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第一章
【1話】高嶺の花と言う言葉があるけれど、
しおりを挟む僕の名前は
【植木風斗】(うえきふうと)27歳。
普通の会社員として働いている。
最近、朝起きて出社するのが
ちょっと楽しみだ。
好きな人が出来たからだ。
お相手は、僕のデスクの斜め向こう側の席の、
【真戸さん】(まとさん)です。
見た目はとても綺麗なロングヘアーで、
とてつもなく可愛い。
(※イラストはイメージです。)
その為、多くの男性社員が、
真戸さんを食事に誘った。
しかし食事に誘った
全ての社員が玉砕を食らっている。
男性だけではない、
女性社員も真戸さんをお昼を誘うのだが、
全て断られている。
そして僕の隣のデスクの同期、
【橋本】(男)もその一人であった。
橋本「聞いてくれ植木、昨日も
真戸さんに断られたよー、」
橋本は朝からぐったりした顔をしている。
(※このイラストはイメージです。)
植木「諦めろ、橋本。」
植木「今年に入ってから毎日アプローチして、
お前も可哀想だが、真戸さんも可哀想だぞ。」
(※これはセクハラです、皆さんはやめましょう。)
植木「昨日はなんて断られたんだ、、?」
橋本「いつもと一緒だよ、
喋りかけてもほとんど無視だよ。」
橋本「植木も真戸さん気になってんだろ、
そろそろお前も玉砕されてこいよ、、、
俺ばかり毎日コテンパンにされてて
尺に触るわ。」
植木「………。」
植木はマスクの上から顔を手で覆い隠した。
赤面タイムです。
(このイラストはイメージです。)
橋本「おぉ、?赤面ですかー、?w」
植木(!?)
植木「う、うるさい、うるさい……/////」
植木「業務に集中してろよッッ、、!」
橋本「はいはい、」
橋本「でも、」
「真戸さんが誰かと付き合ったら後悔するだろ?」
「1回誘って駄目でも、100回目には成功するかもしれない。」
「俺は100回目に成功するかもしれないのに、
99回目で諦めたりはしない。」
橋本「お前はそんな俺を見ても、
それでも、1回目を渋るのか?」
僕はこの時、橋本の顔を見れなかった。
きっと悲しい表情をしていたに違いない。
そして今の言葉で、僕は罪悪感にさいなまれた。
正直、最初の3日くらいで橋本は真戸さんの事を
諦めると思っていた。
(※これはセクハラです、皆さんはマネしないでください。)
橋本がこんなに努力している手前、
僕はただ何もせずに思いを寄せるだけ……。
よくよく考えてみると、橋本にも真戸さんにも、
失礼な事をしているのではないだろうか。
(※そんな事ありません。)
僕がモンモンとそんな事を考えながら、
パソコンに向かって仕事を続けていると、
時刻は12:00のお昼時になっていた。
【2話に続きます】
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