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第1章 人狼さん、親友探しの旅に出る
09話 人狼さん、動揺する
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「? どうした?」
「い、いや、上着が……」
不思議そうな少年に、動揺しながら返事をする。
「ああ、お前がぶっ倒れた時、肩庇ってたからさ。怪我してるのかと思って脱がして確認したんだよ。打撲してっから、一応包帯で肩を固定しておいた……って、何その格好?」
「え? ……?!」
おおっと! 無意識に両手で胸を隠してたよ!
無い胸隠してもしょうがないんだけど、こういうのは咄嗟に出てしまうっぽい。中身女だと、こういう弊害が起こるのか。気を付けないと。
いや、そんなことより、大の男が胸隠す乙女ポーズとか、ビジュアル的にどうなの……。
「こ、これはだな」
何て言い訳しよう。いや、言い訳できる状態なの、これ?
えーと、えーっと。
ううっ、上着ないと寒いなぁ。……ん? 寒い?
「これは、あれだ。寒さのせいだ。無意識に暖をとろうとしていたようだな、うん」
そう言いつつ、そのまま腕をさすってみせる。
そうそう、私は寒かったんです! 決して恥じらっていたわけじゃありません! あー寒い寒い!
「そっか。夜は冷えるからなー。薪増やすか。もっと火の傍に寄るといいぞ」
「あ、ああ。悪いな」
薪を追加する少年に促され、さりげなく腕ほどいて火にあたる。
かなり不自然な流れだったけど、どうやら上手く誤魔化せたらしい。
疑うことを知らない純粋な少年で良かったぁ。
「風邪ひかれたら困るしな。動けるようになったなら、これ着とけ」
心配そうな顔をした少年に、服返しとくぞと手渡される。
本気で心配されているようで、ちょっぴり良心が痛む。なんて優しい少年なんだ……!
感動しながら渡された服に袖を通そうと腕をあげると、途端に激痛が走る。
うおお、肩が、肩が痛い!
そういや打撲してたんだっけ。
慎重に腕を通すことで、苦戦しながらも漸く羽織ることが出来た。
やっぱり服を着ると安心するなぁ。
「で? 何の話だったけ?」
「神託で何処まで聞いていたのかってところだな」
「あー、そんな話だったっけ?」
何もなかったように話を戻してくれる少年に、好感度が跳ね上がる。
いやぁ、危なかったね。これからはもう少し、男ということを意識して行動しないとね。
今の私は女じゃなくて男なんですよー。
しっかりしましょうねー。
「そうだなぁ。黒狼の体の復元に成功したけど、中身の魂が無いんで、他の世界から借りてきたってことと、この世界のことは何も知らないってことぐらい? あと、元人間だから同じ人狼の俺が、色々手助けしろっていう内容の神託が降りた」
「成程……」
性別以外はほとんど全部だね。
だから服を脱がすのも抵抗なかったわけだ。
「だからハイオーク相手に獣化しないで戦ってたのか? いくら人狼でも人型のままは結構きついぞ。普通、獣化して瞬殺するもんだし」
「そういえば、《身体強化》は使ったが、獣化はしなかったな」
戦ってみてわかったことだけど、多分《剣術》と《身体強化》は元の体から引き継いでいるんだと思うんだよね。だから、主導権が体側の時に自然に使えたんだと思う。
逆に《鑑定》が使えなかったのは、私がもらった恩恵だからだと推測している。体が使えると認識してないんじゃないかな。よくわかんないけど。
でも、その考えだと、何で獣化出来なかったんだろ?
「あー、獣化は恩恵と違って特殊だからなぁ。元人間には判りづらいかも」
困ったような顔で肉に齧り付く少年に、「そうなのか」と頷き返す。
あらら。私の意識が邪魔してるってことか。
うーん、獣化して戦うのが普通なら、やっぱり出来た方がいいだろうな。いつまでもハイオークとかいう魔物に苦戦とかしてたら話にならないし。
話しっぷりからするとこの体、元人間の私が原因で獣化出来ないで戦っていたみたいだし、この子にコツとか教えてもらえるといいんだけど。
あ! そういえばこんなに会話してるのに、名前聞いてなかったよね?
「今更なんだが、君の名前は? 俺は名無しなんで名乗る名が無いんだが」
「? 名が無いのか? そう言えば、名乗ってなかったよな。俺はノアだ」
「ノアか。よろしくな」
「おう、こちらこそよろしくな、、、……うん、名が無いのは不便だな、さっさとつけた方がいいぞ」
「そうか?」
「そうだ」
名前か。思わず考え込む。
前の名前は使えないよね。どこから見ても女の名前だし。この姿で『立花あやめ』とか、笑う。
それに、ヒナはともかく、他のクラスメイトには性転換したこの姿は知られたくない。むしろ、正体を知られたくない。何言われるか分からないし、嘲笑の的とか嫌だし。
ヒナだけに、聞いたらすぐにわかってもらえそうな名前が良いんだけど。
うーん、そんな都合の良い名前があるかなぁ。
「名前か……」
「俺がつけてやろうか?」
ニッと笑いながらそう言われるが、それだとヒナにはわかってもらえない名前になってしまう。
「いや、自分で考えてみる。すまないな」
「そうか。おかしかったらダメ出ししてやるから、思いついたら言ってみ?」
「ああ、頼む」
そう答えると、期待に満ちた目で早速待たれてしまう。
え、あれ? 早く思いつかないと何か悪い気がしてきた。えーと、えーと。
ヒナにすぐ伝わって、他の人に気づかれない名前……。
む、そうだ。うちの母親の旧姓なんかどうだろ。
うちの母親はヒナのお母さんと姉妹だから、元の名字は勿論、同じだ。
ちょっと珍しい名字だし、ヒナになら気に留めてもらえそう。
ついでに言うと、クラスメイトは私達が従姉妹だって知らないし、もちろん私達の母親の旧姓なんか知るわけもない。その名で呼ばれても、彼らには気づかれないし丁度いいんじゃないかな。
そして何より大事なのが、この名字、名前っぽい響きなのだ。
うん。それでいこう。
「『クロウ』という名はおかしい響きか?」
うちの母親の旧姓は「九狼」。
メッチャあり得ない名字だけど、ちゃんと由来がある由緒正しい名だ。
その昔、九匹の狼を従えて殿様を守った武士のご先祖様が、報奨にと頂いた有難い名なのだ。
田舎では今も伝えられている逸話で、一族自慢の家名でもある。
しかも九狼の本家や分家には、今も狼の子孫の犬達が沢山いて、遊びに行くと盛大に迎えに出てくれるという、大型犬が大好きな私にとって天国のような所なのだ。
外孫なのにヒナと共に随分と可愛がってもらったのも、良い思い出となっている。
この名なら珍しいし、わかる人にはわかってもらえるんじゃないだろうか。……多分。
少なくとも、ヒナがその名を聞いたら、確実に気に留めてもらえるレベルぐらいにはなると思う。
ノアの様子を伺うと、思案顔で何度も口の中で呟いている。
表情的には、悪くなさそうかな?
「うーん、クロウか。珍しいけど東の方の響きに近いし、おかしくはないかな。一度聴いたら忘れなさそうでいいんじゃないか?」
そう言われてホッとする。
どうやら、この世界でも通用するようだ。良かった。
母親の旧姓が自分の名前とか、ちょっと不思議な感覚だけど、慣れたら大丈夫そうかな。
元々カッコいい名字だと思っていたし。
「ならこの名前にするか」
「じゃ、改めてよろしくな、クロウ」
「ああ、よろしく頼む」
そう言って、例の肉を渡される。
つい受け取ってしまったけど、これって食べろって事? 受け取ってしまった手前、食べないとやっぱり失礼だよね?
「い、いや、上着が……」
不思議そうな少年に、動揺しながら返事をする。
「ああ、お前がぶっ倒れた時、肩庇ってたからさ。怪我してるのかと思って脱がして確認したんだよ。打撲してっから、一応包帯で肩を固定しておいた……って、何その格好?」
「え? ……?!」
おおっと! 無意識に両手で胸を隠してたよ!
無い胸隠してもしょうがないんだけど、こういうのは咄嗟に出てしまうっぽい。中身女だと、こういう弊害が起こるのか。気を付けないと。
いや、そんなことより、大の男が胸隠す乙女ポーズとか、ビジュアル的にどうなの……。
「こ、これはだな」
何て言い訳しよう。いや、言い訳できる状態なの、これ?
えーと、えーっと。
ううっ、上着ないと寒いなぁ。……ん? 寒い?
「これは、あれだ。寒さのせいだ。無意識に暖をとろうとしていたようだな、うん」
そう言いつつ、そのまま腕をさすってみせる。
そうそう、私は寒かったんです! 決して恥じらっていたわけじゃありません! あー寒い寒い!
「そっか。夜は冷えるからなー。薪増やすか。もっと火の傍に寄るといいぞ」
「あ、ああ。悪いな」
薪を追加する少年に促され、さりげなく腕ほどいて火にあたる。
かなり不自然な流れだったけど、どうやら上手く誤魔化せたらしい。
疑うことを知らない純粋な少年で良かったぁ。
「風邪ひかれたら困るしな。動けるようになったなら、これ着とけ」
心配そうな顔をした少年に、服返しとくぞと手渡される。
本気で心配されているようで、ちょっぴり良心が痛む。なんて優しい少年なんだ……!
感動しながら渡された服に袖を通そうと腕をあげると、途端に激痛が走る。
うおお、肩が、肩が痛い!
そういや打撲してたんだっけ。
慎重に腕を通すことで、苦戦しながらも漸く羽織ることが出来た。
やっぱり服を着ると安心するなぁ。
「で? 何の話だったけ?」
「神託で何処まで聞いていたのかってところだな」
「あー、そんな話だったっけ?」
何もなかったように話を戻してくれる少年に、好感度が跳ね上がる。
いやぁ、危なかったね。これからはもう少し、男ということを意識して行動しないとね。
今の私は女じゃなくて男なんですよー。
しっかりしましょうねー。
「そうだなぁ。黒狼の体の復元に成功したけど、中身の魂が無いんで、他の世界から借りてきたってことと、この世界のことは何も知らないってことぐらい? あと、元人間だから同じ人狼の俺が、色々手助けしろっていう内容の神託が降りた」
「成程……」
性別以外はほとんど全部だね。
だから服を脱がすのも抵抗なかったわけだ。
「だからハイオーク相手に獣化しないで戦ってたのか? いくら人狼でも人型のままは結構きついぞ。普通、獣化して瞬殺するもんだし」
「そういえば、《身体強化》は使ったが、獣化はしなかったな」
戦ってみてわかったことだけど、多分《剣術》と《身体強化》は元の体から引き継いでいるんだと思うんだよね。だから、主導権が体側の時に自然に使えたんだと思う。
逆に《鑑定》が使えなかったのは、私がもらった恩恵だからだと推測している。体が使えると認識してないんじゃないかな。よくわかんないけど。
でも、その考えだと、何で獣化出来なかったんだろ?
「あー、獣化は恩恵と違って特殊だからなぁ。元人間には判りづらいかも」
困ったような顔で肉に齧り付く少年に、「そうなのか」と頷き返す。
あらら。私の意識が邪魔してるってことか。
うーん、獣化して戦うのが普通なら、やっぱり出来た方がいいだろうな。いつまでもハイオークとかいう魔物に苦戦とかしてたら話にならないし。
話しっぷりからするとこの体、元人間の私が原因で獣化出来ないで戦っていたみたいだし、この子にコツとか教えてもらえるといいんだけど。
あ! そういえばこんなに会話してるのに、名前聞いてなかったよね?
「今更なんだが、君の名前は? 俺は名無しなんで名乗る名が無いんだが」
「? 名が無いのか? そう言えば、名乗ってなかったよな。俺はノアだ」
「ノアか。よろしくな」
「おう、こちらこそよろしくな、、、……うん、名が無いのは不便だな、さっさとつけた方がいいぞ」
「そうか?」
「そうだ」
名前か。思わず考え込む。
前の名前は使えないよね。どこから見ても女の名前だし。この姿で『立花あやめ』とか、笑う。
それに、ヒナはともかく、他のクラスメイトには性転換したこの姿は知られたくない。むしろ、正体を知られたくない。何言われるか分からないし、嘲笑の的とか嫌だし。
ヒナだけに、聞いたらすぐにわかってもらえそうな名前が良いんだけど。
うーん、そんな都合の良い名前があるかなぁ。
「名前か……」
「俺がつけてやろうか?」
ニッと笑いながらそう言われるが、それだとヒナにはわかってもらえない名前になってしまう。
「いや、自分で考えてみる。すまないな」
「そうか。おかしかったらダメ出ししてやるから、思いついたら言ってみ?」
「ああ、頼む」
そう答えると、期待に満ちた目で早速待たれてしまう。
え、あれ? 早く思いつかないと何か悪い気がしてきた。えーと、えーと。
ヒナにすぐ伝わって、他の人に気づかれない名前……。
む、そうだ。うちの母親の旧姓なんかどうだろ。
うちの母親はヒナのお母さんと姉妹だから、元の名字は勿論、同じだ。
ちょっと珍しい名字だし、ヒナになら気に留めてもらえそう。
ついでに言うと、クラスメイトは私達が従姉妹だって知らないし、もちろん私達の母親の旧姓なんか知るわけもない。その名で呼ばれても、彼らには気づかれないし丁度いいんじゃないかな。
そして何より大事なのが、この名字、名前っぽい響きなのだ。
うん。それでいこう。
「『クロウ』という名はおかしい響きか?」
うちの母親の旧姓は「九狼」。
メッチャあり得ない名字だけど、ちゃんと由来がある由緒正しい名だ。
その昔、九匹の狼を従えて殿様を守った武士のご先祖様が、報奨にと頂いた有難い名なのだ。
田舎では今も伝えられている逸話で、一族自慢の家名でもある。
しかも九狼の本家や分家には、今も狼の子孫の犬達が沢山いて、遊びに行くと盛大に迎えに出てくれるという、大型犬が大好きな私にとって天国のような所なのだ。
外孫なのにヒナと共に随分と可愛がってもらったのも、良い思い出となっている。
この名なら珍しいし、わかる人にはわかってもらえるんじゃないだろうか。……多分。
少なくとも、ヒナがその名を聞いたら、確実に気に留めてもらえるレベルぐらいにはなると思う。
ノアの様子を伺うと、思案顔で何度も口の中で呟いている。
表情的には、悪くなさそうかな?
「うーん、クロウか。珍しいけど東の方の響きに近いし、おかしくはないかな。一度聴いたら忘れなさそうでいいんじゃないか?」
そう言われてホッとする。
どうやら、この世界でも通用するようだ。良かった。
母親の旧姓が自分の名前とか、ちょっと不思議な感覚だけど、慣れたら大丈夫そうかな。
元々カッコいい名字だと思っていたし。
「ならこの名前にするか」
「じゃ、改めてよろしくな、クロウ」
「ああ、よろしく頼む」
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