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ヒューとクリスターの戦いは想像を絶するものだった。
戦いが始まってから既に二時間が経っていた。
『はぁはぁ、力は互角。魔法で負けてる』
ヒューは所々から血が出いて鱗も剥がされていた。クリスターは、破片が地面にバラバラと落ちており、身体が小さくなっていた。
すると、クリスターが魔力練り始めた。
『これが、最後の攻防だね!』
クリスターの身体は水色に発光し始めて、四つの色が身体の周りをぐるぐるし始めた。
ヒューは、深い青色の魔力を身体に纏わせた。
『うおぉぉぉおお!!』
そして、クリスターが動き出した。それと同時にヒューも動き出す。
二人は飛び立ち、勢いをつける。そして、二人はぶつかり合った。
『私は! お前なんかに、負けられないんだぁぁぁぁぁぁあ!!』
二人の間には魔力の波紋が広がっている。
『だ、め! 押される!!』
ヒューは少しつづ魔力が無くなって押され始めていた。
『これじゃあ、倒せない......。どうすれば!?』
ヒューは自分が持っている知恵を振り絞った。
(今の私には魔力が足りていない。空気中の魔力をあいつが取り込んでいるからだ。でも、、、っ!!)
そこで、ヒューは思い出した。自分が使った魔力は直ぐには取り込めない。空気と中和してやっと取り込めるようになると。
『まだ、負けないんだぁぁぁぁあ!!』
ヒューはあいつが使っている魔力を吸収し始めた。
すると、クリスターがどんどん押されていっている。
ついに決着がついた。
『はぁ、はぁ、やった?』
「ばか! 油断しないで!!」
ように見えた。
クリスターが魔力をまた集めだした。それも、さっきよりも多く。
「あれは、自爆!?」
『え!? 私たちもろとも殺す気ね。私のなけなしのブレスで爆発を止めるわ』
「何言ってんのよ。私がいるでしょう?」
『え?』
カレンたちが会話している時もどんどん魔力を蓄えていく。
「そろそろね。私の後ろに隠れていなさい」
ヒューはカレンの言う通りに後ろに下がった。
そして、クリスターはどんどん発光していき、部屋全体が照らされていく。ついに、クリスターが爆発した。
まるで、ゲームの核爆弾のようだ。全てを消し去る光と炎。それは、部屋全体を覆った。
それから数分後、煙は何処かに消えていきそこに残ったのはカレンのヒューの二人だけだった。
「いやー。私の防御魔法も随分と威力上げたわね」
『そ、そうね。もしかして、あの敵って、私の姿してなかったら結構簡単に倒せた?』
「かもね~。そんなことより、あそこ何か落ちてる」
カレンが指差す先には何か光る物体が落ちていた。
『あれは、宝石?』
「もしかして、これを五つ集めるんじゃない?」
『あ、そんなことが本に書いてあったわね。それじゃ、それを集めればいいのね。あと四つ頑張りましょう!!』
カレンたちは一つ目の宝石を手に入れた。あと四つ、カレンたちにどんな困難が待ち受けているのか。知るものはいない。
戦いが始まってから既に二時間が経っていた。
『はぁはぁ、力は互角。魔法で負けてる』
ヒューは所々から血が出いて鱗も剥がされていた。クリスターは、破片が地面にバラバラと落ちており、身体が小さくなっていた。
すると、クリスターが魔力練り始めた。
『これが、最後の攻防だね!』
クリスターの身体は水色に発光し始めて、四つの色が身体の周りをぐるぐるし始めた。
ヒューは、深い青色の魔力を身体に纏わせた。
『うおぉぉぉおお!!』
そして、クリスターが動き出した。それと同時にヒューも動き出す。
二人は飛び立ち、勢いをつける。そして、二人はぶつかり合った。
『私は! お前なんかに、負けられないんだぁぁぁぁぁぁあ!!』
二人の間には魔力の波紋が広がっている。
『だ、め! 押される!!』
ヒューは少しつづ魔力が無くなって押され始めていた。
『これじゃあ、倒せない......。どうすれば!?』
ヒューは自分が持っている知恵を振り絞った。
(今の私には魔力が足りていない。空気中の魔力をあいつが取り込んでいるからだ。でも、、、っ!!)
そこで、ヒューは思い出した。自分が使った魔力は直ぐには取り込めない。空気と中和してやっと取り込めるようになると。
『まだ、負けないんだぁぁぁぁあ!!』
ヒューはあいつが使っている魔力を吸収し始めた。
すると、クリスターがどんどん押されていっている。
ついに決着がついた。
『はぁ、はぁ、やった?』
「ばか! 油断しないで!!」
ように見えた。
クリスターが魔力をまた集めだした。それも、さっきよりも多く。
「あれは、自爆!?」
『え!? 私たちもろとも殺す気ね。私のなけなしのブレスで爆発を止めるわ』
「何言ってんのよ。私がいるでしょう?」
『え?』
カレンたちが会話している時もどんどん魔力を蓄えていく。
「そろそろね。私の後ろに隠れていなさい」
ヒューはカレンの言う通りに後ろに下がった。
そして、クリスターはどんどん発光していき、部屋全体が照らされていく。ついに、クリスターが爆発した。
まるで、ゲームの核爆弾のようだ。全てを消し去る光と炎。それは、部屋全体を覆った。
それから数分後、煙は何処かに消えていきそこに残ったのはカレンのヒューの二人だけだった。
「いやー。私の防御魔法も随分と威力上げたわね」
『そ、そうね。もしかして、あの敵って、私の姿してなかったら結構簡単に倒せた?』
「かもね~。そんなことより、あそこ何か落ちてる」
カレンが指差す先には何か光る物体が落ちていた。
『あれは、宝石?』
「もしかして、これを五つ集めるんじゃない?」
『あ、そんなことが本に書いてあったわね。それじゃ、それを集めればいいのね。あと四つ頑張りましょう!!』
カレンたちは一つ目の宝石を手に入れた。あと四つ、カレンたちにどんな困難が待ち受けているのか。知るものはいない。
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