12 / 16
第十一幕 日暮貴文side
しおりを挟む
「け、し、か、らーーーん!!!」
次の日。
収録後の事態の概要を知った社長は、緊急避妊薬と抗フェロモン剤を渡してくれた。
今後、同じ手は食らわないってことで。
αの本能を強制的に呼び覚ますΩのフェロモン。
3人を部屋に置いてβのスタッフと状況を確認したが、どうやら収録中に発情期が来たΩが楽屋に侵入したと結論づけられた。
そんなもん意図的にされたに決まってるだろ。
昨日の共演者にΩはいない。だが、同じ事務所にΩがいる奴はいた。関係あるだろうな。
ーーー
ーー
防犯カメラもチェックさせてもらった。
キャップにマスク姿で顔は映ってなかったが背格好は判明した。そのことをすぐマネージャーに報告して特定してくれることに。
俺がその他諸々の片付けを行なって、マネージャーと3人が待つ部屋へ向かい鍵を開けると、爛れた空気と馴染みのある匂い。
汗ばんだ3人。
ぐったりした潤太、やっちまったという顔の綾人、熱が収まらないのかギラついた瞳で潤太の首元を狙っている遊星。
意識が飛んでいる潤太の服は乱れており、色んな体液でベタベタ。パンツも履いてない。
衣装は買取だな、なんて思いながら綾人に視線を向けて、お前がいながら暴走するなんてと侮蔑の目を向けてやる。
反抗しようとしたのか、綾人は口を開きかけて止めた。項垂れ舌打ちをするとマネージャーを押し除け部屋から出て行く。
「遊星。」
潤太から離れようとしない遊星に声をかけると、敵視されたようだ。潤太を抱きしめ俺から遠ざけようと部屋の奥へと距離を取る。
「ハァ…こんなことしてる場合じゃないだろ?」
「フーッ!フーッ!」
瞳孔が開いて完全に興奮状態。
腕の中でぐったりしている潤太を、誰にも渡さないとばかりに牙を剥く。
ーー
ーーー
ほんと猛獣だった。
遊星の荷物から注射型の抑制剤を取り出し、遊星の首筋目掛けて振り下ろす。
普段から持ち歩いてる緊急セット、使い所があってよかったな。
大人しくなった遊星から潤太を引き剥がしマネージャーへ渡す。肩を支えてもらい、そのまま地下駐車場まで連れて行くように頼み、部屋の外で頭を冷やしていた綾人にも付き添いを指示する。
遊星には拳骨を1つ落として、テレビ局の関係者に軽く挨拶をして事務所へ。
不在だった社長への報告は電話のみでその場は解散。
そして今日、俺とマネージャーだけ社長室への呼び出しだ。
「田村にはこのまま部屋に侵入した子を特定してもらう。頼んだぞ。」
「承知しました。喧嘩は買わせてもらいますよ。」
「相手が大手でも構わん。狙いを聞き出すんだぞ。」
「お任せを!」
意気揚々とマネージャーは出ていき、残った俺は社長と目が合う。
座り直して机の上で手を組み、深いため息を吐く社長が呟く。
「お前たちに何事もなくてよかった……」
そこまで心配させていたのかと思う反面、そこまで心配するか?と退屈で欠伸が出そうだ。
まあ、そう思っているのは顔に出さないが、適当に相槌を打って俺も部屋を出る。
今日は企画部へ行って、今度の新曲のMVについての会議に参加。そのあとラジオ放送にゲスト出演。ドラマについての番宣だから、Operaとしての売り込みは不要だな。
予定から昼食の時間や移動時間を組みながら事務所の廊下を歩いていると、休憩室に運動着姿の潤太を見つける。
暖房の効いた休憩室で、頬を真っ赤に染めている潤太は、1人でタブレットを見ながら飲み物を飲んでいる。
話しかけるでもなく、目に付いたからというだけで俺はその場から動けず、潤太を観察していた。
一体何をそんなに熱心に見ているのか、指がたまに動いているから調べ物か?
レッスン用に支給されてるやつじゃないか?
いくら暖房が効いているからって膝小僧を出してるんじゃない。上着も薄そうだし、風邪ひいたら笑うぞ。
「おい、邪魔。」
「綾人。お疲れ様、レッスンしてたのか?」
不意に背後から声が飛んできた。
相手は運動着姿の綾人。手にはコンビニの袋を下げており、昼食と思われるサラダチキンが見える。
「社長、なんだって?会ってきたんだろ?」
袋の中をガサガサと物色し、見つけた栄養バーを一本俺に差し出しながらそう尋ねてくる。
有り難く受け取り、壁際に移動して軽く話をする。
「犯人見つけるって躍起になってるよ。」
「ま、そらそうか。カメラ見たんだろ?知ってる奴だったか?」
「いや、顔は映ってなかった。」
「へー、カメラの位置でも知っとったんかね?」
「おい、方言出てるぞ。」
気を抜いていたのか綾人が地元のイントネーションで話す。別に悪いことじゃないが、本人が気にしているから気づいたら教えてやることにしている。
別に綾人らしくていいと思うんだかな。
「っと、さんきゅ。」
はにかむ綾人に込み上げてくる感情を抑えて、そろそろ時間だからと離れる。
少しの間見送ってくれた綾人は、そのまま休憩室の中へ。潤太の元は向かったのだろう。
リーダーとして、メンバー全員を大事に想っている。やんちゃな遊星も、お馬鹿な潤太も、努力家でクールさを売っているけど実は大の甘党の綾人も。
Operaができた当初は、グループなんてくそ喰らえって思ってた。
でもαだけと言うだけあって理解の遅いβと違って、飲み込みも早いし意思疎通も楽。この世界を思い出にするんじゃなくて人生賭けているってとこも同じで気に入った。
αだから大した努力もしてないんだろと陰口を叩かれても、顔で選ばれた役だと言われても、枕をしないかと言われても、俺が何食わぬ顔してやってこれたのは綾人がそれを知ってくれてるから。
俺のことを認めてくれて、俺が唯一認めている綾人。
そんな綾人が、嫌いだった潤太に興味を持ち、今では好意を持っている。
だから俺も潤太に興味を持った。
歌のレッスンだと言ってスタジオに連れ、外で食べようと昼食を誘う。
以前潤太がファンの子にバレて大騒動になった、俺の知り合いの店。
迷惑をかけて出禁一歩手前。
店長から疎まれているのを感じ取ったのか、潤太が行かなくなったとこ。
やっぱり何も覚えてない。
記憶喪失ってのは便利なもんだな。
都合の悪いところが無かったことになる。
まあそれはどうでもいい。
次は収録中のこと。
遊星の我儘を躊躇いながら受け入れていたこと。
いつもなら上手く躱して話を別に持っていくのに、戸惑いながらも受け入れていた。
今回はほとんど初対面だったから乗り切れたが、知ってる人との共演だったら違和感があっただろうな。
いつになったら戻るのだろうかと思う反面、このまま戻らなくてもいいのではと思ってしまう。
上手く言えないけど、今の潤太は……永遠に完成しないかもしれなかったパズルの、失くしかけていたピースって感じで。もしあの事故が最悪の結末を迎えていたらOperaは解散していただろう。
そうならなくてよかった。
潤太が助かった代償が、たかが記憶喪失ならまた教えてやればいい。
大丈夫。覚えるの早いし。
引っかかると言えば、事故の前に言ってた"話したいこと"の内容だけど……
「あのとき何かあったのか?」
頭を抱えるが何も浮かばず、いつか思い出すだろうと今は置いておくことにした。
この判断が吉と出るか凶と出るかは、潤太に委ねるよ。
___________
ツブヤキッター
検索 #ピアス兄弟
@___
やばばばばば
公式が最大手
#Opera #ピアス兄弟
@___
ヒェ #ピアス兄弟 は我々に供給を与えすぎでは?
お膝に抱っことか、地上波で流していいやつか?
@___
遊星さんよぉ……よくやった
#ピアス兄弟
@___
まてまてまて、貴文と綾人はなぜ傍観してる!
OKなのか?暗黙の了解なの?ついにグループ内恋愛が解禁に?!
#ピアス兄弟
→グループ内恋愛とか妄想やめてください。
→不快なら無視すればいいじゃないですか
→はぁ?そっちこそキモい妄想やめろよ。
→今時同性同士の恋愛なんて普通ですよ
→そうだとしてもOperaでわざわざ妄想すんな
@___
MCが忘れてしまうほどに#ピアス兄弟 の絡みは自然だったということか……
@___
みなさんお気づきだろうか……膝の上に座るという衝撃シーンで吹っ飛んだ方も多いだろう。
モニタリングの中で#ピアス兄弟 が……
_人人人人人人人人人人_
> 連れションしてる <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
【該当シーンの再生はこちら】
→それな
→連れションも衝撃だったけど、待機中のイチャコラは幻覚?これって打ち合わせなしだよね?
→心の目で見るのです…そうです現実です。
→てえてえ……ドッキリもっとしてくれ……
→しょうがないなって何!何がしょうがないの潤ちゃん!おばちゃんに言ってごらん!!
@___
#ピアス兄弟 協会が建ちました。神父は私、付き添い人も私、招待客も私です
→服なら任せろ。和装洋装どっちにする?
→BGMは任せろ。パイプオルガン鳴らしてやんよ。
→フラワーシャワーのために薔薇むしってます。
次の日。
収録後の事態の概要を知った社長は、緊急避妊薬と抗フェロモン剤を渡してくれた。
今後、同じ手は食らわないってことで。
αの本能を強制的に呼び覚ますΩのフェロモン。
3人を部屋に置いてβのスタッフと状況を確認したが、どうやら収録中に発情期が来たΩが楽屋に侵入したと結論づけられた。
そんなもん意図的にされたに決まってるだろ。
昨日の共演者にΩはいない。だが、同じ事務所にΩがいる奴はいた。関係あるだろうな。
ーーー
ーー
防犯カメラもチェックさせてもらった。
キャップにマスク姿で顔は映ってなかったが背格好は判明した。そのことをすぐマネージャーに報告して特定してくれることに。
俺がその他諸々の片付けを行なって、マネージャーと3人が待つ部屋へ向かい鍵を開けると、爛れた空気と馴染みのある匂い。
汗ばんだ3人。
ぐったりした潤太、やっちまったという顔の綾人、熱が収まらないのかギラついた瞳で潤太の首元を狙っている遊星。
意識が飛んでいる潤太の服は乱れており、色んな体液でベタベタ。パンツも履いてない。
衣装は買取だな、なんて思いながら綾人に視線を向けて、お前がいながら暴走するなんてと侮蔑の目を向けてやる。
反抗しようとしたのか、綾人は口を開きかけて止めた。項垂れ舌打ちをするとマネージャーを押し除け部屋から出て行く。
「遊星。」
潤太から離れようとしない遊星に声をかけると、敵視されたようだ。潤太を抱きしめ俺から遠ざけようと部屋の奥へと距離を取る。
「ハァ…こんなことしてる場合じゃないだろ?」
「フーッ!フーッ!」
瞳孔が開いて完全に興奮状態。
腕の中でぐったりしている潤太を、誰にも渡さないとばかりに牙を剥く。
ーー
ーーー
ほんと猛獣だった。
遊星の荷物から注射型の抑制剤を取り出し、遊星の首筋目掛けて振り下ろす。
普段から持ち歩いてる緊急セット、使い所があってよかったな。
大人しくなった遊星から潤太を引き剥がしマネージャーへ渡す。肩を支えてもらい、そのまま地下駐車場まで連れて行くように頼み、部屋の外で頭を冷やしていた綾人にも付き添いを指示する。
遊星には拳骨を1つ落として、テレビ局の関係者に軽く挨拶をして事務所へ。
不在だった社長への報告は電話のみでその場は解散。
そして今日、俺とマネージャーだけ社長室への呼び出しだ。
「田村にはこのまま部屋に侵入した子を特定してもらう。頼んだぞ。」
「承知しました。喧嘩は買わせてもらいますよ。」
「相手が大手でも構わん。狙いを聞き出すんだぞ。」
「お任せを!」
意気揚々とマネージャーは出ていき、残った俺は社長と目が合う。
座り直して机の上で手を組み、深いため息を吐く社長が呟く。
「お前たちに何事もなくてよかった……」
そこまで心配させていたのかと思う反面、そこまで心配するか?と退屈で欠伸が出そうだ。
まあ、そう思っているのは顔に出さないが、適当に相槌を打って俺も部屋を出る。
今日は企画部へ行って、今度の新曲のMVについての会議に参加。そのあとラジオ放送にゲスト出演。ドラマについての番宣だから、Operaとしての売り込みは不要だな。
予定から昼食の時間や移動時間を組みながら事務所の廊下を歩いていると、休憩室に運動着姿の潤太を見つける。
暖房の効いた休憩室で、頬を真っ赤に染めている潤太は、1人でタブレットを見ながら飲み物を飲んでいる。
話しかけるでもなく、目に付いたからというだけで俺はその場から動けず、潤太を観察していた。
一体何をそんなに熱心に見ているのか、指がたまに動いているから調べ物か?
レッスン用に支給されてるやつじゃないか?
いくら暖房が効いているからって膝小僧を出してるんじゃない。上着も薄そうだし、風邪ひいたら笑うぞ。
「おい、邪魔。」
「綾人。お疲れ様、レッスンしてたのか?」
不意に背後から声が飛んできた。
相手は運動着姿の綾人。手にはコンビニの袋を下げており、昼食と思われるサラダチキンが見える。
「社長、なんだって?会ってきたんだろ?」
袋の中をガサガサと物色し、見つけた栄養バーを一本俺に差し出しながらそう尋ねてくる。
有り難く受け取り、壁際に移動して軽く話をする。
「犯人見つけるって躍起になってるよ。」
「ま、そらそうか。カメラ見たんだろ?知ってる奴だったか?」
「いや、顔は映ってなかった。」
「へー、カメラの位置でも知っとったんかね?」
「おい、方言出てるぞ。」
気を抜いていたのか綾人が地元のイントネーションで話す。別に悪いことじゃないが、本人が気にしているから気づいたら教えてやることにしている。
別に綾人らしくていいと思うんだかな。
「っと、さんきゅ。」
はにかむ綾人に込み上げてくる感情を抑えて、そろそろ時間だからと離れる。
少しの間見送ってくれた綾人は、そのまま休憩室の中へ。潤太の元は向かったのだろう。
リーダーとして、メンバー全員を大事に想っている。やんちゃな遊星も、お馬鹿な潤太も、努力家でクールさを売っているけど実は大の甘党の綾人も。
Operaができた当初は、グループなんてくそ喰らえって思ってた。
でもαだけと言うだけあって理解の遅いβと違って、飲み込みも早いし意思疎通も楽。この世界を思い出にするんじゃなくて人生賭けているってとこも同じで気に入った。
αだから大した努力もしてないんだろと陰口を叩かれても、顔で選ばれた役だと言われても、枕をしないかと言われても、俺が何食わぬ顔してやってこれたのは綾人がそれを知ってくれてるから。
俺のことを認めてくれて、俺が唯一認めている綾人。
そんな綾人が、嫌いだった潤太に興味を持ち、今では好意を持っている。
だから俺も潤太に興味を持った。
歌のレッスンだと言ってスタジオに連れ、外で食べようと昼食を誘う。
以前潤太がファンの子にバレて大騒動になった、俺の知り合いの店。
迷惑をかけて出禁一歩手前。
店長から疎まれているのを感じ取ったのか、潤太が行かなくなったとこ。
やっぱり何も覚えてない。
記憶喪失ってのは便利なもんだな。
都合の悪いところが無かったことになる。
まあそれはどうでもいい。
次は収録中のこと。
遊星の我儘を躊躇いながら受け入れていたこと。
いつもなら上手く躱して話を別に持っていくのに、戸惑いながらも受け入れていた。
今回はほとんど初対面だったから乗り切れたが、知ってる人との共演だったら違和感があっただろうな。
いつになったら戻るのだろうかと思う反面、このまま戻らなくてもいいのではと思ってしまう。
上手く言えないけど、今の潤太は……永遠に完成しないかもしれなかったパズルの、失くしかけていたピースって感じで。もしあの事故が最悪の結末を迎えていたらOperaは解散していただろう。
そうならなくてよかった。
潤太が助かった代償が、たかが記憶喪失ならまた教えてやればいい。
大丈夫。覚えるの早いし。
引っかかると言えば、事故の前に言ってた"話したいこと"の内容だけど……
「あのとき何かあったのか?」
頭を抱えるが何も浮かばず、いつか思い出すだろうと今は置いておくことにした。
この判断が吉と出るか凶と出るかは、潤太に委ねるよ。
___________
ツブヤキッター
検索 #ピアス兄弟
@___
やばばばばば
公式が最大手
#Opera #ピアス兄弟
@___
ヒェ #ピアス兄弟 は我々に供給を与えすぎでは?
お膝に抱っことか、地上波で流していいやつか?
@___
遊星さんよぉ……よくやった
#ピアス兄弟
@___
まてまてまて、貴文と綾人はなぜ傍観してる!
OKなのか?暗黙の了解なの?ついにグループ内恋愛が解禁に?!
#ピアス兄弟
→グループ内恋愛とか妄想やめてください。
→不快なら無視すればいいじゃないですか
→はぁ?そっちこそキモい妄想やめろよ。
→今時同性同士の恋愛なんて普通ですよ
→そうだとしてもOperaでわざわざ妄想すんな
@___
MCが忘れてしまうほどに#ピアス兄弟 の絡みは自然だったということか……
@___
みなさんお気づきだろうか……膝の上に座るという衝撃シーンで吹っ飛んだ方も多いだろう。
モニタリングの中で#ピアス兄弟 が……
_人人人人人人人人人人_
> 連れションしてる <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
【該当シーンの再生はこちら】
→それな
→連れションも衝撃だったけど、待機中のイチャコラは幻覚?これって打ち合わせなしだよね?
→心の目で見るのです…そうです現実です。
→てえてえ……ドッキリもっとしてくれ……
→しょうがないなって何!何がしょうがないの潤ちゃん!おばちゃんに言ってごらん!!
@___
#ピアス兄弟 協会が建ちました。神父は私、付き添い人も私、招待客も私です
→服なら任せろ。和装洋装どっちにする?
→BGMは任せろ。パイプオルガン鳴らしてやんよ。
→フラワーシャワーのために薔薇むしってます。
20
お気に入りに追加
198
あなたにおすすめの小説
蔑まれ王子と愛され王子
あぎ
BL
蔑まれ王子と愛され王子
蔑まれ王子
顔が醜いからと城の別邸に幽閉されている。
基本的なことは1人でできる。
父と母にここ何年もあっていない
愛され王子
顔が美しく、次の国大使。
全属性を使える。光魔法も抜かりなく使える
兄として弟のために頑張らないと!と頑張っていたが弟がいなくなっていて病んだ
父と母はこの世界でいちばん大嫌い
※pixiv掲載小説※
自身の掲載小説のため、オリジナルです
BL学園の姫になってしまいました!
内田ぴえろ
BL
人里離れた場所にある全寮制の男子校、私立百華咲学園。
その学園で、姫として生徒から持て囃されているのは、高等部の2年生である白川 雪月(しらかわ ゆづき)。
彼は、前世の記憶を持つ転生者で、前世ではオタクで腐女子だった。
何の因果か、男に生まれ変わって男子校に入学してしまい、同じ転生者&前世の魂の双子であり、今世では黒騎士と呼ばれている、黒瀬 凪(くろせ なぎ)と共に学園生活を送ることに。
歓喜に震えながらも姫としての体裁を守るために腐っていることを隠しつつ、今世で出来たリアルの推しに貢ぐことをやめない、波乱万丈なオタ活BL学園ライフが今始まる!
とある金持ち学園に通う脇役の日常~フラグより飯をくれ~
無月陸兎
BL
山奥にある全寮制男子校、桜白峰学園。食べ物目当てで入学した主人公は、学園の権力者『REGAL4』の一人、一条貴春の不興を買い、学園中からハブられることに。美味しい食事さえ楽しめれば問題ないと気にせず過ごしてたが、転入生の扇谷時雨がやってきたことで、彼の日常は波乱に満ちたものとなる──。
自分の親友となった時雨が学園の人気者たちに迫られるのを横目で見つつ、主人公は巻き込まれて恋人のフリをしたり、ゆるく立ちそうな恋愛フラグを避けようと奮闘する物語です。
変なαとΩに両脇を包囲されたβが、色々奪われながら頑張る話
ベポ田
BL
ヒトの性別が、雄と雌、さらにα、β、Ωの三種類のバース性に分類される世界。総人口の僅か5%しか存在しないαとΩは、フェロモンの分泌器官・受容体の発達度合いで、さらにI型、II型、Ⅲ型に分類される。
βである主人公・九条博人の通う私立帝高校高校は、αやΩ、さらにI型、II型が多く所属する伝統ある名門校だった。
そんな魔境のなかで、変なI型αとII型Ωに理不尽に執着されては、色々な物を奪われ、手に入れながら頑張る不憫なβの話。
イベントにて頒布予定の合同誌サンプルです。
3部構成のうち、1部まで公開予定です。
イラストは、漫画・イラスト担当のいぽいぽさんが描いたものです。
最新はTwitterに掲載しています。
クラスのボッチくんな僕が風邪をひいたら急激なモテ期が到来した件について。
とうふ
BL
題名そのままです。
クラスでボッチ陰キャな僕が風邪をひいた。友達もいないから、誰も心配してくれない。静かな部屋で落ち込んでいたが...モテ期の到来!?いつも無視してたクラスの人が、先生が、先輩が、部屋に押しかけてきた!あの、僕風邪なんですけど。
周りが幼馴染をヤンデレという(どこが?)
ヨミ
BL
幼馴染 隙杉 天利 (すきすぎ あまり)はヤンデレだが主人公 花畑 水華(はなばた すいか)は全く気づかない所か溺愛されていることにも気付かずに
ただ友達だとしか思われていないと思い込んで悩んでいる超天然鈍感男子
天利に恋愛として好きになって欲しいと頑張るが全然効いていないと思っている。
可愛い(綺麗?)系男子でモテるが天利が男女問わず牽制してるためモテない所か自分が普通以下の顔だと思っている
天利は時折アピールする水華に対して好きすぎて理性の糸が切れそうになるが、なんとか保ち普段から好きすぎで悶え苦しんでいる。
水華はアピールしてるつもりでも普段の天然の部分でそれ以上のことをしているので何しても天然故の行動だと思われてる。
イケメンで物凄くモテるが水華に初めては全て捧げると内心勝手に誓っているが水華としかやりたいと思わないので、どんなに迫られようと見向きもしない、少し女嫌いで女子や興味、どうでもいい人物に対してはすごく冷たい、水華命の水華LOVEで水華のお願いなら何でも叶えようとする
好きになって貰えるよう努力すると同時に好き好きアピールしているが気づかれず何年も続けている内に気づくとヤンデレとかしていた
自分でもヤンデレだと気づいているが治すつもりは微塵も無い
そんな2人の両片思い、もう付き合ってんじゃないのと思うような、じれ焦れイチャラブな恋物語
真面目系委員長の同室は王道転校生⁉~王道受けの横で適度に巻き込まれて行きます~
シキ
BL
全寮制学園モノBL。
倉科誠は真面目で平凡な目立たない学級委員長だった。そう、だった。季節外れの王道転入生が来るまでは……。
倉科の通う私立藤咲学園は山奥に位置する全寮制男子高校だ。外界と隔絶されたそこでは美形生徒が信奉され、親衛隊が作られ、生徒会には俺様会長やクール系副会長が在籍する王道学園と呼ぶに相応しいであろう場所。そんな学園に一人の転入生がやってくる。破天荒な美少年の彼を中心に巻き起こる騒動に同室・同クラスな委員長も巻き込まれていき……?
真面目で平凡()な学級委員長が王道転入生くんに巻き込まれ何だかんだ総受けする青春系ラブストーリー。
一部固定CP(副会長×王道転入生)もいつつ、基本は主人公総受けです。
こちらは個人サイトで数年前に連載していて、途中だったお話です。
今度こそ完走させてあげたいと思いたってこちらで加筆修正して再連載させていただいています。
当時の企画で書いた番外編なども掲載させていただきますが、生暖かく見守ってください。
どこかがふつうと違うベータだった僕の話
mie
BL
ふつうのベータと思ってのは自分だけで、そうではなかったらしい。ベータだけど、溺愛される話
作品自体は完結しています。
番外編を思い付いたら書くスタイルなので、不定期更新になります。
ここから先に妊娠表現が出てくるので、タグ付けを追加しました。苦手な方はご注意下さい。
初のBLでオメガバースを書きます。温かい目で読んで下さい
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる