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第2章 波乱含みの
2-17 カラダに覚えさせる
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「んっ、、、ふぅっ、、、あっ」
ルアン王子の手がいつもより淫らな動きをする。
喘ぎ声がとまらない。
レインが俺に魔力を注ぐのを、見様見真似でルアン王子も会得してしまった。
より繊細な動きをするようになってしまった。
ルアン王子の魔力が隅々まで這いまわり、敏感な部分に纏わりつき俺に快楽を与え続ける。
「貴方はこんな状態になっているというのに、私がいなくなったら満足できるのか?」
「はっ、ああっ」
奥深く突かれて快楽に浸り、何も考えられなくなっているのに。
「ん、、、」
ルアン王子は唇を奪い、舌を絡ませ合う。
物理的には注がれたのに、まだまだ魔力は注がれ続けている。
ティフィの肉体の隅々まで知っているクセに、まだ開発しようとしてくる。
熱い息で結ばれながら、余韻だけでは終わらない。
「あっ、、、」
「ずるいですよ。二回も続けてヤろうとするなんて」
レインがとめて、ルアン王子を引き剥がす。
「私を受け入れない限り、とことんヤるつもりだ」
「それはティフィの肉体を喜ばせるだけです」
選手交代。
それでも、まだルアン王子の魔力が肌に纏わりついている。
「今度は俺に集中してください」
レインが優しく肌に触れてくる。
そのわりには、魔力が荒ぶっている
「俺に夢中になってください」
銀の瞳が俺を射抜く。
レインは自分の魅力を知らないのか?
すでに夢中になっているというのに。
次はすべてをレインにゆだねた。
「貴方はご自分の魅力に気づいてない」
はて?
それはレインのことだと思うが。
今は二人でイチャイチャしながら朝食を作っている最中。
最高だねっ。
「ティフィで受け入れていれば、ルアン王子が貴方に惚れる危険性の高かった。アイツはいつも貴方に尻尾をフリフリ振っていたのだから」
「、、、俺にはその尻尾、見えてないからなあ。ルアン王子とは口論しかしてない気がするんだけど」
「人の性癖はそれぞれなんですっ。貴方に自分からの快楽を記憶にガッチリ植え付けて離れられないようにしている。それに、貴方も絆されているでしょう?ルアン王子も受け入れてやろうと思うくらいには」
「そりゃ、ティフィ本人に振られたら、うちに来ないかーと誘おうというくらいには」
「ほら、やっぱりっ」
ぐしゃあ。
レインが力強くゆで卵を潰した。
マヨネーズと混ぜてパンに挟んだタマゴサンドは美味しいよね。
だって、現在のティフィ本人はシークに夢中のようだ。
シークは若いし甲斐性あるし、良い旦那になりそうだ。
俺に対してはイタズラばかりするので、俺は嫁にするのはご遠慮被りたいのですけどね。
ルアン王子が王子でなければ、軍配は完全にシークに上がる、と思う。
とすると、ルアン王子は第一王子の位まで捨ててティフィを追いかけてきたのに、今さらどのツラ下げてジルノア王国に戻るというのだ?
普通の神経を持っている人間なら、フラれたからといっても戻れないよね。
それに、第二王子が王位を継ぐと決まったのだから、あの国はもう問題ない。
あの国はあの位置にある限り、ほぼ平和なのである。
あまりにもアホを仕出かさない限り、誰が国王になっても転覆しない。
というか、トワイト魔法王国が見張っているので、アホなことなんて二度とできやしない。二度とな。
「ま、ルアン王子が俺を選んだらの話だ。ティフィが元に戻ったときに、やはりティフィが良いとなる可能性の方が高い」
「それは限りなく低いです」
レインが卵をぐちゃぐちゃ混ぜている。
「そっかなー?」
「じゃなきゃ、貴方を朝まであんなにグチャグチャドロドロにしません」
ティフィの肉体をね。
ぐちゃぐちゃどろどろにしているのはキミもだよー。
「、、、いや、うちに迎えるとは言っても、俺自身のカラダを許す気はないぞ」
「、、、え、それは蛇の生殺しというものでは?」
一瞬、二人で見つめ合って沈黙。
「ルアン王子が俺自身を抱きたいと思うのか?」
「ズィーのあの姿を見せつけておいて、今さらそれを言いますか?」
「俺を見たから、ないと思うんだが?」
疑問符の応酬合戦。
冷静な目で見れば、俺とルアン王子は似ている。
顔が似ている者を抱く気は起こるのか?ナルちゃんなのかな?ナルちゃんならありだが。
「だから、貴方は自分の魅力に気づいてないというのです」
「えー、序列六位という肩書?魔導士としての実力?」
「貴方のすべてですっ。具体的に上げていると日が暮れてしまうので今度にしますが、貴方は無闇に自分の魅力を垂れ流さないでいただきたいっ。俺だけで充分でしょうっ」
おおう。
俺、愛されているのかな?
けど、俺、魅力をどう垂れ流しているのやら?
コレ、ティフィの肉体なんだけど。
そう、ティフィの肉体だから。
「俺、弟に抱かれる趣味はないから」
「、、、え?」
「俺がジルノア王国の王族を散々恨んでいるのも、ただの孤児だからではない。あの国王は魔力量の多い子供を産ませようとして、市井で魔力量の多い女性に手を出してきた。親も国王だから逆らえなかったが、産まれた子供が魔力量が少ないとわかると、あの国王は必要ないとばかりに母も子も見捨てた。国王の庇護を得られず期待外れに終わった多くの家が母子共々放逐しており、生活に困窮して亡くなる例がほとんどだ。うちは俺が五歳のとき母親が亡くなったため、母の実家が俺を追い出した」
淡々と話す。
母の実家は商家だった。
最低限の教育はそのときにはすでに受けていた。
魔法の基礎的なことも学んでいた。
母は俺が高度な魔法を使えれば、国王が迎えに来ると本気で信じていた。
だが、五歳のときに家から放り出され、孤児として生きるには、この世界は辛かった。
魔力量が少ないことを恨んだ。
それよりも、魔力量が絶対のこの世の中を恨んだ。
それ以上に、魔力量が少なくとも、あのクソ国王に一泡吹かせたかった。
魔力量が少ないのに、魔導士になったのはそのためだ。
本来なら俺の魔力量では仕事として魔導士には就けない。
六位という肩書がなければ、今の魔力量でも魔導士として雇うところは少ないだろう。
他の職を勧められるに違いない。
幼い子供が周囲の大人の助言を無視して、魔導士の真似事をするのはあまりにも愚かだった。
他の職を選択したならば、生きるのには困らなかったのだから。
それでも、この広い世界には魔力量の少ない魔導士でも雇う奇特な者たちもいた。
ジルノア王国さえ出てしまえば、実績と実力を買ってくれる雇用主が存在した。
俺はそういう人たちに救われて生きてきた。
「片親だけだが、弟は弟だ。けれど、ルアン王子に対する俺の恨み辛みもわかるだろ」
レインが目を伏せた。
何と言っていいかわからないか。
「母や他の女性を抱いたのは、単にあのクソ国王が女遊びをしたかったからだ。そもそも、王族や貴族の方が魔力量が多いのに、市井の女性から高い魔力量を持つ子供が産まれるなんて稀なことだ。最初から自分の子供として認める気なんてさらさらなかったのは、結局、後を継がせようとしたのは正妻から生まれたルアン王子だったのだから」
正妻の子供二人だけを自分の子供として育てるのなら、手を出さなければ良かったのだ。
市井の女性にただ一人だけ高い魔力量を持つ女の子が産まれているが、ある貴族が自分の子供として育てている。
彼女は第一王子に適切な相手が現れなかったときの保険として、第二王子の婚約者となっている。
彼女も被害者と言えば被害者なのだが、自分が貴族だと疑わない。
本当の母親が殺されたということさえ知らない。
今は彼女が第二王子を動かそうとしている。
ならば、お似合いではないか。
彼女もあのクソ国王の血を継ぐ者なら、責任を継ぐ者としてふさわしい。
次代の国王夫妻として枷をつないでもらおう。
「、、、貴方はジルノア王国に滅びてほしいと思うのか」
「いや、ジルノア王国には彼らに償ってほしい」
相手がレインなら俺の過去も冷静に話せるのに、当事者にはまだ無理だ。
年齢の離れた年下の弟。
可愛いとさえ思えない。
本人のせいではないのだが。
俺が手に入れられなかったすべてのものを手に入れた者。
あのクソ国王に似ている顔も嫌いだ。
それは俺の自分自身の顔も嫌いだということだが、もう少し母親に似れば良かったのにとずっと思っていた。
ルアン王子の手がいつもより淫らな動きをする。
喘ぎ声がとまらない。
レインが俺に魔力を注ぐのを、見様見真似でルアン王子も会得してしまった。
より繊細な動きをするようになってしまった。
ルアン王子の魔力が隅々まで這いまわり、敏感な部分に纏わりつき俺に快楽を与え続ける。
「貴方はこんな状態になっているというのに、私がいなくなったら満足できるのか?」
「はっ、ああっ」
奥深く突かれて快楽に浸り、何も考えられなくなっているのに。
「ん、、、」
ルアン王子は唇を奪い、舌を絡ませ合う。
物理的には注がれたのに、まだまだ魔力は注がれ続けている。
ティフィの肉体の隅々まで知っているクセに、まだ開発しようとしてくる。
熱い息で結ばれながら、余韻だけでは終わらない。
「あっ、、、」
「ずるいですよ。二回も続けてヤろうとするなんて」
レインがとめて、ルアン王子を引き剥がす。
「私を受け入れない限り、とことんヤるつもりだ」
「それはティフィの肉体を喜ばせるだけです」
選手交代。
それでも、まだルアン王子の魔力が肌に纏わりついている。
「今度は俺に集中してください」
レインが優しく肌に触れてくる。
そのわりには、魔力が荒ぶっている
「俺に夢中になってください」
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レインは自分の魅力を知らないのか?
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次はすべてをレインにゆだねた。
「貴方はご自分の魅力に気づいてない」
はて?
それはレインのことだと思うが。
今は二人でイチャイチャしながら朝食を作っている最中。
最高だねっ。
「ティフィで受け入れていれば、ルアン王子が貴方に惚れる危険性の高かった。アイツはいつも貴方に尻尾をフリフリ振っていたのだから」
「、、、俺にはその尻尾、見えてないからなあ。ルアン王子とは口論しかしてない気がするんだけど」
「人の性癖はそれぞれなんですっ。貴方に自分からの快楽を記憶にガッチリ植え付けて離れられないようにしている。それに、貴方も絆されているでしょう?ルアン王子も受け入れてやろうと思うくらいには」
「そりゃ、ティフィ本人に振られたら、うちに来ないかーと誘おうというくらいには」
「ほら、やっぱりっ」
ぐしゃあ。
レインが力強くゆで卵を潰した。
マヨネーズと混ぜてパンに挟んだタマゴサンドは美味しいよね。
だって、現在のティフィ本人はシークに夢中のようだ。
シークは若いし甲斐性あるし、良い旦那になりそうだ。
俺に対してはイタズラばかりするので、俺は嫁にするのはご遠慮被りたいのですけどね。
ルアン王子が王子でなければ、軍配は完全にシークに上がる、と思う。
とすると、ルアン王子は第一王子の位まで捨ててティフィを追いかけてきたのに、今さらどのツラ下げてジルノア王国に戻るというのだ?
普通の神経を持っている人間なら、フラれたからといっても戻れないよね。
それに、第二王子が王位を継ぐと決まったのだから、あの国はもう問題ない。
あの国はあの位置にある限り、ほぼ平和なのである。
あまりにもアホを仕出かさない限り、誰が国王になっても転覆しない。
というか、トワイト魔法王国が見張っているので、アホなことなんて二度とできやしない。二度とな。
「ま、ルアン王子が俺を選んだらの話だ。ティフィが元に戻ったときに、やはりティフィが良いとなる可能性の方が高い」
「それは限りなく低いです」
レインが卵をぐちゃぐちゃ混ぜている。
「そっかなー?」
「じゃなきゃ、貴方を朝まであんなにグチャグチャドロドロにしません」
ティフィの肉体をね。
ぐちゃぐちゃどろどろにしているのはキミもだよー。
「、、、いや、うちに迎えるとは言っても、俺自身のカラダを許す気はないぞ」
「、、、え、それは蛇の生殺しというものでは?」
一瞬、二人で見つめ合って沈黙。
「ルアン王子が俺自身を抱きたいと思うのか?」
「ズィーのあの姿を見せつけておいて、今さらそれを言いますか?」
「俺を見たから、ないと思うんだが?」
疑問符の応酬合戦。
冷静な目で見れば、俺とルアン王子は似ている。
顔が似ている者を抱く気は起こるのか?ナルちゃんなのかな?ナルちゃんならありだが。
「だから、貴方は自分の魅力に気づいてないというのです」
「えー、序列六位という肩書?魔導士としての実力?」
「貴方のすべてですっ。具体的に上げていると日が暮れてしまうので今度にしますが、貴方は無闇に自分の魅力を垂れ流さないでいただきたいっ。俺だけで充分でしょうっ」
おおう。
俺、愛されているのかな?
けど、俺、魅力をどう垂れ流しているのやら?
コレ、ティフィの肉体なんだけど。
そう、ティフィの肉体だから。
「俺、弟に抱かれる趣味はないから」
「、、、え?」
「俺がジルノア王国の王族を散々恨んでいるのも、ただの孤児だからではない。あの国王は魔力量の多い子供を産ませようとして、市井で魔力量の多い女性に手を出してきた。親も国王だから逆らえなかったが、産まれた子供が魔力量が少ないとわかると、あの国王は必要ないとばかりに母も子も見捨てた。国王の庇護を得られず期待外れに終わった多くの家が母子共々放逐しており、生活に困窮して亡くなる例がほとんどだ。うちは俺が五歳のとき母親が亡くなったため、母の実家が俺を追い出した」
淡々と話す。
母の実家は商家だった。
最低限の教育はそのときにはすでに受けていた。
魔法の基礎的なことも学んでいた。
母は俺が高度な魔法を使えれば、国王が迎えに来ると本気で信じていた。
だが、五歳のときに家から放り出され、孤児として生きるには、この世界は辛かった。
魔力量が少ないことを恨んだ。
それよりも、魔力量が絶対のこの世の中を恨んだ。
それ以上に、魔力量が少なくとも、あのクソ国王に一泡吹かせたかった。
魔力量が少ないのに、魔導士になったのはそのためだ。
本来なら俺の魔力量では仕事として魔導士には就けない。
六位という肩書がなければ、今の魔力量でも魔導士として雇うところは少ないだろう。
他の職を勧められるに違いない。
幼い子供が周囲の大人の助言を無視して、魔導士の真似事をするのはあまりにも愚かだった。
他の職を選択したならば、生きるのには困らなかったのだから。
それでも、この広い世界には魔力量の少ない魔導士でも雇う奇特な者たちもいた。
ジルノア王国さえ出てしまえば、実績と実力を買ってくれる雇用主が存在した。
俺はそういう人たちに救われて生きてきた。
「片親だけだが、弟は弟だ。けれど、ルアン王子に対する俺の恨み辛みもわかるだろ」
レインが目を伏せた。
何と言っていいかわからないか。
「母や他の女性を抱いたのは、単にあのクソ国王が女遊びをしたかったからだ。そもそも、王族や貴族の方が魔力量が多いのに、市井の女性から高い魔力量を持つ子供が産まれるなんて稀なことだ。最初から自分の子供として認める気なんてさらさらなかったのは、結局、後を継がせようとしたのは正妻から生まれたルアン王子だったのだから」
正妻の子供二人だけを自分の子供として育てるのなら、手を出さなければ良かったのだ。
市井の女性にただ一人だけ高い魔力量を持つ女の子が産まれているが、ある貴族が自分の子供として育てている。
彼女は第一王子に適切な相手が現れなかったときの保険として、第二王子の婚約者となっている。
彼女も被害者と言えば被害者なのだが、自分が貴族だと疑わない。
本当の母親が殺されたということさえ知らない。
今は彼女が第二王子を動かそうとしている。
ならば、お似合いではないか。
彼女もあのクソ国王の血を継ぐ者なら、責任を継ぐ者としてふさわしい。
次代の国王夫妻として枷をつないでもらおう。
「、、、貴方はジルノア王国に滅びてほしいと思うのか」
「いや、ジルノア王国には彼らに償ってほしい」
相手がレインなら俺の過去も冷静に話せるのに、当事者にはまだ無理だ。
年齢の離れた年下の弟。
可愛いとさえ思えない。
本人のせいではないのだが。
俺が手に入れられなかったすべてのものを手に入れた者。
あのクソ国王に似ている顔も嫌いだ。
それは俺の自分自身の顔も嫌いだということだが、もう少し母親に似れば良かったのにとずっと思っていた。
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