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3章
83話「魔聖将ルミナス1」
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「でしたら、若い女性はどれだけ出払ってますか?」
「わ、若い女性ですか? それでしたらえーっと」
「心が清らかそうな女性でしたらどうですか?」
「ル、ルミリナちゃんかな? 優しくて可愛くて性格良くてプリーストなんですよね、あの娘でしたら今朝早く魔王軍との国境線に向かいましたよ」
「そうですか、有難うございました、それでは失礼しますね」
ルミナスはニコっと笑顔を見せ丁重にお辞儀をすると一旦裏路地に戻り、考えをまとめると再度空を舞い目的の場所へ向かった。
―カイル達―
まだ遠くに居る敵小隊に対し、俺の弓による攻撃、ルッド君の忍術、ルッカさんの魔法攻撃で数を減らす事に成功した。
自軍の空中部隊が半壊したにも関わらず地上の敵部隊は特に怯む事無く突撃を続けている。
どうやら、同じ砦に居る他の人達が地上から攻め込んでいる小隊に攻撃をしているみたいで彼等の攻撃を受けた敵部隊は死亡、魔石へと変化している。
このままいけば、俺が闘神の斧の手を借りる事無く敵部隊をせん滅する事が出来そうだ。
「ククク……空中部隊のせん滅は終わりましたね……」
「そうだね、このまま俺達も地上部隊のせん滅に協力しよう」
俺達が敵地上部隊に狙いを定めた所で、
『のぉ、変な気配がするんじゃ』
変な気配?
『ワシの苦手な気配じゃ、女子の気配じゃ』
どういう事?
『ほれ、この前お主が戦った奴じゃ?』
あの獣人の事?
『そうじゃ。そいつと似た気配がワシの背中からするのじゃ』
背中ねぇ? つまりセザール国側からって事だよな?
『そうじゃ、あの獣人は魔族じゃったろう? その魔族と同じ気配がするのじゃよ』
セザール国側から魔族の気配? どうして?
『分からんのぉ、考えられるのは何らかの手段で潜入した位じゃが、この国には魔族を退ける結界は無かろう? ならば実現は可能じゃが』
魔族と鉢合わせになるのは良くない気がするけど、かと言ってこの場を放棄するのも厳しい気がする。
『最も、ワシがきやつに触れられるのが嫌なだけじゃぞい! ワシの力があれば獣人の時みたいに追い払う位は朝飯前じゃぞ!』
確かにその通りか、闘神の斧の一撃であの獣人を退ける事に成功したんだし。
『ふぉっふぉっふぉ、ワシに任せるのじゃ!』
俺は、闘神の斧の力を信じ地上部隊のせん滅を続行した。
「いっけーーーーーっ」
ルッカさんの雷属性の中魔法が敵地上部隊に放たれた。
轟音と共に発生した無数の雷が数十体の魔物を一瞬に黒焦げにし魔石へと変化させた。
これで何度目の魔法攻撃だろうか? 普段勝ち気なルッカさんが肩で大きく息をし始めた。
「ルッカさん」
俺はルッセルさんから支給された魔力回復薬をルッカさんに渡した。
「ムッ、カイルの分が無くなるわよ?」
「いや、俺は魔法使って無いし使う必要も無さそうだから。 自分の回復薬はイザって時に取っておいた方が良い」
「……有難う」
ルッカさんは少しだけ笑みを見せると俺から受け取った魔力回復薬を飲み干した。
その少し後ろでルミリナさんがどこか羨ましそうに見つめているが、俺がチラっと彼女の方を見ると向けていた視線を小さく外した。
気になる所だが、今それを確認している余裕は無さそうだ。
「……レヴィン君」
珍しく鋭い眼光を見せたルッド君が俺に耳打ちをした。
「どうした?」
「不穏な気配を感じます……」
ルッド君が言う気配は、恐らく闘神の斧が探知した気配だろう。
「そう?」
「……はい、わたくしとしては撤退の進言を致します……」
ルッド君は闘神の斧は知らないか。
どうする? 闘神の斧の存在を隠す必要は無いと思うが。
『むふぅ、寡黙で大人しそうな男じゃのぉ、漢気は感じないけども、たまにはつまみ食いも良いかもしれんぞい』
最早男なら誰でも良くなって無いか? しかし、闘神の斧としては存在を示して問題無いのだろう。
「魔族単体だよね? なら問題無い」
俺は闘神の斧を取り出しルッド君に見せた。
「……闘気とやらを強く感じますね……」
ルッド君は初めて見る闘神の斧を興味深く眺めている。
『ふぉっふぉっふぉ! ワシに任せんしゃい!』
「……レヴィン君? 何も言ってませんよね……?」
突然聞こえて来た闘神の斧の声に対し、ルッド君は声の主を探す為周囲を見渡した。
「この斧がしゃべってるんだ。 突然オーノーとか言い出すから気を付けて」
『ぬおぉぉぉぉ! ワシの渾身のギャグを潰すでないぞい!』
「そんな事があるんですね……」
俺にギャグの芽を潰された戦神の斧が少しばかり怒っている様だが。
ルッド君からはその二つともを完全にスルーされてしまった。
闘神の斧が言ってる事だけど、なんか胸がちくちく痛む気がする。
「そ、そうだよ、だから魔族単体なら問題無いよ」
胸の痛みを隠し切れない俺は苦笑いを浮かべた。
「……レヴィン君が言うのでしたら問題無いのでしょう……」
ルッド君は無表情のまま元居た狙撃ポイントへと戻った。
『ふぉーっふぉっふぉ、そろそろ来るぞい! お主の仲間はお世辞にも強いとは言えぬ! ここは漢らしくタイマンと行くぞい!』
言ってる事は正しそうだが、何か違和感がある言い方だな。
まぁ、良いや。
俺は武器を闘神の斧に持ち換え、襲来する魔族に備え身構えた。
しばらくすると、上空より飛来する人型の物体を視界に捉えた。
コウモリの様な翼を生やしている様に見えるな、例の魔族で良さそうだ。
「あらあら? 可愛いボクちゃんがお出迎え? 感激しちゃうわ★」
この魔族、どこかセフィアさんに近い気がする、が、何だろうこの全身を駆け巡る悪寒は!
『闘気を込めるぞい!』
闘神斧の喝を受け、俺は闘気を集めた。
「俺達になんの用だ!」
俺は襲来した魔族を睨みつけた。
「やーねぇ? ボクちゃん? 殺意剥き出しよ? あたしは聖女を迎えに来たのよ★」
魔族は『拘束(バインド)』の様な魔法を俺に向けて放った。
俺はとっさに『魔法抵抗(レジスト)』を展開した。
『ワシの闘気で十分じゃ!』
闘神の斧の言う通り、魔族の放った魔法は俺が展開した魔法に届くよりも前に闘気の力によってかき消された。
「わ、若い女性ですか? それでしたらえーっと」
「心が清らかそうな女性でしたらどうですか?」
「ル、ルミリナちゃんかな? 優しくて可愛くて性格良くてプリーストなんですよね、あの娘でしたら今朝早く魔王軍との国境線に向かいましたよ」
「そうですか、有難うございました、それでは失礼しますね」
ルミナスはニコっと笑顔を見せ丁重にお辞儀をすると一旦裏路地に戻り、考えをまとめると再度空を舞い目的の場所へ向かった。
―カイル達―
まだ遠くに居る敵小隊に対し、俺の弓による攻撃、ルッド君の忍術、ルッカさんの魔法攻撃で数を減らす事に成功した。
自軍の空中部隊が半壊したにも関わらず地上の敵部隊は特に怯む事無く突撃を続けている。
どうやら、同じ砦に居る他の人達が地上から攻め込んでいる小隊に攻撃をしているみたいで彼等の攻撃を受けた敵部隊は死亡、魔石へと変化している。
このままいけば、俺が闘神の斧の手を借りる事無く敵部隊をせん滅する事が出来そうだ。
「ククク……空中部隊のせん滅は終わりましたね……」
「そうだね、このまま俺達も地上部隊のせん滅に協力しよう」
俺達が敵地上部隊に狙いを定めた所で、
『のぉ、変な気配がするんじゃ』
変な気配?
『ワシの苦手な気配じゃ、女子の気配じゃ』
どういう事?
『ほれ、この前お主が戦った奴じゃ?』
あの獣人の事?
『そうじゃ。そいつと似た気配がワシの背中からするのじゃ』
背中ねぇ? つまりセザール国側からって事だよな?
『そうじゃ、あの獣人は魔族じゃったろう? その魔族と同じ気配がするのじゃよ』
セザール国側から魔族の気配? どうして?
『分からんのぉ、考えられるのは何らかの手段で潜入した位じゃが、この国には魔族を退ける結界は無かろう? ならば実現は可能じゃが』
魔族と鉢合わせになるのは良くない気がするけど、かと言ってこの場を放棄するのも厳しい気がする。
『最も、ワシがきやつに触れられるのが嫌なだけじゃぞい! ワシの力があれば獣人の時みたいに追い払う位は朝飯前じゃぞ!』
確かにその通りか、闘神の斧の一撃であの獣人を退ける事に成功したんだし。
『ふぉっふぉっふぉ、ワシに任せるのじゃ!』
俺は、闘神の斧の力を信じ地上部隊のせん滅を続行した。
「いっけーーーーーっ」
ルッカさんの雷属性の中魔法が敵地上部隊に放たれた。
轟音と共に発生した無数の雷が数十体の魔物を一瞬に黒焦げにし魔石へと変化させた。
これで何度目の魔法攻撃だろうか? 普段勝ち気なルッカさんが肩で大きく息をし始めた。
「ルッカさん」
俺はルッセルさんから支給された魔力回復薬をルッカさんに渡した。
「ムッ、カイルの分が無くなるわよ?」
「いや、俺は魔法使って無いし使う必要も無さそうだから。 自分の回復薬はイザって時に取っておいた方が良い」
「……有難う」
ルッカさんは少しだけ笑みを見せると俺から受け取った魔力回復薬を飲み干した。
その少し後ろでルミリナさんがどこか羨ましそうに見つめているが、俺がチラっと彼女の方を見ると向けていた視線を小さく外した。
気になる所だが、今それを確認している余裕は無さそうだ。
「……レヴィン君」
珍しく鋭い眼光を見せたルッド君が俺に耳打ちをした。
「どうした?」
「不穏な気配を感じます……」
ルッド君が言う気配は、恐らく闘神の斧が探知した気配だろう。
「そう?」
「……はい、わたくしとしては撤退の進言を致します……」
ルッド君は闘神の斧は知らないか。
どうする? 闘神の斧の存在を隠す必要は無いと思うが。
『むふぅ、寡黙で大人しそうな男じゃのぉ、漢気は感じないけども、たまにはつまみ食いも良いかもしれんぞい』
最早男なら誰でも良くなって無いか? しかし、闘神の斧としては存在を示して問題無いのだろう。
「魔族単体だよね? なら問題無い」
俺は闘神の斧を取り出しルッド君に見せた。
「……闘気とやらを強く感じますね……」
ルッド君は初めて見る闘神の斧を興味深く眺めている。
『ふぉっふぉっふぉ! ワシに任せんしゃい!』
「……レヴィン君? 何も言ってませんよね……?」
突然聞こえて来た闘神の斧の声に対し、ルッド君は声の主を探す為周囲を見渡した。
「この斧がしゃべってるんだ。 突然オーノーとか言い出すから気を付けて」
『ぬおぉぉぉぉ! ワシの渾身のギャグを潰すでないぞい!』
「そんな事があるんですね……」
俺にギャグの芽を潰された戦神の斧が少しばかり怒っている様だが。
ルッド君からはその二つともを完全にスルーされてしまった。
闘神の斧が言ってる事だけど、なんか胸がちくちく痛む気がする。
「そ、そうだよ、だから魔族単体なら問題無いよ」
胸の痛みを隠し切れない俺は苦笑いを浮かべた。
「……レヴィン君が言うのでしたら問題無いのでしょう……」
ルッド君は無表情のまま元居た狙撃ポイントへと戻った。
『ふぉーっふぉっふぉ、そろそろ来るぞい! お主の仲間はお世辞にも強いとは言えぬ! ここは漢らしくタイマンと行くぞい!』
言ってる事は正しそうだが、何か違和感がある言い方だな。
まぁ、良いや。
俺は武器を闘神の斧に持ち換え、襲来する魔族に備え身構えた。
しばらくすると、上空より飛来する人型の物体を視界に捉えた。
コウモリの様な翼を生やしている様に見えるな、例の魔族で良さそうだ。
「あらあら? 可愛いボクちゃんがお出迎え? 感激しちゃうわ★」
この魔族、どこかセフィアさんに近い気がする、が、何だろうこの全身を駆け巡る悪寒は!
『闘気を込めるぞい!』
闘神斧の喝を受け、俺は闘気を集めた。
「俺達になんの用だ!」
俺は襲来した魔族を睨みつけた。
「やーねぇ? ボクちゃん? 殺意剥き出しよ? あたしは聖女を迎えに来たのよ★」
魔族は『拘束(バインド)』の様な魔法を俺に向けて放った。
俺はとっさに『魔法抵抗(レジスト)』を展開した。
『ワシの闘気で十分じゃ!』
闘神の斧の言う通り、魔族の放った魔法は俺が展開した魔法に届くよりも前に闘気の力によってかき消された。
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