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第1章 突然の
1-15 気をつけよう、他人は意外と見ている
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俺は肉食獣でもないので、大きな肉の塊って購入してなかった。
というわけで、ミートソースのパスタと適当なサラダ、パンというメニューになりました。
それでもお肉いっぱいと喜んでくれるミアが可愛いなあ。
この家、冷蔵庫がないから、この国のこの夏場でお肉を大量購入するのは本来難しいが、こっそり冷蔵庫作っちゃおう。ほぼ毎日買い物に行くのも面倒だから、魔道具を買いましたって体にすれば。
冷蔵庫も洗濯機も大事だよね。
夏だと洗い物が増えるのに、ティフィは魔法が使えないという設定でやらなければならないのなら、もう魔道具を格安で譲ってもらいました、って感じにするしかないんだよ。
洗濯用にタライはあるけど、俺、魔法でやっちゃうからなあ。
ウッカリ見られたら、ティフィが魔法使えると勘違いされる。
ちなみに、トイレは壺交換業者がすでに来たので、仕方ないからトイレの便座を魔道具に変えましたって言ったら、薬屋って儲かるんですねえ、と。
魔道具って高価な物だからね。。。
けれど、誤解されちゃなんねえ。
この薬屋に強盗でも来られたら撃退できるけど面倒だ。
薬屋の伝手で安く売ってくれるところを教えてもらったんです、きっと倒産した商会からタダ同然で仕入れてきたものだと思いますよー、と言っておいた。
いろいろ作るなら、魔法で防犯システムも作っておこうか。
だって、魔道具扱いにしておかないと、ティフィって魔法使えないんだもんっ。
魔道具ならティフィが戻って来ても、普通に使えるから置き土産として重宝するだろう。
、、、ティフィ、魔法使う気ないかなあ。
こんな無尽蔵の魔力量持っていて、非常にもったいないと俺は思うんだよ。
ハーフエルフなんだし、魔法を日常的に使っても問題ないはずなんだが。
俺がこの肉体で魔法の使い方を慣らしておけば、魔力が暴走することはない。
ただ、本人の意志を確認しないと、さすがに勝手にすることはできない。
そうそう、なーんか、ティフィの肉体に溢れる魔力って滑りやすいって感覚があるけど、おそらくそれが暴走しやすいってことなんだと思う。
本来、エルフも魔族に分類される種族だから、人にとってその魔力は扱い辛い部類に入るけど、そういう関係でもティフィの魔力は扱うのにコツがいる。
だが、冒険者ギットの魔力に比べたら、まだ扱いやすい方だ。半分は人間だからね。
、、、ん?
あれ?
今、何か、見落としてはいけない事項があったぞ。
ギットの魔力って、先祖にいるとかのレベルじゃなくて魔族のものだな。。。
うわ、、、特有な魔力なのに何で今まで何で気づかなかったんだ。
ティフィの目で見ているからか。
この目での魔力感知に慣れてなかった。
エルフとかドワーフとかその他諸々、この大陸では魔族に分類されているが、人族に友好的な種族というのはエルフ族、ドワーフ族等と各名称で呼ばれている。
そして、普通に大陸の三分の二の人族領にいるが、もちろん魔族領の方にも住んでいる。
しかも、ギットの魔力って、近しいものを俺は見たことがある。
何で気づいてしまったんだ。
気づかないなら、ずっと気づかないままの方が幸せだった。
どうする?
なぜ、彼が人族領の国にいる?
その目的はまさか。
嫌な汗が浮かんでくる。
「ごちそうさまーっ」
元気が飛んできた。
俺、ここまで元気にごちそうさまって言葉を誰かに言ったことないなあ。
「ああ、ほら、ティッシュ。口にソースが」
「このくらい」
袖で拭こうとするなよ。
半袖で良かった。止められた。
「ティッシュはもったないないよ。水で洗わせてー」
ミア少年は台所の水場で口を洗う。
そう、紙って意外と高いんだよ、この国。
というか、トワイト魔法王国でも高かったのかもしれない。が、城だと望めばドンドン持ってきてくれたからなあ、どんな紙でも。
トイレットペーパーもお高い。
質が悪く、ゴワゴワしている紙だが、コレでもトイレ用では高品質の紙なのである。
芯があってロールになっている紙を想像しちゃダメだからね。ここでは一枚一枚が束になって売られているのである。
俺はもちろん魔法で柔らかく加工して使用しているが。
そして、トイレが壺と言っている時点で気づいたと思うが、トイレットペーパーを入れるゴミ箱は別である。壺交換業者が別料金でトイレのゴミ箱も交換してくれる。
この国もゴミを捨てるのは事業者だけでなく一般人でも有料なので、自分の家で燃やしたり処理する家も少なくない。
ちなみに、ティフィはトイレ用の紙を使っていなかった。
温かい地域の平民はほとんど使わない。
使うのは水である。だから、カーテン越しのお隣にすぐカラダを洗うところがあるのである。
飲食店でもトイレの床が水浸しだったりするのは、そういうせいもある。
それが普通なので誰も何とも言わないし、反対に、紙を使っている方がどこかの貴族かと見られる。
でも、城生活に慣れちゃった俺には必要なんだよ。
お尻に優しい生活をくれ。
その分は稼ぐから許してくれ。
魔法で清潔にしても、なんか紙を使いたいお年頃なんだよっ。
それがティフィの肉体でもっ。
はっ、今ものすごく現実逃避したぞ。
ギットのこと、思いっ切りどこかに投げ飛ばした。
考える必要があるのにも関わらず。
あー、でも、俺が考えても答えは出ないのか。
「ごちそうさま」
微笑むレインも綺麗に食べたな。
「どうだった?口に合ったか?」
「うん、おいしかった。お皿洗うの手伝うよ」
「あ、俺も手伝うー」
ミアも参加して、お皿を洗うことにした。
いつもは魔法で洗っているからな、俺。
このイスから立ち上がらないで片付け終了させるからな。
レインがいつもその姿を見ていたから、ミアの前で魔法を使わないようにさり気にとめたのだろう。
できる男、レイン。
わかると思うが、この家には水道なんてない。
簡易井戸の水をバケツに汲んで、台所でバチャバチャ使うと、すぐに外に流れていく仕組みである。カラダを洗った水も、洗濯した水もそのまま道の端のくぼみをちょろちょろと流れていく。
どこの家の排水も同じである。
ゆえに、道の端は歩くものじゃない。
皿を片付けると、ミアは家に帰っていった。
魔法でできることは多いけど、ティフィのためにもミアのお手伝いの分は残しておかなければ。
きちんとお小遣いを渡せる依頼をしよう。
「料理うまいんだな」
食後のお茶を飲みながら、レインが言った。
「俺自身は食えれば何でもいいんだが、」
一人ならば、どんなものでも口に入りさえすれば。
「料理店で働いたこともあるし、各国を歩き回っていたから郷土料理にも詳しいし、料理ができないわけじゃない」
「いや、料理ができないという印象を持っていたわけじゃないんだけど、」
レインが少し慌てて言い訳している。
「少し意外で」
「そうか?」
「貴方は城でずっと魔法研究ばかりしていると思っていた」
俯き加減で言う。
「研究室に閉じ籠ってばかりいると?」
「ああ」
「城に勤め始めてからは、そうだ。あそこには美味しい料理を出してくれる使用人用の食堂もある。特に俺が料理することもないし、様々な雑用は城の使用人がやってくれていた」
城に勤め始めてからは。
自分にとって何が快適かはその人によって変わる。
確かに、この大陸の人族領の各国を渡り歩くのも楽しかったが、やはり城での生活は一番だ。
魔法研究以外、何もしなくても許される。
そんな生活、他にどこにあるだろうか。
多少の頼まれごとはあるけどね。
許容範囲だ。
「そういや、レインの婆さんの持病って?ティフィが作っていた薬を見ていても腰痛だとしか思えないんだけど」
カルテを見てもね。
確かに腰痛で馬車の長旅は堪えるだろうが、耐えられないほどのものかは疑問が残る。
そもそも、グフタ国王に言えば、空間転移魔法陣を使わせてくれるはずだ。
「いや、腰痛だけど」
俺は笑顔で首を傾げる。
レイン、俺からのツッコミ待ちなの?
それとも、婆さんが他の理由でこの街を離れたくないのを、腰痛という理由で隠しているのかな??
というわけで、ミートソースのパスタと適当なサラダ、パンというメニューになりました。
それでもお肉いっぱいと喜んでくれるミアが可愛いなあ。
この家、冷蔵庫がないから、この国のこの夏場でお肉を大量購入するのは本来難しいが、こっそり冷蔵庫作っちゃおう。ほぼ毎日買い物に行くのも面倒だから、魔道具を買いましたって体にすれば。
冷蔵庫も洗濯機も大事だよね。
夏だと洗い物が増えるのに、ティフィは魔法が使えないという設定でやらなければならないのなら、もう魔道具を格安で譲ってもらいました、って感じにするしかないんだよ。
洗濯用にタライはあるけど、俺、魔法でやっちゃうからなあ。
ウッカリ見られたら、ティフィが魔法使えると勘違いされる。
ちなみに、トイレは壺交換業者がすでに来たので、仕方ないからトイレの便座を魔道具に変えましたって言ったら、薬屋って儲かるんですねえ、と。
魔道具って高価な物だからね。。。
けれど、誤解されちゃなんねえ。
この薬屋に強盗でも来られたら撃退できるけど面倒だ。
薬屋の伝手で安く売ってくれるところを教えてもらったんです、きっと倒産した商会からタダ同然で仕入れてきたものだと思いますよー、と言っておいた。
いろいろ作るなら、魔法で防犯システムも作っておこうか。
だって、魔道具扱いにしておかないと、ティフィって魔法使えないんだもんっ。
魔道具ならティフィが戻って来ても、普通に使えるから置き土産として重宝するだろう。
、、、ティフィ、魔法使う気ないかなあ。
こんな無尽蔵の魔力量持っていて、非常にもったいないと俺は思うんだよ。
ハーフエルフなんだし、魔法を日常的に使っても問題ないはずなんだが。
俺がこの肉体で魔法の使い方を慣らしておけば、魔力が暴走することはない。
ただ、本人の意志を確認しないと、さすがに勝手にすることはできない。
そうそう、なーんか、ティフィの肉体に溢れる魔力って滑りやすいって感覚があるけど、おそらくそれが暴走しやすいってことなんだと思う。
本来、エルフも魔族に分類される種族だから、人にとってその魔力は扱い辛い部類に入るけど、そういう関係でもティフィの魔力は扱うのにコツがいる。
だが、冒険者ギットの魔力に比べたら、まだ扱いやすい方だ。半分は人間だからね。
、、、ん?
あれ?
今、何か、見落としてはいけない事項があったぞ。
ギットの魔力って、先祖にいるとかのレベルじゃなくて魔族のものだな。。。
うわ、、、特有な魔力なのに何で今まで何で気づかなかったんだ。
ティフィの目で見ているからか。
この目での魔力感知に慣れてなかった。
エルフとかドワーフとかその他諸々、この大陸では魔族に分類されているが、人族に友好的な種族というのはエルフ族、ドワーフ族等と各名称で呼ばれている。
そして、普通に大陸の三分の二の人族領にいるが、もちろん魔族領の方にも住んでいる。
しかも、ギットの魔力って、近しいものを俺は見たことがある。
何で気づいてしまったんだ。
気づかないなら、ずっと気づかないままの方が幸せだった。
どうする?
なぜ、彼が人族領の国にいる?
その目的はまさか。
嫌な汗が浮かんでくる。
「ごちそうさまーっ」
元気が飛んできた。
俺、ここまで元気にごちそうさまって言葉を誰かに言ったことないなあ。
「ああ、ほら、ティッシュ。口にソースが」
「このくらい」
袖で拭こうとするなよ。
半袖で良かった。止められた。
「ティッシュはもったないないよ。水で洗わせてー」
ミア少年は台所の水場で口を洗う。
そう、紙って意外と高いんだよ、この国。
というか、トワイト魔法王国でも高かったのかもしれない。が、城だと望めばドンドン持ってきてくれたからなあ、どんな紙でも。
トイレットペーパーもお高い。
質が悪く、ゴワゴワしている紙だが、コレでもトイレ用では高品質の紙なのである。
芯があってロールになっている紙を想像しちゃダメだからね。ここでは一枚一枚が束になって売られているのである。
俺はもちろん魔法で柔らかく加工して使用しているが。
そして、トイレが壺と言っている時点で気づいたと思うが、トイレットペーパーを入れるゴミ箱は別である。壺交換業者が別料金でトイレのゴミ箱も交換してくれる。
この国もゴミを捨てるのは事業者だけでなく一般人でも有料なので、自分の家で燃やしたり処理する家も少なくない。
ちなみに、ティフィはトイレ用の紙を使っていなかった。
温かい地域の平民はほとんど使わない。
使うのは水である。だから、カーテン越しのお隣にすぐカラダを洗うところがあるのである。
飲食店でもトイレの床が水浸しだったりするのは、そういうせいもある。
それが普通なので誰も何とも言わないし、反対に、紙を使っている方がどこかの貴族かと見られる。
でも、城生活に慣れちゃった俺には必要なんだよ。
お尻に優しい生活をくれ。
その分は稼ぐから許してくれ。
魔法で清潔にしても、なんか紙を使いたいお年頃なんだよっ。
それがティフィの肉体でもっ。
はっ、今ものすごく現実逃避したぞ。
ギットのこと、思いっ切りどこかに投げ飛ばした。
考える必要があるのにも関わらず。
あー、でも、俺が考えても答えは出ないのか。
「ごちそうさま」
微笑むレインも綺麗に食べたな。
「どうだった?口に合ったか?」
「うん、おいしかった。お皿洗うの手伝うよ」
「あ、俺も手伝うー」
ミアも参加して、お皿を洗うことにした。
いつもは魔法で洗っているからな、俺。
このイスから立ち上がらないで片付け終了させるからな。
レインがいつもその姿を見ていたから、ミアの前で魔法を使わないようにさり気にとめたのだろう。
できる男、レイン。
わかると思うが、この家には水道なんてない。
簡易井戸の水をバケツに汲んで、台所でバチャバチャ使うと、すぐに外に流れていく仕組みである。カラダを洗った水も、洗濯した水もそのまま道の端のくぼみをちょろちょろと流れていく。
どこの家の排水も同じである。
ゆえに、道の端は歩くものじゃない。
皿を片付けると、ミアは家に帰っていった。
魔法でできることは多いけど、ティフィのためにもミアのお手伝いの分は残しておかなければ。
きちんとお小遣いを渡せる依頼をしよう。
「料理うまいんだな」
食後のお茶を飲みながら、レインが言った。
「俺自身は食えれば何でもいいんだが、」
一人ならば、どんなものでも口に入りさえすれば。
「料理店で働いたこともあるし、各国を歩き回っていたから郷土料理にも詳しいし、料理ができないわけじゃない」
「いや、料理ができないという印象を持っていたわけじゃないんだけど、」
レインが少し慌てて言い訳している。
「少し意外で」
「そうか?」
「貴方は城でずっと魔法研究ばかりしていると思っていた」
俯き加減で言う。
「研究室に閉じ籠ってばかりいると?」
「ああ」
「城に勤め始めてからは、そうだ。あそこには美味しい料理を出してくれる使用人用の食堂もある。特に俺が料理することもないし、様々な雑用は城の使用人がやってくれていた」
城に勤め始めてからは。
自分にとって何が快適かはその人によって変わる。
確かに、この大陸の人族領の各国を渡り歩くのも楽しかったが、やはり城での生活は一番だ。
魔法研究以外、何もしなくても許される。
そんな生活、他にどこにあるだろうか。
多少の頼まれごとはあるけどね。
許容範囲だ。
「そういや、レインの婆さんの持病って?ティフィが作っていた薬を見ていても腰痛だとしか思えないんだけど」
カルテを見てもね。
確かに腰痛で馬車の長旅は堪えるだろうが、耐えられないほどのものかは疑問が残る。
そもそも、グフタ国王に言えば、空間転移魔法陣を使わせてくれるはずだ。
「いや、腰痛だけど」
俺は笑顔で首を傾げる。
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