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愛が責める
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ジャンと宿についてエマはホッとため息をついた。本来ならば気合を入れ直すところだが、宿の部屋には寝台に帷がついておりそれほど心配するようなことはなさそうに思えた。
エマとジャンは辻馬車で貴族街近くまで来て宿をとった。背に腹に変えられないと安宿を避けた甲斐があった。
「食事は?少し休んでから行くか、疲れているなら買ってこようか?」
「私はいいから好きにして?もう疲れて寝たいの」
旅に慣れておらず、一日中馬車に乗っていたので、エマはすぐにでも横になりたかった。部屋に入って安心したのも大きい。エマはトランクから服を一式取り出すと部屋から出ようとしたが「風呂なら俺が見張っている」そういうと後をついて来た。一つの階に一つの風呂とトイレ。平民向けの宿なんてそんなものだ。
「ありがとう。すぐに出るから」
女性の一人旅が大変な理由はこういうところにある。トイレや風呂は危険なことが多い。夫婦経営の宿でも、親切な人でなければ見張りを頼んでも断られる。
エマはベルトを解き、ウエストに忍ばせた短剣を持った。浴室でも短剣を離すことはない。村を出る時に村長に何度も言われた忠告の一つだ。たとえジャンが見張ってくれていても油断してはいけない。
エマはサッと汗を流して、フードでも防げなかった砂埃を浴びた髪を丁寧に洗うと、そのまま今日着ていた服を洗った。替えの服は一組しか持って来ていない。風呂に入れた時だけが着替えのチャンスだった。
エマはその後、ジャンが同じ部屋にいたにもかかわらずすっかり寝てしまい、ジャンが気を利かせて買って来てくれた夕食を朝になって食べることになった。
「ジャンがいるのに朝まで寝入るなんて私って図太すぎない?」
「男でも丸一日乗合馬車に乗るのは辛いのだから当たり前だ。今頃アデリーナ様は起き上がれないってないてるかもな」
「ジャン…気付いてたの?」
アデリーナの名前を昨日は一度も言わなかったから、エマはてっきり気付かなかったのだと思った。元々の主人なのに、離れたらそんなものなのかなと思っていたが、知らないふりをしていたようだ。
「近衛隊の隊長が一緒にいるんだ。護衛対象は一人しかいない。隊長も隠せたとは当然思っていないと思うが?」
騎士というのはとんでもないコミュニケーション能力を持っているらしい。エマはてっきりキャンライはアデリーナを隠し切ったのだと思っていたし、ジャンは伯爵家の客人だとでも思っていると思っていた。
「今日はそのアデリーナ様と同じ馬車に乗らないように休憩するのだけど、ジャンは休みはいつまでなの?」
「エマの家が決まるまでだ」
隙あらば帰ってもらうつもりなのだが、この幼馴染様はしつこそうだった。だけど、一つはっきり言わなければならないことがある。
「ジャン、誤解させたくないから言うんだけど…」
「なんだ?」
エマはジャンを壁際の椅子に座らせると、支度のために少し離れたところで使っていた椅子を、ジャンの対面に持って来て座った。
「ジャン。追いかけて来たってことは、聞いたんでしょ?」
「あいつはぶん殴っておいた」
「なっ!!」
なんでそんなことを!と言いたがったが、エマはグッと堪えた。それをいってしまえば話が逸れてしまう。
「ジャンがそんなことをする必要はなかった。私たちはお互いに納得して別れたの。だからジャンにお礼なんて言わない」
「そんなことは私も求めていない。私がアイツを許せなかっただけだ」
ジャンは思い出しただけで不愉快だと言うように顔を歪ませ、エマはジャンに申し訳なさを感じていた。先輩騎士を殴ってしまったらジャンの評価に関わってくる可能性がある。自分がジャンの夢の邪魔をしているのが辛い。
「ジャン…今でも私が好き?」
「…当たり前だ」
「ならもう帰って」
今、彼は伯爵令嬢ともお似合いだと言われる人で、士伯までもつ人だ。実際そうなるまでは分からなかったが、平民とは生き方から違う。
貴族が美貌の騎士を娘に当てがう理由なんて平民が知る由もないし、中には本当に身分を超えた恋を楽しむ人たちがいるからこそ成り立つ仕事で、仕事ならばそれを受け入れなければならない立場の彼ら騎士の恋人というのはもうこりごりだ。
「もしここにいるのが村長だとしても、エマについて行ったと思わないか?ハート騎士団が一人旅は危ないと判断したように、私もそう判断したにすぎない」
ジャンの言葉に、丸っこくていつも眉を顰めていた故郷の村長を思い出した。間違いなく一人では行かせないだろう。エマだって友人が一人で旅に出るというのならついて行く。村から王都に出る時も、最初は商人に預けられ王道までて初めて故郷の村出身の雑貨屋のおじさんが乗合馬車の乗り方を教えてくれた。一人では出歩かず、宿で食事をとるのを徹底しなさいと。馬車に乗っている間はよっぽど安全だと、村長と同じことを何度も何度も忠告されて見送られた。
「どうしても帰らないの?」
「帰るならエマも一緒だ」
「王都は紹介状がなきゃどこも働けない。私は小さな街で出来そうな仕事を探すつもりだから王都に帰ることはないの」
「なら、エマの住まいが決まるまでついて行くだけだ」
エマはやはりはっきりと言わなければならないかと少しだけ胸に痛みを感じた。
「私は…自分のことを好きだと知ってて側に置いておくなんて出来ないの。好意を利用したくない…」
エマは王都に来た時にジャンを信じられなかったことを責めていた。でも、何度考えても自分には何年も信じて待つなんて事は出来なかったと思う。貴族の常識は理解できない。理解したくない。
それでもジャンが自分を想ってくれていると思う度に酷いことをしたと思う。恋人でもなかったのに…告白すらされたことはなかったのに…責められている気がしている。
「女性が一人旅をしていたら、例えエマでなくても一度は声を掛けただろう。今私は騎士として当然の主張をしているはずだ。人でなしにしたくないなら、エマの仕事が決まるまで護衛をさせてほしい。エマに何かあったら、俺は二度と村に顔向けできない」
エマは素直に頷くことはなかなか出来なかったが、長く考えた後渋々了承した。
エマとジャンは辻馬車で貴族街近くまで来て宿をとった。背に腹に変えられないと安宿を避けた甲斐があった。
「食事は?少し休んでから行くか、疲れているなら買ってこようか?」
「私はいいから好きにして?もう疲れて寝たいの」
旅に慣れておらず、一日中馬車に乗っていたので、エマはすぐにでも横になりたかった。部屋に入って安心したのも大きい。エマはトランクから服を一式取り出すと部屋から出ようとしたが「風呂なら俺が見張っている」そういうと後をついて来た。一つの階に一つの風呂とトイレ。平民向けの宿なんてそんなものだ。
「ありがとう。すぐに出るから」
女性の一人旅が大変な理由はこういうところにある。トイレや風呂は危険なことが多い。夫婦経営の宿でも、親切な人でなければ見張りを頼んでも断られる。
エマはベルトを解き、ウエストに忍ばせた短剣を持った。浴室でも短剣を離すことはない。村を出る時に村長に何度も言われた忠告の一つだ。たとえジャンが見張ってくれていても油断してはいけない。
エマはサッと汗を流して、フードでも防げなかった砂埃を浴びた髪を丁寧に洗うと、そのまま今日着ていた服を洗った。替えの服は一組しか持って来ていない。風呂に入れた時だけが着替えのチャンスだった。
エマはその後、ジャンが同じ部屋にいたにもかかわらずすっかり寝てしまい、ジャンが気を利かせて買って来てくれた夕食を朝になって食べることになった。
「ジャンがいるのに朝まで寝入るなんて私って図太すぎない?」
「男でも丸一日乗合馬車に乗るのは辛いのだから当たり前だ。今頃アデリーナ様は起き上がれないってないてるかもな」
「ジャン…気付いてたの?」
アデリーナの名前を昨日は一度も言わなかったから、エマはてっきり気付かなかったのだと思った。元々の主人なのに、離れたらそんなものなのかなと思っていたが、知らないふりをしていたようだ。
「近衛隊の隊長が一緒にいるんだ。護衛対象は一人しかいない。隊長も隠せたとは当然思っていないと思うが?」
騎士というのはとんでもないコミュニケーション能力を持っているらしい。エマはてっきりキャンライはアデリーナを隠し切ったのだと思っていたし、ジャンは伯爵家の客人だとでも思っていると思っていた。
「今日はそのアデリーナ様と同じ馬車に乗らないように休憩するのだけど、ジャンは休みはいつまでなの?」
「エマの家が決まるまでだ」
隙あらば帰ってもらうつもりなのだが、この幼馴染様はしつこそうだった。だけど、一つはっきり言わなければならないことがある。
「ジャン、誤解させたくないから言うんだけど…」
「なんだ?」
エマはジャンを壁際の椅子に座らせると、支度のために少し離れたところで使っていた椅子を、ジャンの対面に持って来て座った。
「ジャン。追いかけて来たってことは、聞いたんでしょ?」
「あいつはぶん殴っておいた」
「なっ!!」
なんでそんなことを!と言いたがったが、エマはグッと堪えた。それをいってしまえば話が逸れてしまう。
「ジャンがそんなことをする必要はなかった。私たちはお互いに納得して別れたの。だからジャンにお礼なんて言わない」
「そんなことは私も求めていない。私がアイツを許せなかっただけだ」
ジャンは思い出しただけで不愉快だと言うように顔を歪ませ、エマはジャンに申し訳なさを感じていた。先輩騎士を殴ってしまったらジャンの評価に関わってくる可能性がある。自分がジャンの夢の邪魔をしているのが辛い。
「ジャン…今でも私が好き?」
「…当たり前だ」
「ならもう帰って」
今、彼は伯爵令嬢ともお似合いだと言われる人で、士伯までもつ人だ。実際そうなるまでは分からなかったが、平民とは生き方から違う。
貴族が美貌の騎士を娘に当てがう理由なんて平民が知る由もないし、中には本当に身分を超えた恋を楽しむ人たちがいるからこそ成り立つ仕事で、仕事ならばそれを受け入れなければならない立場の彼ら騎士の恋人というのはもうこりごりだ。
「もしここにいるのが村長だとしても、エマについて行ったと思わないか?ハート騎士団が一人旅は危ないと判断したように、私もそう判断したにすぎない」
ジャンの言葉に、丸っこくていつも眉を顰めていた故郷の村長を思い出した。間違いなく一人では行かせないだろう。エマだって友人が一人で旅に出るというのならついて行く。村から王都に出る時も、最初は商人に預けられ王道までて初めて故郷の村出身の雑貨屋のおじさんが乗合馬車の乗り方を教えてくれた。一人では出歩かず、宿で食事をとるのを徹底しなさいと。馬車に乗っている間はよっぽど安全だと、村長と同じことを何度も何度も忠告されて見送られた。
「どうしても帰らないの?」
「帰るならエマも一緒だ」
「王都は紹介状がなきゃどこも働けない。私は小さな街で出来そうな仕事を探すつもりだから王都に帰ることはないの」
「なら、エマの住まいが決まるまでついて行くだけだ」
エマはやはりはっきりと言わなければならないかと少しだけ胸に痛みを感じた。
「私は…自分のことを好きだと知ってて側に置いておくなんて出来ないの。好意を利用したくない…」
エマは王都に来た時にジャンを信じられなかったことを責めていた。でも、何度考えても自分には何年も信じて待つなんて事は出来なかったと思う。貴族の常識は理解できない。理解したくない。
それでもジャンが自分を想ってくれていると思う度に酷いことをしたと思う。恋人でもなかったのに…告白すらされたことはなかったのに…責められている気がしている。
「女性が一人旅をしていたら、例えエマでなくても一度は声を掛けただろう。今私は騎士として当然の主張をしているはずだ。人でなしにしたくないなら、エマの仕事が決まるまで護衛をさせてほしい。エマに何かあったら、俺は二度と村に顔向けできない」
エマは素直に頷くことはなかなか出来なかったが、長く考えた後渋々了承した。
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