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12章 昨年とは違う夏
12-3 転送依頼 ※ククー視点
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◆ククー視点◆
高級武器屋の店主が鑑定士を連れて戻って来た。
「店の者も避難準備で何かと忙しく、大変お待たせ致しました」
店主は肩で息をしているが、汗を拭き拭き笑顔で対応している。
店にあるソファで待っていたので、特に問題はない。レンは地図とガイドブックを見ているし、、、観光客丸出しじゃないか。
俺たちの向かいに座り、鑑定士が魔石を見る。
そして、何かを紙に書くと店主に渡した。店主が一つ頷く。
「お客様、この部屋にあるこれらの商品の引き渡しは、今、この場所でよろしいですか」
「ああ、大丈夫だ」
レンも俺も収納鞄を持っている。
店主もレンが魔石を取り出した鞄の大きさから、それが収納鞄だと当たりをつけている。
配送の心配がなければ、店主としても願ったり叶ったりの取引だ。
「それならば、この魔石でお譲り致します。商品の方はお包みした方がよろしいですか」
「いや、大丈夫だ。ただ、壁に飾られているものは取り外して一か所にまとめてもらいたい」
「もちろんです。ところで、収納鞄に余裕がございましたら、もしよろしければ、この部屋にある絵やテーブル、ソファ等もご入り用の物があれば持って行きませんか?ほどほどには使っていますが、これらの物も値打ちがあるものです。魔物に踏み荒らされるよりは、貰っていただける方に貰っていただいた方がこちらとしてもありがたいのですが」
「確かに、ここにあるのはそれなりの値打ちの物だな」
レンも店主の言葉に頷く。高級品店なので、何も知らない金持ちのボンボンも来るが、目利きができる客も来る。そういうところに適当な家具は置いておけないのである。
そして、レンも目利きができる客として認識されたようだ。仕入れ値よりほんの少し上回る額の魔石をすぐにその場に出せる人間は少ない。レンの取り出した魔石の値段が、偶然にしては出来過ぎていると店主は解釈した。
「貰っていいものならば貰っていこう。それらも武器と一緒に一か所に集めてもらえるか?」
「はい、もちろんです」
店主は鑑定士とともに大きな絨毯の上に武器やら家具やら並べ始める。その絨毯もほどほどの価値があるものだ。
チラチラとこの大きな棚も置いていいですか、という視線を店主がレンに向けているが。
どのくらいの容量の収納鞄か気にしているのだろう。
しばらくすると鑑定士以外の従業員が出てきて手伝い始めた。
「レン、端から収納鞄に入れていくか?」
「いや、一つ一つ収納鞄に入れていたら面倒じゃないか。あの家に全部転送するから、後で必要な物をお前の家に送るぞ。別にすぐに誰かに持って行くものもないだろ」
レンの言葉を聞いた店主の目がキランと光ったぞ。転送術を使える魔術師なのか、って目だ。
転移術は複数人の術師がいないと難しいが、物の転送術はそうでもない。が、それなりに大きい物を転送できる魔術師は少ない。
レンが転送するとなると、容量無制限と言っても過言ではない。あの呪いの赤い液体をシアリーの街の北のダンジョンから転送したレンである。このぐらいの武器や家具を転送することなど造作もないことだろう。それに、保管する倉庫はダンジョンで一層増やせばできてしまう。ここにあるのは、そこまでの荷物ではないが。
「レンこそ前公爵に祝いとして持って行くものじゃないのか」
「ノーレンさんの執事に切れ味の鋭い剣の一本はあげようと思っているけど、ノーレンさん自身に武器を贈るのは微妙に違う気がする」
「そう言われると、なんか違うな」
「これぞという意外性を追求したい」
「、、、おい」
プレゼントの方向が違って来たぞー。良いのか、息子が引っ越し祝いに変な物をあげようとしているぞー。この件に関しては、俺はアドバイスも入れ知恵もしていないからなー。まだ道端の石ころ貰っていた方が幸せだったということになりかねん。
「無難に酒とかにしておいた方が良いんじゃないか」
「あの人は湯水のように飲める酒が好きなんだ。俺の好みとはかけ離れている」
どうも自分の好みの酒以外、酒は贈りたくないとレンが言っている気がするのだが。アスア王国の王族や貴族が好むような上品な酒がノーレン前公爵も好みだということだ。それならそれを贈っておけばいいのに。
何なの?その拘り。
「あのー、魔術師様。転送術を使えるのですか?」
レンの呼び名が魔術師様になった。こういう高級店は本来ならば一見の客は受け付けていない。非常時だからこそ名前も知らない客を店内に迎え入れたのである。
「たぶん、店主が考えているような便利な転送ではない。俺の家に送るからこそできるものだ」
「そうなんですか。ところで、魔術師様はどこの国からいらしているのですか」
「神聖国グルシアからだが」
「それは残念」
近隣諸国なら荷物を預かってもらおうと思ったのだろう。馬車に積んで運ぶのは魔物や盗賊に襲われる危険性もあるため、安全な場所に置いておいてもらえるのならば、ある程度の金額をかけてでも依頼したいところなのだが、さすがに神聖国グルシアは遠い、って顔している。
絨毯の上に武器以外もかなり置いたなー。この部屋になかった物まで積んでいる気がするが、サービスなのかな?
俺たちも終いには立ち上がって、ソファもテーブルも置かれてしまったよ。
「こちらの絨毯の上にまとめました。どうぞお受け取りください」
「ありがとう。転送」
レンが店主に礼を言った直後、転送と一言で一瞬ですべて消えた。
店主も鑑定士も他の従業員三名も固まった。
そりゃあね。転送と言うだけで術が完了してしまうとは思ってもいない。
「あ、絨毯も転送しちゃったけど、戻す?」
「いえ、ぜひ絨毯もお持ちください」
そして、店主がいきなり土下座した。
「お願いです。ここであったのも何かの縁。後生ですから、なんとかうちの荷物も隣の街の倉庫に転送をーっ。奥の部屋の武器も馬車で持って行けるのは一部だけなんですーっ」
「隣の街というと?」
レンが見ている地図には首都しか載ってないぞー。クソ英雄が持って来たガイドブックも首都のみのものだぞー。ギバ共和国は広いからなー。
従業員が慌てて裏の事務所から地図を持って来た。倉庫の位置を指し示す。
「ほどほどに離れているなー」
と言って、レンは上を向く。視線の先は上空を翼で飛んでるミニミニダンジョン。
無理とは言わないから、やろうと思えばできるのか。あー、もしかして、隣の街を一瞬ダンジョン化する気?
「そこを何とか。奥の部屋の武器を一つ差し上げますので。いや、ここは二つでも」
店主にしてみれば、断腸の思いで提案している。奥の部屋の武器は、それ一つでもこの部屋にあった物すべてを合計しても足りないだろう。
高価な代物であっても、レンの顔は渋い。飾りの武器はレンには必要ない。超豪華な剣を値段を気にせず豪快に振り回せるのは大神官長くらいのものである。
「ククー、大神官長に恩売る?」
「アンタからのプレゼントにすればいいじゃないか」
「俺からあの人にこれ以上贈る意味がない」
そうですね。
レンの贈り物は無色透明な魔石だけで充分である。これ以上何か贈る必要がない。
店主は難色を示すレンに提案する。
「酒、の方が良いですか?」
この辺りは商売人だ。客の話す会話から糸口を探し出す。
レンの表情が変わったことに気づいた店主は次の言葉を告げる。
「実は私の親戚が酒屋をしております。様々な要望に応えているうちに世界各国の酒を取り扱うようになりまして。実はそちらの店も馬車の手配が難しく、うちの倉庫にまとめて転送でいいので是非とも」
「親戚、酒屋、、、エルク教国の、樽で酒がある」
レンの目が光った。探ったな。
あー、好みの酒があって良かったね。エルク教国の酒はものすごく珍しい上に、ギバ共和国まで遠いのでかなり高価になっている。だが、奥の部屋の剣と同等かというと微妙だな。
「ククー、倉庫の場所わかるか?」
ウキウキした顔で聞くなよ。そんな表情を見たら可愛くて惚れ直すじゃないか。剣よりも酒だよな。うんうん。
まだ隣の街はダンジョン化していないから正確な場所が見えていないということはわかる。
「はいはい、わかるから、まずはその酒屋に本当にお礼で出すのか確認した方が良い」
「いえ、もしアイツがその酒を出さないと言えば、私がその対価を払ってでも転送をお願いしたいです」
店主は物が消えた瞬間を目の当たりにしまったので、もはやレンを逃したくないのだろう。商品を違う街の倉庫に送ってしまえば、後は自分たちや従業員の家族を連れて気軽に馬車で移動できる。
「嬉しいなー。ククー、エルク教国の酒、一緒に飲もうなー」
それだけで俺へのお礼は充分です。
が、レンはこの武器屋からもらった家具類は、ダンジョンのあの家の部屋を増やして並べたが、武器は最初からほしいと言っていた三本以外はすべて俺に回してきた。レンは俺からお金を受け取らなかった。どうも俺が購入を考えている時点で、今日付き合わせた俺へのお礼にするつもりだったらしい。
お礼が恐ろしいほど過分なんですけど。
今日はせっかくの休みだから研究したいのにー、って俺が思っていたから?
レンと一緒にいれて嬉しくないわけがないじゃないか。
高級武器屋の店主が鑑定士を連れて戻って来た。
「店の者も避難準備で何かと忙しく、大変お待たせ致しました」
店主は肩で息をしているが、汗を拭き拭き笑顔で対応している。
店にあるソファで待っていたので、特に問題はない。レンは地図とガイドブックを見ているし、、、観光客丸出しじゃないか。
俺たちの向かいに座り、鑑定士が魔石を見る。
そして、何かを紙に書くと店主に渡した。店主が一つ頷く。
「お客様、この部屋にあるこれらの商品の引き渡しは、今、この場所でよろしいですか」
「ああ、大丈夫だ」
レンも俺も収納鞄を持っている。
店主もレンが魔石を取り出した鞄の大きさから、それが収納鞄だと当たりをつけている。
配送の心配がなければ、店主としても願ったり叶ったりの取引だ。
「それならば、この魔石でお譲り致します。商品の方はお包みした方がよろしいですか」
「いや、大丈夫だ。ただ、壁に飾られているものは取り外して一か所にまとめてもらいたい」
「もちろんです。ところで、収納鞄に余裕がございましたら、もしよろしければ、この部屋にある絵やテーブル、ソファ等もご入り用の物があれば持って行きませんか?ほどほどには使っていますが、これらの物も値打ちがあるものです。魔物に踏み荒らされるよりは、貰っていただける方に貰っていただいた方がこちらとしてもありがたいのですが」
「確かに、ここにあるのはそれなりの値打ちの物だな」
レンも店主の言葉に頷く。高級品店なので、何も知らない金持ちのボンボンも来るが、目利きができる客も来る。そういうところに適当な家具は置いておけないのである。
そして、レンも目利きができる客として認識されたようだ。仕入れ値よりほんの少し上回る額の魔石をすぐにその場に出せる人間は少ない。レンの取り出した魔石の値段が、偶然にしては出来過ぎていると店主は解釈した。
「貰っていいものならば貰っていこう。それらも武器と一緒に一か所に集めてもらえるか?」
「はい、もちろんです」
店主は鑑定士とともに大きな絨毯の上に武器やら家具やら並べ始める。その絨毯もほどほどの価値があるものだ。
チラチラとこの大きな棚も置いていいですか、という視線を店主がレンに向けているが。
どのくらいの容量の収納鞄か気にしているのだろう。
しばらくすると鑑定士以外の従業員が出てきて手伝い始めた。
「レン、端から収納鞄に入れていくか?」
「いや、一つ一つ収納鞄に入れていたら面倒じゃないか。あの家に全部転送するから、後で必要な物をお前の家に送るぞ。別にすぐに誰かに持って行くものもないだろ」
レンの言葉を聞いた店主の目がキランと光ったぞ。転送術を使える魔術師なのか、って目だ。
転移術は複数人の術師がいないと難しいが、物の転送術はそうでもない。が、それなりに大きい物を転送できる魔術師は少ない。
レンが転送するとなると、容量無制限と言っても過言ではない。あの呪いの赤い液体をシアリーの街の北のダンジョンから転送したレンである。このぐらいの武器や家具を転送することなど造作もないことだろう。それに、保管する倉庫はダンジョンで一層増やせばできてしまう。ここにあるのは、そこまでの荷物ではないが。
「レンこそ前公爵に祝いとして持って行くものじゃないのか」
「ノーレンさんの執事に切れ味の鋭い剣の一本はあげようと思っているけど、ノーレンさん自身に武器を贈るのは微妙に違う気がする」
「そう言われると、なんか違うな」
「これぞという意外性を追求したい」
「、、、おい」
プレゼントの方向が違って来たぞー。良いのか、息子が引っ越し祝いに変な物をあげようとしているぞー。この件に関しては、俺はアドバイスも入れ知恵もしていないからなー。まだ道端の石ころ貰っていた方が幸せだったということになりかねん。
「無難に酒とかにしておいた方が良いんじゃないか」
「あの人は湯水のように飲める酒が好きなんだ。俺の好みとはかけ離れている」
どうも自分の好みの酒以外、酒は贈りたくないとレンが言っている気がするのだが。アスア王国の王族や貴族が好むような上品な酒がノーレン前公爵も好みだということだ。それならそれを贈っておけばいいのに。
何なの?その拘り。
「あのー、魔術師様。転送術を使えるのですか?」
レンの呼び名が魔術師様になった。こういう高級店は本来ならば一見の客は受け付けていない。非常時だからこそ名前も知らない客を店内に迎え入れたのである。
「たぶん、店主が考えているような便利な転送ではない。俺の家に送るからこそできるものだ」
「そうなんですか。ところで、魔術師様はどこの国からいらしているのですか」
「神聖国グルシアからだが」
「それは残念」
近隣諸国なら荷物を預かってもらおうと思ったのだろう。馬車に積んで運ぶのは魔物や盗賊に襲われる危険性もあるため、安全な場所に置いておいてもらえるのならば、ある程度の金額をかけてでも依頼したいところなのだが、さすがに神聖国グルシアは遠い、って顔している。
絨毯の上に武器以外もかなり置いたなー。この部屋になかった物まで積んでいる気がするが、サービスなのかな?
俺たちも終いには立ち上がって、ソファもテーブルも置かれてしまったよ。
「こちらの絨毯の上にまとめました。どうぞお受け取りください」
「ありがとう。転送」
レンが店主に礼を言った直後、転送と一言で一瞬ですべて消えた。
店主も鑑定士も他の従業員三名も固まった。
そりゃあね。転送と言うだけで術が完了してしまうとは思ってもいない。
「あ、絨毯も転送しちゃったけど、戻す?」
「いえ、ぜひ絨毯もお持ちください」
そして、店主がいきなり土下座した。
「お願いです。ここであったのも何かの縁。後生ですから、なんとかうちの荷物も隣の街の倉庫に転送をーっ。奥の部屋の武器も馬車で持って行けるのは一部だけなんですーっ」
「隣の街というと?」
レンが見ている地図には首都しか載ってないぞー。クソ英雄が持って来たガイドブックも首都のみのものだぞー。ギバ共和国は広いからなー。
従業員が慌てて裏の事務所から地図を持って来た。倉庫の位置を指し示す。
「ほどほどに離れているなー」
と言って、レンは上を向く。視線の先は上空を翼で飛んでるミニミニダンジョン。
無理とは言わないから、やろうと思えばできるのか。あー、もしかして、隣の街を一瞬ダンジョン化する気?
「そこを何とか。奥の部屋の武器を一つ差し上げますので。いや、ここは二つでも」
店主にしてみれば、断腸の思いで提案している。奥の部屋の武器は、それ一つでもこの部屋にあった物すべてを合計しても足りないだろう。
高価な代物であっても、レンの顔は渋い。飾りの武器はレンには必要ない。超豪華な剣を値段を気にせず豪快に振り回せるのは大神官長くらいのものである。
「ククー、大神官長に恩売る?」
「アンタからのプレゼントにすればいいじゃないか」
「俺からあの人にこれ以上贈る意味がない」
そうですね。
レンの贈り物は無色透明な魔石だけで充分である。これ以上何か贈る必要がない。
店主は難色を示すレンに提案する。
「酒、の方が良いですか?」
この辺りは商売人だ。客の話す会話から糸口を探し出す。
レンの表情が変わったことに気づいた店主は次の言葉を告げる。
「実は私の親戚が酒屋をしております。様々な要望に応えているうちに世界各国の酒を取り扱うようになりまして。実はそちらの店も馬車の手配が難しく、うちの倉庫にまとめて転送でいいので是非とも」
「親戚、酒屋、、、エルク教国の、樽で酒がある」
レンの目が光った。探ったな。
あー、好みの酒があって良かったね。エルク教国の酒はものすごく珍しい上に、ギバ共和国まで遠いのでかなり高価になっている。だが、奥の部屋の剣と同等かというと微妙だな。
「ククー、倉庫の場所わかるか?」
ウキウキした顔で聞くなよ。そんな表情を見たら可愛くて惚れ直すじゃないか。剣よりも酒だよな。うんうん。
まだ隣の街はダンジョン化していないから正確な場所が見えていないということはわかる。
「はいはい、わかるから、まずはその酒屋に本当にお礼で出すのか確認した方が良い」
「いえ、もしアイツがその酒を出さないと言えば、私がその対価を払ってでも転送をお願いしたいです」
店主は物が消えた瞬間を目の当たりにしまったので、もはやレンを逃したくないのだろう。商品を違う街の倉庫に送ってしまえば、後は自分たちや従業員の家族を連れて気軽に馬車で移動できる。
「嬉しいなー。ククー、エルク教国の酒、一緒に飲もうなー」
それだけで俺へのお礼は充分です。
が、レンはこの武器屋からもらった家具類は、ダンジョンのあの家の部屋を増やして並べたが、武器は最初からほしいと言っていた三本以外はすべて俺に回してきた。レンは俺からお金を受け取らなかった。どうも俺が購入を考えている時点で、今日付き合わせた俺へのお礼にするつもりだったらしい。
お礼が恐ろしいほど過分なんですけど。
今日はせっかくの休みだから研究したいのにー、って俺が思っていたから?
レンと一緒にいれて嬉しくないわけがないじゃないか。
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