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最終章 そして、迎える春
22-6 その後の人々 ※ククー視点
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◆ククー視点◆
まずは、この人たちのその後を話しておこう。
さて、神聖国グルシアは思っていた以上に平和なままだったので、償い草を使う機会がなかった薬師ギルドの副ギルド長のクッキィ氏だったが、世界もほぼ平和になったので各国に薬草買い出しの旅に出た。
ギルド長ももれなくついてきた馬車の旅だったが、平和になったとはいえ各地に残る爪痕は大きい。
トンネルの落盤事故に巻き込まれた。
咄嗟にギルド長を突き飛ばして、自分が大きな岩の下敷きになってしまったクッキィ氏。
即死は免れたが、下半身が岩に潰された。
護衛たちとともに岩を退かした後、すでに意識をなくしていたクッキィ氏に口移しで償い草を飲み込ませたのはギルド長。
償い草は欠損すら元通りにする薬草なので、クッキィ氏も元通り。
そして、旅から戻った後もギルド長は聖都で、クッキィ氏はシアリーの街で遠距離恋愛を続けた。
この二人はどうでもいいや。
会えば、ラブラブなんだし。
勝手にどこかで幸せになってろ。
英雄の仲間であり、アスア王国の上級冒険者だったジニールは、アスア共和国になってもこの国で冒険者を続けた。仲間だった女性冒険者の一人と結婚し、女児を儲けて可愛がって暮らす。
ただし、幸せだと思っても、なぜか空虚な想いに支配されることが少なくなかった。
残念ながら、大切な想いを忘れさせられてしまったからだろう。
それを思い出すことはなかった。
それも自分がしでかしたことの罰だ。
アスア共和国では冒険者としてそれなりの名声を手に入れ、第三者から見れば幸せな人生を送ったと評価される人物だ。
アスア王国の宰相、その後、アスア共和国の首相は、レンのお酒によってかなり長生きした。だが、首相を十年ほど勤め上げて、アスア共和国が軌道にのったと自覚したときに後継に譲り、自分の領地に戻った。
ミニミニダンジョンの塔の置き物はアスア共和国の首相の机の上に置きっぱなしだったし、ミニミニダンジョンもここが自分の居場所だー、と思っていたらしいが、前首相が気づいたときには、領地の自分の執務室の机にこの塔の置き物が我が物顔で座っていた。
どうも次の首相とソリが合わなかったらしい。
ミニミニダンジョンはこの家が続く限り居座った。
ちなみに、宰相家の領地はノーレン公爵家のお隣である。最凶級ダンジョンが発生している間も、幸運にも意外と無事な地域であった。
ノーレン公爵家のもう一つのお隣のカンカネールが嫁いだ伯爵家。伯爵とカンカネールが生きている間は、特にシルエット聖国も力がなく抑えられていた。その孫の時代になり、シルエット聖国に力が戻り始めると、カンカネールがシルエット聖国の王女であり、罪ある者だった、ゆえにカンカネールに血のつながるお前たち一族は罪を償わなければならない、と伯爵家にちょっかいを出してきた。
何もしなければ良かったものを。
聖教国エルバノーンから手痛い攻撃を受けた。もちろん直接的な攻撃ではない。今まで優しく手を伸ばしてきた聖教国エルバノーンは助けの一切を打ち切ったどころか、契約書を持ち出し、国家予算の数十年分のすべての債務の返却を一気に迫ったのだ。
神聖国グルシアはそれを見て、何もしなかったというよりは何もできなかった。
さすが、レンの弟子。やることがえげつない。
あの当時、罠を仕掛けるのを、嬉々として仲間と話し合っていた。
冒険者ギルド本部はしばらく神聖国グルシアで活動していたが、ギバ共和国に賑わいが戻ると本拠地を元に戻した。ギルド長もギッテもギバ共和国に戻っていった。
馬車での移動は非常に辛そうだったとだけ伝えておこう。
ギルド長に何か頼まれるのを嫌がったレンは、この時期逃げまくっていて、ギルド長にはつかまらなかった。
ついでに、ビスタは各地に飛びまわっていたので、レン以上につかまえられなかった。
レンの聖都の屋敷に勤めるノエル家から来た使用人は、結婚して夫婦で勤め上げた。その子孫もずっとレンの聖都の屋敷で勤め続けている。
アディ家から来た使用人二人は、隠密系の使用人なので結婚せずに定年まで勤め上げた。その後もアディ家からは定員二名で来てもらい、この屋敷に定年まで勤めてもらっている。
ノーレンさんちから来た料理長は、聖教国エルバノーンの王子についていった。
ノーレンさんは私兵団の一部もレンに任せようとしていたのをレンが察知して、そいつらも聖教国エルバノーンに送ってしまった。
ノーレンさんはレンが贈った酒を飲んでいて長生きではあったが、人の寿命の範囲内で亡くなった。
このときにはノーレンさんに惚れてついてきた若い方の部類に入る連中は、すべて聖教国エルバノーンに送られていた。レンは人は要らんと、ノーレンさんの要望を突っぱねた形になる。
ノーレンさんの屋敷に残ったのは、多少差はあれどノーレンさんと同じような年齢の者たちだ。もちろんノーレンさんより先に亡くなった者もいる。
そしてノーレンさんは棺に入って生まれた故郷に帰る。
馬車での長旅になるだろう。思い出のアスア共和国のノーレン公爵領を通り、国へ帰っていく。
彼は王族だ。最初からアスア王国の公爵に婿入りするときから取り決められていたことだ。
墓は祖国に作られる。
執事さんたちにとっては最後の務めであると言っても良い。
はずだったのだが。
遺言で、神聖国グルシアにある財産はレンに譲ることにされていた。
レンはにっこり笑って、相続放棄の届け出をしようとした。
聖都のノーレンさんちの屋敷から出発しようとしていた皆が慌てた。執事さんも私兵団の皆様も総出で、故人の意思を尊重してくれと、レンの説得に当たった。
ノーレンさんの気持ちもわかるが、レンの気持ちもわかる。
何事も自分の嫌なことはノーと言える今のレン。何を言ってやがると一蹴される皆様。
仕方ないので間に入り、お互いに妥協して、落ち着くところに落ち着いた。
聖都にあるノーレンさんちの屋敷は売却することに決まったが。
ノーレンさんについてきた者たちは、ノーレンさんについて国に帰る。神聖国グルシアに戻ってくることはない。余生はノーレンさんの思い出とともに生きるのだろう。
聖教国エルバノーンの人形遣いの爺さんは、その数年後に亡くなった。
ルルリも王子の側近と結婚して子供を産んだので、爺さんはひ孫にも囲まれた。
良い人生だったと最後に本人が言っていた。
爺さんについていったミニちゃんはそのまま王子のそばに居着いている。
アルス国王となった王子とたまに一緒に酒を飲んでいるようだ。
ミニちゃんとオレオは聖教国エルバノーンに居続けるんだろうなー、とレンはため息を吐いていた。
聖教国エルバノーンの復興にビスタについていった仲間のイーゼン、センリ、リンカはそれぞれの道を歩んだ。
イーゼンは両親の生まれ故郷の国に旅立っていったし、センリは神聖国グルシアのシアリーの街に戻った。リンカは聖教国エルバノーンのルルリのそばでずっと一緒に働いていた。。。
宗教国バルトにいたミニミニダンジョンは、そのまま荒廃した大地に佇む。
ごくごく稀に迷い込む旅人に、水と食料を与えて、正しい道を指し示す。
高尚なことをやっているなと思っていたが。。。
もしかして、コイツもタレタのような部分がレンに似てしまったのだろうかと怪しむ今日この頃。
ヴァンガル・イーグ大神官長は引退する前に約束通り、俺を退官させてくれた。
俺はレンのダンジョンの書斎で、魔石研究に励んでいる。魔道具を作成したり改良したりすることも多いので、ノエル家の当主との付き合いも多い。
ノエル家の当主は代替わりしていくが、ノエル家の長男はどこまでも魔道具に魅せられる運命にあるのか、洗脳されているのかわからないが、魔道具熱が半端なく高い。商会長としてどこまでも魔道具に突き進んでいる。。。
商談するときは、聖都の屋敷の方でするが。
神官を退官した後は、俺の拠点はレンのダンジョンの方に移った。
聖都の屋敷は来客があるときに使う程度になってしまっている。
レンは昼間ダンジョンに来て、夜はヴィンセントがいる聖都の屋敷に戻る。
寂しくないと言えば嘘になるが、ヴィンセントが少しずつ年齢を重ねるのを見る度に、ほんの少し聖都の屋敷に足を運ぶのを躊躇うようになってしまっていた。
まずは、この人たちのその後を話しておこう。
さて、神聖国グルシアは思っていた以上に平和なままだったので、償い草を使う機会がなかった薬師ギルドの副ギルド長のクッキィ氏だったが、世界もほぼ平和になったので各国に薬草買い出しの旅に出た。
ギルド長ももれなくついてきた馬車の旅だったが、平和になったとはいえ各地に残る爪痕は大きい。
トンネルの落盤事故に巻き込まれた。
咄嗟にギルド長を突き飛ばして、自分が大きな岩の下敷きになってしまったクッキィ氏。
即死は免れたが、下半身が岩に潰された。
護衛たちとともに岩を退かした後、すでに意識をなくしていたクッキィ氏に口移しで償い草を飲み込ませたのはギルド長。
償い草は欠損すら元通りにする薬草なので、クッキィ氏も元通り。
そして、旅から戻った後もギルド長は聖都で、クッキィ氏はシアリーの街で遠距離恋愛を続けた。
この二人はどうでもいいや。
会えば、ラブラブなんだし。
勝手にどこかで幸せになってろ。
英雄の仲間であり、アスア王国の上級冒険者だったジニールは、アスア共和国になってもこの国で冒険者を続けた。仲間だった女性冒険者の一人と結婚し、女児を儲けて可愛がって暮らす。
ただし、幸せだと思っても、なぜか空虚な想いに支配されることが少なくなかった。
残念ながら、大切な想いを忘れさせられてしまったからだろう。
それを思い出すことはなかった。
それも自分がしでかしたことの罰だ。
アスア共和国では冒険者としてそれなりの名声を手に入れ、第三者から見れば幸せな人生を送ったと評価される人物だ。
アスア王国の宰相、その後、アスア共和国の首相は、レンのお酒によってかなり長生きした。だが、首相を十年ほど勤め上げて、アスア共和国が軌道にのったと自覚したときに後継に譲り、自分の領地に戻った。
ミニミニダンジョンの塔の置き物はアスア共和国の首相の机の上に置きっぱなしだったし、ミニミニダンジョンもここが自分の居場所だー、と思っていたらしいが、前首相が気づいたときには、領地の自分の執務室の机にこの塔の置き物が我が物顔で座っていた。
どうも次の首相とソリが合わなかったらしい。
ミニミニダンジョンはこの家が続く限り居座った。
ちなみに、宰相家の領地はノーレン公爵家のお隣である。最凶級ダンジョンが発生している間も、幸運にも意外と無事な地域であった。
ノーレン公爵家のもう一つのお隣のカンカネールが嫁いだ伯爵家。伯爵とカンカネールが生きている間は、特にシルエット聖国も力がなく抑えられていた。その孫の時代になり、シルエット聖国に力が戻り始めると、カンカネールがシルエット聖国の王女であり、罪ある者だった、ゆえにカンカネールに血のつながるお前たち一族は罪を償わなければならない、と伯爵家にちょっかいを出してきた。
何もしなければ良かったものを。
聖教国エルバノーンから手痛い攻撃を受けた。もちろん直接的な攻撃ではない。今まで優しく手を伸ばしてきた聖教国エルバノーンは助けの一切を打ち切ったどころか、契約書を持ち出し、国家予算の数十年分のすべての債務の返却を一気に迫ったのだ。
神聖国グルシアはそれを見て、何もしなかったというよりは何もできなかった。
さすが、レンの弟子。やることがえげつない。
あの当時、罠を仕掛けるのを、嬉々として仲間と話し合っていた。
冒険者ギルド本部はしばらく神聖国グルシアで活動していたが、ギバ共和国に賑わいが戻ると本拠地を元に戻した。ギルド長もギッテもギバ共和国に戻っていった。
馬車での移動は非常に辛そうだったとだけ伝えておこう。
ギルド長に何か頼まれるのを嫌がったレンは、この時期逃げまくっていて、ギルド長にはつかまらなかった。
ついでに、ビスタは各地に飛びまわっていたので、レン以上につかまえられなかった。
レンの聖都の屋敷に勤めるノエル家から来た使用人は、結婚して夫婦で勤め上げた。その子孫もずっとレンの聖都の屋敷で勤め続けている。
アディ家から来た使用人二人は、隠密系の使用人なので結婚せずに定年まで勤め上げた。その後もアディ家からは定員二名で来てもらい、この屋敷に定年まで勤めてもらっている。
ノーレンさんちから来た料理長は、聖教国エルバノーンの王子についていった。
ノーレンさんは私兵団の一部もレンに任せようとしていたのをレンが察知して、そいつらも聖教国エルバノーンに送ってしまった。
ノーレンさんはレンが贈った酒を飲んでいて長生きではあったが、人の寿命の範囲内で亡くなった。
このときにはノーレンさんに惚れてついてきた若い方の部類に入る連中は、すべて聖教国エルバノーンに送られていた。レンは人は要らんと、ノーレンさんの要望を突っぱねた形になる。
ノーレンさんの屋敷に残ったのは、多少差はあれどノーレンさんと同じような年齢の者たちだ。もちろんノーレンさんより先に亡くなった者もいる。
そしてノーレンさんは棺に入って生まれた故郷に帰る。
馬車での長旅になるだろう。思い出のアスア共和国のノーレン公爵領を通り、国へ帰っていく。
彼は王族だ。最初からアスア王国の公爵に婿入りするときから取り決められていたことだ。
墓は祖国に作られる。
執事さんたちにとっては最後の務めであると言っても良い。
はずだったのだが。
遺言で、神聖国グルシアにある財産はレンに譲ることにされていた。
レンはにっこり笑って、相続放棄の届け出をしようとした。
聖都のノーレンさんちの屋敷から出発しようとしていた皆が慌てた。執事さんも私兵団の皆様も総出で、故人の意思を尊重してくれと、レンの説得に当たった。
ノーレンさんの気持ちもわかるが、レンの気持ちもわかる。
何事も自分の嫌なことはノーと言える今のレン。何を言ってやがると一蹴される皆様。
仕方ないので間に入り、お互いに妥協して、落ち着くところに落ち着いた。
聖都にあるノーレンさんちの屋敷は売却することに決まったが。
ノーレンさんについてきた者たちは、ノーレンさんについて国に帰る。神聖国グルシアに戻ってくることはない。余生はノーレンさんの思い出とともに生きるのだろう。
聖教国エルバノーンの人形遣いの爺さんは、その数年後に亡くなった。
ルルリも王子の側近と結婚して子供を産んだので、爺さんはひ孫にも囲まれた。
良い人生だったと最後に本人が言っていた。
爺さんについていったミニちゃんはそのまま王子のそばに居着いている。
アルス国王となった王子とたまに一緒に酒を飲んでいるようだ。
ミニちゃんとオレオは聖教国エルバノーンに居続けるんだろうなー、とレンはため息を吐いていた。
聖教国エルバノーンの復興にビスタについていった仲間のイーゼン、センリ、リンカはそれぞれの道を歩んだ。
イーゼンは両親の生まれ故郷の国に旅立っていったし、センリは神聖国グルシアのシアリーの街に戻った。リンカは聖教国エルバノーンのルルリのそばでずっと一緒に働いていた。。。
宗教国バルトにいたミニミニダンジョンは、そのまま荒廃した大地に佇む。
ごくごく稀に迷い込む旅人に、水と食料を与えて、正しい道を指し示す。
高尚なことをやっているなと思っていたが。。。
もしかして、コイツもタレタのような部分がレンに似てしまったのだろうかと怪しむ今日この頃。
ヴァンガル・イーグ大神官長は引退する前に約束通り、俺を退官させてくれた。
俺はレンのダンジョンの書斎で、魔石研究に励んでいる。魔道具を作成したり改良したりすることも多いので、ノエル家の当主との付き合いも多い。
ノエル家の当主は代替わりしていくが、ノエル家の長男はどこまでも魔道具に魅せられる運命にあるのか、洗脳されているのかわからないが、魔道具熱が半端なく高い。商会長としてどこまでも魔道具に突き進んでいる。。。
商談するときは、聖都の屋敷の方でするが。
神官を退官した後は、俺の拠点はレンのダンジョンの方に移った。
聖都の屋敷は来客があるときに使う程度になってしまっている。
レンは昼間ダンジョンに来て、夜はヴィンセントがいる聖都の屋敷に戻る。
寂しくないと言えば嘘になるが、ヴィンセントが少しずつ年齢を重ねるのを見る度に、ほんの少し聖都の屋敷に足を運ぶのを躊躇うようになってしまっていた。
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