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5,踏み出す先は前か後ろか
2,日だまりの少女
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ゆらりゆらりと白いワンピースのすそが揺れる。
彼女が身を翻すたびに尾を引くように、そして白い帽子のつばもまるで花弁のように翻った。
一輪の真っ白い花が回っている。
そう思わせるような優雅な所作で、彼女はレンリ村と森の間にある小高い丘で踊っていた。
白魚のように細い腕が天に向かって伸ばされる。その状態のまま徐々にその回転は緩まり、最後にぴたりと止まった。
天から釣り上げられるように彼女の手は挙げられたまま、瞳は遠くを見渡す。
カヅキはその人とは思えぬ美しい姿に、素直に賞賛を込めて拍手を送った。その音で彼女はカヅキの到着に気づいたらしい。
「カヅキくん」
「よぉ、ララ」
こちらを見る青い瞳はもう、いつもの人間のものに戻っていた。
「すげぇ綺麗だった。まるで太陽の乙女だ」
「前からカヅキくん時々そのフレーズ使ってるけど変だよ、それ」
照れたように彼女ははにかむ。彼女が丘から下りてこようとするのを手で制して、カヅキのほうが歩み寄りながら、わざとらしく顔をしかめて見せる。
「なんだとぉ? 俺のこの秀越で格好いいフレーズの良さがわからねぇなんて、ララもまだまだだな」
「何がまだまだなの? そんなのわかる人いないよ」
丘の上まで上がり切り、二人で顔を見合わせてわずかに微笑んだ。
「なんの踊り?」
「春の感謝祭でみんな踊るの。カヅキくんってばいっつも来ないから」
あー、とだるそうに声を漏らす。別に参加したくないわけではないのだが、
「だってその時期、いっつも蜂の世話で忙しいんだもんよ」
「そればっかり」
あはは、とララが笑う。その時一際強い風が吹いた。帽子が飛ばされないようにカヅキもララも頭を押さえる。
しばしの間二人とも無言でその風が行き過ぎるのを見送って、それから先に口を開いたのはララだった。
「ごめんね、カヅキくん」
「いーよ、俺もごめん。きつく当たり過ぎた」
カヅキは目線をわずかに落とす。色々ありすぎて、少し余裕を失っていた。
「よく考えたら当たり前なのに、ララがミヤマさんのことを疑うのは。無理言って責めちまった。ごめん」
「ううん、一言カヅキくんにちゃんと相談するべきだった。わたしもごめん」
仲直り、そう言って、彼女が手を差し出す。それをカヅキも握り返した。
二人で同時に破顔する。
なんだか変な感じだった。
カヅキは今日、ララと和解するために待ち合わせをしていた。待ち合わせの場所や時間はサンドラに手紙を渡してもらっていた。もうちょっとこじれるかと思っていたが、あの一件から村でララを見かけても声を掛けられずにいたのが嘘のように、仲直りは呆気ないものだった。
お互いにきっかけが掴めないでいただけだったのだ。
そのことに安堵する。ララは優しい友人だった。それを失うのは、やはり、少し恐ろしかった。
二人そろって、丘に腰を下ろす。座る際にカヅキはララの座る所にハンカチを引いてあげた。彼女は嬉しそうに「ありがとう」と礼を述べる。
「ミヤマさん、犯人じゃなかっただろ」
「うん」
「事件解決してよかったなぁ~」
「うん」
カヅキの言葉に上の空で相槌を返すだけのララに、段々唇が尖っていく。仲直りできたと思っているのはカヅキだけで、ララはまだ何か不満があるのだろうか。
「ララ?」
「うん、ねぇ、カヅキくん」
何かを躊躇うように、歯切れ悪くララはカヅキの方を見ずに訊いた。
「あの人は、いつまでいるの?」
「うん?」
「あの、ミヤマさんって人」
そこで初めてララはカヅキの方を向いた。青い瞳でこちらを見据えて、いやにはっきり聞こえる声で明瞭に告げる。
「ずっといるわけじゃないんでしょう?」
「まぁ、そりゃあそうだけど」
いきなり何を訊くのか、と訝りながらもカヅキは応じた。
「わかんねぇよ、ミヤマさん次第。でももうちょっと落ち着いてからでもいい気がすんだよなぁ、色々あって疲れただろうし。休憩して、色々準備整えて……」
「それっていつ?」
「……なんでそんなこと知りてーの?」
カヅキのその不審げな表情に気づいたのか、彼女ははっとしたように口元を手で覆った。カヅキがじっとりと見つめ続けると、観念したように「だって」と呟く。
「あの人、吸血鬼なんでしょう。それは本当のことじゃない」
「吸血鬼だと、いちゃいけねぇの?」
「そうじゃないけど!」
想定よりも強い言葉が出てしまったのか、ララは慌てて口を塞ぐ。そうしてから今度は慎重に「そうじゃないけど、」と口にした。
「カヅキくんのことが心配なの。あの人、悪い人じゃないのはわかったけど、家族を亡くして遭難したってカヅキくんは言ってたでしょう」
「ああ」
「だから、だから……、なんか危ないこととかしそうで。カヅキくんが、それに巻き込まれちゃうんじゃないかって」
「それは……」
全くないとは言いがたかった。おそらくララが心配しているのとは別の理由で。
先程までミヤマと交わしていた会話を思い出す。この奇妙な出来事達は、カヅキの心をかき乱すには十分だった。
見て見ぬ振りをして過ごすことは、たぶん可能だ。けれどその結果いずれ飛び出すものがなんなのかがカヅキは恐ろしい。
もしもミヤマのことを襲った犯人と、吸血鬼もどきを生み出した原因に繋がりがあったなら。
考えたくないことばかり、頭の隅にこびりついて消えなかった。本当はもっと楽しいことばかり考えていたい。全てを誤魔化して、面倒事からは逃げていたい。
「カヅキくん」
カヅキのことを思考の海から呼び戻すように名前が呼ばれた。はっ、と顔を上げて見た先には真剣な瞳があった。
「わたし、心配だよ」
「……大丈夫だよ」
カヅキは笑う。自分でも随分と無理のある笑い方だとは自覚していた。
「大丈夫だよ。俺はあの人がいる間だけ世話を焼いてんの。あの人が落ち着いて、出て行ったらしょうがねぇよ」
「そうなの?」
「そうなの」
カヅキは頷く。口にしたことは、嘘ではなかった。ミヤマが自分の意志で出て行くと決めたなら、それはもう、カヅキにはどうしようもない。引き留める理由もあるにはあったが口には出せない以上、なおさら止めることは出来なかった。
(あの矜持の高そうな性格が心配っちゃあ心配だけど)
引き留めるには限度がある。ただの行きずりに過ぎないカヅキに出来ることも同様に限度がある。
それでも、例え仇討ちに関係する人間がカヅキの知っている人物だったとしても、それを伝える度胸がカヅキにない以上は、どうしようもない。
「大丈夫だよ」
呟いた言葉は結論を先延ばしにする自分に言い聞かせるようになった。本当はどうするべきかはわかっている。それは相手がそのことに気づくより早く、カヅキから伝えるべきことで、カヅキが、確認しなくてはいけないことだった。
そして、吸血鬼もどきの件も放っておくべきではない。
唇を噛みしめるカヅキに「本当?」とララが訊ねる。
「本当だよ」
「じゃあ、約束して」
ララが小指を差し出す。それをきょとんとカヅキは見つめてしまった。それに思い詰めた目をして、ララが小指をカヅキの目の前に強く差し出す。
「わたしと約束して、来年の春の感謝祭には参加するって。わたしと踊ってくれるって」
「……うん」
それに自らの小指を差しだそうとして、カヅキは何かを思い出したように動きを止める。苦笑してその指を引っ込めた。
「いや、無理だわ、それ」
「え?」
「だってさぁ」
ショックを受けたように黙りこむララに手をひらひらと振って笑う。
「蜂の世話がさぁ、忙しいからさぁ。ララも手伝いに来てよ。んで、感謝祭がどうだったか教えてくれる?」
「……もうっ、カヅキくんったら!」
その言葉に、ララは泣き出しそうに、けれど呆れたように笑った。
「ばーか!」
笑って、カヅキに抱きつく。その重みでカヅキはあ後方へと倒れ、仰向けに草の上に寝転がった。前を見つめる。視界いっぱいにはララが見える。
空を背景に泣き出しそうに微笑む顔は、やはり美しかった。
そのまぶしさに、カヅキは目を細めた。
彼女が身を翻すたびに尾を引くように、そして白い帽子のつばもまるで花弁のように翻った。
一輪の真っ白い花が回っている。
そう思わせるような優雅な所作で、彼女はレンリ村と森の間にある小高い丘で踊っていた。
白魚のように細い腕が天に向かって伸ばされる。その状態のまま徐々にその回転は緩まり、最後にぴたりと止まった。
天から釣り上げられるように彼女の手は挙げられたまま、瞳は遠くを見渡す。
カヅキはその人とは思えぬ美しい姿に、素直に賞賛を込めて拍手を送った。その音で彼女はカヅキの到着に気づいたらしい。
「カヅキくん」
「よぉ、ララ」
こちらを見る青い瞳はもう、いつもの人間のものに戻っていた。
「すげぇ綺麗だった。まるで太陽の乙女だ」
「前からカヅキくん時々そのフレーズ使ってるけど変だよ、それ」
照れたように彼女ははにかむ。彼女が丘から下りてこようとするのを手で制して、カヅキのほうが歩み寄りながら、わざとらしく顔をしかめて見せる。
「なんだとぉ? 俺のこの秀越で格好いいフレーズの良さがわからねぇなんて、ララもまだまだだな」
「何がまだまだなの? そんなのわかる人いないよ」
丘の上まで上がり切り、二人で顔を見合わせてわずかに微笑んだ。
「なんの踊り?」
「春の感謝祭でみんな踊るの。カヅキくんってばいっつも来ないから」
あー、とだるそうに声を漏らす。別に参加したくないわけではないのだが、
「だってその時期、いっつも蜂の世話で忙しいんだもんよ」
「そればっかり」
あはは、とララが笑う。その時一際強い風が吹いた。帽子が飛ばされないようにカヅキもララも頭を押さえる。
しばしの間二人とも無言でその風が行き過ぎるのを見送って、それから先に口を開いたのはララだった。
「ごめんね、カヅキくん」
「いーよ、俺もごめん。きつく当たり過ぎた」
カヅキは目線をわずかに落とす。色々ありすぎて、少し余裕を失っていた。
「よく考えたら当たり前なのに、ララがミヤマさんのことを疑うのは。無理言って責めちまった。ごめん」
「ううん、一言カヅキくんにちゃんと相談するべきだった。わたしもごめん」
仲直り、そう言って、彼女が手を差し出す。それをカヅキも握り返した。
二人で同時に破顔する。
なんだか変な感じだった。
カヅキは今日、ララと和解するために待ち合わせをしていた。待ち合わせの場所や時間はサンドラに手紙を渡してもらっていた。もうちょっとこじれるかと思っていたが、あの一件から村でララを見かけても声を掛けられずにいたのが嘘のように、仲直りは呆気ないものだった。
お互いにきっかけが掴めないでいただけだったのだ。
そのことに安堵する。ララは優しい友人だった。それを失うのは、やはり、少し恐ろしかった。
二人そろって、丘に腰を下ろす。座る際にカヅキはララの座る所にハンカチを引いてあげた。彼女は嬉しそうに「ありがとう」と礼を述べる。
「ミヤマさん、犯人じゃなかっただろ」
「うん」
「事件解決してよかったなぁ~」
「うん」
カヅキの言葉に上の空で相槌を返すだけのララに、段々唇が尖っていく。仲直りできたと思っているのはカヅキだけで、ララはまだ何か不満があるのだろうか。
「ララ?」
「うん、ねぇ、カヅキくん」
何かを躊躇うように、歯切れ悪くララはカヅキの方を見ずに訊いた。
「あの人は、いつまでいるの?」
「うん?」
「あの、ミヤマさんって人」
そこで初めてララはカヅキの方を向いた。青い瞳でこちらを見据えて、いやにはっきり聞こえる声で明瞭に告げる。
「ずっといるわけじゃないんでしょう?」
「まぁ、そりゃあそうだけど」
いきなり何を訊くのか、と訝りながらもカヅキは応じた。
「わかんねぇよ、ミヤマさん次第。でももうちょっと落ち着いてからでもいい気がすんだよなぁ、色々あって疲れただろうし。休憩して、色々準備整えて……」
「それっていつ?」
「……なんでそんなこと知りてーの?」
カヅキのその不審げな表情に気づいたのか、彼女ははっとしたように口元を手で覆った。カヅキがじっとりと見つめ続けると、観念したように「だって」と呟く。
「あの人、吸血鬼なんでしょう。それは本当のことじゃない」
「吸血鬼だと、いちゃいけねぇの?」
「そうじゃないけど!」
想定よりも強い言葉が出てしまったのか、ララは慌てて口を塞ぐ。そうしてから今度は慎重に「そうじゃないけど、」と口にした。
「カヅキくんのことが心配なの。あの人、悪い人じゃないのはわかったけど、家族を亡くして遭難したってカヅキくんは言ってたでしょう」
「ああ」
「だから、だから……、なんか危ないこととかしそうで。カヅキくんが、それに巻き込まれちゃうんじゃないかって」
「それは……」
全くないとは言いがたかった。おそらくララが心配しているのとは別の理由で。
先程までミヤマと交わしていた会話を思い出す。この奇妙な出来事達は、カヅキの心をかき乱すには十分だった。
見て見ぬ振りをして過ごすことは、たぶん可能だ。けれどその結果いずれ飛び出すものがなんなのかがカヅキは恐ろしい。
もしもミヤマのことを襲った犯人と、吸血鬼もどきを生み出した原因に繋がりがあったなら。
考えたくないことばかり、頭の隅にこびりついて消えなかった。本当はもっと楽しいことばかり考えていたい。全てを誤魔化して、面倒事からは逃げていたい。
「カヅキくん」
カヅキのことを思考の海から呼び戻すように名前が呼ばれた。はっ、と顔を上げて見た先には真剣な瞳があった。
「わたし、心配だよ」
「……大丈夫だよ」
カヅキは笑う。自分でも随分と無理のある笑い方だとは自覚していた。
「大丈夫だよ。俺はあの人がいる間だけ世話を焼いてんの。あの人が落ち着いて、出て行ったらしょうがねぇよ」
「そうなの?」
「そうなの」
カヅキは頷く。口にしたことは、嘘ではなかった。ミヤマが自分の意志で出て行くと決めたなら、それはもう、カヅキにはどうしようもない。引き留める理由もあるにはあったが口には出せない以上、なおさら止めることは出来なかった。
(あの矜持の高そうな性格が心配っちゃあ心配だけど)
引き留めるには限度がある。ただの行きずりに過ぎないカヅキに出来ることも同様に限度がある。
それでも、例え仇討ちに関係する人間がカヅキの知っている人物だったとしても、それを伝える度胸がカヅキにない以上は、どうしようもない。
「大丈夫だよ」
呟いた言葉は結論を先延ばしにする自分に言い聞かせるようになった。本当はどうするべきかはわかっている。それは相手がそのことに気づくより早く、カヅキから伝えるべきことで、カヅキが、確認しなくてはいけないことだった。
そして、吸血鬼もどきの件も放っておくべきではない。
唇を噛みしめるカヅキに「本当?」とララが訊ねる。
「本当だよ」
「じゃあ、約束して」
ララが小指を差し出す。それをきょとんとカヅキは見つめてしまった。それに思い詰めた目をして、ララが小指をカヅキの目の前に強く差し出す。
「わたしと約束して、来年の春の感謝祭には参加するって。わたしと踊ってくれるって」
「……うん」
それに自らの小指を差しだそうとして、カヅキは何かを思い出したように動きを止める。苦笑してその指を引っ込めた。
「いや、無理だわ、それ」
「え?」
「だってさぁ」
ショックを受けたように黙りこむララに手をひらひらと振って笑う。
「蜂の世話がさぁ、忙しいからさぁ。ララも手伝いに来てよ。んで、感謝祭がどうだったか教えてくれる?」
「……もうっ、カヅキくんったら!」
その言葉に、ララは泣き出しそうに、けれど呆れたように笑った。
「ばーか!」
笑って、カヅキに抱きつく。その重みでカヅキはあ後方へと倒れ、仰向けに草の上に寝転がった。前を見つめる。視界いっぱいにはララが見える。
空を背景に泣き出しそうに微笑む顔は、やはり美しかった。
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