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番外編
クリスマスの奇跡(前編)
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今回はクリスマススペシャルとして!本編とは全く関係の無いクリスマスに関する話です!(主はクリぼっちだから悲しいけどね・・・)
さて、そんな事はさておき!皆さんは楽しんでクリスマスを過ごしてください!では、『転性少女~異世界に逝っちゃった~』クリスマススペシャル!どうぞ!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「何・・・これ・・・?」
「綺麗だね、ラン」
「うん・・・」
いつも以上にキラキラしている町を見たメイとランとレイはそれぞれ感想を言っていた。ランに関しては感想を言わずとも外を眺めているだけですぐ分かっるぐらい見蕩れていたようだった。
「ラン?・・・ふふ。レイ行くよ」
「もうちょっと・・・見ていたい・・・」
「目玉焼き焼いてあげるよ」
「今すぐ・・・いく!」
レイは外を見るのを辞めて目を輝かせながらメイの所に走っていった。
(レイも最近感情を読み取りやすくなったかな?ルリルに比べればまだまだかな?)
メイは扉をそっと閉めてランを一人っきりにした。
一人っきりになったとは知らず外の景色に夢中になっているランはどこか寂しそうな顔をしていた。それに気づいたメイは一人っきりにすることにした。
(ルリルと一緒に見たかったな・・・)
そう、ランはこの景色をルリルと一緒に見たかったのだ。ルリルの事を考えていると自然と涙が出てくるのを感じたランは周りを見たが誰もいなかった。誰もいない事を不思議に思ったが今は良かったようだった。そのままランはうつ伏せになり泣き出した。今までの思い出やあの時のルリルの事などを。
ランが泣き出している時メイはレイに目玉焼きを出して一息を付いていた。
「はぁ~・・・。ラン大丈夫かな?」
ランの悲しそうな顔を見て場所を移動したメイはランの事が不安に思っていた。レイは相変わらず目玉焼きを頬張っていていた。そこへリンがやってきた。
「ん?どうしたんだメイ?」
「あ、リン」
ボーとしていたメイは急に話しかけてきたリンに驚きながらも冷静に対応していた。
「いや、外が綺麗で思い出していただけなの」
「そうか。今日は星夜祭だから外が綺麗なのか」
「星夜祭?何それ?」
星夜祭を知らないメイにリンは驚いていた。1年のうちの一大イベントを知らなかったから驚くのも無理は無かった
「星夜祭とはいつも世話になっている人や仲のいい人と一緒に食卓を囲んでプレゼントを渡し合う行事なんだ。このギルドでもやるから手伝ってほしんだがいいか?」
「いいよ。誰がくるの?」
「秘密だ」
リンは悪戯ぽく笑うと台所に行こうとしたからメイはそれを追いかけた。
ランが泣いてから3時間経っていた頃ランは起きた。
「ん?私・・・寝ていたのかな?」
目を擦ってから外を見てみると外は明るかった。イルミネーションやツリーなどが昼でも綺麗だったが夜になるとそれ以上に綺麗になっていた。
外の景色に見蕩れていたランの所にノックする音が聞こえた。
「入っていいよ」
「ラン!早く!皆が待っているから!」
「え?」
ランは入ってきたメイに手を引っ張られるままに下に降りた。
「お待たせー!ランを連れてきたよ!」
ランが見た光景は豪華な食卓にコイシにムクロウなど今までお世話になってきた人達が椅子に座って待っている様子だった。
「え?これどゆこと?」
パニックになっているランを見た皆は笑っていた。メイは驚いた顔をしているランに星夜祭の事を説明した
「今日は星夜祭って言う行事らしいの!だから皆がいるの!説明はいいから早く座って食べよ!」
「え?ちょっ!えぇ?」
無理矢理に近い感じで座らせられたランはさっきまでの事を忘れていた。
ランが座ったのを確認したリンはコップを持ち立ち上がった。
「じゃ、ランも座った事だし始める前に、一つだけ言わせてくれ」
リンが話し始めたのをきっかけに全員がリンの方を向いた。
「今年も星夜祭を迎えることが出来たのは皆のおかげって思っている。新しく入ったメンバー計8名、そのうち今一人は敵に回っているが・・・」
それぞれ全員思った。ルリルとの思い出や敵に回ったルリルの事を。全部が全部大切な思い出・・・。
「だが、敵に回ったのは仕方が無い。今では私達の敵だから容赦なく倒すのみ!」
その言葉に全員は頷いた。そして、リンは一息を付いてまた話し始めた。
「しかし、今はどうこう出来るわけでもないから楽しもうではないか!星夜祭はまだ始まったばかりだからな!それじゃ全員で」
「「「「「「「「「「乾杯!」」」」」」」」」」
レイは不思議そうにしていたが全員につられて乾杯をした。
その後、皆話していたり料理を食べたりと自由にしていた。その時ふとメイは不思議に思ったことがあったからコイシに聞くことにした。
「コイシさん」
「ん?何かな?メイちゃん」
飲み物を飲んでいたコイシは飲み物を置いてメイの方に笑顔で振り返った。
「ムクロウさんと結婚しているのですよね?」
「うん、そうだよ」
「女同士の結婚は出来るのですか?この国では?私の出身国では無理なので不思議に思いまして」
メイは俯きながら話していた。その頬は少し赤くなっていた。(赤くなっていたのはこの場に酔っていたからである)
「そうだね。この国ではいいよ。って言うか男の人いないから当たり前になっているのだけどね!」
コイシはメイの頭を撫でながら笑った。メイはとても至福な感覚がした。それはコイシの固有スキルのおかげかもしれない。
「あれ?コイシさん。どうしましたか?」
メイは上を見ると辺りを見渡しているコイシがいたから聞いた。
「あ、ちょっとおトイレに・・・」
コイシは恥ずかしそうにしながら答えた。
「あ、それならこの廊下を突き当たって右です!」
メイは身振り手振りしながら道案内をした。コイシはテトテトと案内された道を辿っていった。
その頃外ではある人が星夜祭の町を歩いていた
「確か・・・こっちだったかな?それにしても寒いね~。しかも何で私があんな所に行かないと・・・。仕方が無いかな。あの人の命令だし・・・」
雪降る夜の町を一人で歩く小さな女の子。モグラの目に着いた彼女はノックをした。
「はい、どなたです?」
リンが扉を開くと驚きの人物がいた。
「やっほー!リン!私だよ!」
「リン~?誰な・・・」
全員が扉の前にくるとそこにいたのは。
「ルリル!?」
「そうだよ?ルリルだよ!」
ルリルは笑顔で扉の前にいた
さて、そんな事はさておき!皆さんは楽しんでクリスマスを過ごしてください!では、『転性少女~異世界に逝っちゃった~』クリスマススペシャル!どうぞ!
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「何・・・これ・・・?」
「綺麗だね、ラン」
「うん・・・」
いつも以上にキラキラしている町を見たメイとランとレイはそれぞれ感想を言っていた。ランに関しては感想を言わずとも外を眺めているだけですぐ分かっるぐらい見蕩れていたようだった。
「ラン?・・・ふふ。レイ行くよ」
「もうちょっと・・・見ていたい・・・」
「目玉焼き焼いてあげるよ」
「今すぐ・・・いく!」
レイは外を見るのを辞めて目を輝かせながらメイの所に走っていった。
(レイも最近感情を読み取りやすくなったかな?ルリルに比べればまだまだかな?)
メイは扉をそっと閉めてランを一人っきりにした。
一人っきりになったとは知らず外の景色に夢中になっているランはどこか寂しそうな顔をしていた。それに気づいたメイは一人っきりにすることにした。
(ルリルと一緒に見たかったな・・・)
そう、ランはこの景色をルリルと一緒に見たかったのだ。ルリルの事を考えていると自然と涙が出てくるのを感じたランは周りを見たが誰もいなかった。誰もいない事を不思議に思ったが今は良かったようだった。そのままランはうつ伏せになり泣き出した。今までの思い出やあの時のルリルの事などを。
ランが泣き出している時メイはレイに目玉焼きを出して一息を付いていた。
「はぁ~・・・。ラン大丈夫かな?」
ランの悲しそうな顔を見て場所を移動したメイはランの事が不安に思っていた。レイは相変わらず目玉焼きを頬張っていていた。そこへリンがやってきた。
「ん?どうしたんだメイ?」
「あ、リン」
ボーとしていたメイは急に話しかけてきたリンに驚きながらも冷静に対応していた。
「いや、外が綺麗で思い出していただけなの」
「そうか。今日は星夜祭だから外が綺麗なのか」
「星夜祭?何それ?」
星夜祭を知らないメイにリンは驚いていた。1年のうちの一大イベントを知らなかったから驚くのも無理は無かった
「星夜祭とはいつも世話になっている人や仲のいい人と一緒に食卓を囲んでプレゼントを渡し合う行事なんだ。このギルドでもやるから手伝ってほしんだがいいか?」
「いいよ。誰がくるの?」
「秘密だ」
リンは悪戯ぽく笑うと台所に行こうとしたからメイはそれを追いかけた。
ランが泣いてから3時間経っていた頃ランは起きた。
「ん?私・・・寝ていたのかな?」
目を擦ってから外を見てみると外は明るかった。イルミネーションやツリーなどが昼でも綺麗だったが夜になるとそれ以上に綺麗になっていた。
外の景色に見蕩れていたランの所にノックする音が聞こえた。
「入っていいよ」
「ラン!早く!皆が待っているから!」
「え?」
ランは入ってきたメイに手を引っ張られるままに下に降りた。
「お待たせー!ランを連れてきたよ!」
ランが見た光景は豪華な食卓にコイシにムクロウなど今までお世話になってきた人達が椅子に座って待っている様子だった。
「え?これどゆこと?」
パニックになっているランを見た皆は笑っていた。メイは驚いた顔をしているランに星夜祭の事を説明した
「今日は星夜祭って言う行事らしいの!だから皆がいるの!説明はいいから早く座って食べよ!」
「え?ちょっ!えぇ?」
無理矢理に近い感じで座らせられたランはさっきまでの事を忘れていた。
ランが座ったのを確認したリンはコップを持ち立ち上がった。
「じゃ、ランも座った事だし始める前に、一つだけ言わせてくれ」
リンが話し始めたのをきっかけに全員がリンの方を向いた。
「今年も星夜祭を迎えることが出来たのは皆のおかげって思っている。新しく入ったメンバー計8名、そのうち今一人は敵に回っているが・・・」
それぞれ全員思った。ルリルとの思い出や敵に回ったルリルの事を。全部が全部大切な思い出・・・。
「だが、敵に回ったのは仕方が無い。今では私達の敵だから容赦なく倒すのみ!」
その言葉に全員は頷いた。そして、リンは一息を付いてまた話し始めた。
「しかし、今はどうこう出来るわけでもないから楽しもうではないか!星夜祭はまだ始まったばかりだからな!それじゃ全員で」
「「「「「「「「「「乾杯!」」」」」」」」」」
レイは不思議そうにしていたが全員につられて乾杯をした。
その後、皆話していたり料理を食べたりと自由にしていた。その時ふとメイは不思議に思ったことがあったからコイシに聞くことにした。
「コイシさん」
「ん?何かな?メイちゃん」
飲み物を飲んでいたコイシは飲み物を置いてメイの方に笑顔で振り返った。
「ムクロウさんと結婚しているのですよね?」
「うん、そうだよ」
「女同士の結婚は出来るのですか?この国では?私の出身国では無理なので不思議に思いまして」
メイは俯きながら話していた。その頬は少し赤くなっていた。(赤くなっていたのはこの場に酔っていたからである)
「そうだね。この国ではいいよ。って言うか男の人いないから当たり前になっているのだけどね!」
コイシはメイの頭を撫でながら笑った。メイはとても至福な感覚がした。それはコイシの固有スキルのおかげかもしれない。
「あれ?コイシさん。どうしましたか?」
メイは上を見ると辺りを見渡しているコイシがいたから聞いた。
「あ、ちょっとおトイレに・・・」
コイシは恥ずかしそうにしながら答えた。
「あ、それならこの廊下を突き当たって右です!」
メイは身振り手振りしながら道案内をした。コイシはテトテトと案内された道を辿っていった。
その頃外ではある人が星夜祭の町を歩いていた
「確か・・・こっちだったかな?それにしても寒いね~。しかも何で私があんな所に行かないと・・・。仕方が無いかな。あの人の命令だし・・・」
雪降る夜の町を一人で歩く小さな女の子。モグラの目に着いた彼女はノックをした。
「はい、どなたです?」
リンが扉を開くと驚きの人物がいた。
「やっほー!リン!私だよ!」
「リン~?誰な・・・」
全員が扉の前にくるとそこにいたのは。
「ルリル!?」
「そうだよ?ルリルだよ!」
ルリルは笑顔で扉の前にいた
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