59 / 291
3章 闇のなか
3-18 それでも、縋る
しおりを挟む
シロ様がいない。
砦のなかを探しても、どこにも見つからない。
俺が縋りたいと思っているから、逃げられているのか。
それとも。
母上が亡くなってから、かなり過ぎた。
母上がいなくとも日常は続く。続いているように見えてしまう。
俺は時間を見つけて毎日シロ様のお供え棚を磨いているが、目の端にさえ白いものは入り込まない。
今日は一週間に一本のお酒をお供えする日。
俺はコリコリつくねを小皿に盛って、お供え棚に置いた。その横に酒の小瓶。
シロ様は現れない。
俺はお供え棚の前に座る。
座るというより蹲ると言った方が正しいか。
「シロ様、」
もう俺には興味がないのだろうか。
ツンツンシロ様の姿さえ見せてくれないのだろうか。
人の姿でなくとも。
お前が壊れる前にとめる。私もお前が壊れるくらいならば、ここから連れ去ってしまいたい。
弟の世話で辛かったときはそう言ってくれたのに。
仮誓約もしてくれたのに。
母上の死は、それ以下なのだろうか。
俺が壊れることはないとの考えなのだろうか。
それとも。
「シロ様は、もう俺のこと、どうでもいいんですか」
口に出したら、あまりにも悲しくて、ボロボロと涙が出てきてしまった。
最愛の母上が亡くなって、理解者でもあるシロ様も失うのは痛い。
「母上がいないんですよ、シロ様、、、」
俺はシロ様に捨てられたのか。
もう俺との仮誓約も本誓約もどうでもいいと思われているのか。
シロ様も失うとは思ってもみなかった。
手に入れたと思ったすべてのものが、手から滑り落ちていく。
「シロ様ぁ、、、」
俺はただの駄々っ子だ。
まだ、八歳児なのだ。
こんなにも失ったら泣くに決まっている。
俺を先に捨てるのは、気分屋のクロではなく、ツンツンなシロ様だったのか。
シロ様は一度口にしたら、責任を取りそうなタイプだ、と思っていたが、おこがましい考えだった。
俺の価値なんてどこにもない。
前世でも今世でも、家族にさえ見放される人間だ。
そんな人間に何を求めるというのだろう。
誰も来ない時間が過ぎた。
砦の守護獣はS級以上の魔物が砦に近づかないと会えない。そういう存在に戻っただけだ。
辺境伯をどこまでも愛しているシロ様には、俺は必要なくなってしまったのだ。
俺は涙で濡れる目を擦った。
もう時間だ。
魔の大平原に行って、魔物を狩らなければ。
目の端に。
本当に微かに。
白い残像が消えた。
俺は立ち上がり走り、そこに飛んだ。タックルした。
今、捕まえなければ、二度と俺には捕まらない。そんな気がした。
そもそも、砦の守護獣。
シロ様が本気になれば、俺に捕まるはずはない。
俺はシロ様を捕まえ地面に転がったまま、シロ様に縋った。シロ様の顔を見られない。
迷惑な表情を浮かべられていたら、怖い。
「シロ様、何で会いに来てくれなかったんですか」
シロ様の返事がない。
答えるのも嫌になったのか。
「リアム、すまない」
謝られてしまった。
ああ、やはり、俺は要らない子なのか。
俺はシロ様を捕まえていた手の力を緩める。
ボロボロとまた涙が零れてきた。
「シロ様、もう俺を嫌いになりましたか?俺のこと、どうでもよくなりましたか?」
「違っ、リアム。お前が私のことを許せないと思って、、、」
シロ様は最後はとても小さい声になった。シロ様も俯いている。
「何で、俺がシロ様を許せないんですか。こんなにもシロ様に会いたかったのに」
「、、、私は、間に合わなかった。お前がリーメルのことをあんなにも慕っていて、あんなにも大切に想っていたのに、、、私には守る力があったのに」
「シロ様ぁー、」
守る力があるのと、守れるかどうかは別の話だ。
シロ様は確かに強い。S級以上の魔物より相当強い。
だが。
俺は母上を命を懸けてでも守ろうとするが、残念ながらシロ様にはその理由がない。
砦の守護獣はS級未満の魔物には手を出すことはない。
「それに、私はお前の手に、私の魔剣が握られることを願ってしまっていた。。。お前に合わせる顔などなかった」
俺の元に双剣が揃うということは、そういうことだ。
「でも、それも、シロ様のせいじゃないぃー。母上が魔物に襲われて亡くなったのも、魔剣の願いも、シロ様のせいじゃないぃー。シロ様、俺にすぐに会いに来てよー。壊れる前にとめるって言ったのにー。俺、母上が亡くなって辛かったよー。シロ様がいなくて寂しかったよー」
泣く。
ひたすら泣く。
シロ様に訴える。訴えても良いのだとわかったから、とことん告げる。
シロ様が俺の手に小さい手を触れている。
「クロが、、、クロがリアムのそばにいただろ」
「クロはシロ様の代わりにならないぃー」
「そ、そうか。すまなかった。私はお前にずっと恨まれているのだと思っていた」
「シロ様が俺に会いに来てくれなかったのを恨むぅー」
「うん、ありがとう、リアム」
ほんの少し顔を上げると、シロ様の目にも涙が浮かんでいた。
俺は駄々を捏ねる子供だ。前世の記憶があろうとも、いや、あるからこそ、俺より先に何かしてくれたものを離したくない。
シロ様が言いたいこともわかるが、俺はシロ様に母上も守ってとは言わなかった。
願う機会はあったのに。
その時点で本当に責められるべきなのは、俺の方なのだろう。
俺はシロ様を抱きしめる。シロ様ならどんなに抱きしめても潰れることはないだろう。
「シロ様ー、辛いときぐらいそばにいてくださいぃ」
シロ様の体温が温かい。
「俺を見捨てないでくださいぃ」
どこまでも縋る。
シロ様は辺境伯のことが大好きだ。でも、辺境伯はもうこの世にいない。
シロ様の大切だった人は、この世界にいない。
俺がずるいのはわかっている。
大切な人がそばにいないのなら、ほんの少しだけでもいいので、どうか俺をかまってください。
最初に俺を見守ってくれたシロ様に願う。
「リアムがそれを私に望んでくれるのなら」
シロ様が小さい声で言った。
俺はずうぅっとシロ様に望むだろう。
前世分の人生まで含めてしまうので重い男なのだ。
ようやく俺はシロ様をつかまえた。
「美味しいな、リアムのコリコリつくねは」
お供えした物を早速食べてもらった。
「いい匂いがしてると思ったらー、あー、シロ、ようやくリアムと話せたんだねー。だから言ってたのにー。リアムはシロのこと別に恨んでないよーって」
クロが現れて、シロ様にお供えしたコリコリつくねの一つを強奪した。
シロ様の、それは私のなのにー、と主張するちっこい手が可愛い。が、仕方なさそうに手を降ろした。
こういう点はクロの方が俺のことをわかってくれているようだ。
「お前が言うと、本当のように聞こえん。余計に疑う」
うんうん、それもわかる。
「僕はリアムが会いたがっているって教えたのにー。シロ様はー、って聞くリアムの寂しそうな表情は見てられなかったよー」
クロにも迷惑かけたなー。クロの頭をなでなですると、クロは満足げな顔になった。
シロ様が羨ましそうにクロを見た。俺と視線が合うとツンと横を向いてしまう。
俺はシロ様に手を伸ばす。撫でると、シロ様も俺の手を拒まない。
「リアムの死んだ目をさらに死なすって、どういうことさー」
「それは本当にすまないと思っている」
「リアムは普通の人間とは考え方が全然違ってるんだよー。お門違いな恨み方はしないよー」
はて?クロ、俺は普通の人間ですけど?普通の考え方ですけど?そこまでの逸脱はしていないつもりですけど?
国か?国の違いか?
育ちのせいか?
愛されてこなかった者の執着はひどいのだ。身をもってシロ様にはわかっていただこう。
砦のなかを探しても、どこにも見つからない。
俺が縋りたいと思っているから、逃げられているのか。
それとも。
母上が亡くなってから、かなり過ぎた。
母上がいなくとも日常は続く。続いているように見えてしまう。
俺は時間を見つけて毎日シロ様のお供え棚を磨いているが、目の端にさえ白いものは入り込まない。
今日は一週間に一本のお酒をお供えする日。
俺はコリコリつくねを小皿に盛って、お供え棚に置いた。その横に酒の小瓶。
シロ様は現れない。
俺はお供え棚の前に座る。
座るというより蹲ると言った方が正しいか。
「シロ様、」
もう俺には興味がないのだろうか。
ツンツンシロ様の姿さえ見せてくれないのだろうか。
人の姿でなくとも。
お前が壊れる前にとめる。私もお前が壊れるくらいならば、ここから連れ去ってしまいたい。
弟の世話で辛かったときはそう言ってくれたのに。
仮誓約もしてくれたのに。
母上の死は、それ以下なのだろうか。
俺が壊れることはないとの考えなのだろうか。
それとも。
「シロ様は、もう俺のこと、どうでもいいんですか」
口に出したら、あまりにも悲しくて、ボロボロと涙が出てきてしまった。
最愛の母上が亡くなって、理解者でもあるシロ様も失うのは痛い。
「母上がいないんですよ、シロ様、、、」
俺はシロ様に捨てられたのか。
もう俺との仮誓約も本誓約もどうでもいいと思われているのか。
シロ様も失うとは思ってもみなかった。
手に入れたと思ったすべてのものが、手から滑り落ちていく。
「シロ様ぁ、、、」
俺はただの駄々っ子だ。
まだ、八歳児なのだ。
こんなにも失ったら泣くに決まっている。
俺を先に捨てるのは、気分屋のクロではなく、ツンツンなシロ様だったのか。
シロ様は一度口にしたら、責任を取りそうなタイプだ、と思っていたが、おこがましい考えだった。
俺の価値なんてどこにもない。
前世でも今世でも、家族にさえ見放される人間だ。
そんな人間に何を求めるというのだろう。
誰も来ない時間が過ぎた。
砦の守護獣はS級以上の魔物が砦に近づかないと会えない。そういう存在に戻っただけだ。
辺境伯をどこまでも愛しているシロ様には、俺は必要なくなってしまったのだ。
俺は涙で濡れる目を擦った。
もう時間だ。
魔の大平原に行って、魔物を狩らなければ。
目の端に。
本当に微かに。
白い残像が消えた。
俺は立ち上がり走り、そこに飛んだ。タックルした。
今、捕まえなければ、二度と俺には捕まらない。そんな気がした。
そもそも、砦の守護獣。
シロ様が本気になれば、俺に捕まるはずはない。
俺はシロ様を捕まえ地面に転がったまま、シロ様に縋った。シロ様の顔を見られない。
迷惑な表情を浮かべられていたら、怖い。
「シロ様、何で会いに来てくれなかったんですか」
シロ様の返事がない。
答えるのも嫌になったのか。
「リアム、すまない」
謝られてしまった。
ああ、やはり、俺は要らない子なのか。
俺はシロ様を捕まえていた手の力を緩める。
ボロボロとまた涙が零れてきた。
「シロ様、もう俺を嫌いになりましたか?俺のこと、どうでもよくなりましたか?」
「違っ、リアム。お前が私のことを許せないと思って、、、」
シロ様は最後はとても小さい声になった。シロ様も俯いている。
「何で、俺がシロ様を許せないんですか。こんなにもシロ様に会いたかったのに」
「、、、私は、間に合わなかった。お前がリーメルのことをあんなにも慕っていて、あんなにも大切に想っていたのに、、、私には守る力があったのに」
「シロ様ぁー、」
守る力があるのと、守れるかどうかは別の話だ。
シロ様は確かに強い。S級以上の魔物より相当強い。
だが。
俺は母上を命を懸けてでも守ろうとするが、残念ながらシロ様にはその理由がない。
砦の守護獣はS級未満の魔物には手を出すことはない。
「それに、私はお前の手に、私の魔剣が握られることを願ってしまっていた。。。お前に合わせる顔などなかった」
俺の元に双剣が揃うということは、そういうことだ。
「でも、それも、シロ様のせいじゃないぃー。母上が魔物に襲われて亡くなったのも、魔剣の願いも、シロ様のせいじゃないぃー。シロ様、俺にすぐに会いに来てよー。壊れる前にとめるって言ったのにー。俺、母上が亡くなって辛かったよー。シロ様がいなくて寂しかったよー」
泣く。
ひたすら泣く。
シロ様に訴える。訴えても良いのだとわかったから、とことん告げる。
シロ様が俺の手に小さい手を触れている。
「クロが、、、クロがリアムのそばにいただろ」
「クロはシロ様の代わりにならないぃー」
「そ、そうか。すまなかった。私はお前にずっと恨まれているのだと思っていた」
「シロ様が俺に会いに来てくれなかったのを恨むぅー」
「うん、ありがとう、リアム」
ほんの少し顔を上げると、シロ様の目にも涙が浮かんでいた。
俺は駄々を捏ねる子供だ。前世の記憶があろうとも、いや、あるからこそ、俺より先に何かしてくれたものを離したくない。
シロ様が言いたいこともわかるが、俺はシロ様に母上も守ってとは言わなかった。
願う機会はあったのに。
その時点で本当に責められるべきなのは、俺の方なのだろう。
俺はシロ様を抱きしめる。シロ様ならどんなに抱きしめても潰れることはないだろう。
「シロ様ー、辛いときぐらいそばにいてくださいぃ」
シロ様の体温が温かい。
「俺を見捨てないでくださいぃ」
どこまでも縋る。
シロ様は辺境伯のことが大好きだ。でも、辺境伯はもうこの世にいない。
シロ様の大切だった人は、この世界にいない。
俺がずるいのはわかっている。
大切な人がそばにいないのなら、ほんの少しだけでもいいので、どうか俺をかまってください。
最初に俺を見守ってくれたシロ様に願う。
「リアムがそれを私に望んでくれるのなら」
シロ様が小さい声で言った。
俺はずうぅっとシロ様に望むだろう。
前世分の人生まで含めてしまうので重い男なのだ。
ようやく俺はシロ様をつかまえた。
「美味しいな、リアムのコリコリつくねは」
お供えした物を早速食べてもらった。
「いい匂いがしてると思ったらー、あー、シロ、ようやくリアムと話せたんだねー。だから言ってたのにー。リアムはシロのこと別に恨んでないよーって」
クロが現れて、シロ様にお供えしたコリコリつくねの一つを強奪した。
シロ様の、それは私のなのにー、と主張するちっこい手が可愛い。が、仕方なさそうに手を降ろした。
こういう点はクロの方が俺のことをわかってくれているようだ。
「お前が言うと、本当のように聞こえん。余計に疑う」
うんうん、それもわかる。
「僕はリアムが会いたがっているって教えたのにー。シロ様はー、って聞くリアムの寂しそうな表情は見てられなかったよー」
クロにも迷惑かけたなー。クロの頭をなでなですると、クロは満足げな顔になった。
シロ様が羨ましそうにクロを見た。俺と視線が合うとツンと横を向いてしまう。
俺はシロ様に手を伸ばす。撫でると、シロ様も俺の手を拒まない。
「リアムの死んだ目をさらに死なすって、どういうことさー」
「それは本当にすまないと思っている」
「リアムは普通の人間とは考え方が全然違ってるんだよー。お門違いな恨み方はしないよー」
はて?クロ、俺は普通の人間ですけど?普通の考え方ですけど?そこまでの逸脱はしていないつもりですけど?
国か?国の違いか?
育ちのせいか?
愛されてこなかった者の執着はひどいのだ。身をもってシロ様にはわかっていただこう。
2
お気に入りに追加
135
あなたにおすすめの小説
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
異世界着ぐるみ転生
こまちゃも
ファンタジー
旧題:着ぐるみ転生
どこにでもいる、普通のOLだった。
会社と部屋を往復する毎日。趣味と言えば、十年以上続けているRPGオンラインゲーム。
ある日気が付くと、森の中だった。
誘拐?ちょっと待て、何この全身モフモフ!
自分の姿が、ゲームで使っていたアバター・・・二足歩行の巨大猫になっていた。
幸い、ゲームで培ったスキルや能力はそのまま。使っていたアイテムバッグも中身入り!
冒険者?そんな怖い事はしません!
目指せ、自給自足!
*小説家になろう様でも掲載中です
どこかで見たような異世界物語
PIAS
ファンタジー
現代日本で暮らす特に共通点を持たない者達が、突如として異世界「ティルリンティ」へと飛ばされてしまう。
飛ばされた先はダンジョン内と思しき部屋の一室。
互いの思惑も分からぬまま協力体制を取ることになった彼らは、一先ずダンジョンからの脱出を目指す。
これは、右も左も分からない異世界に飛ばされ「異邦人」となってしまった彼らの織り成す物語。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
暇つぶし転生~お使いしながらぶらり旅~
暇人太一
ファンタジー
仲良し3人組の高校生とともに勇者召喚に巻き込まれた、30歳の病人。
ラノベの召喚もののテンプレのごとく、おっさんで病人はお呼びでない。
結局雑魚スキルを渡され、3人組のパシリとして扱われ、最後は儀式の生贄として3人組に殺されることに……。
そんなおっさんの前に厳ついおっさんが登場。果たして病人のおっさんはどうなる!?
この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる