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4章 闇夜を彷徨う
4-12 やはり嫁なのか?
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今朝、ビーズは魔の大平原の奥地へ旅立っていった。
今回は担当のエリアを決めていないので、適当にやってくれるだろう。
うちのA級冒険者に縄張り意識というものは存在しない。奥地ではコレでもかと魔物が湧き出て来る。少しでもA級の魔物を倒してくれればありがたいとしか思わないだろう。魔物肉が冒険者ギルドに買取されていなかった時代でも、他のダンジョンより実入りが良かったという話だ。討伐する魔物の数が数だからな。。。
A級冒険者は人が入れる奥地の一番奥でA級魔物を基本的に狩る。余裕があればB級魔物も、といった具合だ。
その次に担当エリアを割り振られているB級冒険者は、B級魔物を狩る。もしもA級魔物が流れてきたら、できるだけ仲間で討伐することになっている。仲間を組んでいるため、A級魔物相手でも一頭であればそうそうヤられることはない。余裕があれば他の級の魔物も倒してもらう。
どちらも級に関わらず、自分が襲われたらその魔物に対処することになるが。
奥地からそのまま砦の方へ進んでいってしまうC級以下の魔物は、砦から地平線までの間にいるC級、D級冒険者が対応する。数が多い弱い魔物が砦近くまで来ることになるが、それらはD級冒険者が班長を担当するE級、F級冒険者が討伐して、冒険者としての経験を増やしていく。
そう、基本的にはこの魔の大平原は奥地から魔物は現れるが、たまに砦の見晴らし台から見張っていたはずなのに、いきなり魔物がパッと現れるような時がある。見張り役がサボっていたわけではなく、そういう事例はかなり多い。
そのことを知らない冒険者が見張り役を責めるが、そういうときはその冒険者も見張り役をやってもらう。
その事実が痛いほどわかるからだ。
あれだけ見張っていたのにっ、と叫ぶこととなる。地平線をずっと見ていても、そこから現れなければ見逃すのだ。
んで、奥地から湧き出ない魔物が、こんな大群と言われる数が湧き出る事例はそうそうない。
人為的なものを感じた。
ビーズが砦に来た数日で何かした、と考えるのが普通であり、本人が何も知らない内に依頼人に荷物の中に忍び込まされていたということもあり得る。
が、ビーズを見ていたが、それらしき動きも物もない。そもそも、囮役を買って出てしまった人間だ。
ビーズではないのかもな。断定できないが。
「あー、リアム、おはよー、おやすみー」
「はい、お疲れ様でしたー」
夜勤のリージェンが砦長室から出ていこうとした。
今日はほんのちょっと交替が遅いな。何かあったのかな?
普段なら俺は家事をやってから砦に来るので、俺が砦長室に来るときにはナーヴァルになっている。
リージェンの後姿を見送ろうとした。
が。
「ナーヴァルっ、リージェンを確保っ」
「はあっ?」
わけのわからないままに、俺の指示通りにナーヴァルがリージェンを取り押さえてくれる。
砦長室の扉の前でリージェンはナーヴァルに伸し掛かられている。
「リアムー、何の冗談ー?もう眠いのにー。でも、ご飯も食べたいー」
「リージェン、収納鞄につけているソレは何だ?」
「んー?」
リージェンはナーヴァルを押し退け、自分の収納鞄を外す。
「ソレ?ナーヴァルがつけてくれたんじゃないの?」
リージェンの収納鞄に可愛らしく小さい人形のキーホルダーがついている。
「俺はつけてないぞ。貰ったもんじゃなかったのか?」
「えー?俺、収納鞄の中身、整理整頓してないんだけどー?ナーヴァルから戻って来たときにはついていたぞ」
「はあ?俺はお前から預かったときにはついていたぞ」
リージェンの収納鞄の中身担当はまだナーヴァルだったのか。。。嫁か?嫁なのか?
もうパーティの仲間ではないんだぞ。荷物の管理ぐらい自分でしろや。
「妙なものがついているときは、お互い確認しろ」
「はーい、で、コレが何?俺の熱烈なファンからの贈り物だった?実は盗品とか?」
リージェンは自分の収納鞄からキーホルダーを外して、俺に渡す。俺はビロビロの袋に受け取る。
「コレが、今回の魔物の大量発生の原因だと思われる。よくよく見ると、魔力の残滓が残っている」
「ふへぇっ?」
変な声がリージェンから漏れた。
自分の荷物が魔物大量発生の原因だと言われて驚かない奴はいないか。本当に知らなければ、特に。
「え?俺、変なものつけてたの?砦の冒険者内ではささやかなものを大切な仲間に日頃の感謝とともに贈り合うことが増えていると聞くし、ナーヴァルがこっそりプレゼントしてくれたんだなーと思っていたんだけどっ」
へー、そんな習慣があったのか。
俺は知らなくても仕方ない。仲間がいないからなー。寂しい世の中だ。。。
「日頃の感謝なら、俺からお前にじゃなくて、お前から俺に、が先だろう」
ナーヴァルが苦い顔をして、正しい答えを言った。
俺は砦長室の扉を閉める。
砦長、副砦長、補佐二人がこの部屋にいる。リージェンと一緒に夜勤であった残りの補佐一人は朝食か、寝ているかどちらかだろう。良かったな、砦長室をさっさと後にしていて。
「お前ら、席につけ。さて、緊急会議だ」
「えー、朝ごはんー」
非難の声を上げたリージェンにそっと携帯食を渡す。
「ううっ、普通の朝ご飯が食べたい」
と言いつつも、早速齧っている。
「ナーヴァル、リージェン、補佐も覚えているなら覚えていることを。魔物が大量発生したのは早朝だ。その前日からの行動をすべて思い出せ。特に接触のあった人間を、特に外部の人間を洗い出せ」
「リアムの目が怖いー。思い出さなきゃ寝かせないって言うんだろう」
「その通りだ、リージェン。大正解だから花丸をあげよう」
「ううぅ、、、リアムが俺たちのことを呼び捨てにするときはロクなことがない」
「お前が蒔いた種だ。しっかり収穫しろ」
「何で俺たちも、、、」
ナーヴァルがぼやいたので、にっこりと笑ってやる。
「ナーヴァル、お前らの収納鞄の受け渡し時に、妙なものをひっそりと取りつけられたんだろう?勘違いするんじゃない、お前ら二人のせいだ。今、巻き込まれているのは俺と補佐たちだ。ナーヴァル、リージェン、砦長と副砦長が砦を混乱に落とすな。さて、魔法で無理矢理白状させられるより、自らそれらしき人物を思い出した方がきっといいぞ」
「おおう、、、坊ちゃんが黒い笑顔だ」
「リアムがお怒りじゃー。甘いものでも食べて、まずは静まりたまえー」
リージェンが俺に板チョコを差し出した。持っているなら、それを食っておけばいいのに。
もらえるなら食うけど。ガリガリガリ。
「さて、思い出したか?というより収納鞄を最後にやり取りしたのはいつだ?」
「それは前日の夜だったよー。夜八時の交替のときに、収納鞄をナーヴァルに押しつけた」
「そのときこのキーホルダーは?」
「なかったよ」
「いや、あったぞ」
食い違いはこの時間か。
「収納鞄は直接ナーヴァルに渡したのか」
「ナーヴァルが砦長室に来たときに、机の上に鞄置いていくねーって言って、砦の見回りに出た」
「ああ、少ししてから、仕方ねえなーと思いつつ机の上のリージェンの収納鞄を持って、自分の部屋に戻って荷物を整理してから、確か一時間後くらいに返しに砦長室に戻った。本当なら翌朝でもって思ったが、コイツ自分の得物の戦斧まで入れっぱなしにして俺に渡しやがったから」
リージェンの得物は巨大戦斧なので、魔の大平原に出るまでは基本的に収納鞄に入れている。常日頃持っていると邪魔だからな。ナーヴァルの大剣も同じく。
デカい得物は日常的に持つには不都合が生じる。
俺の双剣はいつも腰に携えている。武器持ち込み不可な場所でない限りはそのままだ。
「少ししてから、ってことは、その間、リージェンの収納鞄はこの砦長室のナーヴァルの机の上に置いたままか」
「ああ、交替前に客が来て、ってクリスだぞ」
「クリス様がそんな時間に?」
極西の砦の三階出入口はすでに閉じている時間である。
そんな時間に何の用だ?
「酒を飲みに行かないかーってほろ酔いで。一杯だけ付き合って食堂で飲んだが。そんなことをする人間が酒に酔って来るか?」
「酔ったフリというのは可能性としてはあり得る。が、クリス様ならお付きの人がいただろう。何人いた?」
「二人はいたな」
「いえ、三人はいましたよ」
ナーヴァルの答えに、補佐の一人が訂正を加える。
クリスか。事情聴取は可能だろうか。
侯爵の名代であるクリスを尋問するのはかなり難しいだろう。
このキーホルダーをつけたのが誰かという証拠がないのだから。
今回は担当のエリアを決めていないので、適当にやってくれるだろう。
うちのA級冒険者に縄張り意識というものは存在しない。奥地ではコレでもかと魔物が湧き出て来る。少しでもA級の魔物を倒してくれればありがたいとしか思わないだろう。魔物肉が冒険者ギルドに買取されていなかった時代でも、他のダンジョンより実入りが良かったという話だ。討伐する魔物の数が数だからな。。。
A級冒険者は人が入れる奥地の一番奥でA級魔物を基本的に狩る。余裕があればB級魔物も、といった具合だ。
その次に担当エリアを割り振られているB級冒険者は、B級魔物を狩る。もしもA級魔物が流れてきたら、できるだけ仲間で討伐することになっている。仲間を組んでいるため、A級魔物相手でも一頭であればそうそうヤられることはない。余裕があれば他の級の魔物も倒してもらう。
どちらも級に関わらず、自分が襲われたらその魔物に対処することになるが。
奥地からそのまま砦の方へ進んでいってしまうC級以下の魔物は、砦から地平線までの間にいるC級、D級冒険者が対応する。数が多い弱い魔物が砦近くまで来ることになるが、それらはD級冒険者が班長を担当するE級、F級冒険者が討伐して、冒険者としての経験を増やしていく。
そう、基本的にはこの魔の大平原は奥地から魔物は現れるが、たまに砦の見晴らし台から見張っていたはずなのに、いきなり魔物がパッと現れるような時がある。見張り役がサボっていたわけではなく、そういう事例はかなり多い。
そのことを知らない冒険者が見張り役を責めるが、そういうときはその冒険者も見張り役をやってもらう。
その事実が痛いほどわかるからだ。
あれだけ見張っていたのにっ、と叫ぶこととなる。地平線をずっと見ていても、そこから現れなければ見逃すのだ。
んで、奥地から湧き出ない魔物が、こんな大群と言われる数が湧き出る事例はそうそうない。
人為的なものを感じた。
ビーズが砦に来た数日で何かした、と考えるのが普通であり、本人が何も知らない内に依頼人に荷物の中に忍び込まされていたということもあり得る。
が、ビーズを見ていたが、それらしき動きも物もない。そもそも、囮役を買って出てしまった人間だ。
ビーズではないのかもな。断定できないが。
「あー、リアム、おはよー、おやすみー」
「はい、お疲れ様でしたー」
夜勤のリージェンが砦長室から出ていこうとした。
今日はほんのちょっと交替が遅いな。何かあったのかな?
普段なら俺は家事をやってから砦に来るので、俺が砦長室に来るときにはナーヴァルになっている。
リージェンの後姿を見送ろうとした。
が。
「ナーヴァルっ、リージェンを確保っ」
「はあっ?」
わけのわからないままに、俺の指示通りにナーヴァルがリージェンを取り押さえてくれる。
砦長室の扉の前でリージェンはナーヴァルに伸し掛かられている。
「リアムー、何の冗談ー?もう眠いのにー。でも、ご飯も食べたいー」
「リージェン、収納鞄につけているソレは何だ?」
「んー?」
リージェンはナーヴァルを押し退け、自分の収納鞄を外す。
「ソレ?ナーヴァルがつけてくれたんじゃないの?」
リージェンの収納鞄に可愛らしく小さい人形のキーホルダーがついている。
「俺はつけてないぞ。貰ったもんじゃなかったのか?」
「えー?俺、収納鞄の中身、整理整頓してないんだけどー?ナーヴァルから戻って来たときにはついていたぞ」
「はあ?俺はお前から預かったときにはついていたぞ」
リージェンの収納鞄の中身担当はまだナーヴァルだったのか。。。嫁か?嫁なのか?
もうパーティの仲間ではないんだぞ。荷物の管理ぐらい自分でしろや。
「妙なものがついているときは、お互い確認しろ」
「はーい、で、コレが何?俺の熱烈なファンからの贈り物だった?実は盗品とか?」
リージェンは自分の収納鞄からキーホルダーを外して、俺に渡す。俺はビロビロの袋に受け取る。
「コレが、今回の魔物の大量発生の原因だと思われる。よくよく見ると、魔力の残滓が残っている」
「ふへぇっ?」
変な声がリージェンから漏れた。
自分の荷物が魔物大量発生の原因だと言われて驚かない奴はいないか。本当に知らなければ、特に。
「え?俺、変なものつけてたの?砦の冒険者内ではささやかなものを大切な仲間に日頃の感謝とともに贈り合うことが増えていると聞くし、ナーヴァルがこっそりプレゼントしてくれたんだなーと思っていたんだけどっ」
へー、そんな習慣があったのか。
俺は知らなくても仕方ない。仲間がいないからなー。寂しい世の中だ。。。
「日頃の感謝なら、俺からお前にじゃなくて、お前から俺に、が先だろう」
ナーヴァルが苦い顔をして、正しい答えを言った。
俺は砦長室の扉を閉める。
砦長、副砦長、補佐二人がこの部屋にいる。リージェンと一緒に夜勤であった残りの補佐一人は朝食か、寝ているかどちらかだろう。良かったな、砦長室をさっさと後にしていて。
「お前ら、席につけ。さて、緊急会議だ」
「えー、朝ごはんー」
非難の声を上げたリージェンにそっと携帯食を渡す。
「ううっ、普通の朝ご飯が食べたい」
と言いつつも、早速齧っている。
「ナーヴァル、リージェン、補佐も覚えているなら覚えていることを。魔物が大量発生したのは早朝だ。その前日からの行動をすべて思い出せ。特に接触のあった人間を、特に外部の人間を洗い出せ」
「リアムの目が怖いー。思い出さなきゃ寝かせないって言うんだろう」
「その通りだ、リージェン。大正解だから花丸をあげよう」
「ううぅ、、、リアムが俺たちのことを呼び捨てにするときはロクなことがない」
「お前が蒔いた種だ。しっかり収穫しろ」
「何で俺たちも、、、」
ナーヴァルがぼやいたので、にっこりと笑ってやる。
「ナーヴァル、お前らの収納鞄の受け渡し時に、妙なものをひっそりと取りつけられたんだろう?勘違いするんじゃない、お前ら二人のせいだ。今、巻き込まれているのは俺と補佐たちだ。ナーヴァル、リージェン、砦長と副砦長が砦を混乱に落とすな。さて、魔法で無理矢理白状させられるより、自らそれらしき人物を思い出した方がきっといいぞ」
「おおう、、、坊ちゃんが黒い笑顔だ」
「リアムがお怒りじゃー。甘いものでも食べて、まずは静まりたまえー」
リージェンが俺に板チョコを差し出した。持っているなら、それを食っておけばいいのに。
もらえるなら食うけど。ガリガリガリ。
「さて、思い出したか?というより収納鞄を最後にやり取りしたのはいつだ?」
「それは前日の夜だったよー。夜八時の交替のときに、収納鞄をナーヴァルに押しつけた」
「そのときこのキーホルダーは?」
「なかったよ」
「いや、あったぞ」
食い違いはこの時間か。
「収納鞄は直接ナーヴァルに渡したのか」
「ナーヴァルが砦長室に来たときに、机の上に鞄置いていくねーって言って、砦の見回りに出た」
「ああ、少ししてから、仕方ねえなーと思いつつ机の上のリージェンの収納鞄を持って、自分の部屋に戻って荷物を整理してから、確か一時間後くらいに返しに砦長室に戻った。本当なら翌朝でもって思ったが、コイツ自分の得物の戦斧まで入れっぱなしにして俺に渡しやがったから」
リージェンの得物は巨大戦斧なので、魔の大平原に出るまでは基本的に収納鞄に入れている。常日頃持っていると邪魔だからな。ナーヴァルの大剣も同じく。
デカい得物は日常的に持つには不都合が生じる。
俺の双剣はいつも腰に携えている。武器持ち込み不可な場所でない限りはそのままだ。
「少ししてから、ってことは、その間、リージェンの収納鞄はこの砦長室のナーヴァルの机の上に置いたままか」
「ああ、交替前に客が来て、ってクリスだぞ」
「クリス様がそんな時間に?」
極西の砦の三階出入口はすでに閉じている時間である。
そんな時間に何の用だ?
「酒を飲みに行かないかーってほろ酔いで。一杯だけ付き合って食堂で飲んだが。そんなことをする人間が酒に酔って来るか?」
「酔ったフリというのは可能性としてはあり得る。が、クリス様ならお付きの人がいただろう。何人いた?」
「二人はいたな」
「いえ、三人はいましたよ」
ナーヴァルの答えに、補佐の一人が訂正を加える。
クリスか。事情聴取は可能だろうか。
侯爵の名代であるクリスを尋問するのはかなり難しいだろう。
このキーホルダーをつけたのが誰かという証拠がないのだから。
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