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8章 愚者は踊り続ける
8-10 それぞれの優先順位 ◆ゾーイ視点◆
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◆ゾーイ視点◆
俺は確か、一時間ほどしたら、とリアムに言った気がしたのだが、言い間違っていたのだろうか。
リアムがなかなか戻って来ない。
さすがに式典も終了しており、ハーラット侯爵家の皆様も控室に戻って来てしまった。
彼らの目は、え?あのリアムを一人で行動させたの?と雄弁に物語っていたが。
一人にしてもらえないか、と言われて、一人にした。
一人になりたい気持ちは俺もよくわかる。
彼の気持ちを慮れば、後からついていって見守るというのは違う気がした。
リアムは今まで母親以外の家族のことを俺たちに話したことがない。
砦のことは良く話すのに。
俺を連れて行きたいというのだから、メリットを多く提示して快く砦に来てもらいたいという気持ちからだろう。
俺は自分の父からリアムの家族のことを聞いていた。
リアムは母親を亡くしている。
父、兄二人、弟がいる。
リアム一人が冒険者となり、砦の管理者となっていることから、父も俺も家族に認められているのだと思っていた。
あのときのリアムの口から出たものは、父と二人の兄に対する悪感情に他ならない。
非常に憎んでいると言っても良い。
クズ親父、バカ兄貴、クソ兄貴というのは、リアムが名付けたそれぞれの固有名詞だろう。
自分の存在を認めてくれる母親だけを好きになっても仕方がない環境で育ったようにしか思えない。
他の兄弟にはつけた家庭教師もおらず、冒険者として、砦の管理者としての仕事をやっている上に家事までやらされていたというのだから。
庭園か広間でのパーティで酒でも浴びるように飲んでいるのかな?
その方が人間らしい行動と言えば、人間らしい。
弟のこともあまり言っていなかったが、現在、リアムの砦の管理者を代理しているのが弟なので、弟との関係は良好なのかもしれない。弟は仕事が滞るほどリアムのことを大好きなようだし。。。
どちらにしろ、リアムは母親以外の家族のことは話したがらない。
「メルクイーン男爵はこちらにいらっしゃいますか?国王陛下のご準備が整いましたので呼びに参りました」
国王の使いが来てしまった。
俺がこの部屋の前に仁王立ちしているので、俺に話しかけたというところだろうが。
どう答えれば良いだろうか。
リアムよ、早く戻ってこい。。。
「ちょうど良かった。待たせたな、ゾーイ」
「あ、リアム」
「メルクイーン男爵、会談の部屋までご案内いたします」
リアムに何をしていたか、問う時間もない。
ハーラット侯爵の控室の前にいる護衛が中に連絡を入れた。
すぐさまハーラット侯爵、クリス、ラーラの三人が出て来る。
「、、、ラーラは下のパーティに出るか、この控室で待っていなさい」
「えー、お兄様、私も一緒に行きたいです」
甘えたラーラに、ハーラット侯爵はほんの少し困った表情を浮かべた。
この兄の妹への溺愛は有名だ。国王に対しても、妹への同席をゴリ押しするのかもしれない。
「すまないが、国王陛下や他の組織の重鎮が集まるこの会談にラーラが参加することはできない。また、ガラスの靴を買ってあげるから、今は好きなものでも食べて待っていなさい」
さすがに妹の要望でも耐えたか。
「わかりましたわ、お兄様。この部屋でお待ちしております」
ラーラは素直に引き下がった、かのように見えた。
「けれど、ゾーイ様は参加されるのですね」
あれ、矛先が俺に向いた?
ラーラの視線はハーラット侯爵にソックリじゃないか?
「ああ、ゾーイには参加してもらう。俺の味方がこの場にはいないからな」
リアムの強い調子の返答に、ラーラも押し黙る。
その返答に仏頂面をしたのはクリスの方だ。
「えー、そんなことないよー。うちよりマックレー侯爵家の方が何を企んでいるかわからないよー」
「、、、クリス、ゾーイは俺を優先してくれるが、お前らはハーラット侯爵家を優先する。それだけのことだ」
「リアム、」
そんなに俺を信じてくれるとは。
というより、俺が五男だからだと思う。
その家の教育が一番色濃く出るのは長男と次男あたりである。大商会を持っている家など、すべての子供に何らかの職を用意できるのなら、すべての子に厳しい教育を施す貴族も存在するが、マックレー侯爵家は仕事を用意できない子供にはわりと自由である。三男、四男はそれぞれ研究者や商人となって家から独立している。ただし、後ろ盾としてマックレー侯爵家の名を使うが。
だから、俺がリアムについていくという判断をしたのなら、それも両親は尊重する。
命の値段を侯爵家だからと踏み倒せるなら踏み倒してもらえるが、誓約魔法で縛られたものまで覆そうとはしないし、その値段を侯爵家が代わりに支払うこともしない。
それぞれ優先順位は異なる。
バージのことは話題に上らないが、彼のテンガラット子爵家はマックレー侯爵家にもハーラット侯爵家にも繋がっていない。商売関係や領地の近さ等、様々な要素から傘下に入る家を探し出す。長年世話になった家の鞍替えをする場合、どんな事情であっても元の傘下のすべての家から総スカンを食らわせられることもあるので、注意が必要だ。
バージは学校で他の者たちと仲良くするのは特に咎められるものではないが、もしも社交界で紺色や白色の衣装を着てきたら、かなり冷たい目で見られるだろう。
彼は跡継ぎだ。彼の行為は他の貴族からしっかりと見られているものである。
貴族による足の引っ張り合いは日常茶飯事だ。
あの式典にバージはいなかった。テンガラット子爵夫妻だけがいた。
あの場は貴族である夫妻での参加が主で、他の貴族も跡継ぎがいたのはもうそろそろ爵位を譲る年齢だろうと思われる者たちである。
バージの意志表示はなかったが、それが今回の意志表示とも言える。特にリアムにとっては。
友人だからという理由でバージがリアムを優先することはないだろう。マックレー侯爵家もハーラット侯爵家も自分に益がなければ傘下には加えない。どちらも擦り寄るには難しい家だ。
極西の砦のメルクイーン男爵家もまた、王都から遠すぎるし、何かあったときに助けを寄越してくれることは期待できない。リアムとお近づきになりたい者は多いが、扱いには困るというのが正直な感想だろう。
国王はリアムの紹介で、辺境伯領のことまで述べた。そして、リアムが辺境伯用のマントを羽織っていたことから、あの場に出席した者たちは理解した。あの地は辺境伯領としての価値はあるが、税金は男爵領並みである。だからこそ、実質的には辺境伯と同等の地位はあるが、他の貴族との兼ね合いでのこの爵位となっているという説明である。
リアムの衣装も、リアムの紹介もあの式典の何もかもが、完全に他の貴族に向けたパフォーマンスであった。
俺たちは会議室というには広い部屋に通される。
大きい机にはすでに座っている者たちがいる。
「リアム・メルクイーン男爵はこちらに」
それぞれ席を指定される。
俺はリアムの隣の席に座る。
反対側の隣の席はハーラット侯爵である。
リアムが口の端で笑った。
「どうした?」
「いや、準備が整ったと聞いてやって来ても、国王はこの場にいないんだなと思って」
「、、、出席者全員が揃ったら入室される」
俺は答えた。
リアムは王城の事情なんて知らないだろう。
あの式典のように、国王は臣下が揃ったら最後に入場する。
「国外の重要な客等には国王が迎えることがある。つまり、国王にとってここにいる人間は迎えるに値しないということか。ご立派なことだ」
リアムの言葉にこの場が凍りついた。国王の席の横に着席している重役が顔を曇らせている。
不敬ととらえられかねない言葉だ。
「いやあ、お噂はかねがね聞いておりましたが、自国の王にもキツイこと言われますねえ」
細目の男が柔らかい笑顔を浮かべながら、リアムに言った。
「冒険者ギルドのクジョー王国本部の本部長の隣に座っているのだから、貴方は大国の総本部から来られた冒険者ギルドのお偉い方でしょう。貴方が怒ればこんな小国どうにでもできるのでは?」
「いやいや、さすがに私もそんな権力は持ち合わせておりませんよ」
「ご謙遜を」
この男もリアムも笑顔で対応している。
リアムが冗談に見せかけて、国王がしでかした失敗を笑って終わらせた。
冒険者ギルドはこの大陸全土に根を下ろす巨大組織である。
この人は国王が迎えなければならなかった要人だ。
国のトップが国を危険に晒したのだ。
冒険者ギルドの本部長が小さくなっているので、それが事実なのだろう。
俺たちは背筋が冷えた。
国の重役たちも息を飲んだ。
俺は確か、一時間ほどしたら、とリアムに言った気がしたのだが、言い間違っていたのだろうか。
リアムがなかなか戻って来ない。
さすがに式典も終了しており、ハーラット侯爵家の皆様も控室に戻って来てしまった。
彼らの目は、え?あのリアムを一人で行動させたの?と雄弁に物語っていたが。
一人にしてもらえないか、と言われて、一人にした。
一人になりたい気持ちは俺もよくわかる。
彼の気持ちを慮れば、後からついていって見守るというのは違う気がした。
リアムは今まで母親以外の家族のことを俺たちに話したことがない。
砦のことは良く話すのに。
俺を連れて行きたいというのだから、メリットを多く提示して快く砦に来てもらいたいという気持ちからだろう。
俺は自分の父からリアムの家族のことを聞いていた。
リアムは母親を亡くしている。
父、兄二人、弟がいる。
リアム一人が冒険者となり、砦の管理者となっていることから、父も俺も家族に認められているのだと思っていた。
あのときのリアムの口から出たものは、父と二人の兄に対する悪感情に他ならない。
非常に憎んでいると言っても良い。
クズ親父、バカ兄貴、クソ兄貴というのは、リアムが名付けたそれぞれの固有名詞だろう。
自分の存在を認めてくれる母親だけを好きになっても仕方がない環境で育ったようにしか思えない。
他の兄弟にはつけた家庭教師もおらず、冒険者として、砦の管理者としての仕事をやっている上に家事までやらされていたというのだから。
庭園か広間でのパーティで酒でも浴びるように飲んでいるのかな?
その方が人間らしい行動と言えば、人間らしい。
弟のこともあまり言っていなかったが、現在、リアムの砦の管理者を代理しているのが弟なので、弟との関係は良好なのかもしれない。弟は仕事が滞るほどリアムのことを大好きなようだし。。。
どちらにしろ、リアムは母親以外の家族のことは話したがらない。
「メルクイーン男爵はこちらにいらっしゃいますか?国王陛下のご準備が整いましたので呼びに参りました」
国王の使いが来てしまった。
俺がこの部屋の前に仁王立ちしているので、俺に話しかけたというところだろうが。
どう答えれば良いだろうか。
リアムよ、早く戻ってこい。。。
「ちょうど良かった。待たせたな、ゾーイ」
「あ、リアム」
「メルクイーン男爵、会談の部屋までご案内いたします」
リアムに何をしていたか、問う時間もない。
ハーラット侯爵の控室の前にいる護衛が中に連絡を入れた。
すぐさまハーラット侯爵、クリス、ラーラの三人が出て来る。
「、、、ラーラは下のパーティに出るか、この控室で待っていなさい」
「えー、お兄様、私も一緒に行きたいです」
甘えたラーラに、ハーラット侯爵はほんの少し困った表情を浮かべた。
この兄の妹への溺愛は有名だ。国王に対しても、妹への同席をゴリ押しするのかもしれない。
「すまないが、国王陛下や他の組織の重鎮が集まるこの会談にラーラが参加することはできない。また、ガラスの靴を買ってあげるから、今は好きなものでも食べて待っていなさい」
さすがに妹の要望でも耐えたか。
「わかりましたわ、お兄様。この部屋でお待ちしております」
ラーラは素直に引き下がった、かのように見えた。
「けれど、ゾーイ様は参加されるのですね」
あれ、矛先が俺に向いた?
ラーラの視線はハーラット侯爵にソックリじゃないか?
「ああ、ゾーイには参加してもらう。俺の味方がこの場にはいないからな」
リアムの強い調子の返答に、ラーラも押し黙る。
その返答に仏頂面をしたのはクリスの方だ。
「えー、そんなことないよー。うちよりマックレー侯爵家の方が何を企んでいるかわからないよー」
「、、、クリス、ゾーイは俺を優先してくれるが、お前らはハーラット侯爵家を優先する。それだけのことだ」
「リアム、」
そんなに俺を信じてくれるとは。
というより、俺が五男だからだと思う。
その家の教育が一番色濃く出るのは長男と次男あたりである。大商会を持っている家など、すべての子供に何らかの職を用意できるのなら、すべての子に厳しい教育を施す貴族も存在するが、マックレー侯爵家は仕事を用意できない子供にはわりと自由である。三男、四男はそれぞれ研究者や商人となって家から独立している。ただし、後ろ盾としてマックレー侯爵家の名を使うが。
だから、俺がリアムについていくという判断をしたのなら、それも両親は尊重する。
命の値段を侯爵家だからと踏み倒せるなら踏み倒してもらえるが、誓約魔法で縛られたものまで覆そうとはしないし、その値段を侯爵家が代わりに支払うこともしない。
それぞれ優先順位は異なる。
バージのことは話題に上らないが、彼のテンガラット子爵家はマックレー侯爵家にもハーラット侯爵家にも繋がっていない。商売関係や領地の近さ等、様々な要素から傘下に入る家を探し出す。長年世話になった家の鞍替えをする場合、どんな事情であっても元の傘下のすべての家から総スカンを食らわせられることもあるので、注意が必要だ。
バージは学校で他の者たちと仲良くするのは特に咎められるものではないが、もしも社交界で紺色や白色の衣装を着てきたら、かなり冷たい目で見られるだろう。
彼は跡継ぎだ。彼の行為は他の貴族からしっかりと見られているものである。
貴族による足の引っ張り合いは日常茶飯事だ。
あの式典にバージはいなかった。テンガラット子爵夫妻だけがいた。
あの場は貴族である夫妻での参加が主で、他の貴族も跡継ぎがいたのはもうそろそろ爵位を譲る年齢だろうと思われる者たちである。
バージの意志表示はなかったが、それが今回の意志表示とも言える。特にリアムにとっては。
友人だからという理由でバージがリアムを優先することはないだろう。マックレー侯爵家もハーラット侯爵家も自分に益がなければ傘下には加えない。どちらも擦り寄るには難しい家だ。
極西の砦のメルクイーン男爵家もまた、王都から遠すぎるし、何かあったときに助けを寄越してくれることは期待できない。リアムとお近づきになりたい者は多いが、扱いには困るというのが正直な感想だろう。
国王はリアムの紹介で、辺境伯領のことまで述べた。そして、リアムが辺境伯用のマントを羽織っていたことから、あの場に出席した者たちは理解した。あの地は辺境伯領としての価値はあるが、税金は男爵領並みである。だからこそ、実質的には辺境伯と同等の地位はあるが、他の貴族との兼ね合いでのこの爵位となっているという説明である。
リアムの衣装も、リアムの紹介もあの式典の何もかもが、完全に他の貴族に向けたパフォーマンスであった。
俺たちは会議室というには広い部屋に通される。
大きい机にはすでに座っている者たちがいる。
「リアム・メルクイーン男爵はこちらに」
それぞれ席を指定される。
俺はリアムの隣の席に座る。
反対側の隣の席はハーラット侯爵である。
リアムが口の端で笑った。
「どうした?」
「いや、準備が整ったと聞いてやって来ても、国王はこの場にいないんだなと思って」
「、、、出席者全員が揃ったら入室される」
俺は答えた。
リアムは王城の事情なんて知らないだろう。
あの式典のように、国王は臣下が揃ったら最後に入場する。
「国外の重要な客等には国王が迎えることがある。つまり、国王にとってここにいる人間は迎えるに値しないということか。ご立派なことだ」
リアムの言葉にこの場が凍りついた。国王の席の横に着席している重役が顔を曇らせている。
不敬ととらえられかねない言葉だ。
「いやあ、お噂はかねがね聞いておりましたが、自国の王にもキツイこと言われますねえ」
細目の男が柔らかい笑顔を浮かべながら、リアムに言った。
「冒険者ギルドのクジョー王国本部の本部長の隣に座っているのだから、貴方は大国の総本部から来られた冒険者ギルドのお偉い方でしょう。貴方が怒ればこんな小国どうにでもできるのでは?」
「いやいや、さすがに私もそんな権力は持ち合わせておりませんよ」
「ご謙遜を」
この男もリアムも笑顔で対応している。
リアムが冗談に見せかけて、国王がしでかした失敗を笑って終わらせた。
冒険者ギルドはこの大陸全土に根を下ろす巨大組織である。
この人は国王が迎えなければならなかった要人だ。
国のトップが国を危険に晒したのだ。
冒険者ギルドの本部長が小さくなっているので、それが事実なのだろう。
俺たちは背筋が冷えた。
国の重役たちも息を飲んだ。
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