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進化
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トリ公を倒し、小屋に持ち帰ったカレンは、早速トリ公を食べることにした。
「さて、鳥の丸焼きにしてみたけど、味はどうかな?」
一口食べると、外の皮はパリッとしていて、中はホロホロとこぼれ落ちるような感じで、めちゃくちゃ美味かった。
「なにこれ、美味すぎ。ヒューも食べてみ」
ヒューも一口食べると、二口三口とどんどん食べていった。
ヒューはこれが気に入ったらしい。
食べきれない分は亜空間にしまって、後日食べることにした。
「そう言えば、狼のお肉食べてから体力と脚力が上がったけど、今回の鳥は何か効果あるのかな?」
カレンがそんなことを考えて、走るや跳ぶ以外に何か変わったことがないかを確認していった。だが、何が変わったかは全く分からなかった。
「鳥でしょ。羽が生えてるから、飛べたりするのかと思ったけどそういうわけじゃなさそう。あ、ヒューはどうだろう?」
そう思い、ヒューの方を見ると、えげつない速度で飛び回っていた。
「もしかして、羽が生えてる魔物とか動物じゃないと効果ないのか」
それにカレンは、ヒューが強くなった嬉しさと、自分が強くなっていない悲しさが交互にやってきた。
「まぁ、ヒューが強くなったからいいか」
そして、ヒューはその後も急成長を遂げた。
一週間後。
「ねぇ、ヒュー。でかくなりすぎじゃない?」
『そうかしら?』
ヒューは、全長四メートルほどの大きさになり、喋れるようになった。
「そうだよ。一週間前は私の頭の上にいたのに、今じゃ私がヒューの上に乗ってるんだよ」
『カレンの頭の上は居心地が良かったんだよ』
ヒューは、水色だった身体の色を澄み通るような青色に変化させていた。
「もちもちだった身体はカチカチになっちゃうし」
『しょ、しょうがないでしょう。脱皮しまくってたんだから』
「そうだったね。多い時だと一日に五回もやってたからね」
ヒューの脱皮は勢いが凄すぎた。脱皮したら数分で体に馴染みまたすぐに脱皮をする。これの繰り返しだったからね。多分この島の魔力も関係していると思う。なんたって、ヒューの魔力がえげつないほどに増えてるんだよ。計らなくてもわかるほどにね。
「さて、ヒュー。今日は狩に行くよ」
『待ってました。私の脱皮もひと段落したしね。新しい魔物を探しに行きましょう』
「前行ったことがあるところまで乗せてってね」
『分かったわ。カレン乗って』
トリ公を倒したところまでものの数分でついた。
「速い。歩いてた時はものすごく時間かかってたのに」
『まぁまぁ、時間短縮になったんだからいいじゃない』
「はぁ、そうだね。行きますか」
『えぇ』
ヒューから降りて、歩き出した。しかし、そこで障害が出てきた。
ヒューが木をなぎ倒しながら進んでいくのだ。バキバキ、ボキボキと。
「ヒュー。その体小さくならない?」
『え? あ、そうね。出来なくもなさそうだけど、ちょっとやってみるわね』
ヒューは体に力をグッと入れて、体を小さくしていった。
『出来た!』
ヒューは一週間前ぐらいの大きさに戻った。
「これで、木がなぎ倒されなくて済むよ」
その後も突き進んでいく。ヒューが魔物を倒しながら。
「なんか、ヒューめちゃくちゃ強くなってない? そのトリ公って、私めっちゃ頑張って倒したんだけど」
『なんか、切り裂こうと思って腕を振ったら斬撃が飛んでいって、簡単に倒せたわよ』
その後は、ヒューの無双であった。魔物がバッと出て来たら、ヒューがザシュッと倒してしまう。
『お昼にもなってないんだから、まだまだ進むわよ』
そして、着いてしまった。島の端っこにある遺跡に。
「まさか、こんなに早く着くとは思わなかった。後数ヶ月は掛かると思ってたよ」
『私は早くこの島からおさらばしたいから、ちょうど良かったわ』
そして、カレンたちは遺跡の中に入っていった。
<hr>
脱皮については何も言わないで、あり得ないことは知ってるから。魔力は万能って事でお願い。
「さて、鳥の丸焼きにしてみたけど、味はどうかな?」
一口食べると、外の皮はパリッとしていて、中はホロホロとこぼれ落ちるような感じで、めちゃくちゃ美味かった。
「なにこれ、美味すぎ。ヒューも食べてみ」
ヒューも一口食べると、二口三口とどんどん食べていった。
ヒューはこれが気に入ったらしい。
食べきれない分は亜空間にしまって、後日食べることにした。
「そう言えば、狼のお肉食べてから体力と脚力が上がったけど、今回の鳥は何か効果あるのかな?」
カレンがそんなことを考えて、走るや跳ぶ以外に何か変わったことがないかを確認していった。だが、何が変わったかは全く分からなかった。
「鳥でしょ。羽が生えてるから、飛べたりするのかと思ったけどそういうわけじゃなさそう。あ、ヒューはどうだろう?」
そう思い、ヒューの方を見ると、えげつない速度で飛び回っていた。
「もしかして、羽が生えてる魔物とか動物じゃないと効果ないのか」
それにカレンは、ヒューが強くなった嬉しさと、自分が強くなっていない悲しさが交互にやってきた。
「まぁ、ヒューが強くなったからいいか」
そして、ヒューはその後も急成長を遂げた。
一週間後。
「ねぇ、ヒュー。でかくなりすぎじゃない?」
『そうかしら?』
ヒューは、全長四メートルほどの大きさになり、喋れるようになった。
「そうだよ。一週間前は私の頭の上にいたのに、今じゃ私がヒューの上に乗ってるんだよ」
『カレンの頭の上は居心地が良かったんだよ』
ヒューは、水色だった身体の色を澄み通るような青色に変化させていた。
「もちもちだった身体はカチカチになっちゃうし」
『しょ、しょうがないでしょう。脱皮しまくってたんだから』
「そうだったね。多い時だと一日に五回もやってたからね」
ヒューの脱皮は勢いが凄すぎた。脱皮したら数分で体に馴染みまたすぐに脱皮をする。これの繰り返しだったからね。多分この島の魔力も関係していると思う。なんたって、ヒューの魔力がえげつないほどに増えてるんだよ。計らなくてもわかるほどにね。
「さて、ヒュー。今日は狩に行くよ」
『待ってました。私の脱皮もひと段落したしね。新しい魔物を探しに行きましょう』
「前行ったことがあるところまで乗せてってね」
『分かったわ。カレン乗って』
トリ公を倒したところまでものの数分でついた。
「速い。歩いてた時はものすごく時間かかってたのに」
『まぁまぁ、時間短縮になったんだからいいじゃない』
「はぁ、そうだね。行きますか」
『えぇ』
ヒューから降りて、歩き出した。しかし、そこで障害が出てきた。
ヒューが木をなぎ倒しながら進んでいくのだ。バキバキ、ボキボキと。
「ヒュー。その体小さくならない?」
『え? あ、そうね。出来なくもなさそうだけど、ちょっとやってみるわね』
ヒューは体に力をグッと入れて、体を小さくしていった。
『出来た!』
ヒューは一週間前ぐらいの大きさに戻った。
「これで、木がなぎ倒されなくて済むよ」
その後も突き進んでいく。ヒューが魔物を倒しながら。
「なんか、ヒューめちゃくちゃ強くなってない? そのトリ公って、私めっちゃ頑張って倒したんだけど」
『なんか、切り裂こうと思って腕を振ったら斬撃が飛んでいって、簡単に倒せたわよ』
その後は、ヒューの無双であった。魔物がバッと出て来たら、ヒューがザシュッと倒してしまう。
『お昼にもなってないんだから、まだまだ進むわよ』
そして、着いてしまった。島の端っこにある遺跡に。
「まさか、こんなに早く着くとは思わなかった。後数ヶ月は掛かると思ってたよ」
『私は早くこの島からおさらばしたいから、ちょうど良かったわ』
そして、カレンたちは遺跡の中に入っていった。
<hr>
脱皮については何も言わないで、あり得ないことは知ってるから。魔力は万能って事でお願い。
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