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第3章 激動の
3-10 諦念 ◆ノルル視点◆
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◆ノルル視点◆
小瓶がバーに送りつけられてきた。
手紙もついておらず、中身の液体の正体は不明。
他の店員が誰もいなかったため、店長にも内緒でこっそり隠しておいた。
コレはろくなものではない。
ただの勘だが、フタを開けていい物ではない。
「あれ、ティフィは?」
営業時間はすでに終了しており、すでに朝。
勝手に店に入ってきたのはグレジルだった。
無駄に顔をお手入れしてきて、微妙に腹立つ。
「まだ来てない」
「そんなー。今日は寝坊したのかなー?早く来ないかなー。もう俺がおさまらない」
グレジルがカウンターのイスに座り、ジタバタし始めた。
ティフィ以外の人物がそんな動作をしても可愛いとは思えない。
、、、いや、ティフィで可愛いと思っている時点で、重症だ。
そこまで深入りしている気はしていなかったのに。
こういうのは自覚したら最後だ。
徐々に。
次第に。
泥濘にはまったら、もう抜け出せない。
喘ぎ声を抑えていた高圧な女王様が、淫らに喘ぎ始めたらハマってしまうのも無理はない。
可愛い。
自分のものにしたい。
もっと喘がせたい。
欲望が無制限に膨らんでいた。
ああ、俺はティフィが来るのを心待ちにしていたのか。
いつからか?
薬の配達日を心待ちにし始めたのは。
「おい、」
グレジルとは違う声が聞こえた。
また勝手に入ってきたのか。
「、、、何だ?もう閉店しているんだが。客なら夜に来てくれ」
「ティフィの代わりに薬を持ってきた。代金は後日払ってくれ。置いてくぞ」
ボンと箱をカウンターに置く。
不愛想で必要事項だけ話して店から去っていこうとした。
「え、」
「ちょっと待て、レインっ。ティフィに何かあったのか?風邪かっ?薬屋なのにっ?」
グレジルが聞きたいことを大声で尋ねてくれる。
「、、、ティフィは他に仕事が入った。急ぎだから今日はこちらには来れない。俺は他の店にも薬を届けてから騎士の詰所に行かなければならないから、これで失礼する」
「ああ、病気や怪我じゃないのか。それなら良かった」
俺が言い終わったときにはすでに彼は店内から消えていた。
急患でも出たのだろうか。
最近、風邪が流行っているとは聞くが。
「よくなーいっ。俺のこのたぎる肉体をどうすればいいんだっ」
「、、、奥さんにでもなだめてもらいなよ」
「こんな朝早くから抱きたいなんて言ったら、妻に嫌われるじゃないかっ」
このグレジルにも常識というものがあって何より。
そもそも、その奥さんもグレジルとティフィのあんな現場を目撃しておいて、二人の肉体関係を認めてしまっているのも不思議である。
やはり顔か?
グレジルの顔で許してしまったのか?
グレジルは黙っていれば相当なイケメンである。
どこぞの王族の隠し子ではないかと言っても信じられる顔である。顔だけは。
奥さんにはグレジルの絶倫を完全に満足させることのできない負い目があるのは確かだ。
他の女に流れるよりは、特定多数を相手にするティフィに旦那の面倒をしてもらっていた方が安全ではある。
ティフィはグレジルに本気になることがない。
彼の子供を他の女性が産むことがない。
グレジルは奥さんにバレてから週に一回、必ずこの店に来るようになった。
前までは来たり来なかったりだったから、ティフィを独占できる日もあったのに。
俺の手でティフィをどこまでも乱れさせることができたのに。
自分の思考に自分で傷ついた。
ティフィはグレジルに本気になることがないが、俺にも本気になることはない。
彼はレインのことが好きだし、ルアンのことを大切に思っている。
街中でたまに見る彼らの姿で察することができる。
ただ不思議なのは、ティフィはそれなのに俺たちの関係を終了させる気がない。
レインとルアンの二人でも満足できないカラダなのだろうか?
、、、もしかしたら、そうかもしれないが。
他の店でも、夜の商売人としての手管を使いティフィをとことん追いつめているらしいから。
女王様に奉仕する男どもとしてしか見られていない気もするが、肉体が普通の男だけでは満足できなくなっているだろう。
レインとルアンなら夜も満足しそうなのだが?
あの二人も絶倫の部類に入りそうなのだが?
レインは常日頃、氷がさらに凍てつくような表情なのに、ティフィの前では甘く優しく笑っている。
、、、?
違和感が生じた。
レインはティフィに対しても氷のような表情を向けていた気がする。それはそこまで昔の話ではない。ティフィ自身がこの街に来てそこまでの年数が経っていない。
レインは仕事だから、薬屋も巡回している、ティフィにも接している、という感じだった。
いつから?
ふと思い出した。
ティフィが広場で倒れた後。
記憶を失ってから別人のような振る舞いをするようになった。
アレから彼の行動は前のようには戻っていない。
薬は変わらないから、記憶が薄れていっていたが。
別人のような。
記憶がないからといって、行動があそこまで変わるだろうか。
、、、もし別人だったのなら?
「あー、ティフィが来ないなら、俺、もう帰るわ」
「あ、まだいたのか、グレジル」
「ひどっ、ノルル、お前っ、二人でティフィを味わう仲なのにっ」
早よ帰れ。
塩まくぞ。
ホントに塩まいたら、テインに慰めてもらうーっと泣いて帰った。
慰めてもらうが、言葉通りなのかわからんが。
ティフィを独り占めするのは難しいだろう。
ハーレムの一員になるにはどうしたらいいのかを考えた方が良さそうな案件である。
肉体の相性は良い。
肉体関係で訴えるしかないのか。
情に訴えてもどうにかなる気はしない。
「おはようございます」
柔らかい声だが、店の者でも客の者でも聞いたことのない声だった。
今日はとっくに閉店しているのに、勝手に店に入ってこられる日なのか。
「おはようございます。何用でしょうか」
「ノルル・リーゼル、ご無沙汰ですねえ。貴方はこちらの生活に馴染みすぎてしまったようですが」
にこりと笑った紳士の笑顔は、凍てついた表情のレインよりも冷たい。
「何のことだ」
「おや。やはりお家再興のことはもうお忘れですか?それなら仕方ないこと」
「どういう」
「、、、とぼけているわけじゃないのですねえ。この街に六位がいるという情報を聞きつけてやってきたのですが、貴方では真偽がわからない様子。この店に来たのは無駄足でしたね」
「六位?トワイト魔法王国の魔導士序列六位の六位のことか?」
それは魔族大侵攻時の英雄。それを昔話にするにはまだまだ最近のことだ。
特に大山脈に近い国ほど生々しく爪痕が残っている。
「ええ」
「そんな大英雄様がこの街に来ていたら、隣国の貴族が来るより街が大騒ぎしているはずだが」
「お忍びならば、街に溶け込むことは六位にとっては造作もないこと」
「ああ、そりゃ六位ほどの腕前ならそうだろうなあ」
「では、私はこれで」
紳士はすでに後ろを向いている。
帽子も取らずに、一礼もせずに。
コレが命令を下す者と、俺の身分の差か。
魔導士として人族最高。
魔法ならば、どんな人物にでも化けられるだろう。
ジワリと汗が浮かんだ。
今、思い出してはいけない。
パズルのピースがハマってしまってはいけない、のに。
「おやおやー?ここに来て正解だったようですねぇ。該当する人物を思い出せたようで、何より。無事に次の目的地ができました」
扉の前で後ろを振り返った笑顔は醜悪そのもの。
記憶を読まれた。
「褒美に小瓶は差し上げますよ。どう使おうとも貴方の自由」
小瓶を送りつけてきたのはコイツか。
無闇に開けなくて良かった。
ではなく。
「待てっ」
扉を開けてもいないのに、紳士の姿はそこにはなかった。
「くっ」
店の扉を開けて、周囲を見渡す。
通りに人影はまばらにあるが、紳士の姿は見えない。
店を閉めて、薬屋に向かおうとしたとき。
叫び声が響いた。
街に炎が上がった。
小瓶がバーに送りつけられてきた。
手紙もついておらず、中身の液体の正体は不明。
他の店員が誰もいなかったため、店長にも内緒でこっそり隠しておいた。
コレはろくなものではない。
ただの勘だが、フタを開けていい物ではない。
「あれ、ティフィは?」
営業時間はすでに終了しており、すでに朝。
勝手に店に入ってきたのはグレジルだった。
無駄に顔をお手入れしてきて、微妙に腹立つ。
「まだ来てない」
「そんなー。今日は寝坊したのかなー?早く来ないかなー。もう俺がおさまらない」
グレジルがカウンターのイスに座り、ジタバタし始めた。
ティフィ以外の人物がそんな動作をしても可愛いとは思えない。
、、、いや、ティフィで可愛いと思っている時点で、重症だ。
そこまで深入りしている気はしていなかったのに。
こういうのは自覚したら最後だ。
徐々に。
次第に。
泥濘にはまったら、もう抜け出せない。
喘ぎ声を抑えていた高圧な女王様が、淫らに喘ぎ始めたらハマってしまうのも無理はない。
可愛い。
自分のものにしたい。
もっと喘がせたい。
欲望が無制限に膨らんでいた。
ああ、俺はティフィが来るのを心待ちにしていたのか。
いつからか?
薬の配達日を心待ちにし始めたのは。
「おい、」
グレジルとは違う声が聞こえた。
また勝手に入ってきたのか。
「、、、何だ?もう閉店しているんだが。客なら夜に来てくれ」
「ティフィの代わりに薬を持ってきた。代金は後日払ってくれ。置いてくぞ」
ボンと箱をカウンターに置く。
不愛想で必要事項だけ話して店から去っていこうとした。
「え、」
「ちょっと待て、レインっ。ティフィに何かあったのか?風邪かっ?薬屋なのにっ?」
グレジルが聞きたいことを大声で尋ねてくれる。
「、、、ティフィは他に仕事が入った。急ぎだから今日はこちらには来れない。俺は他の店にも薬を届けてから騎士の詰所に行かなければならないから、これで失礼する」
「ああ、病気や怪我じゃないのか。それなら良かった」
俺が言い終わったときにはすでに彼は店内から消えていた。
急患でも出たのだろうか。
最近、風邪が流行っているとは聞くが。
「よくなーいっ。俺のこのたぎる肉体をどうすればいいんだっ」
「、、、奥さんにでもなだめてもらいなよ」
「こんな朝早くから抱きたいなんて言ったら、妻に嫌われるじゃないかっ」
このグレジルにも常識というものがあって何より。
そもそも、その奥さんもグレジルとティフィのあんな現場を目撃しておいて、二人の肉体関係を認めてしまっているのも不思議である。
やはり顔か?
グレジルの顔で許してしまったのか?
グレジルは黙っていれば相当なイケメンである。
どこぞの王族の隠し子ではないかと言っても信じられる顔である。顔だけは。
奥さんにはグレジルの絶倫を完全に満足させることのできない負い目があるのは確かだ。
他の女に流れるよりは、特定多数を相手にするティフィに旦那の面倒をしてもらっていた方が安全ではある。
ティフィはグレジルに本気になることがない。
彼の子供を他の女性が産むことがない。
グレジルは奥さんにバレてから週に一回、必ずこの店に来るようになった。
前までは来たり来なかったりだったから、ティフィを独占できる日もあったのに。
俺の手でティフィをどこまでも乱れさせることができたのに。
自分の思考に自分で傷ついた。
ティフィはグレジルに本気になることがないが、俺にも本気になることはない。
彼はレインのことが好きだし、ルアンのことを大切に思っている。
街中でたまに見る彼らの姿で察することができる。
ただ不思議なのは、ティフィはそれなのに俺たちの関係を終了させる気がない。
レインとルアンの二人でも満足できないカラダなのだろうか?
、、、もしかしたら、そうかもしれないが。
他の店でも、夜の商売人としての手管を使いティフィをとことん追いつめているらしいから。
女王様に奉仕する男どもとしてしか見られていない気もするが、肉体が普通の男だけでは満足できなくなっているだろう。
レインとルアンなら夜も満足しそうなのだが?
あの二人も絶倫の部類に入りそうなのだが?
レインは常日頃、氷がさらに凍てつくような表情なのに、ティフィの前では甘く優しく笑っている。
、、、?
違和感が生じた。
レインはティフィに対しても氷のような表情を向けていた気がする。それはそこまで昔の話ではない。ティフィ自身がこの街に来てそこまでの年数が経っていない。
レインは仕事だから、薬屋も巡回している、ティフィにも接している、という感じだった。
いつから?
ふと思い出した。
ティフィが広場で倒れた後。
記憶を失ってから別人のような振る舞いをするようになった。
アレから彼の行動は前のようには戻っていない。
薬は変わらないから、記憶が薄れていっていたが。
別人のような。
記憶がないからといって、行動があそこまで変わるだろうか。
、、、もし別人だったのなら?
「あー、ティフィが来ないなら、俺、もう帰るわ」
「あ、まだいたのか、グレジル」
「ひどっ、ノルル、お前っ、二人でティフィを味わう仲なのにっ」
早よ帰れ。
塩まくぞ。
ホントに塩まいたら、テインに慰めてもらうーっと泣いて帰った。
慰めてもらうが、言葉通りなのかわからんが。
ティフィを独り占めするのは難しいだろう。
ハーレムの一員になるにはどうしたらいいのかを考えた方が良さそうな案件である。
肉体の相性は良い。
肉体関係で訴えるしかないのか。
情に訴えてもどうにかなる気はしない。
「おはようございます」
柔らかい声だが、店の者でも客の者でも聞いたことのない声だった。
今日はとっくに閉店しているのに、勝手に店に入ってこられる日なのか。
「おはようございます。何用でしょうか」
「ノルル・リーゼル、ご無沙汰ですねえ。貴方はこちらの生活に馴染みすぎてしまったようですが」
にこりと笑った紳士の笑顔は、凍てついた表情のレインよりも冷たい。
「何のことだ」
「おや。やはりお家再興のことはもうお忘れですか?それなら仕方ないこと」
「どういう」
「、、、とぼけているわけじゃないのですねえ。この街に六位がいるという情報を聞きつけてやってきたのですが、貴方では真偽がわからない様子。この店に来たのは無駄足でしたね」
「六位?トワイト魔法王国の魔導士序列六位の六位のことか?」
それは魔族大侵攻時の英雄。それを昔話にするにはまだまだ最近のことだ。
特に大山脈に近い国ほど生々しく爪痕が残っている。
「ええ」
「そんな大英雄様がこの街に来ていたら、隣国の貴族が来るより街が大騒ぎしているはずだが」
「お忍びならば、街に溶け込むことは六位にとっては造作もないこと」
「ああ、そりゃ六位ほどの腕前ならそうだろうなあ」
「では、私はこれで」
紳士はすでに後ろを向いている。
帽子も取らずに、一礼もせずに。
コレが命令を下す者と、俺の身分の差か。
魔導士として人族最高。
魔法ならば、どんな人物にでも化けられるだろう。
ジワリと汗が浮かんだ。
今、思い出してはいけない。
パズルのピースがハマってしまってはいけない、のに。
「おやおやー?ここに来て正解だったようですねぇ。該当する人物を思い出せたようで、何より。無事に次の目的地ができました」
扉の前で後ろを振り返った笑顔は醜悪そのもの。
記憶を読まれた。
「褒美に小瓶は差し上げますよ。どう使おうとも貴方の自由」
小瓶を送りつけてきたのはコイツか。
無闇に開けなくて良かった。
ではなく。
「待てっ」
扉を開けてもいないのに、紳士の姿はそこにはなかった。
「くっ」
店の扉を開けて、周囲を見渡す。
通りに人影はまばらにあるが、紳士の姿は見えない。
店を閉めて、薬屋に向かおうとしたとき。
叫び声が響いた。
街に炎が上がった。
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