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第1章 テールマルク編
第14話 この世界で強くなる方法
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面接するまで少しだけ時間があったので、テールマルクでのギルドを建てるための土地は、今回の事件を解決したという事で、領主様から元『ペインスロード』のギルドハウスを貰ったのだ。そのまま使うのは嫌なので取り壊した。
「さて、木材も買ったし、設計図も作ったし、建てようか」
と、言っても、今回は少しズルをしようと思う。
「スキル:防音障壁・オート操作・建築家」
今回ギルドハウスを作る土地は700坪程の広さだ。ギルドハウスは南向きに建てる事にした。そして、その家の前には庭も作られる予定だ。そして、オート操作のスキルで自分の意識とは別に自分を勝手に操作するスキルだ。それと、建築家のスキルを組み合わせると、こうなる。
「よし、一晩で立派なギルドハウスの完成だ!」
そう、こんなチートを使えるのだ。俺は特に考えるまでもなく、寝てれば完成するからとても楽なのだ。
「やっぱり、ご主人のスキルはえげつないですね。こんな立派なのどうやっても一晩で建てられないですよ」
「まぁな、【建築家】になった時はこんな事は出来なかったな」
「非戦闘職は私と会う前にマスターしちゃってたもんね。初めて見たときは、精霊なのに腰抜かしちゃったよ」
「あはは、あの時のライナは面白かったよな」
「ちょっと、笑わないでよ!」
「話を広げたのはライナだろ、いたっ、痛いって」
それから、数時間後、例の8人が屋敷の前に集合していた。
「ねぇ、みんな。ここだよね?」
「多分。としか、言えんのう」
「私も、そう思うわ~」
ナル、ルカ、ハールルの3人は完璧にそうだ、とは言えていない。
そりゃそうだ。昨日までここは、ギルド『ペインスロード』の本拠地だったんだから。見た目も変わってるし、誰がどう信じたら、ここに呼び出されたと思うのか。
「お、みんな集まってるな」
そして、やってきたのは俺だ。
「あ、レイクさん!」
ティスミラが俺に気付いていた。
「ここが、今日からお前たちが住む事になるテールマルクでの拠点だ。今日からはお前たちと俺で家族だからな!」
「家族」
「そっか、家族……か」
「……家族ね」
何人かは家族に思い入れがあるのか分からないが、家族という言葉を口の中で転がしていた。
「こんな所に突っ立っててもしょうがないから、まずは中に案内するよ」
中に入った8人はそれはそれは驚いてくれた。広い食堂に広いお風呂。一人一人の部屋に柔らかいベット。そして、地下訓練場に、鍛冶場や研究室。他にもあるが、それは使うときに教えていこうと思う。
「こんなの、もう貴族のくらしじゃないか」
「……うん」
「ホッホッホッ、こんなの、貴族よりも上じゃよ」
「いやー、よく驚いてくれたな。俺は嬉しいぞ!!」
「しかもこれ、レイクが作ったんでしょ」
「よく分かったな、ってなんでここにいるんだよ。デール」
「私を忘れるなんて酷いなー。いつでもどこでも、レイクの隣ですよ」
「うわ、ちょっと引くわ」
「引かないで下さいよー!」
「悪かったって、ちょっとからかっただけだよ。ま、その事は置いといて、これから各自、自分の部屋に行って荷物を置いたら、食堂に集まってくれ。朝食にしよう」
「いやー、こんなに美味しいご飯食べたの初めてだよ!」
「僕も」
「レイクさん、凄いですね」
「皆さん、胃袋掴まれちゃいましたね~。私も~なんですけどね~」
「もし、疲れてる人が居るなら、お風呂にも入ってきていいぞ」
俺が提案したら、全員がこっちを見て、「いいの!?」って顔でこっちを見てきた。
「あ、あぁ、いいぞ」
それから1時間後。俺と、デール以外の全員がのぼせて出てきた。
「……お前ら」
「あはは~、これは面白いですね!」
みんなが回復したのは30分後だった。
「お風呂はどうだった?」
「とても、気持ちよかったです!」
「あんな、気持ちいいお風呂は初めてだよ!」
ミルドとユメはとても、嬉しそうな、楽しそうな顔でそう言っていた。
「よし、飲み物とお菓子がある席に着いてくれ」
それぞれが席に着いたので、話を始めた。
「俺は、この国のダンジョンを全制覇する事を目標にしている」
その一言に、デールも含む全員が息を呑んだ。
「あ、あり得ない!!」
「不可能。ですよ~」
「ホッホッホッ、若いの~」
「ま、そういう反応になるだろうな」
「当たり前です! 5つのダンジョンを全て制覇なんて無理です!!」
そう、たった1つの人生で全てのダンジョンを制覇するなど、不可能なのだ。今攻略されているダンジョンは5つのうちたった2つ。他の3つは今現在攻略されている最中で、一番最初に現れたダンジョンは今もなお攻略中である。
「そうだな。どうやったら信じてくれるか?」
「私は信じます。『ペインスロード』から助けてくれたレイクを私は信じます」
「デールは、俺の力を見てるから、そうだよな」
「僕は、まだちょっと信じれません」
「力を見せれたら早いんだよな」
1人が手を挙げた。
「どうした? ドゥ?」
「……テールマルクダンジョンを最速攻略したら、いいと思います」
「お、いいなそれ。採用」
「最速って、今の最速は3ヶ月だったはずですよ」
「んじゃ、テールマルクダンジョンを1週間以内に攻略してくるよ」
みんなは、外に聞こえるほどの大声を上げていた。
「む、無理ですよ!」
「それ以外に、全ダンジョン制覇なんて夢のまた夢だろ?」
「そ、そうですけど」
「ま、行くのはまた今度だ。今回はお前たちを強くする方法を話そうとしたんだよ。俺だって、1人でダンジョンに挑む気は無いよ、ギルドを設立して、ここにいる全員を強くして、全員で挑むんだよ。その為の話を今日はするんだよ」
「そ、そうなんですね」
「じゃ、話すけど、お前たちは自分と同じ職業のやつと会ったことあるか?」
その問いに、ナル、ユメ、ルカ、ティスミラ、デールの5人が頷いていた。
「なるほど。そうだな、ユメは今まで会ってきた同じ職業の人と力比べってしたことあるか?」
「ありますよ。力は大切でしたからね」
「それは、スキルを使ってか?」
「はい」
「なら、なんで同じスキルで力量に差があるのかを考えたことあるか?」
「あ、無い、です」
「今回はその謎を解説しようと思う。まず、職業ごとに獲得できるスキルが変わるだろ。そして、そのスキルごとに『熟練度』となるものがある。これが同じスキルで力量が変わる謎の答えだ」
その答えに、始めに反応したのは【研究者】のルカだった。
「そ、それは、今もっとも熱い研究テーマですよ!! まさか、その答えが『熟練度』とは」
「え、なんで、その答えをレイクさんは知ってるの?」
「まさか、本当に、何者?」
「その、『熟練度』を上げたらみんな強くなるの?」
「その通りだよ。ミルド。『熟練度』の上げ方はたった一つ、反復練習あるのみなんだよね」
「って、事は、」
「……努力の化け物」
「なっ! ドゥよ、それはちょっと酷いよ」
「レイク、それ褒めてると思うよ」
「え、そうなの?」
「……うん」
今日は一旦お開きにして俺は、久し振りのダンジョンに行く事にした。
「さて、木材も買ったし、設計図も作ったし、建てようか」
と、言っても、今回は少しズルをしようと思う。
「スキル:防音障壁・オート操作・建築家」
今回ギルドハウスを作る土地は700坪程の広さだ。ギルドハウスは南向きに建てる事にした。そして、その家の前には庭も作られる予定だ。そして、オート操作のスキルで自分の意識とは別に自分を勝手に操作するスキルだ。それと、建築家のスキルを組み合わせると、こうなる。
「よし、一晩で立派なギルドハウスの完成だ!」
そう、こんなチートを使えるのだ。俺は特に考えるまでもなく、寝てれば完成するからとても楽なのだ。
「やっぱり、ご主人のスキルはえげつないですね。こんな立派なのどうやっても一晩で建てられないですよ」
「まぁな、【建築家】になった時はこんな事は出来なかったな」
「非戦闘職は私と会う前にマスターしちゃってたもんね。初めて見たときは、精霊なのに腰抜かしちゃったよ」
「あはは、あの時のライナは面白かったよな」
「ちょっと、笑わないでよ!」
「話を広げたのはライナだろ、いたっ、痛いって」
それから、数時間後、例の8人が屋敷の前に集合していた。
「ねぇ、みんな。ここだよね?」
「多分。としか、言えんのう」
「私も、そう思うわ~」
ナル、ルカ、ハールルの3人は完璧にそうだ、とは言えていない。
そりゃそうだ。昨日までここは、ギルド『ペインスロード』の本拠地だったんだから。見た目も変わってるし、誰がどう信じたら、ここに呼び出されたと思うのか。
「お、みんな集まってるな」
そして、やってきたのは俺だ。
「あ、レイクさん!」
ティスミラが俺に気付いていた。
「ここが、今日からお前たちが住む事になるテールマルクでの拠点だ。今日からはお前たちと俺で家族だからな!」
「家族」
「そっか、家族……か」
「……家族ね」
何人かは家族に思い入れがあるのか分からないが、家族という言葉を口の中で転がしていた。
「こんな所に突っ立っててもしょうがないから、まずは中に案内するよ」
中に入った8人はそれはそれは驚いてくれた。広い食堂に広いお風呂。一人一人の部屋に柔らかいベット。そして、地下訓練場に、鍛冶場や研究室。他にもあるが、それは使うときに教えていこうと思う。
「こんなの、もう貴族のくらしじゃないか」
「……うん」
「ホッホッホッ、こんなの、貴族よりも上じゃよ」
「いやー、よく驚いてくれたな。俺は嬉しいぞ!!」
「しかもこれ、レイクが作ったんでしょ」
「よく分かったな、ってなんでここにいるんだよ。デール」
「私を忘れるなんて酷いなー。いつでもどこでも、レイクの隣ですよ」
「うわ、ちょっと引くわ」
「引かないで下さいよー!」
「悪かったって、ちょっとからかっただけだよ。ま、その事は置いといて、これから各自、自分の部屋に行って荷物を置いたら、食堂に集まってくれ。朝食にしよう」
「いやー、こんなに美味しいご飯食べたの初めてだよ!」
「僕も」
「レイクさん、凄いですね」
「皆さん、胃袋掴まれちゃいましたね~。私も~なんですけどね~」
「もし、疲れてる人が居るなら、お風呂にも入ってきていいぞ」
俺が提案したら、全員がこっちを見て、「いいの!?」って顔でこっちを見てきた。
「あ、あぁ、いいぞ」
それから1時間後。俺と、デール以外の全員がのぼせて出てきた。
「……お前ら」
「あはは~、これは面白いですね!」
みんなが回復したのは30分後だった。
「お風呂はどうだった?」
「とても、気持ちよかったです!」
「あんな、気持ちいいお風呂は初めてだよ!」
ミルドとユメはとても、嬉しそうな、楽しそうな顔でそう言っていた。
「よし、飲み物とお菓子がある席に着いてくれ」
それぞれが席に着いたので、話を始めた。
「俺は、この国のダンジョンを全制覇する事を目標にしている」
その一言に、デールも含む全員が息を呑んだ。
「あ、あり得ない!!」
「不可能。ですよ~」
「ホッホッホッ、若いの~」
「ま、そういう反応になるだろうな」
「当たり前です! 5つのダンジョンを全て制覇なんて無理です!!」
そう、たった1つの人生で全てのダンジョンを制覇するなど、不可能なのだ。今攻略されているダンジョンは5つのうちたった2つ。他の3つは今現在攻略されている最中で、一番最初に現れたダンジョンは今もなお攻略中である。
「そうだな。どうやったら信じてくれるか?」
「私は信じます。『ペインスロード』から助けてくれたレイクを私は信じます」
「デールは、俺の力を見てるから、そうだよな」
「僕は、まだちょっと信じれません」
「力を見せれたら早いんだよな」
1人が手を挙げた。
「どうした? ドゥ?」
「……テールマルクダンジョンを最速攻略したら、いいと思います」
「お、いいなそれ。採用」
「最速って、今の最速は3ヶ月だったはずですよ」
「んじゃ、テールマルクダンジョンを1週間以内に攻略してくるよ」
みんなは、外に聞こえるほどの大声を上げていた。
「む、無理ですよ!」
「それ以外に、全ダンジョン制覇なんて夢のまた夢だろ?」
「そ、そうですけど」
「ま、行くのはまた今度だ。今回はお前たちを強くする方法を話そうとしたんだよ。俺だって、1人でダンジョンに挑む気は無いよ、ギルドを設立して、ここにいる全員を強くして、全員で挑むんだよ。その為の話を今日はするんだよ」
「そ、そうなんですね」
「じゃ、話すけど、お前たちは自分と同じ職業のやつと会ったことあるか?」
その問いに、ナル、ユメ、ルカ、ティスミラ、デールの5人が頷いていた。
「なるほど。そうだな、ユメは今まで会ってきた同じ職業の人と力比べってしたことあるか?」
「ありますよ。力は大切でしたからね」
「それは、スキルを使ってか?」
「はい」
「なら、なんで同じスキルで力量に差があるのかを考えたことあるか?」
「あ、無い、です」
「今回はその謎を解説しようと思う。まず、職業ごとに獲得できるスキルが変わるだろ。そして、そのスキルごとに『熟練度』となるものがある。これが同じスキルで力量が変わる謎の答えだ」
その答えに、始めに反応したのは【研究者】のルカだった。
「そ、それは、今もっとも熱い研究テーマですよ!! まさか、その答えが『熟練度』とは」
「え、なんで、その答えをレイクさんは知ってるの?」
「まさか、本当に、何者?」
「その、『熟練度』を上げたらみんな強くなるの?」
「その通りだよ。ミルド。『熟練度』の上げ方はたった一つ、反復練習あるのみなんだよね」
「って、事は、」
「……努力の化け物」
「なっ! ドゥよ、それはちょっと酷いよ」
「レイク、それ褒めてると思うよ」
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さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
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