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26話 天使の乙女心は複雑です2
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ヒカルはリチャードと、15時に大学の正門前で待ち合わせをした。皆で同居するマンションに家電を揃えるから一人で出かける予定だとリチャードにうっかり話すと、護衛として着いていくと言われて、二人は喧嘩になった。リチャードの押しの強さにヒカルが根負けして、渋々待ち合わせを約束させられた。
ヒカルは心理学のゼミの途中で、そわそわしている自分に気付き、嫌気がさした。服を無意識にいつもの大学に通うジーンズ姿ではなくて、ワンピースを選んでいることにもだ。どうもリチャードと再会してから、浮かれている自分がいる。
(リチャードさんとは、もう距離を置こうと決めたのに!)
ヒカルは、自分の気持ちについていけない。ヒカルは、リチャードと接点を持ちたくなかった。オーレリーの時に婚約破棄された、最低な記憶。オーレリーは、光の杖に選ばれて天空族の姿になり、ヒカルとして生きることを選んだのだ。オーレリーはそれから消えた、どこにもいない。今、ヒカルはただのごく普通の女子大生だ。もう、侯爵令嬢だったオーレリーはいない。だが、ヒカルはオーレリーとして犯した過去の贖罪はしなくてはいけない。それでも自分はオーレリーを忘れてしまっていた。優しい人たちに囲まれて、幸福だったヒカルは、過去を忘れ始めていた。
なのに。
ヒカルの中にオーレリーの気持ちの残滓があって、リチャードに未練を残していた。そして、新たにヒカルとしてリチャードに出逢ってしまった。リチャードに振り回されていた間に、彼にまた惹かれ始めてしまった。
(最低……)
過去の贖罪は終わってないのに、自分だけ幸せになろうだなんて許されない。リチャードと恋人関係になった時、忘れ去っていたオーレリーの頃のことばかりを思い出していた。悪役令嬢と称されていた自分の過去を。ヒカルはゼミの途中なのに、涙が零れそうになり、顔を俯かせた。
ゼミが終わって、正門の前まで行くとリチャードの周囲に人だかりが出来ている。リチャードの高身長と涼やかな美貌の見た目は女性の目を引く。当然、ヒカルの大学でも目立つ美人な自分に自信があるであろう、女子大生たちがリチャードに声をかける。ヒカルはその光景に腹を立てた。
(リチャードさんは、私の番(つがい)なのに!)
自分の脳裏に浮かんだ言葉にヒカルははっとし、信じられない気持ちになる。自分はリチャードを番(つがい)と思っていたのか、と。ヒカルは、ぶんぶんと首を振る。太陽を連想させるヒカルの金糸の長い髪が揺れる。ヒカルは、その天空界の王族のみが身に纏う金色の髪をしているので大学で嫌でも目立つ。加えて妖精のような可憐な容貌。大学で男子学生から告白されても振ってしまう高嶺の花と影で噂されていたのだ。ヒカルに男子学生が近づき、声をかける。同じゼミの男子学生なので、ヒカルも普通に笑顔で対応する。リチャードがそんな二人の様子を見て、むっとする。リチャードが、ヒカルの腕を掴んだ。
「ヒカル」
「リチャードさん」
リチャードは厳しい顔つきでヒカルを咎めるが、ヒカルは意味が分からずきょとんとしている。リチャードは己の番(つがい)の恋愛に於ける幼さに気付き、ため息を吐く。さすがに自分に溜息を吐いたのはヒカルにもわかる。むっとした顔をリチャードに向ける。
「なんでそんなため息を私に向かってつくの!」
ヒカルは腰に手を当てて、リチャードに怒る。ウィル神族のリチャードは、男女が等しく育てられたという天空界の女性の気の強さは知っていたが、自分の恋人がそうだとはかつて知らなかったのだ。最初に可憐で儚げに見えたヒカルは、実は頑固で気が強い。
「……」
「な、何?」
「君は俺のつ」
「うわー!」
ヒカルはリチャードの口を塞ぐ。ウィル神族のいる前ならいい。だが、天空族に番(つがい)の概念はない。リチャードが皆におかしな人扱いされるのが嫌だとヒカルは必死に止める。
「ちょっとヒカル!」
リチャードに群がっていた女子学生がヒカルを睨みつける。
「え?」
「このイケメン、あんたの知り合い?」
ヒカルに不躾な態度を取ってくる女子学生にリチャードは逆に睨みつけた。ヒカルは戸惑い、口を開く。もうこうなればヤケだ。
「リチャードさんは私の恋人よ!」
リチャードがヒカルの言葉に固まり、口に手を当てる。ヒカルは顔を真っ赤にしてリチャードに向き直る。
「そういうことだから! 家電を買いに行きます!」
ヒカルは、リチャードの手を引いて歩き出す。二人は、羞恥心から顔が火照って仕方がない。
「ヒカル……」
リチャードの問いかけにヒカルは顔を真っ赤にさせて返す。
「だって、そうでしょ? 番(つがい)はわからないけど、恋人でしょう」
もうやけになっているヒカルは本音をさらけ出す。リチャードは嬉しいようなくすぐったい不可思議な感情になる。
「まあ……な」
「ならそれでいいじゃない」
ヒカルは恥ずかしくて顔を背けている。しかし、ヒカルはリチャードとの繋いだ手を離さなかった。
家電量販店に二人で行ったが、リチャードと繋いだ手が意識から離れず、ヒカルは買い物に集中できなかった。
ヒカルは心理学のゼミの途中で、そわそわしている自分に気付き、嫌気がさした。服を無意識にいつもの大学に通うジーンズ姿ではなくて、ワンピースを選んでいることにもだ。どうもリチャードと再会してから、浮かれている自分がいる。
(リチャードさんとは、もう距離を置こうと決めたのに!)
ヒカルは、自分の気持ちについていけない。ヒカルは、リチャードと接点を持ちたくなかった。オーレリーの時に婚約破棄された、最低な記憶。オーレリーは、光の杖に選ばれて天空族の姿になり、ヒカルとして生きることを選んだのだ。オーレリーはそれから消えた、どこにもいない。今、ヒカルはただのごく普通の女子大生だ。もう、侯爵令嬢だったオーレリーはいない。だが、ヒカルはオーレリーとして犯した過去の贖罪はしなくてはいけない。それでも自分はオーレリーを忘れてしまっていた。優しい人たちに囲まれて、幸福だったヒカルは、過去を忘れ始めていた。
なのに。
ヒカルの中にオーレリーの気持ちの残滓があって、リチャードに未練を残していた。そして、新たにヒカルとしてリチャードに出逢ってしまった。リチャードに振り回されていた間に、彼にまた惹かれ始めてしまった。
(最低……)
過去の贖罪は終わってないのに、自分だけ幸せになろうだなんて許されない。リチャードと恋人関係になった時、忘れ去っていたオーレリーの頃のことばかりを思い出していた。悪役令嬢と称されていた自分の過去を。ヒカルはゼミの途中なのに、涙が零れそうになり、顔を俯かせた。
ゼミが終わって、正門の前まで行くとリチャードの周囲に人だかりが出来ている。リチャードの高身長と涼やかな美貌の見た目は女性の目を引く。当然、ヒカルの大学でも目立つ美人な自分に自信があるであろう、女子大生たちがリチャードに声をかける。ヒカルはその光景に腹を立てた。
(リチャードさんは、私の番(つがい)なのに!)
自分の脳裏に浮かんだ言葉にヒカルははっとし、信じられない気持ちになる。自分はリチャードを番(つがい)と思っていたのか、と。ヒカルは、ぶんぶんと首を振る。太陽を連想させるヒカルの金糸の長い髪が揺れる。ヒカルは、その天空界の王族のみが身に纏う金色の髪をしているので大学で嫌でも目立つ。加えて妖精のような可憐な容貌。大学で男子学生から告白されても振ってしまう高嶺の花と影で噂されていたのだ。ヒカルに男子学生が近づき、声をかける。同じゼミの男子学生なので、ヒカルも普通に笑顔で対応する。リチャードがそんな二人の様子を見て、むっとする。リチャードが、ヒカルの腕を掴んだ。
「ヒカル」
「リチャードさん」
リチャードは厳しい顔つきでヒカルを咎めるが、ヒカルは意味が分からずきょとんとしている。リチャードは己の番(つがい)の恋愛に於ける幼さに気付き、ため息を吐く。さすがに自分に溜息を吐いたのはヒカルにもわかる。むっとした顔をリチャードに向ける。
「なんでそんなため息を私に向かってつくの!」
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「……」
「な、何?」
「君は俺のつ」
「うわー!」
ヒカルはリチャードの口を塞ぐ。ウィル神族のいる前ならいい。だが、天空族に番(つがい)の概念はない。リチャードが皆におかしな人扱いされるのが嫌だとヒカルは必死に止める。
「ちょっとヒカル!」
リチャードに群がっていた女子学生がヒカルを睨みつける。
「え?」
「このイケメン、あんたの知り合い?」
ヒカルに不躾な態度を取ってくる女子学生にリチャードは逆に睨みつけた。ヒカルは戸惑い、口を開く。もうこうなればヤケだ。
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リチャードがヒカルの言葉に固まり、口に手を当てる。ヒカルは顔を真っ赤にしてリチャードに向き直る。
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「まあ……な」
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ヒカルは恥ずかしくて顔を背けている。しかし、ヒカルはリチャードとの繋いだ手を離さなかった。
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