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3章 闇のなか
3-25 プロポーズの行方 ◆長兄ジャイール視点◆
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◆長兄ジャイール視点◆
私は成人の年齢も過ぎたのに、婚約者もいなかった。
父に聞くと、お前が本当に好ましいと思う女性と結婚しなさい、と言われる。
私はメルクイーン男爵家の跡継ぎの長男である。我が家も男爵家とはいえ貴族なのだから普通なら、近くの領地の貴族令嬢とか、せめて大商人の娘とかの婚約話を勧めると思うのだが。
「私と結婚してくれないか、コレット」
隣町の広場の、人が疎らな噴水の前。透明な水が綺麗にアーチを形作る。
もう少し雰囲気のある場所の方が良かったと思うが、お互いに仕事があり時間がない者同士。
コレットは隣町の女性で、気立てが良く美人だった。
親が商人であり、店での対応も私には特別だ。
父もこの子なら認めるだろう。
彼女はいつも呼び出しに良く応じてくれたので、自分に気があるはずだ。
このプロポーズにも快く応じてくれるだろう。
と思っていた、この瞬間までは。
彼女の顔がいきなり歪んだ。
今まで私に見せたことのない顔だった。
「はあっ?冗談はよしてください、ジャイール様」
「いや、冗談ではなく」
「男爵家がうちから多くの商品を購入していたから、うちの親もこの街の店を案内をしてやれって言ってましたけど、メルクイーン男爵家の跡継ぎでもない人と結婚なんかするわけがないじゃないですか」
「え?私はメルクイーン男爵家の長男で跡継ぎなのだが」
コレットに説明したことはなかっただろうか?男爵家とはいえ貴族に嫁げることは平民にとっては誉れとも言える。
「ジャイール様が長男なのは知っていますよ。でも、男爵家の跡継ぎじゃないですよね」
「何を言っている。私は父からも跡継ぎと言われて教育されて」
「それならなおさら私に結婚を申し込むのはお門違いじゃないですか。現領主様と同じように冒険者の妻を娶ることによって男爵を継ぐというのなら、ジャイール様が探さなければならないのは冒険者の女性じゃないですか。でも、ジャイール様に嫁ぐ女性はいないんじゃないですかー?亡くなったリーメル様のように仕事も家事も育児にもこき使われて何一つ顧みない夫に尽くす女性なんて他には存在しませんよ。あの領主様をメルクイーン男爵家当主様と認めている領民は誰一人としていません。そして、男爵家にはリアム坊ちゃんがいらっしゃるのですから、ジャイール様が冒険者の女性を妻にしたところで、国王が爵位を授けるのはジャイール様ではないですよ」
そんなことも知らないのかとコレットに蔑んだ目で見られる。
何のことだ?
「なぜ三男のリアムが出てくるんだ?まだ、次男のルアンならわかるが」
「ジャイール様こそ何を言っているんですか。メルクイーン男爵家の当主を継げるのは、冒険者のみ。冒険者で魔の大平原から砦で命を張って守ってくださるからこそ、ここの領民はメルクイーン男爵家当主様に従うのです。現領主様は冒険者の兄が亡くなり、本人が病弱だったため、冒険者の妻を娶ることによって男爵家を継いだ特例中も特例なんですよ。この領地の者なら皆、知っていますっ。ジャイール様がいくら、ぐっ」
コレットの侍女が、慌てて駆けてきて彼女の口を押さえた。
侍女は乾いた笑いを浮かべている。
「ほほほほほ、ジャ、ジャイール様、領主様から何も聞かされていないのなら領主様に何かお考えのことがあってのことと思われます故、お嬢様の発言はお忘れになられるようお願い申し上げます」
侍女はコレットにこれ以上喋らせまいと固く口を塞いでいる。うー、うー、唸っているが。
そのまま、失礼します、と侍女はコレットを引き摺って行った。
その光景があまりにも衝撃的で、コレットに何を言われたのか吹っ飛んでいってしまっていたが、数日後には思い出した。
砦が近くにある私たちが住む街の住民の口はかなり固い。
男爵家の跡継ぎは冒険者なのかなー?という問いも軽くはぐらかされる。
領地を巡る父について回ったときに遠くの街や村で情報を集めた。
あー、ジャイール様もようやく知りましたかー、と話してくれる者が少なからずいた。同情さえしてくれる者がいた。
父が特例を認められたから、また特例が認められると思っているのか、はたまた冒険者ではない自分が男爵家を継いだから忘れているのか、と彼らの話は始まる。
けれど、どんな事情があったとしても、形だけでも冒険者として兄弟全員育てるべきだったと。
メルクイーン男爵家を継げるのは冒険者のみ。
冒険者として育てられなかった男児は、病弱な者か冒険者には不適格とされた者だけだ。今までメルクイーン男爵家で産まれた男児はほぼ全員が冒険者として育てられていた。
冒険者として育てられなかった長男がどんな末路を辿るのか。
そんなことは誰も知らない。
その上で、恐ろしいことも聞いた。
リアム坊ちゃんは歴代のメルクイーン男爵家当主の中でもズバ抜けて優秀で、辺境伯の再来とまで言われているということを。
つまり、男爵家の三男があまりにも優秀だから、長男、次男を冒険者として育てずに身を引かせたのではないかと。
それならば、話はわかると。
そんなわけがないと叫びたかった。
リアムが優秀なわけがない。
四兄弟のうち、たった一人だけが家庭教師をつけていない。
私はもう成人しているので、父の領主の仕事を一緒にしていており、家庭教師から卒業したが、次男ルアンと四男アミールにはまだまだ優秀な家庭教師がついている。
それでも、リアムの手腕で、砦での魔物販売許可証が取得できたのは事実だ。
どんな大商会もお金でしか得られなかった代物である。
男爵家にも砦にもたいした金はない。そんなことは私がよくわかっている。お金がなければ、分厚い書類を通さなければならない。
家庭教師に参考資料として見せてもらったことがある。
こんな書類を書くのは、馬鹿がすることだと。反対に金で買った方が安い、と。
分厚いだけでなく、難解な文章、理解しがたい条件等々、書類だけでの審査では許可が一度も下りたことがないと言われていた。
私の家庭教師は確かに馬鹿がすることだと言った。
だが、それは書き切れる実力が備わっていない者に対して、時間と労力の無駄だという意味だ。
もし国にお金を一銭も払わずにこの書類を書き上げ、申請を通すことができたのなら、本当の天才だと。
是非ともお目にかかりたい、大商会がこぞってスカウトに来る人物だろうと家庭教師は言った。
私の家庭教師だった者とは、手紙をやり取りしている。
魔の大平原の砦では魔物販売許可証を取得したとか、家族皆さんで尽力されたのですね、御長男の家庭教師として誉れですとまで書かれていた。
返事が書けなくなった。
この事実が街で明るみになるまで、砦で魔物販売許可証の申請をしていたことさえ我々は知らなかったのだ。
街の外れには保養地がある。湖のほとりには高位貴族の屋敷が並ぶ。
その中の貴族の子弟の家庭教師に、父は我々の家庭教師を頼んだ。
あそこの貴族は一人でも子供がいれば、かなりの数の家庭教師を抱えている。うちとは大違いだ。
父が信頼ができる貴族に頼んだと、自慢げに私たちに語った。
私が教えを乞うた家庭教師は優秀だと思っていた。
確かに優秀だったのだろう。
けれど、どんなに優秀であっても、リアムには霞むらしい。
アミールちゃんもあのままリアム坊ちゃんに教えてもらえば、優秀な冒険者になっていただろうに、と言われる。
アミールの家庭教師は最初はともあれ、次の家庭教師はかなり優秀だ。最初が最初だったのでこっそり隠れて父と授業内容を聞いたことがあるが、私の家庭教師よりも教えるのが上手いとさえ思う。
そう、我々は年齢で大人と認められたから、周囲の者から坊ちゃんと呼ばれなくなったのだと勘違いしていた。
弟のアミールが家に入ったとき、すべての者がアミール坊ちゃんとは呼ばなくなった。
この領地の人間が坊ちゃんと呼ぶのは、冒険者になった子供か、冒険者になる予定の子供に対してだけだとようやく気付いた。
私はコレットに振られた事実なんてどうでも良くなっていた。
私はメルクイーン男爵家の跡継ぎにはなれないのに、父に跡継ぎとして育てられたことに愕然としていた。
せめてリアムのように幼い頃に冒険者として登録していれば、まだ可能性があったのに。
この男爵領で、冒険者になる者が冒険者ギルドに登録するのは十歳前後だ。多少の例外があるものの、年齢が上の者ほど魔物を討伐がある実力があるからこそ冒険者に登録する。
すべての者が初心者のF級冒険者から開始する。冒険者ギルドではどんな事情も斟酌されない。魔導士のランクは教会に金で買えるが、冒険者のランクは金では買えないのだ。男爵家にはその金もないけど。
私は家庭教師に多少剣の振り方を教えてもらったとはいえ、逃げる時間を稼ぐための護身用である。魔物と戦える技量はない。
違う前職があり実力があるならA級、B級の魔物を数多く討伐すれば瞬く間に昇級していくが、そうでもなければ幼い子供と同等の扱いである。成人を過ぎた者にその状況は酷である。
冒険者になるには、何もかもが遅すぎる。
ようやく私は自分が闇のなかにいることに気づいたのだった。
私は成人の年齢も過ぎたのに、婚約者もいなかった。
父に聞くと、お前が本当に好ましいと思う女性と結婚しなさい、と言われる。
私はメルクイーン男爵家の跡継ぎの長男である。我が家も男爵家とはいえ貴族なのだから普通なら、近くの領地の貴族令嬢とか、せめて大商人の娘とかの婚約話を勧めると思うのだが。
「私と結婚してくれないか、コレット」
隣町の広場の、人が疎らな噴水の前。透明な水が綺麗にアーチを形作る。
もう少し雰囲気のある場所の方が良かったと思うが、お互いに仕事があり時間がない者同士。
コレットは隣町の女性で、気立てが良く美人だった。
親が商人であり、店での対応も私には特別だ。
父もこの子なら認めるだろう。
彼女はいつも呼び出しに良く応じてくれたので、自分に気があるはずだ。
このプロポーズにも快く応じてくれるだろう。
と思っていた、この瞬間までは。
彼女の顔がいきなり歪んだ。
今まで私に見せたことのない顔だった。
「はあっ?冗談はよしてください、ジャイール様」
「いや、冗談ではなく」
「男爵家がうちから多くの商品を購入していたから、うちの親もこの街の店を案内をしてやれって言ってましたけど、メルクイーン男爵家の跡継ぎでもない人と結婚なんかするわけがないじゃないですか」
「え?私はメルクイーン男爵家の長男で跡継ぎなのだが」
コレットに説明したことはなかっただろうか?男爵家とはいえ貴族に嫁げることは平民にとっては誉れとも言える。
「ジャイール様が長男なのは知っていますよ。でも、男爵家の跡継ぎじゃないですよね」
「何を言っている。私は父からも跡継ぎと言われて教育されて」
「それならなおさら私に結婚を申し込むのはお門違いじゃないですか。現領主様と同じように冒険者の妻を娶ることによって男爵を継ぐというのなら、ジャイール様が探さなければならないのは冒険者の女性じゃないですか。でも、ジャイール様に嫁ぐ女性はいないんじゃないですかー?亡くなったリーメル様のように仕事も家事も育児にもこき使われて何一つ顧みない夫に尽くす女性なんて他には存在しませんよ。あの領主様をメルクイーン男爵家当主様と認めている領民は誰一人としていません。そして、男爵家にはリアム坊ちゃんがいらっしゃるのですから、ジャイール様が冒険者の女性を妻にしたところで、国王が爵位を授けるのはジャイール様ではないですよ」
そんなことも知らないのかとコレットに蔑んだ目で見られる。
何のことだ?
「なぜ三男のリアムが出てくるんだ?まだ、次男のルアンならわかるが」
「ジャイール様こそ何を言っているんですか。メルクイーン男爵家の当主を継げるのは、冒険者のみ。冒険者で魔の大平原から砦で命を張って守ってくださるからこそ、ここの領民はメルクイーン男爵家当主様に従うのです。現領主様は冒険者の兄が亡くなり、本人が病弱だったため、冒険者の妻を娶ることによって男爵家を継いだ特例中も特例なんですよ。この領地の者なら皆、知っていますっ。ジャイール様がいくら、ぐっ」
コレットの侍女が、慌てて駆けてきて彼女の口を押さえた。
侍女は乾いた笑いを浮かべている。
「ほほほほほ、ジャ、ジャイール様、領主様から何も聞かされていないのなら領主様に何かお考えのことがあってのことと思われます故、お嬢様の発言はお忘れになられるようお願い申し上げます」
侍女はコレットにこれ以上喋らせまいと固く口を塞いでいる。うー、うー、唸っているが。
そのまま、失礼します、と侍女はコレットを引き摺って行った。
その光景があまりにも衝撃的で、コレットに何を言われたのか吹っ飛んでいってしまっていたが、数日後には思い出した。
砦が近くにある私たちが住む街の住民の口はかなり固い。
男爵家の跡継ぎは冒険者なのかなー?という問いも軽くはぐらかされる。
領地を巡る父について回ったときに遠くの街や村で情報を集めた。
あー、ジャイール様もようやく知りましたかー、と話してくれる者が少なからずいた。同情さえしてくれる者がいた。
父が特例を認められたから、また特例が認められると思っているのか、はたまた冒険者ではない自分が男爵家を継いだから忘れているのか、と彼らの話は始まる。
けれど、どんな事情があったとしても、形だけでも冒険者として兄弟全員育てるべきだったと。
メルクイーン男爵家を継げるのは冒険者のみ。
冒険者として育てられなかった男児は、病弱な者か冒険者には不適格とされた者だけだ。今までメルクイーン男爵家で産まれた男児はほぼ全員が冒険者として育てられていた。
冒険者として育てられなかった長男がどんな末路を辿るのか。
そんなことは誰も知らない。
その上で、恐ろしいことも聞いた。
リアム坊ちゃんは歴代のメルクイーン男爵家当主の中でもズバ抜けて優秀で、辺境伯の再来とまで言われているということを。
つまり、男爵家の三男があまりにも優秀だから、長男、次男を冒険者として育てずに身を引かせたのではないかと。
それならば、話はわかると。
そんなわけがないと叫びたかった。
リアムが優秀なわけがない。
四兄弟のうち、たった一人だけが家庭教師をつけていない。
私はもう成人しているので、父の領主の仕事を一緒にしていており、家庭教師から卒業したが、次男ルアンと四男アミールにはまだまだ優秀な家庭教師がついている。
それでも、リアムの手腕で、砦での魔物販売許可証が取得できたのは事実だ。
どんな大商会もお金でしか得られなかった代物である。
男爵家にも砦にもたいした金はない。そんなことは私がよくわかっている。お金がなければ、分厚い書類を通さなければならない。
家庭教師に参考資料として見せてもらったことがある。
こんな書類を書くのは、馬鹿がすることだと。反対に金で買った方が安い、と。
分厚いだけでなく、難解な文章、理解しがたい条件等々、書類だけでの審査では許可が一度も下りたことがないと言われていた。
私の家庭教師は確かに馬鹿がすることだと言った。
だが、それは書き切れる実力が備わっていない者に対して、時間と労力の無駄だという意味だ。
もし国にお金を一銭も払わずにこの書類を書き上げ、申請を通すことができたのなら、本当の天才だと。
是非ともお目にかかりたい、大商会がこぞってスカウトに来る人物だろうと家庭教師は言った。
私の家庭教師だった者とは、手紙をやり取りしている。
魔の大平原の砦では魔物販売許可証を取得したとか、家族皆さんで尽力されたのですね、御長男の家庭教師として誉れですとまで書かれていた。
返事が書けなくなった。
この事実が街で明るみになるまで、砦で魔物販売許可証の申請をしていたことさえ我々は知らなかったのだ。
街の外れには保養地がある。湖のほとりには高位貴族の屋敷が並ぶ。
その中の貴族の子弟の家庭教師に、父は我々の家庭教師を頼んだ。
あそこの貴族は一人でも子供がいれば、かなりの数の家庭教師を抱えている。うちとは大違いだ。
父が信頼ができる貴族に頼んだと、自慢げに私たちに語った。
私が教えを乞うた家庭教師は優秀だと思っていた。
確かに優秀だったのだろう。
けれど、どんなに優秀であっても、リアムには霞むらしい。
アミールちゃんもあのままリアム坊ちゃんに教えてもらえば、優秀な冒険者になっていただろうに、と言われる。
アミールの家庭教師は最初はともあれ、次の家庭教師はかなり優秀だ。最初が最初だったのでこっそり隠れて父と授業内容を聞いたことがあるが、私の家庭教師よりも教えるのが上手いとさえ思う。
そう、我々は年齢で大人と認められたから、周囲の者から坊ちゃんと呼ばれなくなったのだと勘違いしていた。
弟のアミールが家に入ったとき、すべての者がアミール坊ちゃんとは呼ばなくなった。
この領地の人間が坊ちゃんと呼ぶのは、冒険者になった子供か、冒険者になる予定の子供に対してだけだとようやく気付いた。
私はコレットに振られた事実なんてどうでも良くなっていた。
私はメルクイーン男爵家の跡継ぎにはなれないのに、父に跡継ぎとして育てられたことに愕然としていた。
せめてリアムのように幼い頃に冒険者として登録していれば、まだ可能性があったのに。
この男爵領で、冒険者になる者が冒険者ギルドに登録するのは十歳前後だ。多少の例外があるものの、年齢が上の者ほど魔物を討伐がある実力があるからこそ冒険者に登録する。
すべての者が初心者のF級冒険者から開始する。冒険者ギルドではどんな事情も斟酌されない。魔導士のランクは教会に金で買えるが、冒険者のランクは金では買えないのだ。男爵家にはその金もないけど。
私は家庭教師に多少剣の振り方を教えてもらったとはいえ、逃げる時間を稼ぐための護身用である。魔物と戦える技量はない。
違う前職があり実力があるならA級、B級の魔物を数多く討伐すれば瞬く間に昇級していくが、そうでもなければ幼い子供と同等の扱いである。成人を過ぎた者にその状況は酷である。
冒険者になるには、何もかもが遅すぎる。
ようやく私は自分が闇のなかにいることに気づいたのだった。
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