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第1章 突然の
1-11 本命は ◆ティフィ視点◆
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◆ティフィ視点◆
シークに取引を持ち掛けられたのは、ある男性と別れた後だった。
その国の第一王子であった彼には、王城で一緒に暮らしてほしいと言われたが。
彼の父である国王にはお金を積まれ、彼の弟である第二王子には兄のために別れてくれと頼まれた。
私と結婚したら、彼の子供は絶対に産まれない。
彼は第一王子。近い将来には王太子になり、国王になるはずの。
それにその国の王族や貴族で同性と結婚する者はいない。法で認められていたとしても。
貴方を選ぶと、兄の国王への道は閉ざされる。
兄の才能を潰さないでくれ、と。
弟の第二王子に涙ながらに訴えられてしまった。
第二王子もまた兄のためを思ってした行動だ。
自分が国王になりたいのなら、兄弟なんて蹴落とす存在だとしか思っていない者もいるのに。
国王のお金は突っ返したが、魔法も扱えない私が彼のそばにいるのは難しいことだ。
この国はトワイト魔法王国のような魔導士を育てることに必死になっている国なのだから。
偶然、彼と会ったのは街中。
彼も平民の服装だった。
そのわりには、黒髪黒目のイケメンで体格もいいし、身なりもきちんとしていた。
このとき気づくべきだったのに。
せめて貴族だろうと。
薬師として働きながら、彼と逢瀬を重ねるのは楽しかった。
もし私が女性だったのなら玉の輿だと単純に喜べたのだろうか。
男である私は彼に身分を明かされて、別れるよう彼の弟に頭を下げられて、国民に後ろ指を刺されながらでも、それでも彼と手を取り合って生きていけるほど心が図太くもない。
どんなに外見を取り繕っていても。
薬の知識はあるが、それ以外には何もない。
教養も礼儀もなっていない。
そもそも出自がわからない。
母はエルフだったが、父は人間だろう。
ハーフエルフとして産まれた私を抱いて、母はエルフの里を追われた。
話したくなかったのか、父のことを聞くと母は口を噤んだ。だから、いつしか聞かなくなった。
度々、感情のままに魔力を暴走させる私に、母は魔力の封印を施した。
魔力が安定したら封印を変化させ、いつかは封印を解くと言っていたが、母は魔王が侵攻してきたときに魔導士として前線に立ち亡くなった。
そのため、私の封印はそのままだった。
彼を失って、私はもうどうでも良かった。
何も言わず彼から逃げたのは、私なのだが。
幸せを手に入れようとすると、するりと逃げられてしまう。
もし、彼が普通の平民だったら。
そんなあり得ないことばかり考えてしまう。
あの国を去ろうとした私に、他国に薬屋としての店舗と住む家をあげる、と交渉を持ち掛けてきたのはシークだ。
はじめはカラダ目的で、私を囲うための交渉かと思ったが、全然違った。
いや、ある意味、私のカラダ目的だったが。
シークは長い金髪を一つに束ねており身なりも良い好青年に見えた。身長は私よりも高いが細身で、王子とはまた別のタイプのイケメンだ。
おそらく地位がある人物なのだろうと、最初から考える。
しばらく生活を面倒見る代わりに、半年間、その肉体を貸して、と言われた。
そもそもシークにお金がないとできない交渉だ。
「、、、ん、シーク」
「ズィー」
シークが苦しそうに、けれど愛おしそうにズィーの名を呼ぶ。
それはズィーの同意を得られていない行為だとわかっているから。
私はほとんど動かせないズィーのカラダにいる。
私は騙されたわけではない。
シークはしっかりと計画の詳細を説明した。
遠く離れたルチタ王国に、店舗兼住居を購入してくれた。
そして、シークが絶好の機会を狙うために、私はルメドの街でしばらく自由にしていて良いと。
シークはたまに店に来てくれた。
嬉しそうにズィーの話をして去っていく。まだ実行できそうにないからと進捗も伝えながら。
それは私の様子も監視していたのだろうけど。
シークがそのズィーを好きなのだということは気づいていた。
トワイト魔法王国魔導士序列六位ズィー・エルレガ。
母を殺した魔王を簡単に封印した人物。
どうして母が殺される前に、魔王を封印してくれなかったのか、と彼を恨むのはお門違いだ。
彼はそのときはただの雇われ魔導士で、勝手に前線に出る権限など持っていなかったのだから。
魔王軍がどうにもならないほど強大で、国々の首脳が会談しても何も決まらなかった。
大陸中央の国々に戦火が広がったとき、そこにいた魔導士が口にした、俺が封印してきて良いですか、という言葉に誰も本気にもしていないし、できると思いもしてなかったが、苦肉の策で作戦決行を告げたのが、事の始まりだという。
その後、魔王軍を食い留めるために多くの犠牲を払った竜人族に、適切な恩賞を与えなかったと怒った竜王が生き残った竜人族を率いて戦禍が残る国々を蹂躙した。
その竜王も、序列六位になっていたズィー・エルレガが封印して終わった。
あらゆる国々が六位を頼ったのだ。
ただ、この大陸の一般人にはその重要な事実は公開されていない。
彼らがどこに封印されたか、だ。
なぜ今、こんな話をしているのかというと、私が寝たきりになっている原因が、まさにそれ。
彼らを封印したのは、彼の体内だ。
ズィーの魔力量は普通の人並みであり、トワイト魔法王国にいる魔導士のなかでは最低ランクである。序列千位よりさらに低い。これはあえてそう見せているわけではなく、実際に低い。
膨大な魔力量を誇る魔王や竜王に、この矮小な魔力量でどうして対抗できたのかと疑問に思うところであるが、彼は魔力操作が秀逸なのだろうと推測できる。
そう、膨大な魔力がありながら、魔力を使い熟せなかった私では、この肉体を動かすことさえ困難なのである。
強大な封印を体内に抱えながら、魔力研究に勤しみ、様々な魔法を生み出していたというのだから、ズィーは化け物だ。
しかも三徹、四徹は当たり前、目の下には深いクマを標準装備し、食事は三食きちんと取っていたようだが、睡眠よりも魔法研究が大事という人間がどこにいるだろうか。。。
「ズィーは自分のカラダがこんな目に遭っているなんて思ってもいないだろうね」
私、、、ズィーの肉体を優しく愛撫するのはシーク。
彼の瞳に映っているのは私ではなく、まぐれもなくズィーなのである。
余裕のない顔なんて、私には見せてくれないシーク。
自嘲するように口の端で笑っていても、目が真剣だ。
この肉体は男に抱かれたことがない。
それはシークが慎重に魔法を使っていることでも、肉体が快楽に鈍いことでもわかる。
脚を開き、シークはゆっくりと私のなかに挿れる。
優しく、慎重に傷つけないように大切に扱う。
シークはそれほどまでに、この男が大切なのかと。
こんな風に抱かれたことが、私にはあっただろうか。
羨ましく、嫉妬に駆られる。
こんなに大事にしてもらえるなんて。
感じ始めると、肉体は正直だ。
シークを求める。
優しく緩やかな行為でも。
感じながらも細目でシークを覗き見ると、彼は努めて抑えているのがわかった。
激情に駆られれば、この肉体を抱き潰してしまうのは見て取れた。
本当に羨ましい。
私はあの王子と別れた後、ルチタ王国に移り住み、誰でも求められたらカラダを重ねてきた。
王子を忘れるために。
シークが私に会いに来るのは、気が向いたときか、時間があるときか、そんなときだけだ。
寂しかった。
慰めてほしかった。
誰に?
あのとき、自問自答しても答えが出なかった。
王子のことをまだ忘れていない。
愛してないかと問われれば、まだ愛している。
けれど、私の心はどんな形でも支えてくれたシークに傾いていた。
私の肉体を求めないシークに。
愛されるのは、ズィーの体内にいる六か月だけだ。
それだけでも、私は。
ズィー本人はどう思うだろう。
同僚である友人とこういう関係になることを。
笑って許されるとは思っていない。
面倒をみろというのは、こういう意味ではないのは私でもわかる。
シークがこんなにも愛おしく感じられるなんて、出会った当初は思ってもいなかったのに。
シークに取引を持ち掛けられたのは、ある男性と別れた後だった。
その国の第一王子であった彼には、王城で一緒に暮らしてほしいと言われたが。
彼の父である国王にはお金を積まれ、彼の弟である第二王子には兄のために別れてくれと頼まれた。
私と結婚したら、彼の子供は絶対に産まれない。
彼は第一王子。近い将来には王太子になり、国王になるはずの。
それにその国の王族や貴族で同性と結婚する者はいない。法で認められていたとしても。
貴方を選ぶと、兄の国王への道は閉ざされる。
兄の才能を潰さないでくれ、と。
弟の第二王子に涙ながらに訴えられてしまった。
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自分が国王になりたいのなら、兄弟なんて蹴落とす存在だとしか思っていない者もいるのに。
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そのわりには、黒髪黒目のイケメンで体格もいいし、身なりもきちんとしていた。
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男である私は彼に身分を明かされて、別れるよう彼の弟に頭を下げられて、国民に後ろ指を刺されながらでも、それでも彼と手を取り合って生きていけるほど心が図太くもない。
どんなに外見を取り繕っていても。
薬の知識はあるが、それ以外には何もない。
教養も礼儀もなっていない。
そもそも出自がわからない。
母はエルフだったが、父は人間だろう。
ハーフエルフとして産まれた私を抱いて、母はエルフの里を追われた。
話したくなかったのか、父のことを聞くと母は口を噤んだ。だから、いつしか聞かなくなった。
度々、感情のままに魔力を暴走させる私に、母は魔力の封印を施した。
魔力が安定したら封印を変化させ、いつかは封印を解くと言っていたが、母は魔王が侵攻してきたときに魔導士として前線に立ち亡くなった。
そのため、私の封印はそのままだった。
彼を失って、私はもうどうでも良かった。
何も言わず彼から逃げたのは、私なのだが。
幸せを手に入れようとすると、するりと逃げられてしまう。
もし、彼が普通の平民だったら。
そんなあり得ないことばかり考えてしまう。
あの国を去ろうとした私に、他国に薬屋としての店舗と住む家をあげる、と交渉を持ち掛けてきたのはシークだ。
はじめはカラダ目的で、私を囲うための交渉かと思ったが、全然違った。
いや、ある意味、私のカラダ目的だったが。
シークは長い金髪を一つに束ねており身なりも良い好青年に見えた。身長は私よりも高いが細身で、王子とはまた別のタイプのイケメンだ。
おそらく地位がある人物なのだろうと、最初から考える。
しばらく生活を面倒見る代わりに、半年間、その肉体を貸して、と言われた。
そもそもシークにお金がないとできない交渉だ。
「、、、ん、シーク」
「ズィー」
シークが苦しそうに、けれど愛おしそうにズィーの名を呼ぶ。
それはズィーの同意を得られていない行為だとわかっているから。
私はほとんど動かせないズィーのカラダにいる。
私は騙されたわけではない。
シークはしっかりと計画の詳細を説明した。
遠く離れたルチタ王国に、店舗兼住居を購入してくれた。
そして、シークが絶好の機会を狙うために、私はルメドの街でしばらく自由にしていて良いと。
シークはたまに店に来てくれた。
嬉しそうにズィーの話をして去っていく。まだ実行できそうにないからと進捗も伝えながら。
それは私の様子も監視していたのだろうけど。
シークがそのズィーを好きなのだということは気づいていた。
トワイト魔法王国魔導士序列六位ズィー・エルレガ。
母を殺した魔王を簡単に封印した人物。
どうして母が殺される前に、魔王を封印してくれなかったのか、と彼を恨むのはお門違いだ。
彼はそのときはただの雇われ魔導士で、勝手に前線に出る権限など持っていなかったのだから。
魔王軍がどうにもならないほど強大で、国々の首脳が会談しても何も決まらなかった。
大陸中央の国々に戦火が広がったとき、そこにいた魔導士が口にした、俺が封印してきて良いですか、という言葉に誰も本気にもしていないし、できると思いもしてなかったが、苦肉の策で作戦決行を告げたのが、事の始まりだという。
その後、魔王軍を食い留めるために多くの犠牲を払った竜人族に、適切な恩賞を与えなかったと怒った竜王が生き残った竜人族を率いて戦禍が残る国々を蹂躙した。
その竜王も、序列六位になっていたズィー・エルレガが封印して終わった。
あらゆる国々が六位を頼ったのだ。
ただ、この大陸の一般人にはその重要な事実は公開されていない。
彼らがどこに封印されたか、だ。
なぜ今、こんな話をしているのかというと、私が寝たきりになっている原因が、まさにそれ。
彼らを封印したのは、彼の体内だ。
ズィーの魔力量は普通の人並みであり、トワイト魔法王国にいる魔導士のなかでは最低ランクである。序列千位よりさらに低い。これはあえてそう見せているわけではなく、実際に低い。
膨大な魔力量を誇る魔王や竜王に、この矮小な魔力量でどうして対抗できたのかと疑問に思うところであるが、彼は魔力操作が秀逸なのだろうと推測できる。
そう、膨大な魔力がありながら、魔力を使い熟せなかった私では、この肉体を動かすことさえ困難なのである。
強大な封印を体内に抱えながら、魔力研究に勤しみ、様々な魔法を生み出していたというのだから、ズィーは化け物だ。
しかも三徹、四徹は当たり前、目の下には深いクマを標準装備し、食事は三食きちんと取っていたようだが、睡眠よりも魔法研究が大事という人間がどこにいるだろうか。。。
「ズィーは自分のカラダがこんな目に遭っているなんて思ってもいないだろうね」
私、、、ズィーの肉体を優しく愛撫するのはシーク。
彼の瞳に映っているのは私ではなく、まぐれもなくズィーなのである。
余裕のない顔なんて、私には見せてくれないシーク。
自嘲するように口の端で笑っていても、目が真剣だ。
この肉体は男に抱かれたことがない。
それはシークが慎重に魔法を使っていることでも、肉体が快楽に鈍いことでもわかる。
脚を開き、シークはゆっくりと私のなかに挿れる。
優しく、慎重に傷つけないように大切に扱う。
シークはそれほどまでに、この男が大切なのかと。
こんな風に抱かれたことが、私にはあっただろうか。
羨ましく、嫉妬に駆られる。
こんなに大事にしてもらえるなんて。
感じ始めると、肉体は正直だ。
シークを求める。
優しく緩やかな行為でも。
感じながらも細目でシークを覗き見ると、彼は努めて抑えているのがわかった。
激情に駆られれば、この肉体を抱き潰してしまうのは見て取れた。
本当に羨ましい。
私はあの王子と別れた後、ルチタ王国に移り住み、誰でも求められたらカラダを重ねてきた。
王子を忘れるために。
シークが私に会いに来るのは、気が向いたときか、時間があるときか、そんなときだけだ。
寂しかった。
慰めてほしかった。
誰に?
あのとき、自問自答しても答えが出なかった。
王子のことをまだ忘れていない。
愛してないかと問われれば、まだ愛している。
けれど、私の心はどんな形でも支えてくれたシークに傾いていた。
私の肉体を求めないシークに。
愛されるのは、ズィーの体内にいる六か月だけだ。
それだけでも、私は。
ズィー本人はどう思うだろう。
同僚である友人とこういう関係になることを。
笑って許されるとは思っていない。
面倒をみろというのは、こういう意味ではないのは私でもわかる。
シークがこんなにも愛おしく感じられるなんて、出会った当初は思ってもいなかったのに。
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