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第3章 激動の
3-13 言葉が通じない客 ◆ルアン視点◆
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◆ルアン視点◆
このルメドの街で起こったことは瞬く間に世界中に伝わった。
薬師のティフィは英雄となり、ジニア聖教国の権威は地に落ちた。
それでも、ジニア聖教国の対処はトカゲの尻尾切り。
聖職者ジエンタの独断ですべてが行われていたと公表した。
この件を重く見た世界各国は聖剣の所持をジニア聖教国に今後は認めない方向で話を進めている。
ジニア聖教国は反対しているが、神の名を騙る者の認識ができないのなら神の名を語る資格なし、との判断が主流である。
そもそもズィーが使われていない地下に隠された聖剣をすべて空中に浮かべて連れ去ってしまったので、ジニア聖教国が所持を主張できるのも、今、聖騎士が持っている本数だけになる。
それはこの大陸にある聖剣に比べたらほんの一握りであるし、聖剣を扱っていた魔法鍛冶師の一族もトワイト魔法王国がこっそり保護しているようだ。
後はこの感染症が落ち着く春を待つだけである、と思っていたが。
「ルアン様、」
薬屋にお客が現れた。
この店に主人がいなくなって、二週間は経った。
レインも彼がいないのなら、一応イタズラ等されてないか巡回には来るがさっさと閉まっている薬屋を後にするらしい。
私は役所が休みの日にこうして薬屋を開ける。
在庫限りの販売だが、それでも必要な者はやってくる。
もしくは役所の私の執務室に来て、この薬の在庫がないかと聞きに来る。
ちなみに、現在ではこの街では住民に対して感染症の治療薬は役所での無償配付となっている。
必要な者に必要な分だけ渡す。
これは症状を我慢して薬を飲まず、無闇に他者にうつさないようにしてもらうためである。
「薬ならここに在庫がある限りだ」
カウンター内から私は彼女にわざと言った。
彼女は薬屋の客ではないから。
招かれざる客だ。
綺麗なドレスを身にまとい、後ろには二人の侍女が控えている。
「ルアン様、ご無沙汰しております。ジルノア王国ではトワイト魔法王国から魔法薬が届きました。第二王子エリオット様の交渉の末の功績として」
「ああ、そのようだな」
ジルノア王国で製造された薬はすべて予定通りの目的地に送られた。
ズィーから事後報告は受けている。
弟エリオットがトワイト魔法王国に行き、グフタ国王に頭を下げたと。
けれど、エリオットが王太子になるのなら、国民のために動くのはエリオットがふさわしい。
「エリオット様はルアン様がジルノア王国にお戻りになるのを心待ちにしております」
「、、、アーガリー嬢、私は第一王子の身分を捨てた者です。私の戻る先はジルノア王国ではない」
「こちらの店主であるはずの薬師ティフィは、あの一件の後この店には戻って来ていないそうではありませんか。でしたら、エリオット様のお兄様がここに縛られるのもおかしな話ではございませんか?」
あくまでもにこやかにアーガリー嬢は話しを進める。
「アーガリー嬢、貴方の婚約者であるエリオットが功績を上げたのだ。喜ばしいことじゃないか」
「それはそうですが、国王陛下も第一王子がいてくれたら、とよくこぼしております。対外的にルアン様の評価は高く、国内でもルアン様を咎める声など一つもございません」
同じ言語を話しているはずなのに言葉が通じないと、ズィーもレインもジニア聖教国の聖職者について評価していた。
言葉が通じないのは、彼女たちもだ。
それは自分の目的達成以外どうでも良いからだ。
ただ解せないのは、今の彼女の目的は私をジルノア王国に戻すことのようである。
彼女の婚約者は第二王子である弟エリオットだ。
私が戻ることになれば、エリオットが国王となることはない。
彼女が王妃になることはないのである。
王妃になりたくないとか?
けれど、彼女の野心を抱える瞳がそれはありえないと私に訴えてくる。
「本当に貴方はジルノア王国の王妃にふさわしい人物だな」
アーガリー嬢の背後に、一切の気配なく急に現れた。
「なっ」
気づいた二人の侍女が咄嗟に白いマントの人物に蹴りと拳で襲いかかる。
彼女たちは護衛だったか。
アーガリー嬢が振り返ったのは、彼女たちが彼を攻撃しようとした後だ。
しかし、彼女たちの攻撃は空を切るだけ。
銀糸で縁を刺繍された白いマントを羽織って、フードを目深に被っているが、黒髪と黒目がほんの少し覗く。
彼は颯爽と店内を歩いて、私の目の前に来る。
「少し日が空いてしまったかな、ルアン」
私は彼に笑顔を向ける。
「待ちくたびれたよ。貴方を待つ二週間はひたすら長かった」
「薬師の後継者になってくれる人を見つけた。ティフィぐらいの知識はあるからここを任せられるだろう」
「へえ、どういう人?」
「世捨て人」
「反応に困る返答だな」
「元々の専門は薬でも治療でもないが、治療魔法も多少使えるし、ティフィの薬のレシピも客のカルテもあるからどうにかするだろ」
うん。
私の憶測が当たってないことを祈るのだが。
「貴方がその人物にこの店を押しつけたように、私には聞こえたが」
「行くあてもないようだったから、ちょうどいいんじゃないか。目的がなさすぎる旅は目的地も定まらない。一応ここを出るときは後任を指名してから去れと言ってはおいたが、この街で薬屋が二軒以上になれば気にしなくともいい話でもある」
「それはそうだけど。まあ、仕方ないか。私では店番くらいしかできないから、後任者については口出しも難しい」
「ならば、ジルノア王国に戻るべきです、ルアン様っ」
出入口付近に立つアーガリー嬢の主張は一貫している。
けれど、彼女にはどんな真意があるのか。ろくなものではない。
「ジルノア王国の王妃にふさわしい人物と言っただろ、ルアン」
「その言葉には賛成ですが、貴方は黙りなさい。ジルノア王国の第一王子殿下と高位貴族の令嬢が話しているのですよ。慎みなさい」
侍女の一人が高らかに言った。
その言葉に口の端で笑ったのはズィーである。
ま、そうだね。
「これはおかしなことを言う。この地はルチタ王国である。他国での身分など配慮されているだけで、何の意味もない。この国にいる限り我々は対等な立場だと思うが、お前たちは考えが違うのか」
「お嬢様と貴方が対等なわけがない。黙らないなら貴方をここから」
排除するとか言うつもりかな。
私にとっては彼女たちの方が邪魔なんだけど。
「アーガリー嬢、侍女の躾は主人である貴方がやらなければいけないことだ。彼女たちの口をとめることができないのならここからすぐさま立ち去れ」
「ルアン様もおかしなことを。第一王子の身分を捨てたと言いながら、第一王子として私に退室を求めるのでしょうか」
「第一王子としてではなくこの店を任せられた者として、貴方がたに退店を求める。その上でわかっていないようだから、貴方に説明しましょう。この方が羽織っている白地のマントに銀糸で縁取られた刺繍のこの意匠を使え、同じ意匠の使用許可を与えることができる人物はこの大陸でただ一人しかいない。この意味がわかるか、アーガリー嬢。この方にせっかく他国の者同士対等に話せる場を設けていただいたのに、棒に振ったのはお前たちの方だ」
「おやーん、俺にそんな権力はないよ」
「権力がなくとも、アーガリー嬢を黙らせるくらいの力はあるだろ」
「まあ、魔法で黙らせるなら簡単だよね」
バッと侍女の二人がアーガリー嬢を守るように前に出る。
「まさか、これだけヒントを与えたのにその人物を推測もできないのか、ジルノア王国の次期王妃となろう者が」
私は嫌味たらしくため息を吐いた。
ズィーも嫌味で王妃にふさわしいと言ったのだから勘違いしてはいけない。
「ル、ルアン様、私は第二王子の婚約者であり、次期王妃としては」
「彼女は次期王妃として教育されていたはずだよねえ。もしルアンに適切な婚約者が現れなかったときの保険のために」
ズィーの言葉に、ビクンとアーガリー嬢の肩が微かに跳ねた。
「、、、ああ、そういうことだったのか」
低い声が出てしまった。
アーガリー嬢が怯えた表情を作った。
道理で私を帰らせたがるわけだ。
「ま、ルアンはアーガリー嬢と結婚しなくて幸いだ。彼女は父親にそっくりだ。考えなしの無謀な野心家なところなんて特に」
「まさかっ」
彼女の父親はそこまで考えなしでも野心家でもない。
それを意味するものを感づいてしまった。
あの国王は市井の女性に手を出しまくって責任を取っていない。
「それでは私でも弟でも血がつながっているんじゃないか」
「片親だけだけどね。彼女は魔力量が多かったから、自分の子供としてではないが高位貴族の養子にしたんだ。平民の母親やその親族を黙らせてね」
「な、何を言っているの?」
彼女は本当に怯えなければならない人物に気づいたようだ。
「だからね、彼女は何も知らずにジルノア王国の恩恵を余すことなく受けたのだから、ジルノア王国の国王の債務を引き継ぐべき最適な人物ってことだ」
そして、彼女たちはようやく気付く。
アーガリー嬢に黒い首輪がはまっていることを。
このルメドの街で起こったことは瞬く間に世界中に伝わった。
薬師のティフィは英雄となり、ジニア聖教国の権威は地に落ちた。
それでも、ジニア聖教国の対処はトカゲの尻尾切り。
聖職者ジエンタの独断ですべてが行われていたと公表した。
この件を重く見た世界各国は聖剣の所持をジニア聖教国に今後は認めない方向で話を進めている。
ジニア聖教国は反対しているが、神の名を騙る者の認識ができないのなら神の名を語る資格なし、との判断が主流である。
そもそもズィーが使われていない地下に隠された聖剣をすべて空中に浮かべて連れ去ってしまったので、ジニア聖教国が所持を主張できるのも、今、聖騎士が持っている本数だけになる。
それはこの大陸にある聖剣に比べたらほんの一握りであるし、聖剣を扱っていた魔法鍛冶師の一族もトワイト魔法王国がこっそり保護しているようだ。
後はこの感染症が落ち着く春を待つだけである、と思っていたが。
「ルアン様、」
薬屋にお客が現れた。
この店に主人がいなくなって、二週間は経った。
レインも彼がいないのなら、一応イタズラ等されてないか巡回には来るがさっさと閉まっている薬屋を後にするらしい。
私は役所が休みの日にこうして薬屋を開ける。
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必要な者に必要な分だけ渡す。
これは症状を我慢して薬を飲まず、無闇に他者にうつさないようにしてもらうためである。
「薬ならここに在庫がある限りだ」
カウンター内から私は彼女にわざと言った。
彼女は薬屋の客ではないから。
招かれざる客だ。
綺麗なドレスを身にまとい、後ろには二人の侍女が控えている。
「ルアン様、ご無沙汰しております。ジルノア王国ではトワイト魔法王国から魔法薬が届きました。第二王子エリオット様の交渉の末の功績として」
「ああ、そのようだな」
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ズィーから事後報告は受けている。
弟エリオットがトワイト魔法王国に行き、グフタ国王に頭を下げたと。
けれど、エリオットが王太子になるのなら、国民のために動くのはエリオットがふさわしい。
「エリオット様はルアン様がジルノア王国にお戻りになるのを心待ちにしております」
「、、、アーガリー嬢、私は第一王子の身分を捨てた者です。私の戻る先はジルノア王国ではない」
「こちらの店主であるはずの薬師ティフィは、あの一件の後この店には戻って来ていないそうではありませんか。でしたら、エリオット様のお兄様がここに縛られるのもおかしな話ではございませんか?」
あくまでもにこやかにアーガリー嬢は話しを進める。
「アーガリー嬢、貴方の婚約者であるエリオットが功績を上げたのだ。喜ばしいことじゃないか」
「それはそうですが、国王陛下も第一王子がいてくれたら、とよくこぼしております。対外的にルアン様の評価は高く、国内でもルアン様を咎める声など一つもございません」
同じ言語を話しているはずなのに言葉が通じないと、ズィーもレインもジニア聖教国の聖職者について評価していた。
言葉が通じないのは、彼女たちもだ。
それは自分の目的達成以外どうでも良いからだ。
ただ解せないのは、今の彼女の目的は私をジルノア王国に戻すことのようである。
彼女の婚約者は第二王子である弟エリオットだ。
私が戻ることになれば、エリオットが国王となることはない。
彼女が王妃になることはないのである。
王妃になりたくないとか?
けれど、彼女の野心を抱える瞳がそれはありえないと私に訴えてくる。
「本当に貴方はジルノア王国の王妃にふさわしい人物だな」
アーガリー嬢の背後に、一切の気配なく急に現れた。
「なっ」
気づいた二人の侍女が咄嗟に白いマントの人物に蹴りと拳で襲いかかる。
彼女たちは護衛だったか。
アーガリー嬢が振り返ったのは、彼女たちが彼を攻撃しようとした後だ。
しかし、彼女たちの攻撃は空を切るだけ。
銀糸で縁を刺繍された白いマントを羽織って、フードを目深に被っているが、黒髪と黒目がほんの少し覗く。
彼は颯爽と店内を歩いて、私の目の前に来る。
「少し日が空いてしまったかな、ルアン」
私は彼に笑顔を向ける。
「待ちくたびれたよ。貴方を待つ二週間はひたすら長かった」
「薬師の後継者になってくれる人を見つけた。ティフィぐらいの知識はあるからここを任せられるだろう」
「へえ、どういう人?」
「世捨て人」
「反応に困る返答だな」
「元々の専門は薬でも治療でもないが、治療魔法も多少使えるし、ティフィの薬のレシピも客のカルテもあるからどうにかするだろ」
うん。
私の憶測が当たってないことを祈るのだが。
「貴方がその人物にこの店を押しつけたように、私には聞こえたが」
「行くあてもないようだったから、ちょうどいいんじゃないか。目的がなさすぎる旅は目的地も定まらない。一応ここを出るときは後任を指名してから去れと言ってはおいたが、この街で薬屋が二軒以上になれば気にしなくともいい話でもある」
「それはそうだけど。まあ、仕方ないか。私では店番くらいしかできないから、後任者については口出しも難しい」
「ならば、ジルノア王国に戻るべきです、ルアン様っ」
出入口付近に立つアーガリー嬢の主張は一貫している。
けれど、彼女にはどんな真意があるのか。ろくなものではない。
「ジルノア王国の王妃にふさわしい人物と言っただろ、ルアン」
「その言葉には賛成ですが、貴方は黙りなさい。ジルノア王国の第一王子殿下と高位貴族の令嬢が話しているのですよ。慎みなさい」
侍女の一人が高らかに言った。
その言葉に口の端で笑ったのはズィーである。
ま、そうだね。
「これはおかしなことを言う。この地はルチタ王国である。他国での身分など配慮されているだけで、何の意味もない。この国にいる限り我々は対等な立場だと思うが、お前たちは考えが違うのか」
「お嬢様と貴方が対等なわけがない。黙らないなら貴方をここから」
排除するとか言うつもりかな。
私にとっては彼女たちの方が邪魔なんだけど。
「アーガリー嬢、侍女の躾は主人である貴方がやらなければいけないことだ。彼女たちの口をとめることができないのならここからすぐさま立ち去れ」
「ルアン様もおかしなことを。第一王子の身分を捨てたと言いながら、第一王子として私に退室を求めるのでしょうか」
「第一王子としてではなくこの店を任せられた者として、貴方がたに退店を求める。その上でわかっていないようだから、貴方に説明しましょう。この方が羽織っている白地のマントに銀糸で縁取られた刺繍のこの意匠を使え、同じ意匠の使用許可を与えることができる人物はこの大陸でただ一人しかいない。この意味がわかるか、アーガリー嬢。この方にせっかく他国の者同士対等に話せる場を設けていただいたのに、棒に振ったのはお前たちの方だ」
「おやーん、俺にそんな権力はないよ」
「権力がなくとも、アーガリー嬢を黙らせるくらいの力はあるだろ」
「まあ、魔法で黙らせるなら簡単だよね」
バッと侍女の二人がアーガリー嬢を守るように前に出る。
「まさか、これだけヒントを与えたのにその人物を推測もできないのか、ジルノア王国の次期王妃となろう者が」
私は嫌味たらしくため息を吐いた。
ズィーも嫌味で王妃にふさわしいと言ったのだから勘違いしてはいけない。
「ル、ルアン様、私は第二王子の婚約者であり、次期王妃としては」
「彼女は次期王妃として教育されていたはずだよねえ。もしルアンに適切な婚約者が現れなかったときの保険のために」
ズィーの言葉に、ビクンとアーガリー嬢の肩が微かに跳ねた。
「、、、ああ、そういうことだったのか」
低い声が出てしまった。
アーガリー嬢が怯えた表情を作った。
道理で私を帰らせたがるわけだ。
「ま、ルアンはアーガリー嬢と結婚しなくて幸いだ。彼女は父親にそっくりだ。考えなしの無謀な野心家なところなんて特に」
「まさかっ」
彼女の父親はそこまで考えなしでも野心家でもない。
それを意味するものを感づいてしまった。
あの国王は市井の女性に手を出しまくって責任を取っていない。
「それでは私でも弟でも血がつながっているんじゃないか」
「片親だけだけどね。彼女は魔力量が多かったから、自分の子供としてではないが高位貴族の養子にしたんだ。平民の母親やその親族を黙らせてね」
「な、何を言っているの?」
彼女は本当に怯えなければならない人物に気づいたようだ。
「だからね、彼女は何も知らずにジルノア王国の恩恵を余すことなく受けたのだから、ジルノア王国の国王の債務を引き継ぐべき最適な人物ってことだ」
そして、彼女たちはようやく気付く。
アーガリー嬢に黒い首輪がはまっていることを。
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