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15.賭け
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性急に彼女の服をたくし上げ、素肌に触れた。脱がせる間も惜しくて、服は彼女の喉元でくしゃくしゃに丸まっている。
例え麻衣の瞳に涙が浮かんでいても、服がそれを隠してくれる。
俺は、彼女の胸に顔を埋め、むしゃぶりついた。同時に、彼女の足の間に膝を差し込み、大きく足を開かせた。
「駿介っ! 待って――」
麻衣が手足をバタつかせて抵抗するが、俺は構わず胸の先端を咥え、舌で転がす。太腿から足の付け根に向かって掌を這わす。
麻衣の感じるトコロは知っている。
伊達に、半年間耐えてきたわけじゃない。
執拗に撫で、舐めると、麻衣の身体が小刻みに震え、息を弾ませる。それでもやめない。もっともっと、快感に溺れさせたい。
指や舌じゃ物足りないと、俺を欲しがって欲しい。
「あっ、んっ、ああっ――!」
全身を硬直させ、悶える姿に、俺のモノはきつく閉じられたパンツの中で先端を湿らせていた。
限界だった。
ベルトのバックルに手をかける。その音に我に返ったのか、麻衣が身体を起こした。
「待って! 駿介、お願いだから――」
「――好きだよ、麻衣」
俺の身体で大きく開いた麻衣の足の付け根に、大きく硬くなったモノを押し付ける。
彼女の耳元に両手をつき、俺は真っ直ぐ愛しい彼女を見下ろす。
「お願いだから、俺を受け入れて」
情けない顔をしていると思う。それを隠す余裕もない。
誰にも、渡したくない――!
「しゅ……んす――」
顔を近づけると、麻衣は目を閉じた。微かに唇を開く。
こんな風に、受け入れてもらいたかった。
愛して、欲しかった……。
麻衣は俺の首に腕を絡ませ、僅かに腰を浮かせて俺を迎えようと準備万端。
けれど、押し当てた俺のモノは彼女の熱と蜜に包まれることはなかった。
俺と麻衣の間に流れる空気が冷めていく。
俺は顔を上げられず、彼女の肩に額を押し付けたまま動けなかった。
無理やり押し込むのは簡単だ。
だが、そんな風に彼女を手に入れたいわけじゃない。
そんなんじゃ、意味がない。
「挿れて?」
首筋に、彼女の息が触れた。
「このまま、挿れて」
今度は、こめかみにひんやりとした感触。
「お願い――」
次々に俺の顔に滴るのは麻衣の涙。
ようやく、俺は自分の愚かさに目が覚めた。
ゆっくりと顔を上げ、腰を引く。
「駿……介っ!」
「それじゃ、今までの麻衣さんの彼氏と同じだろ」
徐々に勢いを失くしていくモノをパンツに押し込み、皺だらけになってしまった麻衣の服やスカートを伸ばして身体を覆う。
「ごめん」
俺はあえて、麻衣さんが身体を起こすのに手を貸さなかった。今は、触れられたくないだろう。
麻衣さんは、服の乱れを直しながら起き上がる。それから、掌で髪を撫でる。
「ごめん」と、俺はもう一度言った。
それから、聞きたくて、けれど聞くのが怖かったことを聞いた。
「あの人と、シた?」
「シてない! 陸とは……食事に行っただけで――」
「その帰りにプロポーズされただけ?」
「――――っ!」
麻衣の大きな瞳が、更に一・五倍くらいに大きく開かれた。
「ごめん」と、俺は三度謝った。
いたたまれず、視線を落とす。
「ストーカー……かよって……感じだよね。俺も自分で……ドン引きした」
「会いに……来てくれたの? 一昨日」
俺は、目を伏せたまま頷いた。
「ごめん……なさ――」
例え麻衣の瞳に涙が浮かんでいても、服がそれを隠してくれる。
俺は、彼女の胸に顔を埋め、むしゃぶりついた。同時に、彼女の足の間に膝を差し込み、大きく足を開かせた。
「駿介っ! 待って――」
麻衣が手足をバタつかせて抵抗するが、俺は構わず胸の先端を咥え、舌で転がす。太腿から足の付け根に向かって掌を這わす。
麻衣の感じるトコロは知っている。
伊達に、半年間耐えてきたわけじゃない。
執拗に撫で、舐めると、麻衣の身体が小刻みに震え、息を弾ませる。それでもやめない。もっともっと、快感に溺れさせたい。
指や舌じゃ物足りないと、俺を欲しがって欲しい。
「あっ、んっ、ああっ――!」
全身を硬直させ、悶える姿に、俺のモノはきつく閉じられたパンツの中で先端を湿らせていた。
限界だった。
ベルトのバックルに手をかける。その音に我に返ったのか、麻衣が身体を起こした。
「待って! 駿介、お願いだから――」
「――好きだよ、麻衣」
俺の身体で大きく開いた麻衣の足の付け根に、大きく硬くなったモノを押し付ける。
彼女の耳元に両手をつき、俺は真っ直ぐ愛しい彼女を見下ろす。
「お願いだから、俺を受け入れて」
情けない顔をしていると思う。それを隠す余裕もない。
誰にも、渡したくない――!
「しゅ……んす――」
顔を近づけると、麻衣は目を閉じた。微かに唇を開く。
こんな風に、受け入れてもらいたかった。
愛して、欲しかった……。
麻衣は俺の首に腕を絡ませ、僅かに腰を浮かせて俺を迎えようと準備万端。
けれど、押し当てた俺のモノは彼女の熱と蜜に包まれることはなかった。
俺と麻衣の間に流れる空気が冷めていく。
俺は顔を上げられず、彼女の肩に額を押し付けたまま動けなかった。
無理やり押し込むのは簡単だ。
だが、そんな風に彼女を手に入れたいわけじゃない。
そんなんじゃ、意味がない。
「挿れて?」
首筋に、彼女の息が触れた。
「このまま、挿れて」
今度は、こめかみにひんやりとした感触。
「お願い――」
次々に俺の顔に滴るのは麻衣の涙。
ようやく、俺は自分の愚かさに目が覚めた。
ゆっくりと顔を上げ、腰を引く。
「駿……介っ!」
「それじゃ、今までの麻衣さんの彼氏と同じだろ」
徐々に勢いを失くしていくモノをパンツに押し込み、皺だらけになってしまった麻衣の服やスカートを伸ばして身体を覆う。
「ごめん」
俺はあえて、麻衣さんが身体を起こすのに手を貸さなかった。今は、触れられたくないだろう。
麻衣さんは、服の乱れを直しながら起き上がる。それから、掌で髪を撫でる。
「ごめん」と、俺はもう一度言った。
それから、聞きたくて、けれど聞くのが怖かったことを聞いた。
「あの人と、シた?」
「シてない! 陸とは……食事に行っただけで――」
「その帰りにプロポーズされただけ?」
「――――っ!」
麻衣の大きな瞳が、更に一・五倍くらいに大きく開かれた。
「ごめん」と、俺は三度謝った。
いたたまれず、視線を落とす。
「ストーカー……かよって……感じだよね。俺も自分で……ドン引きした」
「会いに……来てくれたの? 一昨日」
俺は、目を伏せたまま頷いた。
「ごめん……なさ――」
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