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ちょっと本気出す〜2〜
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「きゃぁぁぁぁぁあああ!!!」
全! 力! 疾! 走! now
「なんで! なんで、この階層にこんな奴が居るのよ!」
私は今、20階層のボスを倒して、21階層にいた。そこで私が見たのは……
「なんで、アンデットがこの階層の主要の魔物なのよ!」
私は、アンデッド系の魔物が大の苦手なのだ。ほんと、戦わずに逃げ出すほどに。
しかも、叫びながら走っているので、どんどん魔物が寄ってくるのだ。カレンは、それに気づいていないのだ。バカだ。
「どうしよう~! あ、そうだ、昔思い付いたあの魔法を使えばいけるかも?」
「ヒゥゥゥゥ!」
「い~~~~や~~~~! くらいなさい!『サンシャインライト』『ホーリーランス』」
この魔法は、光魔法のライトを極限まで明るくした魔法だ。アンデッド系の魔物は、聖魔法と光魔法が弱点なので、この魔法は、うってつけなのだ。と、言うことで、殲滅完了!
「はぁ、はぁ、もうやだよ~。この階層がまだ下に9階層もあるとか、地獄だよ~」
そんなこんなで、毎回叫び声を上げながらなんとか30層のボス部屋の前まで来た。
「う、う~。やっと。やっと、ここまで来たよ」
カレンは、泣きそうだ。てか、泣いてる。
「どうせ、ここのボスもアンデットなんでしょ! だったら、こっちは、そんなやつ視界にも入れたくないし、一瞬で消してやるんだから!」
そして、自分に付与魔法をかけた。まず、二刀のダガーを取り出し、その2つに聖魔法を付与し、アンデット特攻にした。防具にも、同じ魔法を付与した。武器と防具が少し光ってるよ。
「さて、瞬殺してやりますよ!」
そして、ドアを開けたと同時に中に全力で走って入った。そこにいたのは、物理攻撃が全く喰らわないゴーストロードだった。
「なんで~! 武器に付与した意味ないじゃんか! この! ぶっ潰してやんだから!」
私は、走った勢いで、ゴーストロードの頭の位置に武器を振っていたので当たらずにそのまま通り過ぎるかたちになってしまった。それに気づかないのはゴーストロード。カレンのスピードが速すぎて風が通り過ぎたとでも思ったのか、まだ正面を見て探している。そこで、カレンが放った魔法は、
「『ホーリーグラビティ』」
この魔法は、聖魔法と、重力魔法の混合魔法だ。そして、ゴーストロードは、消え去った。
「やっと、この地獄から抜け出せた~」
やっとのおもいで、30階層の、ボスを倒し、31層に続く階段を降りている。
しかし、カレンは知らない。この上層部にアンデット系が出てくる階層がある理由を、まだまだこの下に同じような階層があることをまだ知らない。
☆☆☆
その頃地上では、
「ん~? カレンさん今日来ないのかな?」
「ちょっとシャル、なにその恋する乙女顔は」
「え!? そんな顔になってた?」
そんなことを言って来たのは、シャルの同僚のローリーだ。ローリーは、獣人の犬型だ。とても可愛らしく、シャルと同じぐらい人気の受付嬢だ。
「カレンさんにだって、休日は必要なのよ。きっと」
「そうよね」
2人はまだ気づいていないのだ。カレンの今の状況を、今日は寝れないことをまだ知らない。
☆☆☆
31層にたどり着いた私は、絶景に目を奪われていた。なんと、この階層は全体が森のようになっていて、自然豊かでとても美しかった。
「ここでは、火魔法は撃てないな。でも、弱点は火なんだろうな。どうしようかな?」
こんな絶景を目にして、森ごと燃やすという考えが浮かぶわけもなく、自然は大切にしていくカレンは、水だと成長促進になり、魔物が回復しそうなので、風魔法を多用していくと、決めた。
この層だとトレント、エルダートレント、インセクト系の魔物がいる。
そして、今は34層に来ていた。
「『ウィンドシュート』」
この魔法は、風の球を作り出し、約時速50kmの速さで打ち出す魔法だ。これに当たった魔物はボロボロになって、一瞬で倒せてしまう。楽ちん。
それから少し歩いていると、壁が少し光っているのに気づいた。
「これは、隠し部屋かな? ん~? 罠とかは開けないとわかんないよな。鬼が出るか蛇が出るか、蛇が出て欲しいな」
そして、隠し扉を開けると中には罠としか思えない宝箱がポツンと置いてあった。
「ああ言うのって、罠だけど、中身は最高!って感じだと思うけど、そうはいかないよな~。よし、開けないとわかんないよね」
宝箱に手をかけ、開くと、壁から大量の魔物が湧き出て来た。ゴブリン、オーク、トレント、その他もろもろ、沢山だ。
「あちゃー、ハズレだったか。ま、簡単には死なないけどね」
ここに、カレンの蹂躙が開催されることを固く誓う。
「さぁ、1VS多数の練習をさせてくれよ素材!」
そこからは、圧倒的だった。ダガーにそれぞれ風魔法を付与し、斬撃として飛ばしたのだ。全てが一瞬で真っ二つに切り飛ばされた。それでも、カレンの背が低いのもあり、ゴブリンは切れたが、それよりも背が高いトレントや、飛んでいる魔物には当たらないので、炎魔法で、焼き尽くした。ここは、石造りの広間になっているので、燃える木がない。
「全方位!『ファイヤー』」
盛大な音を出し、爆発を起こしたかのように火の海になった。魔物は消し炭になり、魔石しか残さなかった。
「よ~し。ん? なんだあれ? 宝......箱?」
さっき、開けた時無くなったはずなんだけど、クリア報酬なのかな?
開けて、また何か出て来そうだよな。そこまで鬼畜じゃなければいいけどね。
「オープン! これは、袋? 中身はナンジャラホイ!」
中に入っていたのは、エリクサー×10、オリハルコン20キロ、ミスリル50キロ、ヒヒイロカネ10キロ、これが、袋に入っていた。袋も、マジックアイテムであり、相当な量が入ると、思われる。でも、亜空間の下位互換だけどね。
「私、鍛治できないからな、防具でも作ってもらおうかな、あと、武器もね。この袋は、亜空間の騙しに使えるね。2つを繋ぐことってできるかな? それは、宿でなろうかな」
それからは、特になんのイベントも起きなかった。
そして、ボス部屋の前に来ていた。
「今回は、なんだろうな」
扉を開け、中に入る。そこには、金属でできたトレント、メタルトレント×10がいた。
「これは、大変そうだな」
そして、メタルトレントとの戦いが始まった。
☆☆☆
ここで、魔法について、本文で説明したかったけどどこで入れるか迷って、結局あとがきで書くことに。
属性について
属性は、火、水、風、土、光、闇の六種類です。その派生に、上と同じ順番に、焔、氷、雷、大地、聖、暗黒、の六種類です。失われた魔法があり、それはいつかのお楽しみに~。
魔法の仕組みについて
魔法は、イメージが大事です。詠唱をするのはイメージに自信が無い者が使います。しかし、無詠唱で魔法が使えてもイメージに差があれば、威力も変わります。その点カレンは、前世が地球なので、原子や化学、理科を知っているので、イメージは、センドールでは、上位に入ることでしょう!
全! 力! 疾! 走! now
「なんで! なんで、この階層にこんな奴が居るのよ!」
私は今、20階層のボスを倒して、21階層にいた。そこで私が見たのは……
「なんで、アンデットがこの階層の主要の魔物なのよ!」
私は、アンデッド系の魔物が大の苦手なのだ。ほんと、戦わずに逃げ出すほどに。
しかも、叫びながら走っているので、どんどん魔物が寄ってくるのだ。カレンは、それに気づいていないのだ。バカだ。
「どうしよう~! あ、そうだ、昔思い付いたあの魔法を使えばいけるかも?」
「ヒゥゥゥゥ!」
「い~~~~や~~~~! くらいなさい!『サンシャインライト』『ホーリーランス』」
この魔法は、光魔法のライトを極限まで明るくした魔法だ。アンデッド系の魔物は、聖魔法と光魔法が弱点なので、この魔法は、うってつけなのだ。と、言うことで、殲滅完了!
「はぁ、はぁ、もうやだよ~。この階層がまだ下に9階層もあるとか、地獄だよ~」
そんなこんなで、毎回叫び声を上げながらなんとか30層のボス部屋の前まで来た。
「う、う~。やっと。やっと、ここまで来たよ」
カレンは、泣きそうだ。てか、泣いてる。
「どうせ、ここのボスもアンデットなんでしょ! だったら、こっちは、そんなやつ視界にも入れたくないし、一瞬で消してやるんだから!」
そして、自分に付与魔法をかけた。まず、二刀のダガーを取り出し、その2つに聖魔法を付与し、アンデット特攻にした。防具にも、同じ魔法を付与した。武器と防具が少し光ってるよ。
「さて、瞬殺してやりますよ!」
そして、ドアを開けたと同時に中に全力で走って入った。そこにいたのは、物理攻撃が全く喰らわないゴーストロードだった。
「なんで~! 武器に付与した意味ないじゃんか! この! ぶっ潰してやんだから!」
私は、走った勢いで、ゴーストロードの頭の位置に武器を振っていたので当たらずにそのまま通り過ぎるかたちになってしまった。それに気づかないのはゴーストロード。カレンのスピードが速すぎて風が通り過ぎたとでも思ったのか、まだ正面を見て探している。そこで、カレンが放った魔法は、
「『ホーリーグラビティ』」
この魔法は、聖魔法と、重力魔法の混合魔法だ。そして、ゴーストロードは、消え去った。
「やっと、この地獄から抜け出せた~」
やっとのおもいで、30階層の、ボスを倒し、31層に続く階段を降りている。
しかし、カレンは知らない。この上層部にアンデット系が出てくる階層がある理由を、まだまだこの下に同じような階層があることをまだ知らない。
☆☆☆
その頃地上では、
「ん~? カレンさん今日来ないのかな?」
「ちょっとシャル、なにその恋する乙女顔は」
「え!? そんな顔になってた?」
そんなことを言って来たのは、シャルの同僚のローリーだ。ローリーは、獣人の犬型だ。とても可愛らしく、シャルと同じぐらい人気の受付嬢だ。
「カレンさんにだって、休日は必要なのよ。きっと」
「そうよね」
2人はまだ気づいていないのだ。カレンの今の状況を、今日は寝れないことをまだ知らない。
☆☆☆
31層にたどり着いた私は、絶景に目を奪われていた。なんと、この階層は全体が森のようになっていて、自然豊かでとても美しかった。
「ここでは、火魔法は撃てないな。でも、弱点は火なんだろうな。どうしようかな?」
こんな絶景を目にして、森ごと燃やすという考えが浮かぶわけもなく、自然は大切にしていくカレンは、水だと成長促進になり、魔物が回復しそうなので、風魔法を多用していくと、決めた。
この層だとトレント、エルダートレント、インセクト系の魔物がいる。
そして、今は34層に来ていた。
「『ウィンドシュート』」
この魔法は、風の球を作り出し、約時速50kmの速さで打ち出す魔法だ。これに当たった魔物はボロボロになって、一瞬で倒せてしまう。楽ちん。
それから少し歩いていると、壁が少し光っているのに気づいた。
「これは、隠し部屋かな? ん~? 罠とかは開けないとわかんないよな。鬼が出るか蛇が出るか、蛇が出て欲しいな」
そして、隠し扉を開けると中には罠としか思えない宝箱がポツンと置いてあった。
「ああ言うのって、罠だけど、中身は最高!って感じだと思うけど、そうはいかないよな~。よし、開けないとわかんないよね」
宝箱に手をかけ、開くと、壁から大量の魔物が湧き出て来た。ゴブリン、オーク、トレント、その他もろもろ、沢山だ。
「あちゃー、ハズレだったか。ま、簡単には死なないけどね」
ここに、カレンの蹂躙が開催されることを固く誓う。
「さぁ、1VS多数の練習をさせてくれよ素材!」
そこからは、圧倒的だった。ダガーにそれぞれ風魔法を付与し、斬撃として飛ばしたのだ。全てが一瞬で真っ二つに切り飛ばされた。それでも、カレンの背が低いのもあり、ゴブリンは切れたが、それよりも背が高いトレントや、飛んでいる魔物には当たらないので、炎魔法で、焼き尽くした。ここは、石造りの広間になっているので、燃える木がない。
「全方位!『ファイヤー』」
盛大な音を出し、爆発を起こしたかのように火の海になった。魔物は消し炭になり、魔石しか残さなかった。
「よ~し。ん? なんだあれ? 宝......箱?」
さっき、開けた時無くなったはずなんだけど、クリア報酬なのかな?
開けて、また何か出て来そうだよな。そこまで鬼畜じゃなければいいけどね。
「オープン! これは、袋? 中身はナンジャラホイ!」
中に入っていたのは、エリクサー×10、オリハルコン20キロ、ミスリル50キロ、ヒヒイロカネ10キロ、これが、袋に入っていた。袋も、マジックアイテムであり、相当な量が入ると、思われる。でも、亜空間の下位互換だけどね。
「私、鍛治できないからな、防具でも作ってもらおうかな、あと、武器もね。この袋は、亜空間の騙しに使えるね。2つを繋ぐことってできるかな? それは、宿でなろうかな」
それからは、特になんのイベントも起きなかった。
そして、ボス部屋の前に来ていた。
「今回は、なんだろうな」
扉を開け、中に入る。そこには、金属でできたトレント、メタルトレント×10がいた。
「これは、大変そうだな」
そして、メタルトレントとの戦いが始まった。
☆☆☆
ここで、魔法について、本文で説明したかったけどどこで入れるか迷って、結局あとがきで書くことに。
属性について
属性は、火、水、風、土、光、闇の六種類です。その派生に、上と同じ順番に、焔、氷、雷、大地、聖、暗黒、の六種類です。失われた魔法があり、それはいつかのお楽しみに~。
魔法の仕組みについて
魔法は、イメージが大事です。詠唱をするのはイメージに自信が無い者が使います。しかし、無詠唱で魔法が使えてもイメージに差があれば、威力も変わります。その点カレンは、前世が地球なので、原子や化学、理科を知っているので、イメージは、センドールでは、上位に入ることでしょう!
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