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第十幕

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「Operaの皆さん、申し訳ありません!もう30分待ちになります!」

テレビ局の控え室。
私服っぽい衣装とメイクもばっちりな俺ら。
白いテーブルを挟んで4人がソファに座っていると、ノックの音がした。

日暮が「はい」と返事をしてドアを開けると、いかにも研修中なスタッフが、慌てながら早口でそう告げてきた。

すでに45分ほど待機している状態で、更に30分か……

「わかりました。カフェスペースに行くのはいいですか?」
「あ、えっと、その…すみません!楽屋での待機をお願いします!」

すみませんと謝り続けるスタッフに、日暮は気にしないでくださいと優しく声をかける。

絶対、心の中でうざいって思ってるんだろうな。
この前体験した俺が言うんだから間違いない。

耳につけているイヤホンに指示が飛んできたのか、慌ただしく失礼しますと走り去っていくスタッフ。
静かになった楽屋で、日暮の溜息が響く。

思わず肩を震わせたが、同じソファで隣に座っている遊星が「寒い?」と抱きしめてきた。
寒さで震えた訳ないのは遊星だってわかってるはず。暖房点いてるし、乾燥しないよう加湿器だって置いてくれてる。

でもまあ、人肌ってちょうどいい感じに温いからと深く考えるのを止めて、振り解かずそのまま受け入れいじっていたスマホに視線を戻す。

動物の面白いや可愛いだけのショート動画を観てるんだが、これがまあ最高に癒される。

「30分か……コーヒーでも淹れるか?」
「俺にもくれ。」
「潤太の分は俺が冷ましてあげるね。」
「ん。ありがと。」

立ち上がった綾人が、机の上にある湯沸かし器の中身を確認しながら、人数分の紙コップを用意してくれる。

コップに設置してお湯を注ぐタイプのインスタントコーヒーを、手際良く並べて沸くのを待っている間、綾人はスマホを弄り始める。

日暮も黙ったまま目を瞑って座ってるし、いつの間にか俺を足の間に座らせて、背もたれの役割になっている遊星は、俺を見るのに忙しそう。

暇だなぁ……

今日のバラエティ番組は大御所お笑い芸人がMCを務めるもの。確か内容はゲスト数人でお題について話していく感じのやつ。

事前に簡単なアンケートをして、お題を教えてもらって話せる内容か確認もした。

俺は記憶喪失だと外部にバレないように、遊星同伴で答えてたから、全部任せた。
下手に話すよりいいだろう。

「なぁ遊星これ見て。」
「なぁに?」
「猫の後ろにきゅうり置いてるやつ。可愛いだろ!」
「うん可愛いね。潤太。」
「だろ!」

完全に遊星を背もたれ扱いする俺。
流石に馴れ馴れしいかな?と悩んでた時もあったが、遊星の笑顔を見たらこれでいいんだと思ってしまう。

初対面の時のちらっと見えた絶望顔が忘れられないからかな。イケメンの真顔って迫力あって怖いんだよ。

スマホ画面を見せながら、遊星の反応を見ようと下から覗き込むと、後光が差しているほどのアイドルスマイルを向けられる。

猫可愛いって言ったし、遊星は猫派かな?
なんてスマホに夢中になっていたら、いつの間にか湯気の立っているコーヒーがそれぞれの前に置かれている。

「ありがとう綾人。」
「おー。潤太、あちぃから冷ましてから飲めよ。」

綾人からコーヒーを受け取りそのまま口にする日暮と、その隣に座り直す綾人。

「冷ましたげるね。」

俺と遊星の前に置かれている2つのコップ。そのうち1つを遊星が取り、ふーふーと息を吹きかける。
宣言通り、俺の分を冷ましてくれているんだろう。ありがたい。

そんなこんなで過ごしていたらあっという間に25分が経過。あと5分と思っていたとき、またもノック音がした。

「はい。」

またまた日暮が返事をしてドアを開けると、さっきと同じスタッフが下を向いたまま「大変申し上げにくいのですが……」と重々しそうに口を動かす。

「もう30分お時間頂いてもよろしいでしょうか?」

トータル1時間45分の待機……か。

今日のスケジュールってどうなってんだろ。

「一度ディレクターさんから説明を頂いてもよろしいでしょうか?何かトラブルが?」

落ち着いた口調が逆に怖い。
日暮がスタッフにそう訊ねると、スタッフは途端におどおどして「その、ちょっと……」と濁す。

「説明ができる方を呼んでください。1時間も待機しているのですが、一体何が?」
「申し訳ありません……私の方からは何とも……」
「だから……」

日暮とスタッフの会話に、確かに説明くらいは欲しいよなと心の中で同意する。
ドアを開けたままだから、他のスタッフが慌ただしく歩いている姿も見える。

本当に何か問題が起きたんだろうな。
その対処をしないと番組が始められないってことか。

収録のためにテレビ局へ足を踏み入れた時は、緊張で心臓バクバクしてたけど、待機が長いから落ち着くことができたし結果オーライ?

「遊星、俺ちょっとトイレ行ってくる。」
「ついてく。」
「やだよ、すぐそこじゃん。」
「それでもついてく。」
「もーしょうがないな。」

 ̄ ̄__

「吉良くんは癒しやな~、待たされまくったのに全然怒らない。キレたことないの?」

「いや、俺だってやなことあったら怒りますよ!」

所変わってスタジオへ。
何ということでしょう。
楽屋待機の映像が流れているではないですか。

そう……つまりあれはモニタリングだったらしい。
【理由も告げず、楽屋待機を延長したら待ってくれる?】という内容。

「いや~Operaのみんなは忍耐強いな。これが普段ってことやろ?吉良くんと鮫島くん近いな!」

ソファで引っ付いたまま座っている映像をデカデカと映し出されて、西のイントネーションで話すMCがツッコむ。

「やっぱりそうですか?/普通ですよ。」

ん?

「なんてなんて?同じタイミングで話すなや。」

変わった笑い方をしながらMCが聞き返してくる。あんなドンピシャで重なるとは思わず、びっくりした俺は出遅れ、遊星が答える。

「あのくらい普通ですよ。今だって、くっついてないのが落ち着かないんです。許可くれるなら今日の収録、潤太膝の上に乗せてもいいですか?」

個人個人、少し距離を取ってカウンターチェアに座っている状態。2段に分かれたゲスト席の上段に日暮と綾人、その下に俺と遊星がいるんだが……

左から腕を広げ太ももをアピールしてくるのが視界の隅にチラつく。

「ええがな~。かまへん俺が許す!」

面白そうだと思ったのか、軽いノリみたいな承諾を得てしまう。

え?遊星の膝に座るの?バラエティのノリってこんななのか?もしかして拒否したらノリ悪いって変な空気流れちゃう?何すれば正解なんだ?

置いてけぼりの中、目を細めて「おいで」という遊星に吸い込まれて、ぽすっと膝の上に収まる。

「捕まえた☆」
「よし、じゃあ暫くそのままでいこか。吉良くん、嫌やったらすぐ言うてや!」
「は、はい。」

他にも数人のゲストがいる中で、誰も止めることもなくツッコミすらない。

俺がおかしいのか?これが普通?

混乱している俺を置いて収録は続く。
次は別のゲストに行ったモニタリングの映像が流れ始めた。
その間俺は遊星の膝の上だし、腹の周りはしっかりと遊星の腕が巻きついている。

座ってすぐは、重いはずなのに大丈夫なのか?なんて申し訳なさでいっぱいだったが、途中からは寧ろ遊星の方が「もっと体重預けていいよ」と言わんばかりに、巻きついている腕に力が入り密着させてきた。

抵抗するのも今更だと放っていたら収録も終了間近。

「いや、吉良くん!そういや鮫島くんの上座ったまんまやんか!」

途中から違和感なさすぎて忘れていたというMCに周りの人も「そういえば」「本当だ」と同意する。

「言ってくれてよかったのよ?おじさん忘れててごめんなぁ?」
「いえ、俺も途中から諦めてたので。見てくださいよこれ。降りたくても遊星がガッチリ締め付けてて安全ベルト状態です。」

腹回りを見やすいように掌で示すと、カメラのフォーカスが合う。
スタジオ内にある確認用ディスプレイには俺の腹囲に巻きついている遊星の腕がしっかりと映っている。

「安全ベルトより安全やね。これで椅子から落ちないわ、なんつって。ちゃうちゃうちゃう!!えぇ~なにそれ全然気づかんかった。」

1人でボケとツッコミをしたMCは、口元に手を当てて少女漫画でするような「はわわ」と音が聞こえてきそうなポーズをする。

「こら遊星、いい加減にしろ。」
「さっさと離してやれ。」

ようやく遊星を諫めてくれたメンバー2人に、心の中では最初から止めろよとも思ったが、やっぱりテレビ的には一旦ノッた方が良かったんだろうな。

「イケメン2人が仲良くしてるの、めっちゃ癒される~。おばちゃんファンクラブ入ろうかな?」
「仲良いわね~レギュラーにならないの?それか毎週ゲストで来る?」
「いやそれレギュラーやん!」

上段に座っているゲストの女優さんたちが俺たちを見てにこにこ話しているのを聞いて、日暮がありがとうございますと返事をしていた。

「ほんならもう、今日はここまでやな。来週もお楽しみ!ゲストのみなさんありがとうございました!ではでは!」

ビーーーーーッというブザー音が聞こえて、「収録以上となります!!お疲れ様でしたー!!」と誰かの声が聞こえてくる。

ぞろぞろと椅子から立ち上がり、スタジオのセットから降りるゲストやレギュラーの面々。
俺もようやく遊星が離してくれたため、椅子から降りる。

密着していた背中と腹囲の体温が一気に下がる。
気づかれないように少し服を引っ張り、ぺしょりとくっついていた肌から引き剥がす。

ぞろぞろと一斉にドアへ向かう共演者に、お疲れ様ですと挨拶を交わして楽屋へと戻る。

「じゅーんた!」
「おいこら遊星、潤太にひっつきすぎだろ。全国放送だぞ。」
「まあまあ。結果的にはいいんじゃない?下手に喋らすよりは良かったでしょ。」

離れたばかりだというのに、また引っ付いてきた遊星。俺たちの周りに綾人と日暮も近づいてきて、楽屋へ向かうテレビ局の廊下で反省会擬きが始まる。

「でも、遊星。さっきみたいに遊星から潤太に絡みに行くのは控えてね。今回は周りの大御所に助けられたけど、他だと悪目立ちする。」
「はーい……」

日暮の注意に珍しく反省の色を見せる遊星。
唇を尖らせて拗ねているのだと俺にアピールしてくる。
その様子が可愛くて、思わず口元が緩む。

そのまま4人で談笑しながら楽屋へ、ドアを開くと甘い匂いが充満していた。

「うっ……やられた!」
「潤太息止めて!」
「無茶言うなって!なんだこれ!」
「チッ!…すんません!!別の部屋用意してもらえますか!」

ドアを開け匂いを嗅いだと同時に、俺は遊星に後ろへ引っ張られ、ドアから1番遠い風上へと連れてこられた。

日暮は首元がキツそうに第一ボタンを外してハンカチを口に当てている。
綾人は歯を食いしばって何かの衝動を耐えているようだった。
遊星は俺の目の前でひたすら俺の心配をしている。

「大丈夫?気持ち悪いよね…早くここから離れなきゃ……」

慌ててやってきたスタッフが風上にある並びの部屋。その中の1番遠い部屋の鍵を開けてくれて何とか逃げ込む。

「状況を確認してくる。綾人、遊星が暴走したら止めろよ。」

すぐに冷静さを取り戻した日暮は部屋にいる俺たち3人にそう告げて、ドアを閉めて去っていく。

遠のいていく足音、鼻の奥に残る甘い匂い。

あの匂い……俺、知ってる。

いい匂い、甘くて甘くて、頭の中が溶けるくらい。

自分で聞こえるくらい心臓がバクバクしている。血が燃えているんじゃないかってくらいに、身体が段々と熱くなってきて、呼吸が浅くなってくる。

欲しい。この匂いの正体が知りたい。
噛みたい、噛みたい噛みたい!

口から涎が止まらない。

「ゆうせぇ……これなに、おれおかしいよ……」

立っていられず遊星の腕に縋りつきながら、その場にしゃがみ込んでしまう。

ちんこ痛い。出したくて痛い。

何かを噛みながらイキたい。

「潤太……あんな下品な匂いで発情しちゃったの?俺じゃダメなの?ううん……"俺が"気持ちよくさせてあげるから……」

そう言って遊星は欲望を隠そうとしない瞳で俺をソファまで運ぶ。
いつもより少し乱暴に、ドサっと座らされて遊星の男らしいゴツゴツした大きな手が、俺の股間をズボンの上から握った。

「ヒッ!」
「もう硬くなってるじゃん……」
「潤太、俺も……」
「ん~ッ?!」

足元の遊星に気を取られていたら、ソファの背もたれの後ろから綾人が現れ、俺の顎を掴みキスをしてきた。

熱を帯びてゆらゆらと揺らめく瞳。
熱に浮かされている俺は抵抗もできない。
否、できなかった。

訳もわからず強制的にムラムラして、今はもうイキたいしか考えられない。
思考がちんこにいってる。

これは恐らく、α特有の興奮ラット状態。
となるとあの甘くていい匂いは発情期ヒートのΩがどこかにいるってことだ。

だが、何で俺たちの楽屋からその匂いが充満していたかが問題。

その後、遊星は宣言通り俺を気持ちよくさせてきた。俺が正気に戻ってもう大丈夫だと言っても続けてきた。お陰で足腰は産まれたての子鹿。

綾人も、日暮から遊星のストッパー役を任されたのに、一緒になって弄ってきた。お陰で唇はたらこ。

恥ずかしくて2人の顔見れないんだけど、覗き込むのもやめてもらっていいか?
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