293 / 347
新人演習6
しおりを挟む
今年の秋の新人軍事演習には、第一王子のエイダンと第三王子のテオドールが参加していた。
現国王は未だ王太子を指名しておらず、王位継承権の順位さえも決めていなかった。
そのことが、余計に国内での正妃派と側妃派の争いを苛烈なものにしていた。
エイダンは、火竜の加護の厚い混じり気のない鮮やかな赤い色の髪と瞳をしていて、どこか初代国王の面影があり、非常に漢らしい顔つきだ。また、火竜の血を濃く継いでいるためか、かなり大柄で頑丈だ。
成人するまでは騎士団に所属し、魔術は特に火魔術と身体強化魔術が得意だ。剣術や体術も修めており、元々恵まれた体躯をしていることから、騎士団内でも生半可な者では束になっても相手にすらならなかった。
一応、幼馴染の手練れたちを側近や近衛騎士として従えてはいるが、今まで暗殺者のどんな襲撃も、その剛腕で打ち破ってきた。
その正々堂々と迎え撃って勝ち取るストロングスタイルは、特に騎士団所属の男性陣から人気が高い。
一方、テオドールも火竜の加護が厚い深紅の髪と瞳をしている。母の側妃によく似た繊細に整った顔立ちで、体格も男性にしては細身で、背丈も平均よりは少し高いくらいだ。
優しく落ち着いた印象を持たれやすいためか、こちらは特に貴族の紳士淑女から人気が高い。
幼い頃に双子の兄を亡くし、それ以降、なぜか火竜以外の人外の高位者の強力な加護を持つようになった。——今となっては、彼には毒も呪いも一切効かない身体となっているのである。
このような特異体質もあり、現在では呪い魔術を扱う特殊魔術研究所の所長も任されている。
強力な加護は他の高位者も惹きつけるのか、高ランクの雷竜がテオドールを気に入り、加護を与えて護衛をするようになった。——暗殺者としてはますます頭の痛い問題であった。
二人の王子は公式行事以外ではほとんど交流はなく、特段仲が良いとも悪いとも噂は無かった。
このためか、新人の軍事演習に王子が二人揃って参加すると分かった時には、関係各所に激震が走った。
野外での軍事演習。しかも、魔物との戦闘訓練もあるとなれば、事故に見せかけて暗殺するには絶好の機会だ。
結果として、急遽、第一騎士団団長イシュガルと近衛騎士たちも参加することとなった。
もちろん、正妃と側妃それぞれに雇われた暗殺者たちも——
***
新人演習三日目。
本日は朝から一日かけての戦闘訓練だ。
本日も魔術師団副団長のユルゲンが直々に頭を下げて、特殊魔術研究所の魔術師に、第三騎士団の魔術サポートを依頼しに来ていた。
エヴァもレイも特に断る理由がないため、二つ返事で頷いた。
「それにしても、サポートを断った方々は、訓練中は何をされてるのでしょうか?」
レイはふと気になって尋ねた。
「それぞれですよ。テントでずっと暇をしている令嬢もいれば、好みの騎士に付きまとって彼らの後について森に入る令嬢もいます。まぁ、どちらにしろ命令違反で減点対象ですが」
ユルゲンが律儀に答えてくれた。もはや彼女たち令嬢魔術師に対しては何の感慨も思い浮かばないのか、非常に凪いだ表情をしていた。
「……大変ですね……」
「いえ。これでまた人員を整理できます」
レイが不憫に思って言うと、ユルゲンはキリッと答えた。彼の中ではもうとっくに折り合いがついているのだろう。
「レイちゃん。彼女たち令嬢魔術師を推薦したのは、ラングフォード魔術伯爵だから。きっとレイちゃんがおねだりすれば、かの方もむやみに推薦状を書くことを止めてくれると思うよ?」
ライデッカーが身を屈めると、レイに耳打ちした。
「え。でも、私もラングフォード魔術伯爵に推薦状を書いてもらいましたし、そんなお願いをするのはご迷惑なのでは……?」
「いや、むしろ人助けになるから。あの方は、ただ女性にいい顔したいだけだから。ちょ~~~っと上目遣いで『他の女の人の推薦状を書いちゃヤダ』って言ってくれるだけでいいから」
レイとライデッカーがおしゃべりしていると、ユルゲンが口を挟んだ。
「まさか、レイ嬢はラングフォード卿に推薦された黒の塔の魔術師……?」
「そうですけど……」
レイはきょとんとして、小首を傾げた。
「なぜ、ラングフォード卿は魔術師団には、碌な人材を紹介しないんだ……!!?」
ユルゲンは嘆くように急に頭を抱えだした。
「いや、俺もレイちゃんの推薦状書いてるから。レイちゃんは黒の塔向きの人材だからね! 今さら魔術師団には渡さないからね!」
ライデッカーは、すかさずユルゲンに釘を刺していた。
「ほら、ユルゲン副団長もこんなに困ってるよ? 人助けだと思ってさ~」
ライデッカーはレイの方にくるりと向き直ると、さらに言い募った。
「……それなら、今度ラングフォード魔術伯爵にお会いした時になりますけど……」
押しに弱いレイは、渋々了承した。少しだけ唇を尖らせる。
「おぉ! 助かります!! 奴に制裁の鉄槌を!!!」
ユルゲンは感極まって、レイの両手を握った。その手をブンブンと、上下に振る。よほど令嬢魔術師は頭の痛い問題だったのであろう。
(水竜王様にとって、鉄槌になるのかなぁ……???)
レイは「あはは……」と愛想笑いを浮かべて、誤魔化していた。
***
本日は、エヴァとレイが同じ班になった。
まだ魔術師と組んでいない第三騎士団の見習い騎士たちの元には、なぜかフェルと聖騎士アルバンもいた。
アルバンは主人のわがままにはもう慣れてしまっているようで、端の方で粛々とフェルの護衛任務をしていた。レイたちが来たのに気づくと、小さく目礼をした。
「今日も一緒にいいかな?」
フェルがわくわくと嬉しそうな表情でレイに尋ねると、彼女は隣にいるエヴァを見上げた。
「……私は構わないわよ。あとは騎士団の方に確認してちょうだい」
エヴァはあっさりと答えた。
「ありがとうございます! えっと……」
レイはエヴァにお礼を言って、今度は残っている見習い騎士たちの方に顔を向けた。
見習い騎士たちは「神官様と聖騎士様がついて来てくださるなら、心強いですね」と笑顔で快諾してくれた。
本日は第三騎士団の見習い騎士四名、黒の塔からはエヴァとレイ、教会からはフェルとアルバンという、合計八名の班になった。
「私たちがここを出る最後の班になってしまいましたね。すぐに出立しましょう」
第三騎士団の班のリーダーの言葉に、その場の全員が頷いた。
現国王は未だ王太子を指名しておらず、王位継承権の順位さえも決めていなかった。
そのことが、余計に国内での正妃派と側妃派の争いを苛烈なものにしていた。
エイダンは、火竜の加護の厚い混じり気のない鮮やかな赤い色の髪と瞳をしていて、どこか初代国王の面影があり、非常に漢らしい顔つきだ。また、火竜の血を濃く継いでいるためか、かなり大柄で頑丈だ。
成人するまでは騎士団に所属し、魔術は特に火魔術と身体強化魔術が得意だ。剣術や体術も修めており、元々恵まれた体躯をしていることから、騎士団内でも生半可な者では束になっても相手にすらならなかった。
一応、幼馴染の手練れたちを側近や近衛騎士として従えてはいるが、今まで暗殺者のどんな襲撃も、その剛腕で打ち破ってきた。
その正々堂々と迎え撃って勝ち取るストロングスタイルは、特に騎士団所属の男性陣から人気が高い。
一方、テオドールも火竜の加護が厚い深紅の髪と瞳をしている。母の側妃によく似た繊細に整った顔立ちで、体格も男性にしては細身で、背丈も平均よりは少し高いくらいだ。
優しく落ち着いた印象を持たれやすいためか、こちらは特に貴族の紳士淑女から人気が高い。
幼い頃に双子の兄を亡くし、それ以降、なぜか火竜以外の人外の高位者の強力な加護を持つようになった。——今となっては、彼には毒も呪いも一切効かない身体となっているのである。
このような特異体質もあり、現在では呪い魔術を扱う特殊魔術研究所の所長も任されている。
強力な加護は他の高位者も惹きつけるのか、高ランクの雷竜がテオドールを気に入り、加護を与えて護衛をするようになった。——暗殺者としてはますます頭の痛い問題であった。
二人の王子は公式行事以外ではほとんど交流はなく、特段仲が良いとも悪いとも噂は無かった。
このためか、新人の軍事演習に王子が二人揃って参加すると分かった時には、関係各所に激震が走った。
野外での軍事演習。しかも、魔物との戦闘訓練もあるとなれば、事故に見せかけて暗殺するには絶好の機会だ。
結果として、急遽、第一騎士団団長イシュガルと近衛騎士たちも参加することとなった。
もちろん、正妃と側妃それぞれに雇われた暗殺者たちも——
***
新人演習三日目。
本日は朝から一日かけての戦闘訓練だ。
本日も魔術師団副団長のユルゲンが直々に頭を下げて、特殊魔術研究所の魔術師に、第三騎士団の魔術サポートを依頼しに来ていた。
エヴァもレイも特に断る理由がないため、二つ返事で頷いた。
「それにしても、サポートを断った方々は、訓練中は何をされてるのでしょうか?」
レイはふと気になって尋ねた。
「それぞれですよ。テントでずっと暇をしている令嬢もいれば、好みの騎士に付きまとって彼らの後について森に入る令嬢もいます。まぁ、どちらにしろ命令違反で減点対象ですが」
ユルゲンが律儀に答えてくれた。もはや彼女たち令嬢魔術師に対しては何の感慨も思い浮かばないのか、非常に凪いだ表情をしていた。
「……大変ですね……」
「いえ。これでまた人員を整理できます」
レイが不憫に思って言うと、ユルゲンはキリッと答えた。彼の中ではもうとっくに折り合いがついているのだろう。
「レイちゃん。彼女たち令嬢魔術師を推薦したのは、ラングフォード魔術伯爵だから。きっとレイちゃんがおねだりすれば、かの方もむやみに推薦状を書くことを止めてくれると思うよ?」
ライデッカーが身を屈めると、レイに耳打ちした。
「え。でも、私もラングフォード魔術伯爵に推薦状を書いてもらいましたし、そんなお願いをするのはご迷惑なのでは……?」
「いや、むしろ人助けになるから。あの方は、ただ女性にいい顔したいだけだから。ちょ~~~っと上目遣いで『他の女の人の推薦状を書いちゃヤダ』って言ってくれるだけでいいから」
レイとライデッカーがおしゃべりしていると、ユルゲンが口を挟んだ。
「まさか、レイ嬢はラングフォード卿に推薦された黒の塔の魔術師……?」
「そうですけど……」
レイはきょとんとして、小首を傾げた。
「なぜ、ラングフォード卿は魔術師団には、碌な人材を紹介しないんだ……!!?」
ユルゲンは嘆くように急に頭を抱えだした。
「いや、俺もレイちゃんの推薦状書いてるから。レイちゃんは黒の塔向きの人材だからね! 今さら魔術師団には渡さないからね!」
ライデッカーは、すかさずユルゲンに釘を刺していた。
「ほら、ユルゲン副団長もこんなに困ってるよ? 人助けだと思ってさ~」
ライデッカーはレイの方にくるりと向き直ると、さらに言い募った。
「……それなら、今度ラングフォード魔術伯爵にお会いした時になりますけど……」
押しに弱いレイは、渋々了承した。少しだけ唇を尖らせる。
「おぉ! 助かります!! 奴に制裁の鉄槌を!!!」
ユルゲンは感極まって、レイの両手を握った。その手をブンブンと、上下に振る。よほど令嬢魔術師は頭の痛い問題だったのであろう。
(水竜王様にとって、鉄槌になるのかなぁ……???)
レイは「あはは……」と愛想笑いを浮かべて、誤魔化していた。
***
本日は、エヴァとレイが同じ班になった。
まだ魔術師と組んでいない第三騎士団の見習い騎士たちの元には、なぜかフェルと聖騎士アルバンもいた。
アルバンは主人のわがままにはもう慣れてしまっているようで、端の方で粛々とフェルの護衛任務をしていた。レイたちが来たのに気づくと、小さく目礼をした。
「今日も一緒にいいかな?」
フェルがわくわくと嬉しそうな表情でレイに尋ねると、彼女は隣にいるエヴァを見上げた。
「……私は構わないわよ。あとは騎士団の方に確認してちょうだい」
エヴァはあっさりと答えた。
「ありがとうございます! えっと……」
レイはエヴァにお礼を言って、今度は残っている見習い騎士たちの方に顔を向けた。
見習い騎士たちは「神官様と聖騎士様がついて来てくださるなら、心強いですね」と笑顔で快諾してくれた。
本日は第三騎士団の見習い騎士四名、黒の塔からはエヴァとレイ、教会からはフェルとアルバンという、合計八名の班になった。
「私たちがここを出る最後の班になってしまいましたね。すぐに出立しましょう」
第三騎士団の班のリーダーの言葉に、その場の全員が頷いた。
15
◆関連作品
『砂漠の詩』
『雨の回廊』編の過去編スピンオフです。
『冒険者を辞めたら天職でした 〜パーティーを追放された凄腕治癒師は、大聖者と崇められる〜』
『冒険者パーティーを追放された凄腕治癒師を拾いました』編のスピンオフです。
『ジャスティンと魔法少女のステッキ』
『魔法少女』編のスピンオフです。
『砂漠の詩』
『雨の回廊』編の過去編スピンオフです。
『冒険者を辞めたら天職でした 〜パーティーを追放された凄腕治癒師は、大聖者と崇められる〜』
『冒険者パーティーを追放された凄腕治癒師を拾いました』編のスピンオフです。
『ジャスティンと魔法少女のステッキ』
『魔法少女』編のスピンオフです。
お気に入りに追加
161
あなたにおすすめの小説

【完結】番である私の旦那様
桜もふ
恋愛
異世界であるミーストの世界最強なのが黒竜族!
黒竜族の第一皇子、オパール・ブラック・オニキス(愛称:オール)の番をミースト神が異世界転移させた、それが『私』だ。
バールナ公爵の元へ養女として出向く事になるのだが、1人娘であった義妹が最後まで『自分』が黒竜族の番だと思い込み、魅了の力を使って男性を味方に付け、なにかと嫌味や嫌がらせをして来る。
オールは政務が忙しい身ではあるが、溺愛している私の送り迎えだけは必須事項みたい。
気が抜けるほど甘々なのに、義妹に邪魔されっぱなし。
でも神様からは特別なチートを貰い、世界最強の黒竜族の番に相応しい子になろうと頑張るのだが、なぜかディロ-ルの侯爵子息に学園主催の舞踏会で「お前との婚約を破棄する!」なんて訳の分からない事を言われるし、義妹は最後の最後まで頭お花畑状態で、オールを手に入れようと男の元を転々としながら、絡んで来ます!(鬱陶しいくらい来ます!)
大好きな乙女ゲームや異世界の漫画に出てくる「私がヒロインよ!」な頭の変な……じゃなかった、変わった義妹もいるし、何と言っても、この世界の料理はマズイ、不味すぎるのです!
神様から貰った、特別なスキルを使って異世界の皆と地球へ行き来したり、地球での家族と異世界へ行き来しながら、日本で得た知識や得意な家事(食事)などを、この世界でオールと一緒に自由にのんびりと生きて行こうと思います。
前半は転移する前の私生活から始まります。
私の入る余地なんてないことはわかってる。だけど……。
さくしゃ
恋愛
キャロルは知っていた。
許嫁であるリオンと、親友のサンが互いを想い合っていることを。
幼い頃からずっと想ってきたリオン、失いたくない大切な親友であるサン。キャロルは苦悩の末に、リオンへの想いを封じ、身を引くと決めていた——はずだった。
(ああ、もう、)
やり過ごせると思ってた。でも、そんなことを言われたら。
(ずるいよ……)
リオンはサンのことだけを見ていると思っていた。けれど——違った。
こんな私なんかのことを。
友情と恋情の狭間で揺れ動くキャロル、リオン、サンの想い。
彼らが最後に選ぶ答えとは——?
⚠️好みが非常に分かれる作品となっております。

夫の隠し子を見付けたので、溺愛してみた。
辺野夏子
恋愛
セファイア王国王女アリエノールは八歳の時、王命を受けエメレット伯爵家に嫁いだ。それから十年、ずっと仮面夫婦のままだ。アリエノールは先天性の病のため、残りの寿命はあとわずか。日々を穏やかに過ごしているけれど、このままでは生きた証がないまま短い命を散らしてしまう。そんなある日、アリエノールの元に一人の子供が現れた。夫であるカシウスに生き写しな見た目の子供は「この家の子供になりにきた」と宣言する。これは夫の隠し子に間違いないと、アリエノールは継母としてその子を育てることにするのだが……堅物で不器用な夫と、余命わずかで卑屈になっていた妻がお互いの真実に気が付くまでの話。
婚約破棄されて辺境へ追放されました。でもステータスがほぼMAXだったので平気です!スローライフを楽しむぞっ♪
naturalsoft
恋愛
シオン・スカーレット公爵令嬢は転生者であった。夢だった剣と魔法の世界に転生し、剣の鍛錬と魔法の鍛錬と勉強をずっとしており、攻略者の好感度を上げなかったため、婚約破棄されました。
「あれ?ここって乙女ゲーの世界だったの?」
まっ、いいかっ!
持ち前の能天気さとポジティブ思考で、辺境へ追放されても元気に頑張って生きてます!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

異世界で婚活したら、とんでもないのが釣れちゃった?!
家具付
恋愛
五年前に、異世界に落っこちてしまった少女スナゴ。受け入れてくれた村にすっかりなじんだ頃、近隣の村の若い人々が集まる婚活に誘われる。一度は行ってみるべきという勧めを受けて行ってみたそこで出会ったのは……?
多種多様な獣人が暮らす異世界でおくる、のんびりほのぼのな求婚ライフ!の、はずだったのに。

魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。
喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。

【ヤベェ】異世界転移したった【助けてwww】
一樹
ファンタジー
色々あって、転移後追放されてしまった主人公。
追放後に、持ち物がチート化していることに気づく。
無事、元の世界と連絡をとる事に成功する。
そして、始まったのは、どこかで見た事のある、【あるある展開】のオンパレード!
異世界転移珍道中、掲示板実況始まり始まり。
【諸注意】
以前投稿した同名の短編の連載版になります。
連載は不定期。むしろ途中で止まる可能性、エタる可能性がとても高いです。
なんでも大丈夫な方向けです。
小説の形をしていないので、読む人を選びます。
以上の内容を踏まえた上で閲覧をお願いします。
disりに見えてしまう表現があります。
以上の点から気分を害されても責任は負えません。
閲覧は自己責任でお願いします。
小説家になろう、pixivでも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる