姉に言われて特訓していたらとんでもない強さになっていた弟はダンジョン配信で姉を助けてバズリます。

薩摩芋 サツマちゃん

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学園編

七話 危険指定レベル18玉藻前

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「(なんかたくさん魔物が居るね。)」
何かがこちらに来ているな。
「(こ、これは不死騎手です!あ、あいつは心臓部が弱点で、です。)」
「(ちょっと行ってくるわ)」
ガキャン!
『ウォォォォォォォ!!!』
どうやら一発で倒せたみたいだ。すると北北西から風が吹いてきた。あっちは開けている場所なのか??北北西を走り抜く。すると推測があたり開けた場所に来た。そこには岩に座ってる一人の少女がいた。それを木の影から見る。
「(あ、あれは玉藻前ですぅ!)」
「(なるほど。何で動かないんだ??)」
『お主ら、そこに隠れてないでこっちに来たらどうじゃ?妾は攻撃しようない。』
「ッ!!」
「(あわわわ!玉藻前に話しかけられた!!もうこの手は洗いません!!(?))」
俺達は前に出た。いつでも攻撃出来るような体制で。
『姿を現したか。少し話をしようじゃないか。お茶は出せないがな。』
俺の足は瞬時に動いていた。玉藻前を斬ろうとした。が剣が止まった。もしこいつが攻撃しないないで、本当に話をしたいのなら攻撃する必要はないと思った。この選択はどうやら正しかったようだ。
『斬らないのか?妾は別に攻撃はしないが。』
「いや、話をしたいなら攻撃する必要はないと思っただけだ。」
『ほう。それは、それは。』
「で?話とはなんだ?」
『妾はあいつに傷を負わされた。重症だが月に当たれば回復できる。妾はアイツに復讐をしたいと思っている。だからしばらくはここにいる予定だ。』
「アイツとは誰だ??」
『そうか。アイツの名前を知りたいか。その名前は危険指定レベル20不死鳥・鳳凰20だ。』
「ッ!!」
『そいつは妾の住みか、紅葉紅葉山に住んでいる。村はまだ大丈夫らしいがいずれ聖火によって燃えるだろう。人々はいつ村が聖火に焼かれるのか不安なのじゃ。もちろん妾も戦ったのじゃ。だけど無理だった。だから妾はアイツを倒したい。でも戦力不足だ。代わりに誰か倒してくれないか。と思っている。』
「そんなことがあったんだ。わかった。俺はお前が回復するまで守ると誓う!それに鳳凰を倒してくれる人が一人居るしね。」
『おぉ!なんと頼もしいのじゃ!ここにいる魔物は昔アイツによってほとんど絶滅してしまったのじゃ。昔この森林にいた。それを追いやった王都の騎士団もなかなか苦戦しておった。妾はここを使っているのじゃ。』
「よし!これで調査は終わりか。玉藻前!またくるからな!元気でいろよ!」
『不思議な人でおったな。』
◆◆◆朝
「俺だけで見守りやらされて正直辛かったぞ!」
「ごめん!でも不思議な出会いが出来たし。それに調査もわかった。それじゃあ琥珀村までいこっか!」
「わかったわ。」
「は、はい!」
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