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一年
入学式
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「き、緊張した…もうあんなことしたくない…」
「安心しろ、卒業式にもう一度全校生徒の前で答辞があるから…いや、来年には送辞もするのか?」
「え…?あれって生徒会長がするんじゃないの?」
「え?生徒会長になるんじゃないの?」
「ならないよ!?僕はそんな器じゃないし、やりたくもない!」
俺の膝枕で疲れを癒していたアスカが、がばっと起き上がって反論してきた。
今日は入学式で、成績トップのアスカが生徒代表として舞台に上がり新入生代表として挨拶をしたのだった。
昨夜は夕食後から寝るまで、今朝はウォーキングしてシャワーを浴びてから自習時間を削ってまでずっと、挨拶の練習をしていたため本番である式中も噛むことなく立派に挨拶を終えていた。
本番で噛んだアスカを見たかった俺としては少し残念だったが、練習中にたくさん見れたからまぁいいか。
頬を膨らませて怒っているアスカの頭に手を置き、現実を突きつけてやろう。
「ヤマト?」
「成績優秀、容姿端麗、品行方正、そして可愛い。そんなアスカを学園が放置するとでも?」
「うっ…で、でも、立候補しなければ問題ないと思うよ?」
「俺が推薦する」
「ヤマトの裏切り者っ!何でそこまで僕を生徒会長にしたいのさっ!」
「何でって…皆の前で緊張して噛んだアスカの姿を見たいから……んっ、アスカが適任だと思ったからだよ」
「最後まで言い切ってから誤魔化すのはどうかと思うよ!?」
「そこまで嫌かなぁ、生徒会長。学生のトップに立てるんだよ?」
「そこまで言うならヤマトがやればいいじゃない。ヤマトだって成績優秀だし、容姿端麗だし、品行方正だろうし…」
「やだよ、めんどくさい」
「ヤマト、そろそろ怒るよ?」
自由時間を削ってまで見ず知らずの学生のために動くのは御免被る。
そんなのはドMが適任だろう。
万が一俺が誘われたら、織田辺りに振れば大丈夫だろう。
あいつはアスカを好いているから、そこを揺さぶれば立候補するだろう。
考えれば、アスカが生徒会長になったら一緒に過ごせる時間が減るじゃないか。
それはダメだな、俺のためにもアスカを生徒会の魔の手から守らなければ…。
「ヤマト?」
「大丈夫、織田を犠牲にしてでもアスカを守るから」
「ヤマト?何を想像してそうなったの?」
さっきまで頬を膨らませて怒っていたアスカだが、俺を心配するように不安そうに顔を覗き込んできた。
俺は何も言わずに首を横に振り、アスカの顎を掴んで唇にキスをする。
「ん………っ、ヤマト、誤魔化した」
「アスカは優しいから、誤魔化されてくれるんだよ」
「もう………いいよ、誤魔化されてあげる」
今度はアスカが俺の首に腕を回して抱きつき唇にキスをする。
今の時刻は21時15分。
眠る前に少し運動しておこうかな。
「んっ…はぁ……ヤマトのおちんちん、大好き」
「それはどうも、俺もアスカのちんちん好きだよ」
アスカは俺の脚の間にしゃがみ込み肉棒に頬ずりしながら愛しそうに肉棒全体に舌を這わせる。
初めのフェラで失敗してから、アスカは一番初めに俺の肉棒を舐めて精液を求める。
気持ちいいし嬉しいしエロいから、俺は何も言わない。
ただ要望に応えるためにアスカの口内に精液を注ぎ込む。
「んっ………んくっ…はぁ…ごちそうさま」
「吐き出してもいいのに」
「ヤマトだって僕の精液を飲むじゃない、僕だってヤマトの精液を飲みたいんだよ」
まぁ…それを言われると何も言い返せないな。
俺の肉棒を丹念に舐めてから亀頭にキスをしてアスカは唇を離す。
そして四つん這いになって俺にお尻を向けて可愛らしく振って誘惑してくる。
本当に可愛いな、アスカは。
「ひゃっ!?ヤマト!そうじゃなくて!?」
俺はアスカの尻に顔を埋めてアナルにキスを、舌を腸内にねじ込んでディープキスをした。
お風呂上がりだから石鹸の香りがするけど、アスカの匂いもしている。
その匂いが俺をさらに興奮させてくれる。
「んんっ、ヤマトぉ…舌じゃ物足りないよぉ…ヤマトのおちんちんを僕のお尻に入れて…」
しばらくアナルを舐め続けているとアスカが降参して脱力し、お尻を突き上げて懇願してくる。
アスカの凶暴な肉棒も我慢できないようでカウパー液を溢れさせていた。
俺はアスカを仰向けに転がして脚を開かせカウパー液溢れる亀頭にしゃぶりつく。
「あっ!ダメっ!イくぅっ!」
亀頭にしゃぶりついて吸い付くと濃い精液がアスカの声とともに口内に出され、躊躇うことなく飲み込んでいく。
相変わらず粘っこくて喉越しが良くなく、味も苦い…でも、俺が一番好きな味でもある。
「ヤマトぉ…ほら、ここにおちんちん入れてよ…」
アスカがM字開脚をしてアナルを広げ肉棒を揺らして再度誘惑してくる。
これ以上焦らしたら後が怖いな。
「んんっ!きたぁっ!」
アスカのアナルに肉棒を押し当て焦らすことなく一気に根元まで挿入する。
異物を押し出そうとする腸内の動きに負けず、腰を動かして肉棒を奥へと挿入し亀頭のところまで抜いてまた根元まで挿入する。
アスカは激しい挿入も好きだが、ゆっくりと引き抜く刺激が特に感じるらしく、可愛らしく喘ぐ。
「あぁっ!んんっ!ヤマトぉ!もっとっ!おぉぉぉぉぉっ!」
「アスカ…中に出すからな…」
「出して…ヤマトの精液は全部僕に出して…おぉぉぉぉぉぉぉっ!」
俺もゆっくりした動きの方が腸内の締め付けがより堪能できるから好きだ。
しばらく続けていくうちに射精を堪えなくなり腸内から引き抜くことなく、アスカの体内に精液を注ぎ込む。
「あぁぁぁぁぁ…っ」
「はぁ…はぁ…ふぅ…アスカもイったみたいだな」
俺が射精したのと同じくらいにアスカも射精しており、俺の身体もアスカの精液で濡れていた。
指で拭い取って口に入れて舐めとると、アスカがその手を掴んでそのままアスカの口へと運ぶ。
俺の指をペロペロと可愛らしく舐め終えてからニコリと微笑む。
「すごく気持ちよかった…ヤマトはやっぱりかっこいいね」
「うっ…ま、まだ終わりじゃないからなっ!」
「あんっ、ヤマトのまだ固い…んんっ!」
照れ隠しに相手の唇にキスをしてから勃起したままの肉棒を引き抜かずに再度腰を動かす。
アスカも嬉しそうに俺にしがみつき、俺の舌を貪るように求めてくる。
「ヤマトぉ…大好き、大好きだよっ!」
「俺もだ!アスカ、愛しているっ!」
「僕も愛してる…あぁぁぁぁぁっ!」
この後2回ほどお互いに射精し、就寝時間を迎える。
二人とも全裸で、精液で身体を汚したままだったが、気にすることなく抱き合い眠りについた。
………シーツの汚れと匂いのことで翌朝後悔することになったが。
「ヤマトの勉強法、いいね。朝からスッキリして登校できるなんて」
「だろ?運動してから勉強すると、頭がスッキリするんだよ。あんまり早起きしすぎても逆効果だけどな」
翌朝、シーツの件は寮監の先生に事情を少し誤魔化して相談したところ、汚れたシーツは洗濯室のカゴに入れておけば清掃会社の人がそのシーツを持ち帰り、綺麗なシーツをリネン室に置いていってくれているらしい。
これで、ベッドで何回アスカと愛し合っても問題はない。
シーツをカゴに入れてから俺たちは校舎へと向かった。
今日から授業が始まる。
この高等部は一コマ70分の授業があり、8時20分からホームルーム、8時30分から9時40分、9時50分から11時、11時30分から12時40分が午前の授業。
13時50分から15時、15時10分から16時20分、16時30分から17時40分までが午後の授業となる。
ちなみに、11時10分から11時20分まで、全校生徒がグラウンドに集まってラジオ体操など、身体を動かす時間があるらしい。
ずっと座学ばかりだと、精神的にしんどいからなぁ。
精神的疲労には運動が一番って、テレビか雑誌かで見たことあるし、気分転換も兼ねてるのだろう。
…数回参加しなかったら校舎のトイレ掃除が待ってるって聞いたから、サボるにサボれないだろうな。
「そもそもサボる気ないくせに」
「言ってみただけだよ、身体を動かすのは好きだし。それにしても、視線がすごいな」
「本当だね、皆僕たちを見てるよ」
「まぁ…無理もないけど」
二人で歩いていると登校中の生徒や待ち合わせをしている生徒からの視線を浴びているのが痛感させられる。
アスカは可愛いし、俺もまぁ…悪くない外見だし、成績や部屋のこともあっていろいろ噂は流れているんだろう。
「でも、そこまで注目浴びるかなぁ?」
「これだろう、注目の的は」
不思議そうに首を傾げるアスカに、俺と握っている手を見せる。
登校初日からイチャイチャしながら歩いているんだから、そりゃあ注目されるだろう。
嫉妬や嫌悪はわかるが、尊敬の視線を感じるのは何故かわからないけどな。
あと、後ろの方から殺意がこもった視線も感じている。
誰か特定するのも面倒なことになるから放置でいいだろう。
「…ヤマトは嫌だった?」
「嫌だったら手を繋がないだろ?ほら、行こう」
「うん、同じクラスだからずっと一緒だね」
「成績順でクラスが決まるんだったっけ?」
「一年生はね。二年生から文理で分けるらしいよ」
「あぁ~…必須授業とか違ってくるからな」
「二年生もヤマトと同じクラスがいいんだけど…」
「それは…多分無理だろうな」
「だよね…将来の夢、少し変更しようかな」
「変更したらアスカのこと好きじゃなくなるからやめてくれ」
「うん、変更しません」
自習しててわかったことだが、俺は文系でアスカは理系が得意で、それぞれの夢も決まっていた。
アスカは二年生になったらクラスが別々になることにショックを受けていたが、俺より夢を選んだことに俺は嬉しく思った。
まぁ、クラスが違っても部屋が一緒なら問題はない。
三位に落ちないように勉学に励まなくては…。
俺たちは1年A組。その教室に入り黒板に6×6のマスと数字が書かれており、自分の席を示されている。
1番前の列は1~6、2番目の列は7~12、3番目は13~18と、横に並んでいるを
アスカは1番で窓際の一番前、俺は21番でど真ん中。
いいなぁ、窓際。
「席順は名前の順か…アスカはここでも一番か」
「あまり嬉しくないよ?授業でよく指名されるし」
「そうだなぁ…俺がいた中学校でも一番はよく指名されてたな」
「でしょ?…席順も成績順だったらよかったのに…ヤマトはどの辺り?」
「俺は…真ん中付近かぁ」
「あすかちゃん、おはよう!今日もよろしくね!」
アスカは椅子に座り、俺は窓にもたれかかって談笑していると織田がアスカの隣の机に荷物を置いて話しかけてきた。
こいつか…2番は…。
…あれ?確か成績五位は小野って苗字じゃなかったっけ?
「お、おはよう。織田くん」
「いやぁ、高校でもあすかちゃんの隣とは…素晴らしい運命だ」
「それは素晴らしいですね…っと!?」
こいつは俺の姿が見えてないらしい。
邪魔してやろうかなと思ったが、例の取り巻きが俺とアスカの間に入ってそれを妨害する。
「ヤマト!?」
「大丈夫。そろそろ予鈴鳴るから、俺も席に戻るよ」
「わかった、また後でね」
俺が立ち去るときに織田が憎たらしい笑顔を浮かべていたが、俺は大人だから何も言わずに席へと戻った。
…俺の目の前で不幸になればいいのに。
「よぉ、お前が例の武蔵?」
自分の席に座ると、隣の男が声をかけてきた。
例ってなんだ?例って。
「どの例かわからないけど、俺は武蔵大和だ。お前は?」
「俺は武田晴也。席順は22番や、よろしくな」
「武田晴也…上杉謙信はいないのか?」
「よく言われるわぁ、それ。上杉がおったらあの間に座ってるはずやで」
「それもそうか、いたら面白かったのにな」
「長尾景太やったら後ろにおるで」
「いたのかよ」
「どもども、紹介にあずかりました長尾景太です。よろしくー」
やけにテンションの高い二人組に絡まれた。
長尾景太に武田晴也…覚えやすくて覚えにくい名前だなぁ。
どうせなら景虎と晴信で来いよ。
「よろしく、俺のことはヤマトって呼んでいいよ。二人とも仲良いけど中等部から?」
「じゃあ、俺はセイヤって呼んでや。俺はちゃうよ?俺は受験組。景太は中等部やけどな」
「俺もケイタって呼んでよ。同じ寮の部屋なんだよ、晴也と」
「なるほど…ところで、例の武蔵って話は何なんだ?」
「ん?あぁ、魔王から天使を救い出した英雄ってやつか?」
「何だそりゃ?」
ケイタから話を聞くと、中等部の頃から織田はアスカにアピールをしていたらしい。
織田はどこかの会社の御曹司らしく取り巻きを侍らせており、アスカを他の男と関わらせないようにしていた。
アスカも特には気にしてなかったようだが、今みたいな笑顔はなかった。
中等部は一人部屋だが、高等部は二人部屋になるため、天使が魔王に襲われる心配を中等部の学生は危惧していた。
そこに外部から俺がやってきて、魔王から天使を引き離すことに成功し、入学式には笑顔溢れるアスカを見ることができたことで、そういう噂が一気に流れたらしい。
………何だそりゃ?
「おい、大和。カッターナイフ持ってどこ行くねん」
「いや、魔王討伐にでも行こうかと」
「やめとけって、あいつを倒すならカッターナイフじゃなくて妖刀マサムネで一息にやってくれ」
「気持ちはわからんでもないけど、とりあえず落ち着けや」
「まぁ、冗談は1割にしておこう」
「9割本気かい」
「成績五位の奴のことなんだけど…」
「五位?…あぁ、小野のこと?」
「…小野?小野じゃなくて?」
「うん。小野直也。俺と同じ中等部組だよ。そいつがどうした?」
「いや…何でもない…」
そうか…小野か…。
………小野かぁ………。
「安心しろ、卒業式にもう一度全校生徒の前で答辞があるから…いや、来年には送辞もするのか?」
「え…?あれって生徒会長がするんじゃないの?」
「え?生徒会長になるんじゃないの?」
「ならないよ!?僕はそんな器じゃないし、やりたくもない!」
俺の膝枕で疲れを癒していたアスカが、がばっと起き上がって反論してきた。
今日は入学式で、成績トップのアスカが生徒代表として舞台に上がり新入生代表として挨拶をしたのだった。
昨夜は夕食後から寝るまで、今朝はウォーキングしてシャワーを浴びてから自習時間を削ってまでずっと、挨拶の練習をしていたため本番である式中も噛むことなく立派に挨拶を終えていた。
本番で噛んだアスカを見たかった俺としては少し残念だったが、練習中にたくさん見れたからまぁいいか。
頬を膨らませて怒っているアスカの頭に手を置き、現実を突きつけてやろう。
「ヤマト?」
「成績優秀、容姿端麗、品行方正、そして可愛い。そんなアスカを学園が放置するとでも?」
「うっ…で、でも、立候補しなければ問題ないと思うよ?」
「俺が推薦する」
「ヤマトの裏切り者っ!何でそこまで僕を生徒会長にしたいのさっ!」
「何でって…皆の前で緊張して噛んだアスカの姿を見たいから……んっ、アスカが適任だと思ったからだよ」
「最後まで言い切ってから誤魔化すのはどうかと思うよ!?」
「そこまで嫌かなぁ、生徒会長。学生のトップに立てるんだよ?」
「そこまで言うならヤマトがやればいいじゃない。ヤマトだって成績優秀だし、容姿端麗だし、品行方正だろうし…」
「やだよ、めんどくさい」
「ヤマト、そろそろ怒るよ?」
自由時間を削ってまで見ず知らずの学生のために動くのは御免被る。
そんなのはドMが適任だろう。
万が一俺が誘われたら、織田辺りに振れば大丈夫だろう。
あいつはアスカを好いているから、そこを揺さぶれば立候補するだろう。
考えれば、アスカが生徒会長になったら一緒に過ごせる時間が減るじゃないか。
それはダメだな、俺のためにもアスカを生徒会の魔の手から守らなければ…。
「ヤマト?」
「大丈夫、織田を犠牲にしてでもアスカを守るから」
「ヤマト?何を想像してそうなったの?」
さっきまで頬を膨らませて怒っていたアスカだが、俺を心配するように不安そうに顔を覗き込んできた。
俺は何も言わずに首を横に振り、アスカの顎を掴んで唇にキスをする。
「ん………っ、ヤマト、誤魔化した」
「アスカは優しいから、誤魔化されてくれるんだよ」
「もう………いいよ、誤魔化されてあげる」
今度はアスカが俺の首に腕を回して抱きつき唇にキスをする。
今の時刻は21時15分。
眠る前に少し運動しておこうかな。
「んっ…はぁ……ヤマトのおちんちん、大好き」
「それはどうも、俺もアスカのちんちん好きだよ」
アスカは俺の脚の間にしゃがみ込み肉棒に頬ずりしながら愛しそうに肉棒全体に舌を這わせる。
初めのフェラで失敗してから、アスカは一番初めに俺の肉棒を舐めて精液を求める。
気持ちいいし嬉しいしエロいから、俺は何も言わない。
ただ要望に応えるためにアスカの口内に精液を注ぎ込む。
「んっ………んくっ…はぁ…ごちそうさま」
「吐き出してもいいのに」
「ヤマトだって僕の精液を飲むじゃない、僕だってヤマトの精液を飲みたいんだよ」
まぁ…それを言われると何も言い返せないな。
俺の肉棒を丹念に舐めてから亀頭にキスをしてアスカは唇を離す。
そして四つん這いになって俺にお尻を向けて可愛らしく振って誘惑してくる。
本当に可愛いな、アスカは。
「ひゃっ!?ヤマト!そうじゃなくて!?」
俺はアスカの尻に顔を埋めてアナルにキスを、舌を腸内にねじ込んでディープキスをした。
お風呂上がりだから石鹸の香りがするけど、アスカの匂いもしている。
その匂いが俺をさらに興奮させてくれる。
「んんっ、ヤマトぉ…舌じゃ物足りないよぉ…ヤマトのおちんちんを僕のお尻に入れて…」
しばらくアナルを舐め続けているとアスカが降参して脱力し、お尻を突き上げて懇願してくる。
アスカの凶暴な肉棒も我慢できないようでカウパー液を溢れさせていた。
俺はアスカを仰向けに転がして脚を開かせカウパー液溢れる亀頭にしゃぶりつく。
「あっ!ダメっ!イくぅっ!」
亀頭にしゃぶりついて吸い付くと濃い精液がアスカの声とともに口内に出され、躊躇うことなく飲み込んでいく。
相変わらず粘っこくて喉越しが良くなく、味も苦い…でも、俺が一番好きな味でもある。
「ヤマトぉ…ほら、ここにおちんちん入れてよ…」
アスカがM字開脚をしてアナルを広げ肉棒を揺らして再度誘惑してくる。
これ以上焦らしたら後が怖いな。
「んんっ!きたぁっ!」
アスカのアナルに肉棒を押し当て焦らすことなく一気に根元まで挿入する。
異物を押し出そうとする腸内の動きに負けず、腰を動かして肉棒を奥へと挿入し亀頭のところまで抜いてまた根元まで挿入する。
アスカは激しい挿入も好きだが、ゆっくりと引き抜く刺激が特に感じるらしく、可愛らしく喘ぐ。
「あぁっ!んんっ!ヤマトぉ!もっとっ!おぉぉぉぉぉっ!」
「アスカ…中に出すからな…」
「出して…ヤマトの精液は全部僕に出して…おぉぉぉぉぉぉぉっ!」
俺もゆっくりした動きの方が腸内の締め付けがより堪能できるから好きだ。
しばらく続けていくうちに射精を堪えなくなり腸内から引き抜くことなく、アスカの体内に精液を注ぎ込む。
「あぁぁぁぁぁ…っ」
「はぁ…はぁ…ふぅ…アスカもイったみたいだな」
俺が射精したのと同じくらいにアスカも射精しており、俺の身体もアスカの精液で濡れていた。
指で拭い取って口に入れて舐めとると、アスカがその手を掴んでそのままアスカの口へと運ぶ。
俺の指をペロペロと可愛らしく舐め終えてからニコリと微笑む。
「すごく気持ちよかった…ヤマトはやっぱりかっこいいね」
「うっ…ま、まだ終わりじゃないからなっ!」
「あんっ、ヤマトのまだ固い…んんっ!」
照れ隠しに相手の唇にキスをしてから勃起したままの肉棒を引き抜かずに再度腰を動かす。
アスカも嬉しそうに俺にしがみつき、俺の舌を貪るように求めてくる。
「ヤマトぉ…大好き、大好きだよっ!」
「俺もだ!アスカ、愛しているっ!」
「僕も愛してる…あぁぁぁぁぁっ!」
この後2回ほどお互いに射精し、就寝時間を迎える。
二人とも全裸で、精液で身体を汚したままだったが、気にすることなく抱き合い眠りについた。
………シーツの汚れと匂いのことで翌朝後悔することになったが。
「ヤマトの勉強法、いいね。朝からスッキリして登校できるなんて」
「だろ?運動してから勉強すると、頭がスッキリするんだよ。あんまり早起きしすぎても逆効果だけどな」
翌朝、シーツの件は寮監の先生に事情を少し誤魔化して相談したところ、汚れたシーツは洗濯室のカゴに入れておけば清掃会社の人がそのシーツを持ち帰り、綺麗なシーツをリネン室に置いていってくれているらしい。
これで、ベッドで何回アスカと愛し合っても問題はない。
シーツをカゴに入れてから俺たちは校舎へと向かった。
今日から授業が始まる。
この高等部は一コマ70分の授業があり、8時20分からホームルーム、8時30分から9時40分、9時50分から11時、11時30分から12時40分が午前の授業。
13時50分から15時、15時10分から16時20分、16時30分から17時40分までが午後の授業となる。
ちなみに、11時10分から11時20分まで、全校生徒がグラウンドに集まってラジオ体操など、身体を動かす時間があるらしい。
ずっと座学ばかりだと、精神的にしんどいからなぁ。
精神的疲労には運動が一番って、テレビか雑誌かで見たことあるし、気分転換も兼ねてるのだろう。
…数回参加しなかったら校舎のトイレ掃除が待ってるって聞いたから、サボるにサボれないだろうな。
「そもそもサボる気ないくせに」
「言ってみただけだよ、身体を動かすのは好きだし。それにしても、視線がすごいな」
「本当だね、皆僕たちを見てるよ」
「まぁ…無理もないけど」
二人で歩いていると登校中の生徒や待ち合わせをしている生徒からの視線を浴びているのが痛感させられる。
アスカは可愛いし、俺もまぁ…悪くない外見だし、成績や部屋のこともあっていろいろ噂は流れているんだろう。
「でも、そこまで注目浴びるかなぁ?」
「これだろう、注目の的は」
不思議そうに首を傾げるアスカに、俺と握っている手を見せる。
登校初日からイチャイチャしながら歩いているんだから、そりゃあ注目されるだろう。
嫉妬や嫌悪はわかるが、尊敬の視線を感じるのは何故かわからないけどな。
あと、後ろの方から殺意がこもった視線も感じている。
誰か特定するのも面倒なことになるから放置でいいだろう。
「…ヤマトは嫌だった?」
「嫌だったら手を繋がないだろ?ほら、行こう」
「うん、同じクラスだからずっと一緒だね」
「成績順でクラスが決まるんだったっけ?」
「一年生はね。二年生から文理で分けるらしいよ」
「あぁ~…必須授業とか違ってくるからな」
「二年生もヤマトと同じクラスがいいんだけど…」
「それは…多分無理だろうな」
「だよね…将来の夢、少し変更しようかな」
「変更したらアスカのこと好きじゃなくなるからやめてくれ」
「うん、変更しません」
自習しててわかったことだが、俺は文系でアスカは理系が得意で、それぞれの夢も決まっていた。
アスカは二年生になったらクラスが別々になることにショックを受けていたが、俺より夢を選んだことに俺は嬉しく思った。
まぁ、クラスが違っても部屋が一緒なら問題はない。
三位に落ちないように勉学に励まなくては…。
俺たちは1年A組。その教室に入り黒板に6×6のマスと数字が書かれており、自分の席を示されている。
1番前の列は1~6、2番目の列は7~12、3番目は13~18と、横に並んでいるを
アスカは1番で窓際の一番前、俺は21番でど真ん中。
いいなぁ、窓際。
「席順は名前の順か…アスカはここでも一番か」
「あまり嬉しくないよ?授業でよく指名されるし」
「そうだなぁ…俺がいた中学校でも一番はよく指名されてたな」
「でしょ?…席順も成績順だったらよかったのに…ヤマトはどの辺り?」
「俺は…真ん中付近かぁ」
「あすかちゃん、おはよう!今日もよろしくね!」
アスカは椅子に座り、俺は窓にもたれかかって談笑していると織田がアスカの隣の机に荷物を置いて話しかけてきた。
こいつか…2番は…。
…あれ?確か成績五位は小野って苗字じゃなかったっけ?
「お、おはよう。織田くん」
「いやぁ、高校でもあすかちゃんの隣とは…素晴らしい運命だ」
「それは素晴らしいですね…っと!?」
こいつは俺の姿が見えてないらしい。
邪魔してやろうかなと思ったが、例の取り巻きが俺とアスカの間に入ってそれを妨害する。
「ヤマト!?」
「大丈夫。そろそろ予鈴鳴るから、俺も席に戻るよ」
「わかった、また後でね」
俺が立ち去るときに織田が憎たらしい笑顔を浮かべていたが、俺は大人だから何も言わずに席へと戻った。
…俺の目の前で不幸になればいいのに。
「よぉ、お前が例の武蔵?」
自分の席に座ると、隣の男が声をかけてきた。
例ってなんだ?例って。
「どの例かわからないけど、俺は武蔵大和だ。お前は?」
「俺は武田晴也。席順は22番や、よろしくな」
「武田晴也…上杉謙信はいないのか?」
「よく言われるわぁ、それ。上杉がおったらあの間に座ってるはずやで」
「それもそうか、いたら面白かったのにな」
「長尾景太やったら後ろにおるで」
「いたのかよ」
「どもども、紹介にあずかりました長尾景太です。よろしくー」
やけにテンションの高い二人組に絡まれた。
長尾景太に武田晴也…覚えやすくて覚えにくい名前だなぁ。
どうせなら景虎と晴信で来いよ。
「よろしく、俺のことはヤマトって呼んでいいよ。二人とも仲良いけど中等部から?」
「じゃあ、俺はセイヤって呼んでや。俺はちゃうよ?俺は受験組。景太は中等部やけどな」
「俺もケイタって呼んでよ。同じ寮の部屋なんだよ、晴也と」
「なるほど…ところで、例の武蔵って話は何なんだ?」
「ん?あぁ、魔王から天使を救い出した英雄ってやつか?」
「何だそりゃ?」
ケイタから話を聞くと、中等部の頃から織田はアスカにアピールをしていたらしい。
織田はどこかの会社の御曹司らしく取り巻きを侍らせており、アスカを他の男と関わらせないようにしていた。
アスカも特には気にしてなかったようだが、今みたいな笑顔はなかった。
中等部は一人部屋だが、高等部は二人部屋になるため、天使が魔王に襲われる心配を中等部の学生は危惧していた。
そこに外部から俺がやってきて、魔王から天使を引き離すことに成功し、入学式には笑顔溢れるアスカを見ることができたことで、そういう噂が一気に流れたらしい。
………何だそりゃ?
「おい、大和。カッターナイフ持ってどこ行くねん」
「いや、魔王討伐にでも行こうかと」
「やめとけって、あいつを倒すならカッターナイフじゃなくて妖刀マサムネで一息にやってくれ」
「気持ちはわからんでもないけど、とりあえず落ち着けや」
「まぁ、冗談は1割にしておこう」
「9割本気かい」
「成績五位の奴のことなんだけど…」
「五位?…あぁ、小野のこと?」
「…小野?小野じゃなくて?」
「うん。小野直也。俺と同じ中等部組だよ。そいつがどうした?」
「いや…何でもない…」
そうか…小野か…。
………小野かぁ………。
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