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6章 男爵家の後始末
6-7 友人と理解者と弟 ◆ナーヴァル視点◆
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◆ナーヴァル視点◆
夢に見てしまった。
恐ろしいほど欲望丸出しの甘く蕩ける生活。
本人に朝会ったら赤面してしまう上、顔を見れないであろう程の。
現実では絶対にあんな関係になることはあり得ないが。
話したら、普通に目を覚ませと殴られそうだ。
今、その本人は砦にはいない。
いないからこそあんな夢を見るのだろう。
王都へ旅立ってしまった。
結局、リアムのユニークスキルは何なのかわからずじまいだ。
誓約魔法を使えるF級魔導士というのはいないので、魔法学園の方が教会に判定の儀式を再度やり直すように打診するはずだ。
どう考えても教会の神官が寄付金をふんだくるために吐いた嘘だ。
まだ、リアムが出発してそんなに日が経っていないのに寂しい。
今まで近くにいるのが当たり前の生活をしていた。
俺はリアムを頼りに思っていた。
事務作業では彼の横に並ぶ者はいない。
どんなに邪険に扱われても、俺は彼にしつこく質問していた。
以前した質問や、調べればわかること、マニュアルに書かれていること、自分が意志決定しなければならないこと等を質問した場合、途端に表情が変わるようになってしまった。
あまりにもしつこすぎたか。。。
それでも、すぐに的確な指示をくれるのがリアムだ。
通信の魔道具のペンダントがあれば、つながっていると思っていた。
このペンダントは魔の大平原からこの街までの範囲内での通信が可能だ。ということは王都と砦では離れすぎていて使えない。
今やリアムが持っていたペンダントは砦の管理者代理のアミールがつけている。
一番、もしくは、リアム、とペンダントに告げてしまうと、アミールがその通信を取る。
代理が誰になるとわからない時点では、リアムも通信の魔道具に登録されている名前の変更はできない。
それに、一番は名前の変更をしないでほしい。
しないでくれて良かった。
リアムがもう砦に戻ってくる気がないものだと思えてしまうから。
王都への出発前に、リアムは俺の右脚の補助具に魔石をつけてくれた。
最初、俺のことを気遣ってくれて嬉しいと単純に思っていた。
けれど、一週間に一度の魔力の充填もなければ、リアムは俺と会う必要も何もないということにも気づいた。
自分とはただの仕事仲間であり、それだけの繋がりだ。
リアムが砦に戻ってきたくなければ、砦に戻って来る必要もない。
砦の管理者をしたくなければ。
砦を見限ってしまえば。
それに気づいたとき、怖くなった。
リーメルさんの砦を守れという言葉をリアムは守っている。
だから、砦を守るために、二年後には砦に戻って来る。
だが、自分にいくらそのことを言い聞かせても、安心しない自分がいる。
砦は魔物からだけでなく、人間からも攻撃されている。
S級以上の魔物からの攻撃は砦の守護獣が何とかしてくれるが、人間からの攻撃の方が砦の冒険者にとって悪質だ。
砦を守る方法はもはや砦にいるから守れるというものでもないことは、王族からの横槍が砦に飛んでくるのを知っているリアムなら百も承知だろう。王都で彼らを見張っている方が合理的なくらいだ。
当たり前だった日常が、当たり前ではなくなったことに気づく。
「くっらいねー、ナーヴァル」
クリスが極西の砦にやって来た。
コイツはたまにフラッと来て、買い物をしていく。
少ないときでも月に一回、頻繁になると週に数回は来ることがある。
暇なのかと問いたくなるときがある。
「王都のお土産だよー。お前の大好きなお酒だよー、ほらほら元気出せー」
砦長室の砦長の机の上に酒を置く。
「そりゃ、ありがとな、クリス」
「リアムも予定通り王都にちゃんと着いたよー。早速、魔法学園の学園長に無理難題、というほどではないけど要求を押しつけたけど、リアムの要望は全部飲むように国王から言われていたからねー。まったく、学園の門番が追い払ってくれないかなーとか思って、汚い冒険者の格好であの貴族だらけの学園に行くのはリアムぐらいだよ」
「、、、坊ちゃん、何やっているんだ」
俺がため息を吐くと、視線に気づいた。
砦の管理者代理のアミールが俺たちを見ている。。。
「どうした、アミール」
「いえ、やはり侯爵家には空間転移の魔法陣があるんだなあ、と。兄上が言ってましたが、いくら使わせてくれるといっても魔法陣にのるんじゃない、絶対に肉体を崩壊させて闇に葬られる、と」
「、、、いや、使用許可を出したなら、さすがにそんなことしないけど。やっぱりリアムも気づいていたんだなー。言ってくれれば王都まで一瞬だったのに」
「あの悪徳商会長兼腹黒侯爵に借りを作ってはいけない、とも言ってました」
うん、アミール黙ろうか。
たぶんソレは侯爵家に言ってはいけないリアムの言葉だと思うぞ。
リアムはアミールから漏れるとは思ってない、、、わけではないか。アミールに話せば、家庭教師には話しそうだ。アミールの家庭教師は侯爵の妹の家庭教師だ。完全につながっている。それを察せないリアムではない。
「ははは、悪徳商会長兼腹黒侯爵ね。悪徳商会長は兄本人に直接言ったようだから、腹黒侯爵と本人を目の前にして呼びそうだね。。。うん、あの人にそんなこと言えるのはリアムぐらいだよ」
侯爵は怖い人だからな。敵対すると。
リアムは別の意味で怖いが。。。
「そういや、クリス、侯爵が嫁々言っていたが?」
「うわー、怖い顔しないでくれるかなー。兄がリアムを気に入るのはわかり切ったことでしょう。ギリギリな交渉されるのも、予測不可能なことをされるのも大好きな人なんだから」
「くっ、そう言われると否定できないっ。けど、妹を嫁にするんじゃなかったのかよ」
「その予定ではあったんだろうけど、、、リアムは規格外の存在だったからなあ。出会ってしまったら、私には兄を止める術はない」
「このっ、侯爵のイエスマンめっ」
「私はまだ死にたくないからなあ」
「弟を殺すんですか?」
直球でアミールが聞いた。
クリスは冗談で言っているわけではないからだ。
「キミのお兄さん、優しい人で良かったね。あの父親も二人の兄も生かしておいてあげる上に延命までさせていたなんて、リアムくんが知ったら悔しがるだろうね。余計なことをしていたーっって叫びそう」
クリスはすでに事情を知っている。あそこにいた侯爵家が連れてきた者から聞いたのだろう。
「兄上は知らなかったと思いますか?」
「おそらく。知っていたら、彼らに食事を自ら作らなかったんじゃないかな。誰かにお金を払っても、いや、クトフ料理長に頼んで適当な食事を作ってもらっていたに違いないよ。リアムは状態保存の収納鞄を持っているから作り置きしてもらうのも容易いことだ」
「そうでしたね。砦の守護獣様たちだけでなく、クトフ料理長も毎日兄上の作ったオムライスを食べていたんですから、それぐらいのことは。。。」
え?そうだったの?毎日、リアムはオムライス作ってたの?
え?俺、知らなかったんだけど。
「くっそーっ。イケメンに育ちやがってーっ、友人とか言いながら兄上に近づくなんてずるいっ、卑怯っ」
アミールが叫んだ。
え?そうなの?
クトフもリアム狙いなの?
クリスがとんとん、と机を叩いた。
「ねえ、アミールくん、キミも恩恵を受けた一人だということをわかって言っている?」
アミールが押し黙った。
あの兄には負けるが、コイツも侯爵家の人間だ。
冷気が半端ない。
「リアムにとっては彼は唯一の友人だ。リアムを支えた唯一の友人だ。彼がどんな想いをリアムに持っていたとしても蔑ろにしてはいけないよ」
クリスが正論を吐いているっ。
熱でもあるのかっ。
少しの間の後、アミールはこっくりと頷いた。
「良い子だ」
「ところで、クリス様は兄上にとってどういう立ち位置の方なんですか?」
「客、あえて言えば上客。得意先だよ」
リアムの利益って、かなりの部分をコイツが占めている。それもそのはず、あのガラスの靴は原価がゼロにもかかわらずぼったくりレベルの値段がついているのに、妹のためにコイツは買っていくからだ。しかも一年に一度は必ずだ。
そして、侯爵家が発注をかけるときの窓口はコイツだ。
極西の砦にかなりのお金を落としている。
大貴族の彼らにしちゃ、たいした額ではないが。
「友人ではないのですか?」
「私は友人でありたいと願うが、リアムからしたら違うだろうね。私も簡単に切り捨てることができる一人だ」
も。
「私は兄に絶対服従だからね。その点はどうしようもないから、その点においてリアムから信頼を勝ち得ることはない」
コイツの現状把握能力も悲しいこと限りないな。
「絶対服従のお前が、リアムに関しては侯爵に意見を言っていたらしいじゃねえか」
「あっ、それは表で口にしちゃダメだよ。それに私はルイ・ミミスの後ろで言っていただけだからねー。リアムを試すことだけはやめろっていうのはー」
ブンブン手を振って言い訳している。
後ろに侯爵家の護衛が立っているからなあ。
そこまで怖いんだな。
夢に見てしまった。
恐ろしいほど欲望丸出しの甘く蕩ける生活。
本人に朝会ったら赤面してしまう上、顔を見れないであろう程の。
現実では絶対にあんな関係になることはあり得ないが。
話したら、普通に目を覚ませと殴られそうだ。
今、その本人は砦にはいない。
いないからこそあんな夢を見るのだろう。
王都へ旅立ってしまった。
結局、リアムのユニークスキルは何なのかわからずじまいだ。
誓約魔法を使えるF級魔導士というのはいないので、魔法学園の方が教会に判定の儀式を再度やり直すように打診するはずだ。
どう考えても教会の神官が寄付金をふんだくるために吐いた嘘だ。
まだ、リアムが出発してそんなに日が経っていないのに寂しい。
今まで近くにいるのが当たり前の生活をしていた。
俺はリアムを頼りに思っていた。
事務作業では彼の横に並ぶ者はいない。
どんなに邪険に扱われても、俺は彼にしつこく質問していた。
以前した質問や、調べればわかること、マニュアルに書かれていること、自分が意志決定しなければならないこと等を質問した場合、途端に表情が変わるようになってしまった。
あまりにもしつこすぎたか。。。
それでも、すぐに的確な指示をくれるのがリアムだ。
通信の魔道具のペンダントがあれば、つながっていると思っていた。
このペンダントは魔の大平原からこの街までの範囲内での通信が可能だ。ということは王都と砦では離れすぎていて使えない。
今やリアムが持っていたペンダントは砦の管理者代理のアミールがつけている。
一番、もしくは、リアム、とペンダントに告げてしまうと、アミールがその通信を取る。
代理が誰になるとわからない時点では、リアムも通信の魔道具に登録されている名前の変更はできない。
それに、一番は名前の変更をしないでほしい。
しないでくれて良かった。
リアムがもう砦に戻ってくる気がないものだと思えてしまうから。
王都への出発前に、リアムは俺の右脚の補助具に魔石をつけてくれた。
最初、俺のことを気遣ってくれて嬉しいと単純に思っていた。
けれど、一週間に一度の魔力の充填もなければ、リアムは俺と会う必要も何もないということにも気づいた。
自分とはただの仕事仲間であり、それだけの繋がりだ。
リアムが砦に戻ってきたくなければ、砦に戻って来る必要もない。
砦の管理者をしたくなければ。
砦を見限ってしまえば。
それに気づいたとき、怖くなった。
リーメルさんの砦を守れという言葉をリアムは守っている。
だから、砦を守るために、二年後には砦に戻って来る。
だが、自分にいくらそのことを言い聞かせても、安心しない自分がいる。
砦は魔物からだけでなく、人間からも攻撃されている。
S級以上の魔物からの攻撃は砦の守護獣が何とかしてくれるが、人間からの攻撃の方が砦の冒険者にとって悪質だ。
砦を守る方法はもはや砦にいるから守れるというものでもないことは、王族からの横槍が砦に飛んでくるのを知っているリアムなら百も承知だろう。王都で彼らを見張っている方が合理的なくらいだ。
当たり前だった日常が、当たり前ではなくなったことに気づく。
「くっらいねー、ナーヴァル」
クリスが極西の砦にやって来た。
コイツはたまにフラッと来て、買い物をしていく。
少ないときでも月に一回、頻繁になると週に数回は来ることがある。
暇なのかと問いたくなるときがある。
「王都のお土産だよー。お前の大好きなお酒だよー、ほらほら元気出せー」
砦長室の砦長の机の上に酒を置く。
「そりゃ、ありがとな、クリス」
「リアムも予定通り王都にちゃんと着いたよー。早速、魔法学園の学園長に無理難題、というほどではないけど要求を押しつけたけど、リアムの要望は全部飲むように国王から言われていたからねー。まったく、学園の門番が追い払ってくれないかなーとか思って、汚い冒険者の格好であの貴族だらけの学園に行くのはリアムぐらいだよ」
「、、、坊ちゃん、何やっているんだ」
俺がため息を吐くと、視線に気づいた。
砦の管理者代理のアミールが俺たちを見ている。。。
「どうした、アミール」
「いえ、やはり侯爵家には空間転移の魔法陣があるんだなあ、と。兄上が言ってましたが、いくら使わせてくれるといっても魔法陣にのるんじゃない、絶対に肉体を崩壊させて闇に葬られる、と」
「、、、いや、使用許可を出したなら、さすがにそんなことしないけど。やっぱりリアムも気づいていたんだなー。言ってくれれば王都まで一瞬だったのに」
「あの悪徳商会長兼腹黒侯爵に借りを作ってはいけない、とも言ってました」
うん、アミール黙ろうか。
たぶんソレは侯爵家に言ってはいけないリアムの言葉だと思うぞ。
リアムはアミールから漏れるとは思ってない、、、わけではないか。アミールに話せば、家庭教師には話しそうだ。アミールの家庭教師は侯爵の妹の家庭教師だ。完全につながっている。それを察せないリアムではない。
「ははは、悪徳商会長兼腹黒侯爵ね。悪徳商会長は兄本人に直接言ったようだから、腹黒侯爵と本人を目の前にして呼びそうだね。。。うん、あの人にそんなこと言えるのはリアムぐらいだよ」
侯爵は怖い人だからな。敵対すると。
リアムは別の意味で怖いが。。。
「そういや、クリス、侯爵が嫁々言っていたが?」
「うわー、怖い顔しないでくれるかなー。兄がリアムを気に入るのはわかり切ったことでしょう。ギリギリな交渉されるのも、予測不可能なことをされるのも大好きな人なんだから」
「くっ、そう言われると否定できないっ。けど、妹を嫁にするんじゃなかったのかよ」
「その予定ではあったんだろうけど、、、リアムは規格外の存在だったからなあ。出会ってしまったら、私には兄を止める術はない」
「このっ、侯爵のイエスマンめっ」
「私はまだ死にたくないからなあ」
「弟を殺すんですか?」
直球でアミールが聞いた。
クリスは冗談で言っているわけではないからだ。
「キミのお兄さん、優しい人で良かったね。あの父親も二人の兄も生かしておいてあげる上に延命までさせていたなんて、リアムくんが知ったら悔しがるだろうね。余計なことをしていたーっって叫びそう」
クリスはすでに事情を知っている。あそこにいた侯爵家が連れてきた者から聞いたのだろう。
「兄上は知らなかったと思いますか?」
「おそらく。知っていたら、彼らに食事を自ら作らなかったんじゃないかな。誰かにお金を払っても、いや、クトフ料理長に頼んで適当な食事を作ってもらっていたに違いないよ。リアムは状態保存の収納鞄を持っているから作り置きしてもらうのも容易いことだ」
「そうでしたね。砦の守護獣様たちだけでなく、クトフ料理長も毎日兄上の作ったオムライスを食べていたんですから、それぐらいのことは。。。」
え?そうだったの?毎日、リアムはオムライス作ってたの?
え?俺、知らなかったんだけど。
「くっそーっ。イケメンに育ちやがってーっ、友人とか言いながら兄上に近づくなんてずるいっ、卑怯っ」
アミールが叫んだ。
え?そうなの?
クトフもリアム狙いなの?
クリスがとんとん、と机を叩いた。
「ねえ、アミールくん、キミも恩恵を受けた一人だということをわかって言っている?」
アミールが押し黙った。
あの兄には負けるが、コイツも侯爵家の人間だ。
冷気が半端ない。
「リアムにとっては彼は唯一の友人だ。リアムを支えた唯一の友人だ。彼がどんな想いをリアムに持っていたとしても蔑ろにしてはいけないよ」
クリスが正論を吐いているっ。
熱でもあるのかっ。
少しの間の後、アミールはこっくりと頷いた。
「良い子だ」
「ところで、クリス様は兄上にとってどういう立ち位置の方なんですか?」
「客、あえて言えば上客。得意先だよ」
リアムの利益って、かなりの部分をコイツが占めている。それもそのはず、あのガラスの靴は原価がゼロにもかかわらずぼったくりレベルの値段がついているのに、妹のためにコイツは買っていくからだ。しかも一年に一度は必ずだ。
そして、侯爵家が発注をかけるときの窓口はコイツだ。
極西の砦にかなりのお金を落としている。
大貴族の彼らにしちゃ、たいした額ではないが。
「友人ではないのですか?」
「私は友人でありたいと願うが、リアムからしたら違うだろうね。私も簡単に切り捨てることができる一人だ」
も。
「私は兄に絶対服従だからね。その点はどうしようもないから、その点においてリアムから信頼を勝ち得ることはない」
コイツの現状把握能力も悲しいこと限りないな。
「絶対服従のお前が、リアムに関しては侯爵に意見を言っていたらしいじゃねえか」
「あっ、それは表で口にしちゃダメだよ。それに私はルイ・ミミスの後ろで言っていただけだからねー。リアムを試すことだけはやめろっていうのはー」
ブンブン手を振って言い訳している。
後ろに侯爵家の護衛が立っているからなあ。
そこまで怖いんだな。
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