28 / 147
vsカリーナ
しおりを挟む
僕とリュクスは傀儡となって複製された幼馴染のカリーナと戦っている。
しかし、複製だとしても幼馴染のカリーナを傷を付けることが僕には出来なかった。
「おい!! フォレス!! 何してる!!」
「……なんで、なんで……」
「クソが。フォレス!! あれは偽物、複製だ!! 殺したってなんの問題もない!!」
そうは言っても、僕にとってはどんな姿になっても大切なカリーナに変わりは無い。
「……複製でも、偽物でもカリーナはカリーナだ。俺には……殺すことなんて出来ない」
「……分かった。だったら、そこで見ていろ。俺がカリーナをぶっ殺してやる」
「それはダメだ!!」
「はぁ!?」
「殺すなんて許さない!!」
リュクスは僕の胸倉を掴んで声を荒らげた。
「甘えんな!!! 別に俺にとってこの世界がどうなろうと知ったこっちゃねぇんだよ!! お前の為に殺そうとしているのがなんでわかんない!!」
「……」
「俺たちがこいつらを殺さなかったら、あの男がこいつらを使って全世界の人間、魔物、魔族。その全てを殺そうとしているんだ。そしたら、お前は悲しむだろ!! 俺はお前が悲しむところは見たくないんだよ。分かってくれ。それに……いや、なんでもない」
オリジナルのカリーナよりも弱いとしても、勇者の複製だ。一体一体は普通に強い。けれども、そこは魔王。簡単に無力化していく。
「おらおら!! そんなもんか!! カリーナ!!」
前後左右から攻撃してくるカリーナ。魔法は使えないようで殴りかかってきたりしている。それをリュクスは手で捌き蹴りで吹き飛ばす。吹き飛ばされたカリーナは数人のカリーナに当たりそのまま吹き飛ばされていく。
そして、フォレスは城壁を張ってカリーナの攻撃を受け止める。城壁にくっつき離れなくなったカリーナをボルグを大きくして吹き飛ばす。
「す、凄い。なんて強さだ。まるで、魔王と勇者じゃないか」
リュクスの言葉で僕は悩みながらも戦うことを決めた。
戦っている最中、リュクスは自分の能力について考えていた。
(なぁ、カリーナ。知ってるか? 勇者ってな魔王を倒す為に生まれてきてるんだ。だからかな、勇者の能力は魔王の攻撃を防ぐ能力もあるんだ。まだ、カリーナはそれを覚醒させていないみたいだけどな。洗脳は魔王の専売特許なんだぜ。まだ、みんなには見せてないけどな)
それからも、攻撃を仕掛けてくるカリーナ達を倒しながら進んで行く。
その頃、カリーナ達はその地下室のさらに下にある部屋に来ていた。
「さて、ミリアリア。その箱に入ってくれ」
「分かりました! 御主人様」
その箱は、ガラスで出来ており中には液体が入っている。それは、何故そこにあるのかどうやって作ったのか分からない、機械であった。
「これで、私の目標が達せられる。この世界を平和にするんだ。いやはや、強い者を求めはしたがまさか、勇者様が手に入るとは……私には運がついていた」
確かに、男にとって覚醒前の勇者が手に入った事は幸運だっただろう。けれども、それがフォレスに合っていなかった勇者の場合だ。しかし、勇者はフォレスに会ってしまった。それが、男にとって最悪の出来事だっだろう。
「後は、このスイッチを押すだけで世界は私のものになる」
そのスイッチを押す事で勇者の力の複製が完成し、世界は男の手に染まるだろう。
そして、男はそのスイッチに手をかけ、押そうとする時天井が消え去った。
「お? ギリギリってところか」
「リュクス。ナイス!!」
「……お前たち……」
「ってか、なんだそれ?」
「……複製の……機械ってところか……」
「ほう? よく分かったな。そうだ、これを見つけて私の研究は何十歩も進むことになった」
「リュクス」
「おう」
名前を呼んだだけで、リュクスは僕の意図を読んで『纏闇』を発動させてカリーナが入っていない機会を飲み込んだ。
「これで、複製はできなくなった」
バールバドはその光景を見て頭を押さえた。
「……ハハ、ハハハ、ハーッハーッハッハッ!!!! そうだ、これをやる代償は大きく無くてはつまらんよな!!!! ミリアリア、出て来い。あれをやる、お前はここで食い止めろ。お前は死んでも構わない」
「!!!! はい!!! 御主人様!!!」
その光景は見ていてゾッとした。死ねと命令されているのにカリーナはそれを喜んでいるように見える。いや、まさにその通りだった。
「はぁー!! やっと、御主人様の為にこの命を捧げることが出来る!!! さぁ、やりましょうか!!」
その状態のカリーナは凄まじく強かった。人は死ぬにしても殺すにしても躊躇と言うものが何処かに存在してる。しかし、それがカリーナには存在していなかった。
「くそっ!! リュクス、魔王でしょ!!! これどうにか出来ないの!?」
「えぇ!? ……俺には出来ない。けど、カリーナ本人なら……」
「え?」
「なぁ、フォレス。っおっと、カリーナって弱くないか?」
「……ん?」
「だって、勇者だぞ。この世界を救う勇者がこんなに弱いはずがないだろ」
「あー、たしかに。弱いかも……知れない」
「だろ? それには理由がある。フォレスが領主館で読んだ本に書いてあっただろ?」
「え? あー、えっと、『勇者は魔王とは違い生まれ持った力ともう一つある』かな?」
「そう、それ。勇者は普通魔王のいる場所から反対の場所に生まれる。そこから仲間と旅をしながら成長し魔王を打ち倒す。これが、魔王と勇者だ。けど、カリーナはそれがない。だからなのか、弱すぎるんだ」
「成る程なぁ、それじゃ今勇者の力が覚醒したらもしかしたら……?」
「その通り」
「それじゃ、リュクス、よろしくね」
「……え?」
実はあの本にはまだまだ書かれていた。もちろん、魔王の力も書いてあった。精神に影響を与える力も持っているらしい。なので、それをリュクスに使ってもらいカリーナを救って欲しいのだ。
「出来るでしょ?」
「え、ぁ、はい。出来ます。出来るけど、相手の精神に入り込むと、俺の身体から精神が無くなるからちゃんと守ってくれよ」
「もちろん! じゃ、行ってらっしゃい」
「行ってきます!」
リュクスが横になり目を瞑る。すると、ふわふわとした光がリュクスの体から抜けてカリーナの中に入っていった。
「さてさて、多分だけど、精神が抵抗してその分肉体が強くなると思うんだよな」
そう、独り言を呟いた直後の攻撃は想像を絶するものだった。先ほどまでの攻撃はリュクスと会話しながらでも捌けはしたが、今回の攻撃はそんなこと出来る余裕すらなくなるほどの速さと威力だった。一瞬だが、カリーナが3人に見えるほどだった。
「リュクス。頼むぞ」
しかし、複製だとしても幼馴染のカリーナを傷を付けることが僕には出来なかった。
「おい!! フォレス!! 何してる!!」
「……なんで、なんで……」
「クソが。フォレス!! あれは偽物、複製だ!! 殺したってなんの問題もない!!」
そうは言っても、僕にとってはどんな姿になっても大切なカリーナに変わりは無い。
「……複製でも、偽物でもカリーナはカリーナだ。俺には……殺すことなんて出来ない」
「……分かった。だったら、そこで見ていろ。俺がカリーナをぶっ殺してやる」
「それはダメだ!!」
「はぁ!?」
「殺すなんて許さない!!」
リュクスは僕の胸倉を掴んで声を荒らげた。
「甘えんな!!! 別に俺にとってこの世界がどうなろうと知ったこっちゃねぇんだよ!! お前の為に殺そうとしているのがなんでわかんない!!」
「……」
「俺たちがこいつらを殺さなかったら、あの男がこいつらを使って全世界の人間、魔物、魔族。その全てを殺そうとしているんだ。そしたら、お前は悲しむだろ!! 俺はお前が悲しむところは見たくないんだよ。分かってくれ。それに……いや、なんでもない」
オリジナルのカリーナよりも弱いとしても、勇者の複製だ。一体一体は普通に強い。けれども、そこは魔王。簡単に無力化していく。
「おらおら!! そんなもんか!! カリーナ!!」
前後左右から攻撃してくるカリーナ。魔法は使えないようで殴りかかってきたりしている。それをリュクスは手で捌き蹴りで吹き飛ばす。吹き飛ばされたカリーナは数人のカリーナに当たりそのまま吹き飛ばされていく。
そして、フォレスは城壁を張ってカリーナの攻撃を受け止める。城壁にくっつき離れなくなったカリーナをボルグを大きくして吹き飛ばす。
「す、凄い。なんて強さだ。まるで、魔王と勇者じゃないか」
リュクスの言葉で僕は悩みながらも戦うことを決めた。
戦っている最中、リュクスは自分の能力について考えていた。
(なぁ、カリーナ。知ってるか? 勇者ってな魔王を倒す為に生まれてきてるんだ。だからかな、勇者の能力は魔王の攻撃を防ぐ能力もあるんだ。まだ、カリーナはそれを覚醒させていないみたいだけどな。洗脳は魔王の専売特許なんだぜ。まだ、みんなには見せてないけどな)
それからも、攻撃を仕掛けてくるカリーナ達を倒しながら進んで行く。
その頃、カリーナ達はその地下室のさらに下にある部屋に来ていた。
「さて、ミリアリア。その箱に入ってくれ」
「分かりました! 御主人様」
その箱は、ガラスで出来ており中には液体が入っている。それは、何故そこにあるのかどうやって作ったのか分からない、機械であった。
「これで、私の目標が達せられる。この世界を平和にするんだ。いやはや、強い者を求めはしたがまさか、勇者様が手に入るとは……私には運がついていた」
確かに、男にとって覚醒前の勇者が手に入った事は幸運だっただろう。けれども、それがフォレスに合っていなかった勇者の場合だ。しかし、勇者はフォレスに会ってしまった。それが、男にとって最悪の出来事だっだろう。
「後は、このスイッチを押すだけで世界は私のものになる」
そのスイッチを押す事で勇者の力の複製が完成し、世界は男の手に染まるだろう。
そして、男はそのスイッチに手をかけ、押そうとする時天井が消え去った。
「お? ギリギリってところか」
「リュクス。ナイス!!」
「……お前たち……」
「ってか、なんだそれ?」
「……複製の……機械ってところか……」
「ほう? よく分かったな。そうだ、これを見つけて私の研究は何十歩も進むことになった」
「リュクス」
「おう」
名前を呼んだだけで、リュクスは僕の意図を読んで『纏闇』を発動させてカリーナが入っていない機会を飲み込んだ。
「これで、複製はできなくなった」
バールバドはその光景を見て頭を押さえた。
「……ハハ、ハハハ、ハーッハーッハッハッ!!!! そうだ、これをやる代償は大きく無くてはつまらんよな!!!! ミリアリア、出て来い。あれをやる、お前はここで食い止めろ。お前は死んでも構わない」
「!!!! はい!!! 御主人様!!!」
その光景は見ていてゾッとした。死ねと命令されているのにカリーナはそれを喜んでいるように見える。いや、まさにその通りだった。
「はぁー!! やっと、御主人様の為にこの命を捧げることが出来る!!! さぁ、やりましょうか!!」
その状態のカリーナは凄まじく強かった。人は死ぬにしても殺すにしても躊躇と言うものが何処かに存在してる。しかし、それがカリーナには存在していなかった。
「くそっ!! リュクス、魔王でしょ!!! これどうにか出来ないの!?」
「えぇ!? ……俺には出来ない。けど、カリーナ本人なら……」
「え?」
「なぁ、フォレス。っおっと、カリーナって弱くないか?」
「……ん?」
「だって、勇者だぞ。この世界を救う勇者がこんなに弱いはずがないだろ」
「あー、たしかに。弱いかも……知れない」
「だろ? それには理由がある。フォレスが領主館で読んだ本に書いてあっただろ?」
「え? あー、えっと、『勇者は魔王とは違い生まれ持った力ともう一つある』かな?」
「そう、それ。勇者は普通魔王のいる場所から反対の場所に生まれる。そこから仲間と旅をしながら成長し魔王を打ち倒す。これが、魔王と勇者だ。けど、カリーナはそれがない。だからなのか、弱すぎるんだ」
「成る程なぁ、それじゃ今勇者の力が覚醒したらもしかしたら……?」
「その通り」
「それじゃ、リュクス、よろしくね」
「……え?」
実はあの本にはまだまだ書かれていた。もちろん、魔王の力も書いてあった。精神に影響を与える力も持っているらしい。なので、それをリュクスに使ってもらいカリーナを救って欲しいのだ。
「出来るでしょ?」
「え、ぁ、はい。出来ます。出来るけど、相手の精神に入り込むと、俺の身体から精神が無くなるからちゃんと守ってくれよ」
「もちろん! じゃ、行ってらっしゃい」
「行ってきます!」
リュクスが横になり目を瞑る。すると、ふわふわとした光がリュクスの体から抜けてカリーナの中に入っていった。
「さてさて、多分だけど、精神が抵抗してその分肉体が強くなると思うんだよな」
そう、独り言を呟いた直後の攻撃は想像を絶するものだった。先ほどまでの攻撃はリュクスと会話しながらでも捌けはしたが、今回の攻撃はそんなこと出来る余裕すらなくなるほどの速さと威力だった。一瞬だが、カリーナが3人に見えるほどだった。
「リュクス。頼むぞ」
0
お気に入りに追加
81
あなたにおすすめの小説
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
地獄の手違いで殺されてしまったが、閻魔大王が愛猫と一緒にネット環境付きで異世界転生させてくれました。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作、面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
高橋翔は地獄の官吏のミスで寿命でもないのに殺されてしまった。だが流石に地獄の十王達だった。配下の失敗にいち早く気付き、本来なら地獄の泰広王(不動明王)だけが初七日に審理する場に、十王全員が勢揃いして善後策を協議する事になった。だが、流石の十王達でも、配下の失敗に気がつくのに六日掛かっていた、高橋翔の身体は既に焼かれて灰となっていた。高橋翔は閻魔大王たちを相手に交渉した。現世で残されていた寿命を異世界で全うさせてくれる事。どのような異世界であろうと、異世界間ネットスーパーを利用して元の生活水準を保証してくれる事。死ぬまでに得ていた貯金と家屋敷、死亡保険金を保証して異世界で使えるようにする事。更には異世界に行く前に地獄で鍛錬させてもらう事まで要求し、権利を勝ち取った。そのお陰で異世界では楽々に生きる事ができた。
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
【完結】天候を操れる程度の能力を持った俺は、国を富ませる事が最優先!~何もかもゼロスタートでも挫けずめげず富ませます!!~
うどん五段
ファンタジー
幼い頃から心臓の悪かった中村キョウスケは、親から「無駄金使い」とののしられながら病院生活を送っていた。
それでも勉強は好きで本を読んだりニュースを見たりするのも好きな勤勉家でもあった。
唯一の弟とはそれなりに仲が良く、色々な遊びを教えてくれた。
だが、二十歳までしか生きられないだろうと言われていたキョウスケだったが、医療の進歩で三十歳まで生きることができ、家での自宅治療に切り替わったその日――階段から降りようとして両親に突き飛ばされ命を落とす。
――死んだ日は、土砂降りの様な雨だった。
しかし、次に目が覚めた時は褐色の肌に銀の髪をした5歳くらいの少年で。
自分が転生したことを悟り、砂漠の国シュノベザール王国の第一王子だと言う事を知る。
飢えに苦しむ国民、天候に恵まれないシュノベザール王国は常に飢えていた。だが幸いな事に第一王子として生まれたシュライは【天候を操る程度の能力】を持っていた。
その力は凄まじく、シュライは自国を豊かにするために、時に鬼となる事も持さない覚悟で成人と認められる15歳になると、頼れる弟と宰相と共に内政を始める事となる――。
※小説家になろう・カクヨムにも掲載中です。
無断朗読・無断使用・無断転載禁止。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる