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11章 冷ややかな夏
登場人物紹介【アスア王国編】
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ノーレン前公爵(以下、ノ):「おや、今回は私が紹介人なんですね。引退しているから暇だと思われましたかね?なかなか覚えられない名前も多いと思いますので、今回はアスア王国の者たちの紹介です」
王子(以下、キ):「補佐として、王子と呼ばれているキイがお手伝いします。よろしくお願いします」
ノ:「キイくん、うちの子になる?」
キ:「残念ながら、もうすでに決まっていまして」
ノ:「あ、ホント残念。うちの子と兄弟になれたら良かったのに。さて、気を取り直して、まずは英雄を裏切った三人でも紹介しようか」
キ:(あれ?そういえば、それって僕とレンが兄弟になるってことなんじゃ?)
●ロイ●
ノ:「アスア王国の新英雄。何もしないで王城にいるため、国民の反感を買いまくって、今ではもう英雄とは認められていない。たぶん王城から護衛なしに一人で出たら殺されちゃうんじゃないかな?」
キ:「英雄から蒼天の館のギフトを奪った張本人ですが、英雄のギフトを扱うことはできません。女遊び、金遣いが荒かったようですが、今はアスア王国の王城で軟禁状態なので、何もできない状態のようです」
ノ:「王城でも女遊び、男遊びは続いているようだけどねー。アスア王国の国王によって、孫娘の王女の婚約者にされてしまったけど、王族になるための教育期間として王城に軟禁されていなかったら、最凶級ダンジョンに行ってあっさり魔物に殺されていただろうね。ギフトが使えないんだから。それはそれでいい気味だと思えるけど」
キ:「宰相のお父さんの前宰相が教育係として来て、訓練やら勉強やらを事細かく教えてくれているようです」
ノ:「お父さん、良い響きだ。私も呼ばれたいなー」
キ:(誰に?レンに?)
●キザス●
ノ:「新英雄ロイの仲間なんだけど、実は宗教国バルトの神官。ホント、アスア王国ってザルだよねー。何でこんな人を英雄の仲間に入れちゃってるの、バカ国王め。だから、うちのレンは殺されちゃったんだよー」
キ:(殺されてはいないけど、、、殺されかけたです)
「英雄のギフトを奪いに来て、強奪の剣をロイに嗾けた張本人です。ロイが英雄のギフトを扱えないとわかっていたため、さらにはロイがアスア王国から追い出されると考えていたため、ロイが王女の婚約者になってアスア王国に囲い込まれたのは、少々計算が狂った様子です」
ノ:「でも、時間無制限の命令だから、キザスもロイで楽しんでいるよねー。ホントぶん殴りたい」
キ:(ノーレン前公爵って、好戦的な人だったのかな?直接会ったことないからなー。レンからはこの人に対する感謝の言葉しか聞かなかった気がするけど?)
「自分が殺そうとしたレンと再会しておきながら、レンが英雄だとは認識できなかった残念な人です」
●ジニール●
ノ:「なんか、この子が一番怖いよねー。不気味っ」
キ:「大剣を振るう上級冒険者です。英雄に愛されたい、抱かれたいと思っていたとか」
ノ:「愛するがゆえに、自分を見ない英雄が憎いとロイとキザスに加担した。それでいながら、英雄の意志を継いだかのように、英雄の女性仲間三人とともに魔物討伐に明け暮れる人物。これらのロイ、キザス、ジニールの三人が英雄を裏切ったお仲間。国王が選んだ英雄の仲間って、英雄にとっては仲間じゃないからなー。お荷物?監視役?英雄が気に入る人物を、国王はすべて遠ざけて来たし」
●国王●
ノ:「馬鹿かと思ったら、意外に腹黒」
キ:「ええっと、自分の国の国王なんですよね?」
ノ:「真実の声がついつい出ちゃって。孫娘が可愛くて、孫娘の要望をそのまま叶えようとしている」
キ:「ああ、英雄と結婚したいと言ってしまったから」
ノ:「ホント、孫娘が英雄ザット・ノーレンと結婚したいと言っていたらどうなっていたんだろうね。まあ、どうでもいいけど」
●アリシア●
ノ:「アスア王国の王女。英雄と結婚したいと言ったばかりに新英雄ロイと婚約するハメになった。結婚前なのに、ロイに快楽を教え込まれてしまったため、ロイの虜に。ただ、コレはロイが上手いんじゃなくて、キザスの持っている薬に強い依存性があるため。ただ、キザスの方は上手いけど、ロイを絶対に逃がすわけにはいかないから使っている感じかな。キイくんも大人になったらこういう薬に頼らずに、相手の気持ちいい場所を探すんだよー」
キ:顔、真っ赤。
ノ:「あ、まだ早かったか。ごめんごめん。息子に殴られる前に今後は気をつけます」(どこからか殺気を感じる。。。)
●ガー、ガーネル●
ノ:「この人も元々孤児で、孤児院の院長だったが、英雄の寄付金がなくなって閉鎖した。私も英雄とは仲が良いと勘違いしていたから、残念な子だったね。食べ物がなければ心も荒むとは思っていたけど、彼は根本的なモノだった」
キ:「アスア王国では珍しく英雄を嫌っていたようです」
ノ:「あー、、、嫌っていた、、、ね」
キ:「違うんですか?」
ノ:「人間には己もよくわかっていない深層心理というものがあってねー。無関心ではなく、極度に嫌っていたというところが気になる点だよね。アスア王国の国民って基本的に英雄のことが大好きだからね」
●カンカネール●
ノ:「英雄の元恋人の女性。今は伯爵家に嫁いでいる。まだ本編には名前しか出てきてないけど、今後出てくる予定らしい。忘れ去られなければ」
キ:「忘れ去られなければ?」
ノ:「意外と設定や展開を忘れられちゃうんだー。本当はヴィンセントが活躍する話だったのに、なぜかククーに乗っ取られたり、ククーが一途過ぎるばかりになぜかキイくんが振られてしまったり」
キ:「え?それは僕とククーが結ばれる幸せな未来が本当はあったと?」
ノ:「顔が怖いよー、キイくん」
●ノーレン前公爵●
ノ:「さて、最後は私かな。レンが英雄のときはノーレン公爵だったけど、英雄が亡くなったとされてから、さっさと跡継ぎの息子に公爵位を譲って引退生活に。神聖国グルシアの聖都でレンと会えたことは幸運だったな。ククーの案内で聖都の家も手に入れたし、もうそろそろ引っ越しパーティでもしようと思っているけど、なんかいろいろゴタゴタしているよねー」
キ:「でも、レンは毎日きちんと家に帰ってきてます。お呼ばれしたらきっと行きますよ」
ノ:「うん、、、結局あの子、根底は変わらないよね」
キ:「そうですか?」
ノ:「あの子、今まで英雄としてアスア王国だけを守って来たじゃない?対象が神聖国グルシアに変わっただけなんだよ。あの子は元々自分が守る国以外どうでもいい子だったんだよー」
キ:(そういえば、アスア王国の英雄はアスア王国だけを守っていたんだっけ。国王の命令がなければ、国外に出なかったはず)
ノ:「そういや、英雄を養子にしてから、うちの子もしっかり捻くれちゃって。祖先の名前を英雄にあげたら、うちの子、跡継ぎを次男の英雄にするんじゃないかってものすごく疑り深くなっていたんだよねー。公爵位を譲ったとき、ものすごく涙ぐんでいたんだよ」
キ:「それはお気の毒に」
ノ:「私はアスア王国からほどほどに離れた国の第三王子だったけど、婿に来たから王位継承権はなくなっている。まだつながりはあるし、連れて来た家臣も兵もいるからね。私が神聖国グルシアに来たら、その者たちも来るだろうな。彼らはノーレン公爵家に雇われているわけじゃなくて、私についてきた者たちだから」
キ:「あー、ノーレン公爵が動かしていた私兵って」
ノ:「うん、元は違う国の兵が率いているから動けるんだよ。アスア王国の国民ってなぜか英雄の手伝いすらも嫌がるんだよね」
キ:「不思議ですね」
ノ:「うん、不思議ー」
王子(以下、キ):「補佐として、王子と呼ばれているキイがお手伝いします。よろしくお願いします」
ノ:「キイくん、うちの子になる?」
キ:「残念ながら、もうすでに決まっていまして」
ノ:「あ、ホント残念。うちの子と兄弟になれたら良かったのに。さて、気を取り直して、まずは英雄を裏切った三人でも紹介しようか」
キ:(あれ?そういえば、それって僕とレンが兄弟になるってことなんじゃ?)
●ロイ●
ノ:「アスア王国の新英雄。何もしないで王城にいるため、国民の反感を買いまくって、今ではもう英雄とは認められていない。たぶん王城から護衛なしに一人で出たら殺されちゃうんじゃないかな?」
キ:「英雄から蒼天の館のギフトを奪った張本人ですが、英雄のギフトを扱うことはできません。女遊び、金遣いが荒かったようですが、今はアスア王国の王城で軟禁状態なので、何もできない状態のようです」
ノ:「王城でも女遊び、男遊びは続いているようだけどねー。アスア王国の国王によって、孫娘の王女の婚約者にされてしまったけど、王族になるための教育期間として王城に軟禁されていなかったら、最凶級ダンジョンに行ってあっさり魔物に殺されていただろうね。ギフトが使えないんだから。それはそれでいい気味だと思えるけど」
キ:「宰相のお父さんの前宰相が教育係として来て、訓練やら勉強やらを事細かく教えてくれているようです」
ノ:「お父さん、良い響きだ。私も呼ばれたいなー」
キ:(誰に?レンに?)
●キザス●
ノ:「新英雄ロイの仲間なんだけど、実は宗教国バルトの神官。ホント、アスア王国ってザルだよねー。何でこんな人を英雄の仲間に入れちゃってるの、バカ国王め。だから、うちのレンは殺されちゃったんだよー」
キ:(殺されてはいないけど、、、殺されかけたです)
「英雄のギフトを奪いに来て、強奪の剣をロイに嗾けた張本人です。ロイが英雄のギフトを扱えないとわかっていたため、さらにはロイがアスア王国から追い出されると考えていたため、ロイが王女の婚約者になってアスア王国に囲い込まれたのは、少々計算が狂った様子です」
ノ:「でも、時間無制限の命令だから、キザスもロイで楽しんでいるよねー。ホントぶん殴りたい」
キ:(ノーレン前公爵って、好戦的な人だったのかな?直接会ったことないからなー。レンからはこの人に対する感謝の言葉しか聞かなかった気がするけど?)
「自分が殺そうとしたレンと再会しておきながら、レンが英雄だとは認識できなかった残念な人です」
●ジニール●
ノ:「なんか、この子が一番怖いよねー。不気味っ」
キ:「大剣を振るう上級冒険者です。英雄に愛されたい、抱かれたいと思っていたとか」
ノ:「愛するがゆえに、自分を見ない英雄が憎いとロイとキザスに加担した。それでいながら、英雄の意志を継いだかのように、英雄の女性仲間三人とともに魔物討伐に明け暮れる人物。これらのロイ、キザス、ジニールの三人が英雄を裏切ったお仲間。国王が選んだ英雄の仲間って、英雄にとっては仲間じゃないからなー。お荷物?監視役?英雄が気に入る人物を、国王はすべて遠ざけて来たし」
●国王●
ノ:「馬鹿かと思ったら、意外に腹黒」
キ:「ええっと、自分の国の国王なんですよね?」
ノ:「真実の声がついつい出ちゃって。孫娘が可愛くて、孫娘の要望をそのまま叶えようとしている」
キ:「ああ、英雄と結婚したいと言ってしまったから」
ノ:「ホント、孫娘が英雄ザット・ノーレンと結婚したいと言っていたらどうなっていたんだろうね。まあ、どうでもいいけど」
●アリシア●
ノ:「アスア王国の王女。英雄と結婚したいと言ったばかりに新英雄ロイと婚約するハメになった。結婚前なのに、ロイに快楽を教え込まれてしまったため、ロイの虜に。ただ、コレはロイが上手いんじゃなくて、キザスの持っている薬に強い依存性があるため。ただ、キザスの方は上手いけど、ロイを絶対に逃がすわけにはいかないから使っている感じかな。キイくんも大人になったらこういう薬に頼らずに、相手の気持ちいい場所を探すんだよー」
キ:顔、真っ赤。
ノ:「あ、まだ早かったか。ごめんごめん。息子に殴られる前に今後は気をつけます」(どこからか殺気を感じる。。。)
●ガー、ガーネル●
ノ:「この人も元々孤児で、孤児院の院長だったが、英雄の寄付金がなくなって閉鎖した。私も英雄とは仲が良いと勘違いしていたから、残念な子だったね。食べ物がなければ心も荒むとは思っていたけど、彼は根本的なモノだった」
キ:「アスア王国では珍しく英雄を嫌っていたようです」
ノ:「あー、、、嫌っていた、、、ね」
キ:「違うんですか?」
ノ:「人間には己もよくわかっていない深層心理というものがあってねー。無関心ではなく、極度に嫌っていたというところが気になる点だよね。アスア王国の国民って基本的に英雄のことが大好きだからね」
●カンカネール●
ノ:「英雄の元恋人の女性。今は伯爵家に嫁いでいる。まだ本編には名前しか出てきてないけど、今後出てくる予定らしい。忘れ去られなければ」
キ:「忘れ去られなければ?」
ノ:「意外と設定や展開を忘れられちゃうんだー。本当はヴィンセントが活躍する話だったのに、なぜかククーに乗っ取られたり、ククーが一途過ぎるばかりになぜかキイくんが振られてしまったり」
キ:「え?それは僕とククーが結ばれる幸せな未来が本当はあったと?」
ノ:「顔が怖いよー、キイくん」
●ノーレン前公爵●
ノ:「さて、最後は私かな。レンが英雄のときはノーレン公爵だったけど、英雄が亡くなったとされてから、さっさと跡継ぎの息子に公爵位を譲って引退生活に。神聖国グルシアの聖都でレンと会えたことは幸運だったな。ククーの案内で聖都の家も手に入れたし、もうそろそろ引っ越しパーティでもしようと思っているけど、なんかいろいろゴタゴタしているよねー」
キ:「でも、レンは毎日きちんと家に帰ってきてます。お呼ばれしたらきっと行きますよ」
ノ:「うん、、、結局あの子、根底は変わらないよね」
キ:「そうですか?」
ノ:「あの子、今まで英雄としてアスア王国だけを守って来たじゃない?対象が神聖国グルシアに変わっただけなんだよ。あの子は元々自分が守る国以外どうでもいい子だったんだよー」
キ:(そういえば、アスア王国の英雄はアスア王国だけを守っていたんだっけ。国王の命令がなければ、国外に出なかったはず)
ノ:「そういや、英雄を養子にしてから、うちの子もしっかり捻くれちゃって。祖先の名前を英雄にあげたら、うちの子、跡継ぎを次男の英雄にするんじゃないかってものすごく疑り深くなっていたんだよねー。公爵位を譲ったとき、ものすごく涙ぐんでいたんだよ」
キ:「それはお気の毒に」
ノ:「私はアスア王国からほどほどに離れた国の第三王子だったけど、婿に来たから王位継承権はなくなっている。まだつながりはあるし、連れて来た家臣も兵もいるからね。私が神聖国グルシアに来たら、その者たちも来るだろうな。彼らはノーレン公爵家に雇われているわけじゃなくて、私についてきた者たちだから」
キ:「あー、ノーレン公爵が動かしていた私兵って」
ノ:「うん、元は違う国の兵が率いているから動けるんだよ。アスア王国の国民ってなぜか英雄の手伝いすらも嫌がるんだよね」
キ:「不思議ですね」
ノ:「うん、不思議ー」
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