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5章 必要とされない者
5-8 通信の魔道具の使い方
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「コ、コレでリアム様と通話できてしまうんですかっ?なんて素晴らしい魔道具。リアム様は天才ですかっ」
気持ち悪い反応を返したのは、言わずと知れた奴隷のルーである。
そのペンダント、返して。
彼らに通信の魔道具の説明をしているところだ。
「ずっるいー、ルーだけー。パーティリーダーだからってもらえるなら、俺がリーダーになっても良いんだぞ」
ロウがルーに提案する。
気持ち悪い反応を続けなくていいぞ。
「実は、お前たち三人には特別仕様の通信の魔道具があるのだが、貰いたくなければ貰わなくていいぞ」
お揃いの首輪、、、チョーカーの真ん中にペンダントヘッドとなる飾りがついている。
砦の職人の熱い一人が聞きつけて、あの三人に作るならーーーーーっ、と言って作ってしまった力作だ。俺がとめる間もなく。。。
「もちろんありがたくいただきます」
三人にフリフリ尻尾が見える。とうとう俺の目もおかしくなったか。
この通信の魔道具は貸与ではない。
彼らは俺の奴隷である。彼らの持ち物は俺の物でもあるのだ。
喜んで首輪、、、チョーカーをつけるな。三人とも堂々と胸を張るな。
「こんな良い物をいただけるなんて、奴隷になって良かった」
レイ、、、泣くな。青空を見上げて泣くな。
俺が半目になっちゃう。。。
彼らに与えた物についているペンダントヘッドはA級、B級冒険者パーティリーダーに渡したものと似ている。
が、姿形は似ているが、内容は違うものとなっている。
中継機が完成して、実験も滞りなく無事に済んだ。
半分の大きさの魔石の台座同士をそれぞれ連結できる、豪華な台座が出来上がった。ある程度の数がつなげられるように真ん中に大きな魔石を置いて、その魔石が通信を中継するような形になっているので、周囲にそれぞれの半分の魔石を置くことができる。
砦からの貸与物なら魔石の魔力がなくなってきたら、そこの部分だけを総取り換えすればいい話だ。
コレで通信の魔道具のペンダントの数を増やすことができる。大きい魔石が見つかったら、ペンダントの数を増やして本当に総取り換えという手間はなくなる。それだと持ち主の数はそこまで増えないだろう。魔石の大きさが所持者の数となってしまうのだから。相互に中継できる物がなければ、一式一式すべてが独立した通信機となってしまっていたところだ。
それが一番の懸念材料だったからなあ。
連結ができて、通信を中継することができて本当に良かった。
実は、奴隷の三人のも実験用だ。魔石を分割した残りも大切に置いてあるが、作ってあるのはこの三人分だけだ。
砦のものと侯爵家の通信の魔道具とはきちんとお互いに認識したが、もう少し個数を増やすとどうかと疑問が生じる。
手元に魔石があったので、挑戦してみた。他のは半分の魔石とペンダント一個とか作り、残りの割った魔石は保管しておくのだが。
基本的にこの砦の分は連番で良いのだが、つまり次の魔石は三十一番からとすれば問題ないが、今後の課題だろうな。奴隷三人のは三十一番、三十二番、三十三番となっている。裏に番号が入っているのでわかりやすいが、もし変更しなければならないときには面倒である。
ちなみに侯爵家のも表向き一番から三十番になっているが、こっそりな裏番号があり、ハーラット侯爵のハが頭につく、ハ一番~ハ三十番となっている。実験に使うので、砦の番号と区別がつかないとマズかったためだ。
今後、王都とこの砦の通信の魔道具がつながる可能性も万に一つはあるかもしれない。
もし他にも作る機会があるのなら裏番号は今後もこっそり設定しておこう。
「で、そっちのペンダントはどうするおつもりで?」
ルーが俺の手元の彼らから取り上げたペンダントを見ている。
「あ、ビッシュ、これ持っててー」
「ええっ、だって、コレ、パーティリーダーが持っているものでしょっ」
あまりにも驚いているけど、そんなに驚く?
「うん、パーティリーダーはルーなんだけど、それはビッシュの名前で登録しているから」
「ええっ、何でっ?」
「ルーは一つ持っているから。今は数がないから同じ人間が二つ持つより、同じパーティ内でも別の人間が持っていた方が良い。それにビッシュたちは補給をするために別行動をすることも多いからな。けれど、ソレはビッシュだけでなくルーも登録しているから、ルーと言われたら、それが着信して震えるから応答してね」
取説と番号表をそれぞれに渡す。
ビッシュが受け持つ分はビッシュに渡す。
表向きにはビッシュの名前が書いてあるが、A級、B級冒険者パーティリーダーに渡すとされている魔道具である。番号表を見ずに、ルーの名前を呼んでしまう者がいるかもしれない。
ビッシュに渡した番号表には三十一番から三十三番までの表記があるが、他の者に渡した物にはその表記はない。
「、、、では、これは三十一番でしかつながらないということですか」
ルーは自分の首輪を指さす。
「ビッシュが持っているものなら、ルーと言えば三十一番につながる」
ルーであるはずの個体が、ルーと言えば別のルーに行く。同じ名前の場合、基本的に数が少ない方が優位になるらしい。同じ名前がある場合、番号が若い方に着信してしまうのだ、この通信の魔道具は。自分の番号には自分でかけられないからその番号をスルーする。
そして、番号順でありながら、まずは発信する側と同じ魔石の方を検索する。同じ魔石で作られた奴隷用の魔道具同士だと、ルーで着信があるのは三十一番になるのである。
「首輪、、、チョーカーの魔道具同士ならルーと呼べば普通にルーにつながるし、他のパーティにはお前たちはルーではなくビッシュがペンダントを持っていると思われるだろう」
その首輪、、、チョーカーを見ない限りは。表向き三十一番から三十三番は欠番である。というより今のところ六十番まで欠番にしようと思っている。その魔石で作れる数の番号は取っておかないと、番号管理が面倒になってしまうからな。
何でこんな面倒なことをしているのかというと。
だって、彼らは砦の冒険者ではないから。
厳密に言えば、このペンダントは砦の冒険者であるA級、B級冒険者パーティリーダーに渡すものだから。
「リアム様ーっ」
ルーがペンダントヘッドを手に持って、俺を呼んだ。
俺のペンダントが震える。。。
「試すなら、お前ら四人で試せばいいだろ」
一応取って応答するが、すぐ近くにいるので、俺の声がダブって聞こえる。
「リアム様とつながっているという事実が俺たちを強くしてくれるのです」
「俺相手の場合は緊急時や事務連絡以外には使うな。事務連絡も夜間は使うなよ。次の日に回せるものは次の日にしろ。で、着信した側は相手が誰かわからないから、最初に名乗れよ」
「はいっ、ルーですっ」
取説をグリグリとルーの頬に押し付けておいた。せっかく作ったのだから、ちゃんと読め。
レイ、ロウ、これはご褒美ではないぞ。羨ましそうな視線を寄越すな。
一度、通信の魔道具講座もした方が良いのだろうか?
使い方があまりにもひどかったら検討しよう。
魔石の魔力の減り方も、今後観察していかなければならないし。
俺がペンダントから手を離すと、また俺のペンダントが震えた。
奴隷の三人が首を横に振る。
俺はペンダントを握る。
「はい?」
「リアムか?俺だ」
「どこの俺さんでしょうか?」
この世界にもオレオレ詐欺があるのかな?
「ビーズだ、ビーズっ。今、お前、どこにいる?」
「俺の奴隷さんたちのところで、通信の魔道具の説明をしている」
「D級一人が率いるE級、F級の班の一つが行方不明になっている。見晴らし台から探しても見当たらないそうだ」
おや?ビーズは魔の大平原で魔物討伐しているはずだ。
なぜ俺よりもビーズの方に先に連絡が言ったのだろう?
「その中に俺の息子が入っている。俺が何か知らないかと砦長から連絡が来た」
魔の大平原にいる人間に何を聞いているのだ、ナーヴァル。
自分が企てた計画的犯行でない限り、知らんだろ。
気持ち悪い反応を返したのは、言わずと知れた奴隷のルーである。
そのペンダント、返して。
彼らに通信の魔道具の説明をしているところだ。
「ずっるいー、ルーだけー。パーティリーダーだからってもらえるなら、俺がリーダーになっても良いんだぞ」
ロウがルーに提案する。
気持ち悪い反応を続けなくていいぞ。
「実は、お前たち三人には特別仕様の通信の魔道具があるのだが、貰いたくなければ貰わなくていいぞ」
お揃いの首輪、、、チョーカーの真ん中にペンダントヘッドとなる飾りがついている。
砦の職人の熱い一人が聞きつけて、あの三人に作るならーーーーーっ、と言って作ってしまった力作だ。俺がとめる間もなく。。。
「もちろんありがたくいただきます」
三人にフリフリ尻尾が見える。とうとう俺の目もおかしくなったか。
この通信の魔道具は貸与ではない。
彼らは俺の奴隷である。彼らの持ち物は俺の物でもあるのだ。
喜んで首輪、、、チョーカーをつけるな。三人とも堂々と胸を張るな。
「こんな良い物をいただけるなんて、奴隷になって良かった」
レイ、、、泣くな。青空を見上げて泣くな。
俺が半目になっちゃう。。。
彼らに与えた物についているペンダントヘッドはA級、B級冒険者パーティリーダーに渡したものと似ている。
が、姿形は似ているが、内容は違うものとなっている。
中継機が完成して、実験も滞りなく無事に済んだ。
半分の大きさの魔石の台座同士をそれぞれ連結できる、豪華な台座が出来上がった。ある程度の数がつなげられるように真ん中に大きな魔石を置いて、その魔石が通信を中継するような形になっているので、周囲にそれぞれの半分の魔石を置くことができる。
砦からの貸与物なら魔石の魔力がなくなってきたら、そこの部分だけを総取り換えすればいい話だ。
コレで通信の魔道具のペンダントの数を増やすことができる。大きい魔石が見つかったら、ペンダントの数を増やして本当に総取り換えという手間はなくなる。それだと持ち主の数はそこまで増えないだろう。魔石の大きさが所持者の数となってしまうのだから。相互に中継できる物がなければ、一式一式すべてが独立した通信機となってしまっていたところだ。
それが一番の懸念材料だったからなあ。
連結ができて、通信を中継することができて本当に良かった。
実は、奴隷の三人のも実験用だ。魔石を分割した残りも大切に置いてあるが、作ってあるのはこの三人分だけだ。
砦のものと侯爵家の通信の魔道具とはきちんとお互いに認識したが、もう少し個数を増やすとどうかと疑問が生じる。
手元に魔石があったので、挑戦してみた。他のは半分の魔石とペンダント一個とか作り、残りの割った魔石は保管しておくのだが。
基本的にこの砦の分は連番で良いのだが、つまり次の魔石は三十一番からとすれば問題ないが、今後の課題だろうな。奴隷三人のは三十一番、三十二番、三十三番となっている。裏に番号が入っているのでわかりやすいが、もし変更しなければならないときには面倒である。
ちなみに侯爵家のも表向き一番から三十番になっているが、こっそりな裏番号があり、ハーラット侯爵のハが頭につく、ハ一番~ハ三十番となっている。実験に使うので、砦の番号と区別がつかないとマズかったためだ。
今後、王都とこの砦の通信の魔道具がつながる可能性も万に一つはあるかもしれない。
もし他にも作る機会があるのなら裏番号は今後もこっそり設定しておこう。
「で、そっちのペンダントはどうするおつもりで?」
ルーが俺の手元の彼らから取り上げたペンダントを見ている。
「あ、ビッシュ、これ持っててー」
「ええっ、だって、コレ、パーティリーダーが持っているものでしょっ」
あまりにも驚いているけど、そんなに驚く?
「うん、パーティリーダーはルーなんだけど、それはビッシュの名前で登録しているから」
「ええっ、何でっ?」
「ルーは一つ持っているから。今は数がないから同じ人間が二つ持つより、同じパーティ内でも別の人間が持っていた方が良い。それにビッシュたちは補給をするために別行動をすることも多いからな。けれど、ソレはビッシュだけでなくルーも登録しているから、ルーと言われたら、それが着信して震えるから応答してね」
取説と番号表をそれぞれに渡す。
ビッシュが受け持つ分はビッシュに渡す。
表向きにはビッシュの名前が書いてあるが、A級、B級冒険者パーティリーダーに渡すとされている魔道具である。番号表を見ずに、ルーの名前を呼んでしまう者がいるかもしれない。
ビッシュに渡した番号表には三十一番から三十三番までの表記があるが、他の者に渡した物にはその表記はない。
「、、、では、これは三十一番でしかつながらないということですか」
ルーは自分の首輪を指さす。
「ビッシュが持っているものなら、ルーと言えば三十一番につながる」
ルーであるはずの個体が、ルーと言えば別のルーに行く。同じ名前の場合、基本的に数が少ない方が優位になるらしい。同じ名前がある場合、番号が若い方に着信してしまうのだ、この通信の魔道具は。自分の番号には自分でかけられないからその番号をスルーする。
そして、番号順でありながら、まずは発信する側と同じ魔石の方を検索する。同じ魔石で作られた奴隷用の魔道具同士だと、ルーで着信があるのは三十一番になるのである。
「首輪、、、チョーカーの魔道具同士ならルーと呼べば普通にルーにつながるし、他のパーティにはお前たちはルーではなくビッシュがペンダントを持っていると思われるだろう」
その首輪、、、チョーカーを見ない限りは。表向き三十一番から三十三番は欠番である。というより今のところ六十番まで欠番にしようと思っている。その魔石で作れる数の番号は取っておかないと、番号管理が面倒になってしまうからな。
何でこんな面倒なことをしているのかというと。
だって、彼らは砦の冒険者ではないから。
厳密に言えば、このペンダントは砦の冒険者であるA級、B級冒険者パーティリーダーに渡すものだから。
「リアム様ーっ」
ルーがペンダントヘッドを手に持って、俺を呼んだ。
俺のペンダントが震える。。。
「試すなら、お前ら四人で試せばいいだろ」
一応取って応答するが、すぐ近くにいるので、俺の声がダブって聞こえる。
「リアム様とつながっているという事実が俺たちを強くしてくれるのです」
「俺相手の場合は緊急時や事務連絡以外には使うな。事務連絡も夜間は使うなよ。次の日に回せるものは次の日にしろ。で、着信した側は相手が誰かわからないから、最初に名乗れよ」
「はいっ、ルーですっ」
取説をグリグリとルーの頬に押し付けておいた。せっかく作ったのだから、ちゃんと読め。
レイ、ロウ、これはご褒美ではないぞ。羨ましそうな視線を寄越すな。
一度、通信の魔道具講座もした方が良いのだろうか?
使い方があまりにもひどかったら検討しよう。
魔石の魔力の減り方も、今後観察していかなければならないし。
俺がペンダントから手を離すと、また俺のペンダントが震えた。
奴隷の三人が首を横に振る。
俺はペンダントを握る。
「はい?」
「リアムか?俺だ」
「どこの俺さんでしょうか?」
この世界にもオレオレ詐欺があるのかな?
「ビーズだ、ビーズっ。今、お前、どこにいる?」
「俺の奴隷さんたちのところで、通信の魔道具の説明をしている」
「D級一人が率いるE級、F級の班の一つが行方不明になっている。見晴らし台から探しても見当たらないそうだ」
おや?ビーズは魔の大平原で魔物討伐しているはずだ。
なぜ俺よりもビーズの方に先に連絡が言ったのだろう?
「その中に俺の息子が入っている。俺が何か知らないかと砦長から連絡が来た」
魔の大平原にいる人間に何を聞いているのだ、ナーヴァル。
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