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決勝〜3〜
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リュメルの試合が終わり、順位が混乱していた。
「リュメルが一位なのは確定なんだけど、他の3人が負けたタイミングが分からなかったんだよね」
「おい、リュメル。何面倒な事やってるんだよ」
「ご、ごめんって。まさか、三対一になるとは思わなくて、特に後の事考えてなかったんだよ」
「あ、2人ともどうするか決まったみたいだよ」
結局、リュメルを抜いた3人で再び試合を行い、順位を決めるみたい。
それからも、接戦の決勝戦が進んで行った。そして、夕方の時間になり、ミルさん達の試合の時間になった。
ミルさん達の試合は、ミルさん、メイさん、イヤさんの3人は別のブロックだったので、決勝は3人とも出場出来た。
残り1人は決勝が始まる前に棄権してしまった。なので、今回はただの順位決めだ。
「それでは、試合開始!!!」
3人はそれぞれ杖を持って、魔法の準備を開始する。が、その時1人だけ魔法の準備をすると同時に2人と別の行動を起こしていた。
「ミルさんが、1人だけステージの端っこを走ってる?」
「一体、何をする気なんだ?」
そして、3人の魔法が完成し、メイさんとイヤさんの魔法がミルさんに向かって打たれる。
メイさんとイヤさんの魔法は、火と水の魔法をいくつも作り、まるで雨の様にミルさんに向かって放った。
それをミルさんは魔法を放たずにそのまま残しながら走って避ける。
「凄い。あれ、避けるの?」
「リュメル、あれ出来る?」
「無理無理!! あんなの、10m先から針の穴に糸通すぐらい不可能だよ!!」
「何、その分からなそうで分かる例えは。まぁ、無理なのは分かったよ」
「さ、ここから見どころだよ!!」
リュメルはそう言って、キラキラした目でその試合を眺めている。
そして、ミルさんはメイさんとイヤさんの魔法を無傷で避け、放たずにそのままだった魔法を手元に持って来た。
「メイ!!」
「イヤ!!」
「「うん!!」」
2人は、ミルさんの魔法を止めるために、協力し防御を始めた。
ミルさんは風の魔法の上位魔法である雷魔法を自分向かって放った。
それには、そこにいた全員が驚かされた。
「あれを自分に当ててどうするんだよ!?」
「あんなの、もろで食らって……死んじゃうんじゃ……」
レイドとリュメルもそれぞれ驚いていたが、あれをやったミルさんに誰も勝てないと、僕だけは知っている。
「リュメルが一位なのは確定なんだけど、他の3人が負けたタイミングが分からなかったんだよね」
「おい、リュメル。何面倒な事やってるんだよ」
「ご、ごめんって。まさか、三対一になるとは思わなくて、特に後の事考えてなかったんだよ」
「あ、2人ともどうするか決まったみたいだよ」
結局、リュメルを抜いた3人で再び試合を行い、順位を決めるみたい。
それからも、接戦の決勝戦が進んで行った。そして、夕方の時間になり、ミルさん達の試合の時間になった。
ミルさん達の試合は、ミルさん、メイさん、イヤさんの3人は別のブロックだったので、決勝は3人とも出場出来た。
残り1人は決勝が始まる前に棄権してしまった。なので、今回はただの順位決めだ。
「それでは、試合開始!!!」
3人はそれぞれ杖を持って、魔法の準備を開始する。が、その時1人だけ魔法の準備をすると同時に2人と別の行動を起こしていた。
「ミルさんが、1人だけステージの端っこを走ってる?」
「一体、何をする気なんだ?」
そして、3人の魔法が完成し、メイさんとイヤさんの魔法がミルさんに向かって打たれる。
メイさんとイヤさんの魔法は、火と水の魔法をいくつも作り、まるで雨の様にミルさんに向かって放った。
それをミルさんは魔法を放たずにそのまま残しながら走って避ける。
「凄い。あれ、避けるの?」
「リュメル、あれ出来る?」
「無理無理!! あんなの、10m先から針の穴に糸通すぐらい不可能だよ!!」
「何、その分からなそうで分かる例えは。まぁ、無理なのは分かったよ」
「さ、ここから見どころだよ!!」
リュメルはそう言って、キラキラした目でその試合を眺めている。
そして、ミルさんはメイさんとイヤさんの魔法を無傷で避け、放たずにそのままだった魔法を手元に持って来た。
「メイ!!」
「イヤ!!」
「「うん!!」」
2人は、ミルさんの魔法を止めるために、協力し防御を始めた。
ミルさんは風の魔法の上位魔法である雷魔法を自分向かって放った。
それには、そこにいた全員が驚かされた。
「あれを自分に当ててどうするんだよ!?」
「あんなの、もろで食らって……死んじゃうんじゃ……」
レイドとリュメルもそれぞれ驚いていたが、あれをやったミルさんに誰も勝てないと、僕だけは知っている。
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