言われても困るのだが。
しかも、リアムはこの大陸で今一番SS級に近いと言われている、正確な討伐ポイント数なら。
冒険者ギルドの総本部でも上層部の一握りしか知らないことだが、討伐ポイントを訂正して、適正な配分にしたら、彼はすでにS級冒険者。
クジョー王国内の事情で冒険者ギルドがこれ以上踏み込まない方が良いと判断し、C級冒険者のままになっているだけだ。それさえなければ、誰もが説得にあたっていただろう。
一番SS級に近いのに、絶対にSS級にはならない冒険者リアム・メルクイーン。
怪我をする前までは、俺が一番SS級に近いと言われていたのに。
もはや神はSS級冒険者を生み出したくないと言わんばかりだ。
リアムの攻撃をかわし、受け、相手の隙を窺い、反撃に出る。
ああ、面白い。
冒険者としてダンジョンに潜っている方が断然面白い。
左脚が義肢だということも忘れて、戦いに没頭する。
「やめやめーーーーーーっ、ストップストップっ。製作所を壊す気かーーーーーっ」
怒鳴り声が聞こえた。
「ここはただの義肢を動かすための野原だっ。闘技場じゃないーーーーっ」
所長が叫んでいた。
「まあ、ただの四角い地下室ですからねえ、ここ」
リアムが答えた。
リアムの双剣と俺の長剣がまだギリギリとせめぎ合っている。
「S級同士の戦いなんぞ、よそでやれーーーっ」
「俺、C級冒険者なんですけど」
「誰が信じるかーーーーっ」
リアムの首には銅色のプレートが下がっているけど、誰も信じないようだぞ。
ようやくリアムの双剣が鞘に収まった。
ちょっとホッとすると、リアムの襟から覗くクロ様の目が笑う。
あ、まだいたんだ、とか思ってしまった。姿が見えなくなっていたから、もう砦に帰ったものとばかり。
「仕方ない、復元」
リアムが魔法を使った。
「、、、よしっ、冒険者ギルドに修理費を請求しないでおいてやる」
所長が周囲を見回している。
俺にはどう見ても草原と青空で、壁がどうなっていたのかも見えやしない。
「どうでした?左脚は?」
笑って聞かれた。
S級冒険者と戦ったのに、呼吸一つ乱れてない。S級冒険者と対等に戦えるこんなヤツ、誰がC級冒険者と信じるだろう。
「ははっ、少しカラダがなまっているな。鍛え直さないと、魔の砂漠には出れないなあ」
「じゃあ、書類改善が終わるまでは、カラダでも鍛えておいてください」
「職務放棄はしないさ」
「あと、魔石を義肢に組み込んだ方が良いですよ。魔の砂漠で魔力切れ間近になったとき、義肢が動かなくなったら大変ですから」
戦いに魔法も使った上で、魔力切れになっても勝てないような相手なら、残るは死を待つのみだが、ほんの少しの魔力の差が生死を分けることもある。
できることはしておいた方が良い。
「お前が魔の砂漠に戻る決心がついたのなら、俺たちは応援するだけだ。魔石を組み込むのは一か月ほどで調整してやる。うん、お前はそういう笑顔の方が良いな」
所長に背中をばんっっと叩かれた。
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