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9人組(?)

謎の女の子の名

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ルリルは痺れる手を気にしながらもメイ(?)と謎の女の子の攻撃を受け流す構えを取った
「剣技、『天地の構え』!」
※天地の構え・・・剣を構え敵の攻撃をかわす技。相手の態勢を崩すにいい技だが、相手にダメージを与えることは出来ず、しかもちょっとした隙以外与えれない技。なのでほとんど使われていない
ルリルは天地の構えで謎の女の子の剣1本を飛ばし、メイ(?)を後ろに飛ばした。追撃をする隙はあったがルリルは手が痺れて剣を落とした。弓を持ち替え用にも手に上手いこと力が入らず持てないルリルに対してメイ(?)と謎の女の子は追撃の準備をしようとしていた
(あぁ、これは死んだね)
ルリルはそんな事を思いながらも抵抗の意思を示していた。
この時メイサイドは・・・
(傷つけたくはないから峰打ちで終わらす予定だったのにこれじゃ、出来ないな~)
「どうゆう事だ」
(リンやスリン達が次攻撃したらそれに合わせて攻撃する準備しているから攻撃が出来ないのよ。流石に7人相手は無理よ)
こんな会話をしつつも次の行動の準備は終わっていた
両者とも見合っている状態が何分たったか・・・。ついに痺れを切らしたのはルリルだった。ルリルはその場で倒れ込んでしまった。
「「え?」」
謎の女の子とメイ(?)は倒れ込んだルリルを見て唖然としていた。
謎の女の子とメイ(?)は状況が掴めずにその場で呆然としていた
「ルリル!?大丈夫か!?」
リンやスリンなどルリルの元に走って駆け寄った。その時のルリル手首は紫色に変色して、足はすごく腫れて、ルリルの意識はなかった・・・。
「ルリル、大丈夫よね?」
「私が何とかするよ。回復魔法、木漏れの揺籃なのです!」
※これから魔法の後に少しセリフを付けてキャラをわかりやすくしようと思います
リン達が心配そうに見守る中、エスラは回復に集中した。
「あ、これ結構重症だね。リン達気をつけないと、たぶん死ぬよ。あの二人相手には」
エスラは手首の内出血や足首の打撲などがわかり、リン達に報告した。
その隙に謎の女の子は飛んでいった剣を取りに行って戦闘準備に入っていた。
(何で倒れたのか・・・しらないけど・・・排除するまで・・・。相手に・・・手加減は・・・ない・・・!)
謎の女の子はリン達に向かって走り出した。が・・・
「もうやめよ。あれには勝てない。私達二人でもね」
「何で・・・やめるの・・・。やらないと・・・わからない・・・じゃない・・・!」
メイ(?)は謎の女の子に休戦を提示したけど断わられた。
「なら、私を倒してから行って。私はもう戦う気ないから!」
メイ(?)の周りには魔性みたいな物が溢れていた。それはメイがあの状態で、本気を出している証拠だった。今のメイは自分の意思で話していた。サクヤとは2年後になるまで乗っ取られない約束があるのでメイは安心して本気を出せるのだった。
「・・・・・・。わかった。やめる・・・」
「本当n「でも・・・違う機会にするだけ・・・。それまで・・・一緒に行動する・・・」
メイの言葉を遮ってまで言ったのがその言葉だった。
「私には許可は出せないよ。だから今から聞きに行こ」
「わかった・・・」
メイと謎の女の子はリン達の所に歩き出した。
「こっち来るぞ。全員戦闘準備!」
リンはメイ達の存在に気づき全員に指示を出した。
「リン、もう私だよ。メイだよ」
メイはいつもの姿に戻りリン達に近づいた
「そうか。ならその隣の奴は・・・」
「一緒に冒険したいらしいよ」
リンはメイの言葉に衝撃を受けた。
(あの少女が仲間になれば戦力upには繋がるけどルリルを攻撃した者を信用していいのか・・・)
リンは悩んでいた。もし仲間になったとして!いつ攻撃されるかわからないから常に警戒するのは疲れるからだった。
「もう・・・攻撃は・・・しない・・・。心配なら・・・契約を交わしても・・・いい」
「『血の契約』か?」
「うん・・・」
※血の契約・・・契約をする相手の血で契約内容を書き、炎で燃やす。その約束を破ったら、その瞬間その場で燃える事になる。
「でも・・・殺しはしない・・・けど・・・戦いは・・・する・・・」
謎の女の子は淡々と話しながらも血の契約の準備を着々と進めていた。
「何でだ?」
場合によっては殺す予定だったリンに対して予想外の答えが返ってきた
「楽しかったから・・・。もう1度・・・戦いたい・・・から・・・」
その時の彼女は頬を少し赤くしていた。リン達は彼女の表情の変化に驚いていた。
「なら、いいだろ」
「ありが・・・とう・・・」
リンの許可に他の皆も同意した。そして、血の契約が始まった
「我はこの子を仲間と認め」
「我は・・・この子らを・・・殺さない・・・」
「我らは今!」
「ここで・・・」
「「契約を交わす」」
「契約者、リン!」
「契約者・・・・・・」
その時彼女の言葉が詰まった。慌てているのかわからないけど目が泳いでいたからたぶん慌てていたのだろう。
「そういや、名前覚えていなかったのよね?」
「うん・・・」
メイはルリルと戦っていた時に彼女から聞いていた。
「じゃ~、『レイ』でいい?」
「メイ?名前の由来は?」
エスラはどうせつまらない理由と思ったから態と聞いた
「由来?それは・・・」
「貯めている暇ないから手短にな」
「はい・・・」
メイは皆を驚かすために溜めようとしていたけどそれを察しられた。しかも、急いでいるらしいので、言うことにした
「何も覚えてないから0(レイ)から始める。だから『レイ』なの!」
※0の事をレイと呼ぶところ少ないかな?零と同じことだから気にしないでね!
「契約者・・・レイ・・・!」
メイが名前の由来を言い終えた直後謎の女の・・・レイはさっきの続きをした。その言葉と同時に首元に契約の印が付いた。
「これから・・・よろしく・・・お願い・・・します」
「こちらこそ、よろしくね!レイ」
この後は依頼も終わったリン達は帰る準備をしていた時にメイはふとレイに聞いた
「ねぇねぇレイ?」
「何・・・?」
「レイの使命って何なの?」
メイがその言葉発したと同時に全員が集まった。そして、レイはそんな事を気にせず言った
「誰かを・・・どこかに・・・連れていく・・・。それしか・・・思い・・・出せない・・・」
「そうなのね。私達も手伝うよ!だから、どんな些細なことでもいいから私たちに言ってね!」
メイの言葉に全員が頷いた。そして、帰る準備も終わったので誰がルリルを抱えて帰るかの話をしているとレイが・・・
「私が・・・運ぶ・・・」
と、言い出したのだった。レイはルリルを運ぶ為にルリルを探していたがルリルの姿が見当たらなかった。
「あの子・・・どこに・・・いるの?」
「ん?ルリルならそこにいないか?」
「いない・・・」
その言葉に全員が固まった。そして、全員同じ反応をとった
「「「「「「「えぇーーーーー!?」」」」」」」
全員の叫び声ははじまりの森に響き渡った。



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